卵アレルギーの症状と原因に関する記事

卵アレルギーは治る?症状・原因と予防接種時の注意点

卵アレルギーは治る?症状・原因と予防接種時の注意点

卵アレルギーの症状や原因と治し方、母乳やマヨネーズなど間接的に食べた場合や、予防接種には問題があるのか解説。

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卵アレルギーの症状や原因などについて

新鮮な玉子

最近よく子供のアレルギーの話をよく聞く機会があります。そ友人や職場の同僚が「実は私の子ども○○アレルギーなの!」という、きっかけがあれば「実は家の子もそうなんだ…」やりとりが、ランチを食べている時の会話の中心になった事もあったりしました。

食品に関するアレルギーの中で、子供に最も多いのは卵アレルギーです。そのため卵は離乳食の時期から、他の食品よりも少し慎重に始めるようになっていますね。今回は、食べ物のアレルギーの中でも最もアレルギー事例が多い、卵アレルギーの症状や原因、卵そのものを食べなくても卵を使った食品でも、アレルギーになり得るケースについて紹介していきます。

もしも、お子さんに卵などに対するアレルギー症状があったら、普段生活している場所(通っている保育園、幼稚園、小学校、学童保育など)に、アレルギーに関する出来る限りの情報を共有しておく重要性についても説明していきます。

卵アレルギーを引き起こしてしまう原因

厚生労働省の発表している資料を見ると、卵アレルギーは食べ物のアレルギーの中で件数的に最も多いアレルギーで、子供のアレルギーの約4割を占め、特に6歳までのお子さんに発症が多いアレルギー食品です。卵アレルギーの原因はほとんどが卵白にあると言われていて、卵白に含まれているオポアルブミンというたんぱく質に対する、耐性が体に出来ていない時にアレルギー反応がおこってしまいます。卵に限らず、その他の食品においても、身体の免疫反応により、アレルギーは症状として身体に表れます。(注1)

卵アレルギーの蕁麻疹などの症状について

アレルギー症状の湿疹が出ている子供のイラスト

卵アレルギーといっても軽度のものから重度のものまで、人によって症状の度合いは様々です。赤ちゃんの卵アレルギーによる代表的な症状としては、全身に小さな赤い発疹が出来て、かゆがって泣きます。乳児湿疹など、赤ちゃんの時には湿疹が出やすいのですが、離乳食を始めた場合に湿疹が出ると、「何か、食べものなどに対してアレルギー反応が起きているかも…」と、気がつくママさん達が多くいらっしゃいます。

アレルギーには即時性非即時性があります。即時性は蕁麻疹のように、アレルギーがある食物を食べて、約1時間以内に症状が出るもので、同時に息苦しさが現れたり、のどに違和感を覚えることもあります。子供の場合は「べーっ」と食べてる物を飲み込めずに吐き出したり、咳込んだりして不快感を表します。そして、湿疹として口のまわりに赤いブツブツが現れたり、その周辺がかゆくなったりして、時間が経つことで広い範囲に湿疹が表れたりします。その他にも、特定の食品を与えた時にだけ、嘔吐したり、腹痛や下痢をしたり、赤ちゃんなら不機嫌になったりする場合は、アレルギーを疑う必要があります。

アナフィラキシーショックに注意!

アレルギーの症状の中で、最も恐ろしく命にかかわるのが、アナフィラキシーショックという、全身にアレルギー症状が出てしまう状態です。これはアレルギーがある食物を食べて数十分で、呼吸がヒューヒューしたり、じんましんや顔のむくみ、眼が真っ赤になる、喉が極端に詰まった感じが表れます。そしてその後さらに全身の血液の流れが滞り、緊急に処置しなければ助からない場合もあります。テレビなどでソバアレルギーによるアナフィラキシーショックを起こした人のニュースを見たことがある人も多いと思いますが、ニュースにはならないだけで、鶏卵アレルギーによるアナフィラキシーショックを起こす人の方が、数的には多いそうです。そばアレルギーによるアナフィラキシーショックがニュースになりやすいのは、そばアレルギーを持つ人が少なく、アナフィラキシーショックによって鶏卵アレルギーよりも重症化しやすいためと言われています。

私が栄養士の資格を取るために、小学校に教育実習に行った時の話ですが、極度のソバアレルギーの子がいました。もちろん、ソバがその子の給食に出る事は無かったのですが、近くの友達がふざけていてその子にソバがこぼれてしまったことがありました。その子は間もなくアナフラキシーショックの症状が出始め、すぐに救急車で病院に運ばれ何事もなく済みました。このようにアナフィラキシーショックというものは、非常に恐ろしいものなのです。

卵を直接たべなくとも、マヨネーズなどで卵アレルギーになってしまうことも

注意していただきたいのは、離乳食や普段の食事で卵を直接与えていなくとも、マヨネーズなどの卵を使った加工品からも、卵アレルギーの症状が出てしまう事があるということです。また、母乳の成分に卵アレルギーを引きおこしてしまう成分が含まれてしまっている時に、母乳を与えてしまうと卵アレルギーの症状が出てしまう赤ちゃんもいます。

母乳を飲んで卵アレルギーとなってしまう赤ちゃんも…

ミルクを飲んでいる赤ちゃん

意外にも、母乳を赤ちゃんに与えたことで、卵アレルギーの症状が出てしまうこともあります。お母さんが卵を食べて、その成分が母乳に移行して赤ちゃんがその母乳を飲んでしまうといったケースです。

母乳を与えた後にアレルギー症状が発生した場合には、食べ物アレルギーの全体の中でも割合的に多い卵アレルギーを先ずは疑いましょう。その他のアレルギーの場合もあるので、事前にお子さんが特定の食物のアレルギー反応を起こしやすいかどうかについては、血液検査をすればあらかじめ判断ができます。

私が小児科に勤務していた時の印象では、1つのアレルギーを持っているお子さんは検査をしてみると、他にもアレルギーを起こす食物があることが多いので、疑わしい症状が出たり、お母さんがアトピー性皮膚炎やアレルギー体質であれば、遺伝で伝わってしまう事も多いので、必ず血液検査を受けるようにしましょう。

鶏卵以外にも、授乳中にママが控えたほうが良い食事はありますので、あまり気にしすぎるのもストレスとなってしまいますが、一度は確認しておきましょう。

マヨネーズなどの卵が含まれている加工食品でも…

マヨネーズのイラスト

現在では、市販されている加工品には、成分表示が記載されていますよね。ファミリーレストランでも、アレルギーを持った人も対応して、ソバや卵などを抜いて作っているメニューがあります。

目で見て分かる場合は良いのですが、卵は食事の中に卵そのものでなく、姿を変えて食卓に出ている事が多い食品です。例えばマヨネーズや、スポンジケーキ、ホットケーキなどの卵を多く使用している加工食品や、揚げ物のつなぎとして利用されたり、衣に入っていたり、パンの照りを出すのに塗られていたり、ラーメンにも卵麺ってありますよね!このような物をお子さんに与えてしまう事で、卵アレルギーになってしまう事もあります。そのため、アレルギーを抱えているお子さんを子育てしているお母さんは、始終目を光らせてお子さんの食べるもの全てをチェックしなくてはなりません。

加工食品に使われている原材料に注意

友人の子は小学3年生まで、ピーナツアレルギーが判明しませんでした。それというのも、その子自身が「ぼく、これ食べられない」と、チョコレートなどのピーナッツが入っている食品を自然と避け、そのままアレルギーが分からないまま成長しました。では何故その子がアレルギーと分かったかというと、ファミリーレストランのサラダにかかっていた、ごまドレッシングにピーナッツが入っていたからです。幸い救急受診し事なきを得ましたが、皆さんにはこういうケースもあるという事を知っておいてもらいたいです!

お子さんに卵アレルギーがあると、分かったら保育園とかはどうすれば?

園の先生と話しているお母さんのイラスト

保育園や幼稚園に入園する時には、アレルギーを持つお子さんのお母さんはどうしたら良いのでしょうか?事前に卵アレルギーをもっていることを園にきちんと伝えることで、卵を使わない配慮されたメニューの給食にしてもらえる事もあります。しかし、大きい園でしたら、それなりの余裕もあり特別なメニューも作れますが、そうでないところでは毎日自宅からお弁当を持ってくるようにと、言われる事も多いのが現状です。

入園前に、アレルギーがある場合の給食について調べておくことをオススメします!実際に友人が、毎日のお弁当と仕事で大変だと、いつも言っているのを聞いているものですから…。

インフルエンザなど予防接種でアレルギーになることも。

これは医療関係者では常識ですが、ほとんどの方は初めて聞いた!と驚くかもしれません。それはインフルエンザのワクチンなどの製造する過程でも卵が使われている事です。インフルエンザの予防接種は、主に1歳以上のお子さんが対象ですが、その年齢ですとまだ卵アレルギーであるかが分からない子もいますね。ですから3歳以下のお子さんの予防接種をする時には、卵アレルギーが起こる体質であるかを判断するために、パッチテストが行われる事もあります。

うちの長男は、インフルエンザ予防接種をすると肘の下まで腕が腫れあがり、その時初めて「弱い卵アレルギーがあるかも知れない」と医師に言われました。確かにうちの子、小さい頃は卵嫌いで食べなかったのです。自分自身で知らず識らずの内に避けていたのかな、と思いました。

もしかしたら、子どもが嫌いで食べないものには、ちゃんとした理由があって、「それを食べてしまうとアレルギー反応が起こってしまうという感覚があるのかもしれない…」と、思ったりもしました。ですから、嫌がるお子さんに対して、無理やり食べさせるのは、本当はいけないのかもしれませんね。

卵アレルギーの治し方って

卵を使った離乳食

卵アレルギーは3歳以下のお子さんだと多くの子どもが経験しますが、成長とともに卵の卵白に含まれている成分に体が対応できるようになります。

では自然に治らない場合は…という所ですが、アレルギー専門の病院では、入院し少しずつアレルギーを持つ食物を食べて徐々に身体を慣れさせていく治療法もあります。

腸も成長していくとアレルギーが治っていく

個人差があり時期は一概には言えませんが、アレルギーを抱えている子供のほとんどは、成長とともに胃腸の消化器系も発育していき、卵の卵白に含まれているアレルゲンに対する対応力が備わってくると、卵に対するアレルギー反応が成長とともに治まっていくと言われています。

ここでも、うちの長男の話ですが、小学3年生になった頃、急に卵かけごはんが食べられるようになりました。生卵はアレルギーが出やすいのに「好きになった~」とパクパク食べていました。きっと長男もこの時にはアレルギーに対し身体が対応できるようになっていたのだと思います。

実際、卵を抜いた食事を作るのは大変ですし、いくらレシピサイトを調べれば沢山メニューが載っているとしても、それを一人分だけ作るのも大変な作業です。でもいずれは自然に治ると思えばその大変な時期も乗り越えられる気持ちになりますから、諦めないで子供の成長を見守ってあげましょう。

経口免疫療法

笑顔の子供

経口免疫療法とは、入院などして医師の立ち会いのもとで、アレルギーのある食物を少しずつ食べて、身体を慣らして免疫をつけ、食べられるようにしていくというものです。アレルギー検査の結果にて、クラス3やクラス4を超える検査結果が出た食品において、アレルギー反応が本当に出るのか、食物経口負荷試験が行われる場合があります。

あるアレルギー専門病院の話ですが、「じゃあ食べてみて」と本当に軽く先生に言われるそうです。その普通さにお母さんはまずびっくりしたと言っていました。だってそれを食べたらアレルギー症状が出て大変な事になるので今まで避けてきたのですから。

でも、病院ではどんな症状が出たとしても、対処できる万全の準備がされています。食べてみてその子のアレルギーの度合いを知り治療を始めていくので、まず食べてもらう事が大切なのです。不安に思うかも知れませんが、治療は安心して先生に任せて、お母さんは入院中のお子さんの気持ちのサポートに集中してくださいね。

たまごアレルギーQ&A

魚の卵は卵アレルギーなら食べちゃいけないの?

卵アレルギーは、鶏卵の卵白に含まれるタンパク質が原因となり、アレルギー症状が出るので、イクラやタラコなどの魚卵ではアレルギー症状は出ません。しかし、アレルギーは食品それぞれにありますので、たまたま卵アレルギーの子供が、イクラアレルギーである可能性は否定できません。万が一、イクラを食べてアレルギー反応が出た場合は、病院での診察とアレルギー検査を行ってもらいましょう。

卵アレルギーなら鶏肉を食べても症状が出るの?

イクラと同様に、卵アレルギーと鶏肉は関係ありません。鶏肉を含め、牛肉や豚肉によるアレルギーはとても少ないそうです。もし、しっかりと火を通したお肉を食べてアレルギー反応が出た場合は、肉に含まれる何らかの成分が原因となるため、多くの可能品でも注意が必要になるそうです。

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