子供がよく転ぶ原因と対策に関する記事

【子供がよく転ぶ】つまづく原因は脳などの病気なの…?

【子供がよく転ぶ】つまづく原因は脳などの病気なの…?

子供がよく転ぶのはなぜ?子供が転びやすい理由とその対策、よく転ぶ場合に疑われやすい病気についても解説します。

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よく転ぶのはなぜ?子供が転びやすい原因と注意すべき病気

子供が歩くことにも慣れ、元気に動き回っているのは成長の証であり喜ばしいことですが、膝の絆創膏の数が日に日に増えてしまう痛々しい光景をみてしまうと「うちの子、よく転ぶけど大丈夫…?」と、心配になってしまうこともありますよね。

勢いよく転んでしまうなどの「転び具合」によっては、大怪我になってしまう事もあったりして、お子さんが転んではしまわないかと心配しすぎるあまりに、走り回ることを制限してしまった経験のあるママさんもいらっしゃるのではないでしようか?

本来子供はよく転ぶものなので、安全な場所で遊ばせていれば大怪我をすることもなく心配ありませんが、稀に転んでしまう事の背後には、大きな病気が関わっている事もあったりします。

ここでは、子供が日常生活の中で転びやすい原因や、転倒を防ぐためにできること、また、あまりにも多く転んでしまうことに関わっている注意すべき病気について紹介していきます。

なぜ子供は転びやすいの?

転んでいる子供

子供が転びやすいのは子供ならでは、体の特質が原因であるため、成長するにつれ、大人のようなバランスのとれた体系になると、落ち着く場合がほとんどです。

お子さんが、転びやすい原因には次のような体の特徴が深く関わっていて、それまでの「成長過程」や「歩き方」に問題がなければ、よく転んでいても心配ありませんが、もしも、気になるようでしたら一度医療機関で相談してみましょう。

頭が大きいためバランスを取りにくい

身体に対して頭が大きいというのが、典型的な幼児の体型ですよね。そんな体型は見ていて可愛いらしいですけど、その体系は転びやすい事にも深く関わっています。

身長に対して、頭のサイズが大きすぎてしまうと、体の重心が不安定になって、バランスが取りにくくなり転びやすくなってしまいます。そういった、時期から成長していくと、頭のサイズはそれほどには成長せず、他の部分が成長していくため、バランスのよい体系となっていき、転ぶことが少なくなっていきます。

足が小さく安定感が悪い

頭と身体のバランスだけでなく、身体と足の大きさのバランスも、転ばないためには大切です。身体は成長しても足の大きさがそれに追いつかなければ、土台が安定せずにバランスが悪くなってしまって転んでしまいます。身体の成長は早いのに足の成長は遅い、ということはよくあることですが、足が成長しないままということはないので、気にせずに大きな怪我をさせないように注意しましょう。

足の筋力が弱い

赤ちゃん時に「ハイハイ」や「立っち」の動きでなど、しっかりと動き回れる環境でなかった場合、足の筋肉などの歩くために必要な筋肉が鍛えられないため、転びやすくなることもあります。下半身の筋力が弱いと、身体を充分に支えることが出来ずに、安定しないので、よく転んでしまいます。

足などの筋力も成長とともに発達しますが、もしも気になるようなら意識して、走ったりジャンプさせて、お子さんの下半身の筋肉量をつけさせてあげましょう。

つまずいた時すぐに体勢を立て直せない

家の中で走っている子供

大人になると思いっきり転ぶことってなかなかないですよね。それは、大人くらいの背の高さだと、つまずいてから転ぶまでには、ワンステップや時間の余裕があって、その時に体勢を立て直す事が出来れば、転ばずに済みますよね。けれど、子供は背が小さいので、転ぶまでの時間の余裕がなかったり、体勢を立て直せるだけの筋力が備わっていない事もあって、大人よりも転びやすくなってしまいます。

子供の転倒を防ぐには

子供は転びやすいという事が、分かっていただけましたよね。転び慣れしているとはいっても、転倒の仕方によっては大怪我する事もあったりして、親としてはできれば「危険な転倒」や「転倒の回数」を減らしたいですいね。

成長とともに転ぶ回数は減るとはいえ、その時期が来るまでには、転倒しないようにするための身体づくりも大切となります。どうしたら、子供の転倒や怪我を防ぐことが出来るのでしょうか?

その方法を紹介します!

安全に走り回れる場所で遊ばせる

普段から「走ったり」「跳んだり」して、思いきり身体を動かして遊ぶことによって、足などの筋力も発達し転びにくくなります。遊びを通じて、転ばないための筋力をつけるためには、突起物や壊れやすいものなどがない、安全な場所で思いきり遊ばせてあげましょう。そういう安全な場所であれば、万が一転んだとしても怪我の心配がほとんどなくなります。

足のサイズに合った靴を選ぶ

子供の成長は早いので、サイズがぴったりの靴だと、すぐに履けなくなってしまうから勿体ないと考えるママも多いのでは?

しかし、実際の足のサイズよりも大きいサイズの靴を履いていると、靴の中で足が安定せず転びやすくなってしまいます。ちょうど良いサイズの靴がない場合には、お子さんの靴の中に、中敷きなどを入れて調整しましよう。

走ってはいけない場所をしっかり教える

雨降った後の公園

子供はいつでもどこでも走り回るので、転ぶ可能性が高い場所では走らせないようにすることで、転倒するリスクを減らしましょう。例えば、転ぶ可能性が高いのは、くぼみやでっぱりのある場所、ぬかるんでいて滑りやすい場所です。

そのような場所で遊んでいたら、ママでも転んでしまう事もあったりします。もしも、お子さんがそういった場所で遊んでいれば、ママよりもすぐに転んでしまいます。

お子さんを遊ばせる時には、想像を巡らせて、危険はない場所かどうかを判断しましよう!

裸足で過ごす時間を増やす

足の裏、特に親指でしっかりと地面をつかんだり、蹴ったりできる子は転びにくいのですが、今の時代ではライフスタイルが変わってきて、室内でも靴や靴下を履かせる習慣も多くなってきて、足の親指を使う感覚が分からない子どもが多くなってきました。

そこで、ご自宅の中だけでも、裸足で過ごす時間をより多く増やすことで、足の親指が鍛えられて、足の指で地面にへばりつく感覚が養われて、しっかりと踏ん張れるようになるため、転びにくくなっていきますよ。

遊びの中でバランス感覚を養う

転ばないようにするには、バランス感覚を大切です。バランス感覚は、日常生活の中で自然に身につくものではないため、2歳頃ならペダルなし自転車、3歳を過ぎた頃からはキックボードを使うなど、遊びの中でその感覚を鍛える事ができますよ!

よく転ぶ子供に疑われる病気

お子さんがあまりにもよく転んでしまっていると、つい考えてしまうのが「何かの病気かもしれない…」ということですよね。お子さんが、日常生活でよく転んでしまう原因には、頭のサイズが大きい、足のサイズが小さいなどの体型的な問題だけではなくて、「目の病気」や「耳の病気」などといった病気が、関わっている事もあります。

それらの病気の種類を紹介しますので、「もしかしたら…かも」「念のために確認してもらおうかな…」というお気持ちが芽生えたら、お近くの眼科や耳鼻科などの病院を受診して相談してみましょう。

1眼の病気

転ばないように歩くために、身の回りがどういう状態であるかを伝えてくれる「眼」は、重要な役割を果たしています。そのため、少しでも眼の状態に異常があると、その影響を受けて転んでしまう事があります。その際に疑われる眼の病気や、その症状について紹介します。

不同視
視力検査表の一部

不同視とは左右の視力の差が大きいことで、その左右の視力の違いを脳で調整しようとする際に、不具合が生じたりするので、距離感や立体感がつかみにくかったり、両目の視野の広さに差があったりするので、見える景色がぼやけてしまいます。そういった視界であると歩くにくくて、転びやすくなってしまいます。

例えば右目の視力が1.0以上あるのに左目は0.3しかないというような場合を不同視と言います。片目の視力は正常なので、通常どおり見えているように感じて放置してしまうこともあります。

弱視

弱視とは視神経から脳へと視覚が伝わる経路に何かしらの異常があったり、物を見る機能が弱まったりしていて、裸眼視力が0.3以下の状態を言います。視力が悪いため周囲の障害物に気づけずに、ぶっかってしまって転んでしまうことがあります。お子さんの視力が悪くなったらすぐに訓練を受けたり、眼鏡をかけたりすることで視力が良くなることもあります。

斜視

眼で物を見るときは、目的物の方に両方の眼が動くことが正常な眼の場合ですが、斜視だと片方の眼だけが目的物の方を見て、もう片方の眼は違う方向を見てしまいます。人間は両方の眼でとらえた視覚情報を、脳で統合して認識するので、片方の眼だけの情報に頼ってしまうと、クリアに身の回りのモノが見えなかったり、モノが二重に見えたり、立体感が分からなくなったりして、転んでしまいます。

網膜色素変性

網膜色素変性とは、人間が光を感じるために必要な眼の網膜という部分に遺伝性の異常が起こることで、暗い場所では物が見えにくかったり、視野が狭くなったりして、その症状がさらに進行してしまうと、視力も低下していきます。弱視と同じで物が見えにくいため、障害物にうまく気づけずに、ぶつかってしまい転びやすくなってしまいます。

2耳の病気

「耳の病気がなぜよく転ぶことに関係するの?」と思うかもしれませんが、耳の中にある三半規官は平衡感覚を司る器官であり、その器官は、身体のバランスを取るためにとても重要な役割があります。この三半規管が充分に機能していなかったり、異常があったりすると、身体のバランスが取りづらくなって、よく転んだりめまいがしたりすることがあります。

三半規管は訓練によって鍛えることもできるので、お子さんがよく転ぶ事の原因に三半規管の未発達が関わっていたら、そこを鍛えることで、転ぶ回数を減らすことが出来ます。

3神経の病気

よく転ぶ原因となる神経の病気として真っ先に考えられるのは脳腫瘍です。脳は人間のすべての機能を司っているので、異常が生じると身体のバランスが悪くなり、よく転ぶという症状が出てくるのです。他にも脳性まひや、脳の発達遅延が考えられますが、これらは赤ちゃんの頃にパラシュート反射異常があることが目安になります。

脳腫瘍
頭が痛くて手でおさえてる子供のイラスト

脳に腫瘍ができると、大きくなった腫瘍のために、脳の一部が圧迫されたりするため、脳が充分に機能しなくなり身体のバランスを取ることが難しくなって、転びやすくなってしまいます。脳腫瘍が起こるとよく転ぶだけでなく、頭痛や吐き気などの症状も伴うのも特徴的です。さらに症状が進行するので、転び方が激しくなったり何でもない所で転ぶようになったりします。

パラシュート反射異常

赤ちゃんの原始反射の一つであるパラシュート反射は生後8ヶ月頃から現れますが、他の原始反射のようには、消失しません。パラシュート反射とは、うつ伏せにして抱き上げ、急に頭を下げるとパラシュートのように両手を広げて身体を支えようとすることです。パラシュート反射に異常がある場合では、脳性まひや脳の発達遅延などが疑われてしまいます。

筋肉の病気

よく転んだり、走るのが遅かったりするような場合には、筋肉の病気である筋ジストロフィーが疑われます。筋ジストロフィーは筋肉を作る事に関わる遺伝子に異常があって、筋細胞がどんどんと壊れていく病気です。歩く動作に深く関わっている太ももや、腰回りの筋力が低下するため、転びやすくなってしまいます。筋ジストロフィーは進行性の病気で、その症状が進むと歩けなくなってしまうこともあります。

5骨の病気

先天性内反足という骨の病気があると、足の裏をしっかりと地面につけて歩けないので、よく転ぶどころか普通に歩くことさえ困難になってしまいます。先天性内反足は、生まれたときから足が内側に曲がっているなど通常とは違う状態に変形していることで、簡単に矯正できるものではありません。

6発達障害

発達障害と表現されるお子さんの個性の中でも、注意欠陥多動性障害(AD/ HD)の場合には、よく転ぶという特徴があります。注意欠陥多動性障害の主な症状は、集中力がなく不注意であることや、じっとしていられない、突発的に行動してしまうということです。

集中力がきれている時や、不注意が重なってしまったら、注意欠陥多動性障害を持つお子さんは、よく転んでしまうと言われています。しかし、よく転ぶという症状だけでは、注意欠陥多動性障害と判断することは難しく、不注意や衝動性はどんな子どもだって、大人だって持ち合わせています。

もしも、心配だったりしたら発達外来のある小児科を受診するようにしましよう。

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