子供の視力低下を防ぐ対処法に関する記事

子供の視力低下を知らせる10のサイン/原因と対処法

子供の視力低下を知らせる10のサイン/原因と対処法

近年、視力が低下した子供達が増えています。親として知っておきたい子供に多い視力低下の兆候と、治療方法について解説します。

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子供の視力低下が社会問題になっています!

最近小学校や幼稚園・保育所などの参観に行くと、眼鏡をかけた子供が多いことに驚かされます。
「子供は視力がいいのが普通じゃない?」なんて油断はできません。近年子供の視力低下が社会問題になっているのです。

小学校に入った途端定期検診が増えて、子供の持ち帰る結果の用紙に戦々恐々としてしまうパパやママも多いのでは?
子供の視力が下がっていることを知らされると「何がいけなかったのかしら?」と不安になってしまいますよね。

でも大丈夫。早いうちに視力が下がっていることに気づいて適切な対処をしてあげれば、子供の視力が回復する可能性があります。気になる子供の視力低下の症状と、見逃したくない子供の視力低下のサインについてご紹介します。

こんな症状ありませんか?子供の視力低下10のサイン

遠くを見るときに目を細めていませんか?

視力が落ちてくる原因はいくつかありますが、視力が落ちてくると眼を細めて、少しでも物を見ようとする傾向があります。
これはピンホール効果と呼ばれる現象を無意識に利用したもので、目を細めることで網膜に入ってくる光を減らし、より鮮明に像を結ぼうとしているのです。
このサインが現れたら、子供の視力は確実に低下していますので、早めに眼科の受診をしてくださいね。

やたらと目をこすっていませんか?

目をこする子供

視力が低下してくると目に過剰な力が入り、その結果、目の周辺の筋肉が疲れやすくなるので、子供が違和感を覚えて目をこする傾向があります。
汚い手で目をこするとひどい時には眼球が赤く充血してしまうこともあるので、気を付けてあげてましょう。

テレビや本に顔を近づけて見ていませんか?

ノートに顔を近づけている子供

子供は興味のあるものを見るときや、夢中になると、どんどんテレビや本などに顔を近づけていってしまうものですが、あまり頻繁に近づくようであれば、視力の低下を疑ってみましょう。目が見えなくなると、物を見ようと自然に対象物に近づいていくものですので、常にある程度の距離を取らせるように気を付けておくとこのサインに気が付きやすくなります。

目つきが悪くなったと感じることはありませんか?

視力が低下してくると無意識的にも目を細めるようになりますが、頻繁に目を細めている態度は「睨んでいる」「目つきが悪い」と捉えられてしまいがち。
子供にそのつもりはないのに、「目つきが悪い」というレッテルを貼られてしまうと交友関係に支障が出てしまったり、周囲から受け入れられないことで自信を失う可能性もありますので、できるだけ早く視力の低下に気付いてあげることが肝心ですね。

物を横目で見ることはありませんか?

横目で見る子供

子供がテレビや本を見る時に顔の位置をずらして、正面からではなくて横目で見ていることはありませんか?これは左右の目で視力の差が生じていて、無意識に自分の見えやすい方の目に頼ってしまっている可能性があるのです。
両目の視力差を放置しておくと、使われない方の目の視力はどんどん低下してしまいます。偏った物の見方が乱視の原因になることもありますので、早めに気づいてあげられるといいですね。

片目を閉じて物をみていることはありませんか?

テレビを寝転がって見ているなど、物を正面からみずに左右どちらかの目が近い方で見ていることを習慣にしてしまうと、急激に左右の眼球の視力差が生じ、物を立体的に見ることが難しくなってくる場合も。左右の視力差が生まれると視力の良い方の目にのみ頼りがちになってしまい、片目をつぶって物を見るようになる傾向があります。

光を必要以上にまぶしがることはありませんか?

私たちの目は光が視界に入りすぎると像を結びにくくなるのですが、視力が低下してくると無意識のうちに光を避けて、少しでも物をよく見ようとする傾向があります。

光のあるところで目を細めたり、まぶしくて手をかざしたりするようなしぐさを頻繁に子供が見せる時には、視力の低下を疑ってみましょう。
光をまぶしく感じる場合には、ただ単に視力低下だけでなく白内障緑内障などの眼下疾患が隠れている可能性もありますので、一度眼科を受診することをオススメします。

上目づかいをするしぐさはありませんか?

姿勢が悪いと視力が低下するということはよく言われますが、パソコンやゲーム機の画面を近くでのぞき込んでいると背筋が曲がり、自然と上目づかいになってしまいます。画面に顔を近づける程ひどくなり、視力が下がってしまうと一番ものを見やすい上目づかいが習慣になってしまうのです。
特に、ゲームやインターネットが習慣付いている子供には気を付けてみてくださいね。

あごを上げて前を見るようなしぐさはありませんか?

顎をあげて見る子供

視力が低下してくると目を細めてぼやけた像の調整をするように、目の位置を無意識に変えてボケてしまった像の調整をしようとするしぐさも良くみられます。あごをあげて顔を上下に動かしているしぐさも、もっとよく見ようと目の位置を調整しようとしている無意識のサイン。

この仕草は横柄に見えて、大人からは「生意気な子」と思われえてしまいがちですが、視力低下の可能性もありますので、見逃さないように注意してあげましょう。

10理由もなくイライラとしていませんか?

誰でも感じることですが、ものが見えづらいことはとてもイライラする、ストレスのたまることです。大人でも我慢できないのですから、理由のわからない小さな子供だったらどんどんストレスがたまってしまい、いきなり癇癪(かんしゃく)をおこしてしまうこともあります。

また、ものが良く見えないことで自信を失ってしまい、自己肯定感を無くしてしまう子もいますので、理由もなくイライラしている時にはしっかりと子供の様子を見極めてあげて下さいね。

子供のサインを見逃さずに早めの対処を心掛けましょう

生まれたばかりの赤ちゃんは光を感じるくらいしかできませんが、幼児期に子供の視力は急速に発達し、5~6歳ごろには大人と同様の視力を体得するようになると言われています。

しかし子供は大人と違って表現力が未熟なため、「物が見えている」ことは表現できても「物が見えにくい」ということを周りに伝えることができません。だからこそ、周りの大人、一番近くにいるパパやママが子供の視力低下のサインを見逃さず、対処してあげることが重要になってきます。

視力の低下には、遺伝的なものから姿勢などの環境要因からくるものなど様々な原因があるのですが、大人が早いうちに子供のサインに気付いて視力低下の原因を取り除き、悪くなってしまった視力をそれ以上低下させないということが大事ですね。
また、視力は一生を共にする大事な能力ですので、子供達にも学習する時やゲームで遊ぶときなどのルールを身につけさせて、視力を大事にすることの大切さを教えてあげていけるといいでしょう。

眼鏡をかけると視力が下がるのはウソ?ホント?

ランドセルを背負った男の子

「眼鏡をかけると視力が下がる」ということをよく耳にしますが、実は、これは誤解なのだそうです。

一般的に、子供は視力が低下すると眼を細めたりして無意識に焦点深度を深めて物を見る工夫をするので、裸眼視力が近視の程度よりも良い数字を出すのだそうです。
ところが、眼鏡をかけるとこれらの工夫をしなくて良いので、実際の近視の程度まで裸眼視力が下がり、「眼鏡をかけた途端、眼鏡なしではものが見えなくなった!」と誤解をしてしまうのだとか。

実際には、必要以上に強い度数の眼鏡を常用しない限り、眼鏡で視力低下が進むことはないそうなので、眼科医から眼鏡を使うように勧められた場合には、心配せずに受け入れていきましょう。

眼鏡をかける時期の目安は?


小学校に入っていれば、眼鏡が必要になるのは近視のために黒板の字が見えづらくなった時が眼科受診の目安になります。
教室の前の方の席でも黒板の字が見えづらい場合には、小学高学年で裸眼視力が0.3~0.2まで落ちている可能性があります。裸眼視力は子供によって個人差がありますし、眼鏡による矯正は学齢によっても必要度が違うので、眼鏡を使い始める時期は眼科医を受診して、お医者さんの指導に従いましょう。

眼鏡をかけないデメリットは?

手を挙げる眼鏡をかけた男子

メガネをかけることに対する誤解からもわかるように、視力が低下した子供は物をよく見ようと無意識のうちにかなりの努力をしていて、疲れやすかったり集中力が続かないという傾向があるようです。
眼鏡をかけると顔の印象も変わってしまうことから、子供に眼鏡をかけさせることをためらうパパやママも多いのですが、眼科医が必要だと判断するのであれば、今後のためにも眼鏡を使う選択をした方が無難です。

矯正すべき時期に必要な矯正をしないで視力低下を進ませてしまうと、後になって眼鏡をかけても矯正しても視力が出にくくなり、必要以上の度数の眼鏡をかけなくてはいけない場合もあるのです。

また、必要な時期に矯正を受けないことで、遠くと近くを見る時の開散・輻輳(ふくそう)の動作がスムーズに行われず、眼鏡を掛けると物がふたつに見えるといったケースもありますので、外見的なものを気にするのであればコンタクトレンズという選択肢も検討して、子供と一緒に視力矯正について考えていきましょう。

メガネをかけることでちょっとでも重荷をおろしてあげた方が、子供の成長のためになると考えられるといいですね。

コンタクトレンズを使い始める時期の目安は?


コンタクトレンズは目に直接装着をする医療器具。コンタクトレンズの着け外しが自分自身で問題なくできるようになり、問題が起きた時にはスムーズに、衛生的にコンタクトレンズを取り外しができるような学齢であることが第一条件です。

一般的には中学生以上が目安ですが、親の自己判断は禁物です。眼科医の意見をきいて検討をするようにしましょう。

子供の視力低下と脳や心との関係

虫眼鏡で覗いてくる子供

子供の視力の低下にはさまざまな原因があるのですが、幼児期にわかる弱視と違って、成長につれて視力の低下が現れてきたような場合には、環境的な要因が大きな影響を与えていると考えられます。
いま、子供達の周りにはテレビやパソコン、ゲーム機やスマホなどのデジタル機器があふれています。
大人と違い、子供達の体は外界からの影響を受けやすく、こういった情報機器を近くで見ることで子供達の目を酷使して疲れさせ、視力の低下に拍車をかけてしまっているのかもしれません。

私たちは目で物を見ますが、見たものがなんであるのかを判断するのは神経で結ばれたであり、目と脳は極めて密接な関係を持っています。
物が見えなくなると不安になったりイライラするということでもわかる通り、視力と脳、そして私たちの心はお互いに影響し合っています。視力の低下を防ぐことは脳の正常な機能を守り、心を健やかに保つことにつながっているのです。

子供の近視は回復する?

近くの物が見えづらい、いわゆる近視は遺伝的な要因と環境的な要因で引き起こされるとされていますが、子供の多くに現れているような軽度の近視では環境要因が大きく影響をしています。

私たちの目は、カメラのレンズの役割を果たす水晶体の周りにある毛様体筋(もうようたいきん)と呼ばれる筋肉が緊張したり、ゆるくなることでピント調節をして、眼球奥の網膜に像を結ぶ構造となっています。ところがテレビや本、ゲーム機などを近くで見ることにより、毛様体筋の調節能力が鈍ってしまい近場が見えなくなる…つまり環境要因による仮性近視が進行してしまうわけですね。

仮性近視は環境の見直しトレーニングなどで視力の回復が期待できますが、早期に治療を始めれば始めるほど効果が高くなります
このほかにも最近は手術で近視を矯正するレーシック手術や、ミドリムシに含まれるグリシンという成分を活用した点眼薬を使った積極的な治療の選択もできますので、ぜひ早めに眼科を受診して、医師の指導を受けるよう心掛けて下さいね。

環境要因の見直し方

  • 背筋をきちんと伸ばし、目と本は30cm以上離した正しい姿勢と、適度な明るさの場所で学習をしましょう。
  • 1時間の学習ごとに10分間の休憩を目安に目を休ませましょう。
  • 視力低下を招きやすいテレビやパソコンの画面は40分以上見続けないようにし、ゲーム機は一日30~60分以内しか使わないルールを作りましょう。
  • 屋外へでて体を動かして、遠くを見る力を養いましょう。
  • 規則正しい生活をして、栄養バランスの良い食事をとりましょう。

視力はかけがえのない財産です

子供の視力は一生ものです。子供の視力の低下に気付いたら「落ちてしまったものは仕方がない」ではなくて、「これからどうするのか」を考えていけたらいいですね。

親が子供に残してあげられることは、愛情であったりお金であったりと様々ですが、視力も子供に残してあげられる大切な財産のひとつ。日常の小さなしぐさ、子供のサインを見逃さずに大事な子供の視力を守ってあげて下さいね。

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