熱中症の応急処置の方法に関する記事

【熱中症の応急処置】子供を守る頭痛などの症状別処置法

【熱中症の応急処置】子供を守る頭痛などの症状別処置法

「だるそうにしている」「呼んでもこっちを見ない!」熱中症かも?それ以外の症状とともに、症状別の応急処置の仕方や予防策も紹介。

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熱中症の応急処置~子供の症状をしっかりと見極めて病院に行く前に対処しよう

みなさんは夏の暑さが子供の頃よりも、今の方が厳しくなっているとは思いませんか?

私は小さい頃には「熱中症」という言葉を、それほど聞いたことが無かったように思います。今じゃ暑い時期になると、全国的にみると1日当たりにかなりの人々が「熱中症」にかかってしまいますよね。日本だけではなくて、世界的にみると「熱中症」になってしまう人々はどんどんと増加傾向であったりします。

地球温暖化が関わっていて、夏などの気温がどんどんと上昇している事も考えられます。今後も地球温暖化は進むだろうという、国際的な機関が報告している調査報告どおりの未来になってしまうと、熱中症にかかってしまうリスクは今後ますます高くなりそうですよね…。

そう考えてみると、「熱中症」はもはや他人事ではありません。油断をすれば自分が、わが子が熱中症にかかってもおかしくない時代です。もしも、わが子が熱中症になってしまったら…そんな時どうすればよいのか?

お子さんが熱中症になってしまった時の応急処置の方法を紹介します。応急処置の前に、必要となるのが、どんな症状があるかについて確認するという事です。その症状の度合いによっては、応急処置の方法も変わってきますから、その確認が必要となります。

いざって時に役立つ「熱中症の応急処置」の方法を知っていると、もしもの時にも冷静に対応できるので、夏を楽しくアクティブに過ごす事ができますよね!

子どもに熱中症の疑いが…どんな症状があるか冷静にチェックしよう

泣いている赤ちゃん

お子さんにどんな症状があったら熱中症を疑った方が良いのでしょうか?

症状をうまく伝える事の出来ない赤ちゃんの場合には、「機嫌が悪くないか?」「普段と違いぐったりしていないか?」「顔色が悪くないか?」を気にかけて、熱中症にかかっていないかをチェックしましょう。

ある程度自分の状態を言えるような年齢のお子さんの場合には、「めまい」や「ふらつき」や「頭痛」や「だるさ」がないかを聞いてください。一つでも当てはまっている症状があれば熱中症を疑ってみましょう。

熱けいれんが疑わる場合

とても暑い場所で汗を大量にかいたり、急に多くの水を体に取り入れた場合に起こるけいれんを「熱けいれん」と言います。どうして起こるのかというと、汗には「水分」以外にも「塩分」も含まれている事が大きく影響してしまいます。

塩分は電解質として体にある程度の量が必要で、もしも不足してしまうと、細胞の働きに不具合が生じてしまって、体のバランスが乱れてしまいます。電解質が少なくなると、手足の筋肉が働きにくくなって、強く収縮してしまって、けいれんという形でSOS反応をおこしてしまうのが、熱けいれんです。

似ている病名で「熱性けいれん」という症状もありますが、これとは全く別のものです。熱性けいれんは高熱を伴うけいれんの事で熱の上がり始めには、よく見られる症状です。

熱けいれんの応急処置法

塩と水

発見が早くて、軽い熱けいれんの症状ですんでいる場合には、「スポーツドリンクを飲んだり」「塩辛いものを食べたり」「塩を溶かした水を飲むこと」で良くなります。体に足りなくなっている塩分を補給するという治療法です。

けれども、症状が悪化してしまって重症になっている場合には、緊急に体に塩分を浸透させなくてはならないので、口で飲んで胃で吸収するという過程をとっている暇はありません。直接静脈から点滴で足りなくなってしまった塩分(電解質)を補うという治療の方が効果的です。

手足の筋肉の痛みが強まっている時には、その部分をママがサポートしてあげて、伸ばしてあげると痛みが軽くなりますよ。

 とりあえずは涼しい場所へ

「子どもが熱中症かも…」と少しでも思ったら、すぐに涼しい場所にお子さんを移動させて休息を取りましょう。まず何が1番重要かというと、体の中にこもった熱を外に出して体温を下げることです。水で冷やしたタオルで首元、わきの下や太ももの付け根にある太い動脈を冷やすと、効率的に熱を下げられますよ。

熱が上がるとよくおでこにぺたっと「何か」を貼っている方を見かけますが、あれは気持ちが良いだけで、熱を下げる効果はありませんので気をつけてくださいね。体の熱を効率的に下げるには、体全体に熱を伝える役目をしている血液の成分が多く流れる太い動脈を冷やすとより効果的です。

 着ている服をゆるめて、体を楽にしてあげよう

体温を早く下げるために「襟」や「そで」のボタンは外し、なるべく通気性の良い状態にしましょう。Tシャツなどの最低限の服は着させて、あとは全部脱がせ、靴下も熱がこもりやすいので脱がせましょう。

熱中症になると気持ちが悪くなって吐いてしまう事もよくあります。衣服を緩めたら仰向けにはさせずに、横向きに寝かせていた方が、吐ききれなかった物がのどに詰まるのを防ぐことが出来ます。

 生理食塩水を飲ませよう

意識がはっきりしていて受け答えもきちんとしている場合には、飲み物を与えても大丈夫です。その時に、ママに試して頂きたい事は、質問をしてみたらその質問の内容にあった返答をお子さんが返せるかどうかです。お子さんが、何かを話しているからといって安心してはいけません。熱中症になると意識がもうろうとしますので、質問をしたらきちんと答える事ができれば、意識がしっかりしていると判断できるので、飲み物をしっかりと飲むことができます。

赤ちゃんの場合だと、質問をしてもまだうまく答えられませんので「目つき」や「表情」に、違和感があるかないかで判断しましよう。

この時、ただの水では無く生理食塩水を飲んでもらうとより効果的ですが、無ければスポーツドリンクを薄めたりして、飲ませるようにしてください。なぜ生理食塩水が良いのかというと、人の血液の濃さと同じ濃さの塩分が含まれていますので、体内で吸収しやすいため、即効性があり効果が期待できるからです。

熱失神・熱疲労が疑われる場合

真夏に遊んでいる子供

熱中症には、熱けいれんの他にも「熱失神」「熱疲労」「熱射病」と呼ばれものがあって、症状の違いなどによって、その病名は変わってきます。まずは熱失神や熱疲労とは何か、そう疑われる場合にはどう処置したら良いのか見ていきましょう。

気温が高くなると全身の血管が広がっていきます。体の血管が広がると、通り道が広くなったぶん、血液も通りやすくなりますよね。体にいつもより多めに血液が回るようになってしまうと、脳に流れる血液が足りなくなってしまい、めまいや一瞬気を失ったり顔色が悪くなったりします。こういった症状の事を熱失神といいます。

熱疲労は気温が上がって汗を沢山かくことで脱水状態になってしまって、頭痛や気持ち悪さ、だるさ、吐いたり集中力が無くなったりする症状が表れたりします。

熱失神・熱疲労の応急処置法

この症状を見逃さずにいれば重症化するのを防ぐことができます。「熱失神」や「熱疲労」が現れたらすぐに応急処置をする必要があります。

お子さんが「目まい」をしていたり「顔色」が優れなかったりしている場合には、熱失神を疑ってみましょう。また、だるそうにしていたり、吐いたりしていたら熱疲労を疑いましょう。

 熱失神や熱疲労の疑いがある場合の、応急処置は熱けいれんの処置法とほとんどかわりがなくて、涼しい場所にお子さんを連れていき、着ている服を脱がせて、生理食塩水を飲ませたりしましょう。

ただ足りなくなっている血液を脳に流すために、別な応急処置法が必要となりますので、その方法も紹介します。

 足を枕やタオルケットを使って高くして、寝かせよう

足を高くすると足にある血液が低い方に移動していきます。すると、脳に足りなくなっていた血液が少しずつ流れていきます。そうなると脳の血液が足りてきて、熱失神の症状も徐々におさまっていきます。

熱射病が疑われる場合

体温計

熱射病は他の3つ(熱けいれん・熱失神・熱疲労)と合わせて、熱中症とまとめられている中で、その病状が一番悪化している状態にあります。

「熱射病」は他の3つとは違い、命にかかわる緊急事態です。どれだけ早く応急措置を行えるかで、その後の病状にも大きく関わってきますので、ママは落ち着いて迅速に行動してください。

熱射病の症状としては、

  • 熱がある(40度以上にもなります)
  • 意識がもうろうとしている、意識がない
  • 声をかけても反応が鈍い、見当違いな返答をする
  • ふらついている
  • けいれんしている

などがあります。

熱射病の応急処置法

熱射病かも…と、少しでも思ったら迷わずに救急車を呼んでください。熱射病は、ママのサポートだけではなくて、同時に医師などの専門家の応急措置も必要となります。ママは救急車がその場に到着するまでに、一刻も早く涼しい場所に移動し、横向きに寝かせます。また、体温を下げるために衣服を緩め出来るだけ脱がせて、氷などで首の頸動脈や太ももの付け根、わきの下を冷やします。すぐに用意できない時はそれまで水をかけたりして、とにかくより早く体の熱を下げるように心掛けましょう。

足を高くして少なくなっている脳血流も確保し、救急隊の到着を待ちます。体温の下がり過ぎもリスクが伴うので、唇の色が悪くなっていないか、体が震えていないかもよく注意しましょう。

熱中症を未然に防ぐ方法は?

世の中は気温の上昇が進み、どんどん熱中症になりやすい環境になっていますよね。だからこそ日頃から、お子さんが熱中症にならないように注意をするのは、ママの大切な役割の一つかもしれませんね。

熱中症を予防するには、特別な何かが必要というわけではなくて、日常のささいな事に気をつけるだけでも、その効果が期待できますので、ぜひ参考にしてくださいね!

 子どもと外に出かける前の日に天気予報をチェックする

外出する日には、出かける時間帯の天気予報は必ずチェックしましょう。日中気温が急激に上昇する真夏には、涼しい時間帯を選んでスケジュールをたてたり、室内でも遊べる場所を探したりすることも大切ですね。朝方曇っていても、お昼頃には太陽が照ってくるなど、天候の変化にも気を使いましょう。

2 外に出かける前の日には体調を整えよう

食欲が無かったり、眠れなかったりして疲れがたまっているなどの、体調が悪いときには熱中症にかかりやすくなってしまいます。充分な睡眠は体の疲れを取りますし、栄養のある食事は健康な体には必要不可欠なので、夏などの暑い季節には、夏の暑さを乗り切れるような熱中症の予防効果のある食材を使ってお料理しましょう。

特に、外に出かける前の食事には注意したり、お子さんを早く寝かしつけましょう!

 服装は風とおしのよいもので帽子をかぶらせましよう
帽子を被っている女の子

熱がこもりやすい服装は避けましょう。体に熱がこもることで体温が上がり、熱中症の危険度も増します。風通しが良くさらっとした着心地の素材の服を着せるようにしましょう。また、お子さんの好きなキャラクターやスポーツチームのキャップなどのお子さんが気に入っている帽子をかぶらせましょう!帽子をかぶることで、太陽の熱を反射することができます。

 スポーツドリンクなどでこまめに水分補給をさせよう

暑いと汗が沢山出てしまいますよね。そのため、体の水分や電解質(塩分など)も失われています。減った分を補うためには、水分や電解質も含まれているスポーツドリンクなどを、こまめに飲むようにしましょう。

水でスポーツドリンクを薄めて飲むと、塩分の取り過ぎを防ぐことが出来てオススメです。また一気に飲むよりはこまめに何回にも分けてちょくちょく飲むようにしましょう。その方が、おしっこの回数が少なくなって、体から失われる水分量も調整できます。

そもそも熱中症って体の中のどんなメカニズムが働いてなってしまうの?

熱中症は、暑さや激しい運動などで体温が急激に上がってしまったために起こる体の非常事態です。ですから日当たりにいなければ良いというわけでなく、体温が異常に上がってしまう環境であれば、いつでもどこでも熱中症にかかってしまう危険性はあります

最近、子どもや高齢者だけではなくて、若い世代の方々にも、家の中などの屋内で過ごしていたのに、夜間に熱中症になってしまい救急車で運ばれたというニュースをよく聞きますね。そういったケースでは、室温が上がって、体に熱がこもってしまったため、熱中症になってしまったのだと考えられます。ですから、夜間にもエアコンで室内の温度を調節したり、こまめに水分を取ったりする事も大切なんですね。

赤ちゃんは体が小さいため、大人よりも体温が上がりやすいのが特徴です。自分で服を脱いだり、水分を取ったりすることも出来なくて、自分で体温を調節することもできません。ですから大人よりも、デリケートな赤ちゃんの心地よい環境を考えた、室内環境に整えてあげる必要がありますね。

子供に熱中症の疑いがあっても、ママは冷静に応急処置をしましょう。

わが子が熱中症かもしれない…という時には、ママは動揺して頭が真っ白になってしまいますよね。でもそんな時には、熱中症の応急処置の仕方を知っているのと、知らないのでは、大きな違いがあります。知っている場合には、深呼吸をして落ち着いてみると、対処の仕方を少しずつ思い出すことができます。一つ思い出せば次々と思いだす事もあるでしょう。

普段から「子どもの1番そばにいて、守ってあげられるのは私なんだ!」という思いが、ママにはあると思います。いまや熱中症は珍しいものではありません、いつでもどこでも誰でも熱中症になってしまう危険がります。

色々な事態に備えて、暑い季節になる前にでもイメージトレーニングをしてみるのも、お子さんを熱中症から守る上で役立つのかもしれません。そうした方が、もしもの時には熱中症の応急処置がスムーズとなり。知っている安心感で、暑い季節でも熱中症をむやみに怖がる事なく、楽しく過ごせます。

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