発達障害のグレーゾーンに関する記事

発達障害のグレーゾーンって何?特徴や心に響く対応10

発達障害のグレーゾーンって何?特徴や心に響く対応10

「発達障害のグレーゾーンかも…。それとも発達障害なの?」と、手のかかる我が子に不安を感じているママに、二つの違いやグレーゾーンの特性などを解説します。特別支援学級についてや家庭での対処もご紹介しますので、まずは親の対応から変えてみましょう。

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発達障害のグレーゾーンとは?特徴的な症状や子供に響く接し方

近年、発達障害のある子供たちは1割を超えるという研究結果もありますが、その反面、実際に発達相談に専門医を訪れてもはっきりとした診断名がつかない、発達障害のグレーゾーンの子供が非常に多いと言われています。「子供の心身の発達の仕方は個人差が大きいもの」とはわかってはいても、子供がちょっと落ち着かない、お友達としょっちゅうトラブルを起こすなどの状況だと、親としては不安になってしまいますよね。

そこで今回は、発達障害のグレーゾーンとは何か、グレーゾーンの子供に見られることがある性格的な特性、小学校入学時に支援学級に入れるべきか、グレーゾーンの子供やチョット手を焼く子供の心に響きやすい家庭での接し方や指導の仕方について解説していきます。

グレーゾーンも含まれる!?発達障害の子供の割合

授業中の子供達

2012年、文部科学省が行った調査結果によると、通常学級に在籍している生徒のおよそ6.5%になんらかの発達障害があると考えられることが明らかになりました。特別支援学級や支援学校に在籍している生徒がおよそ2.9%ですので、約1割の子供に大人たちのサポートを必要とする何らかの障害があるという結果が見えてきますね。あなたが予想していたよりもはるかに多い数字ではないでしょうか?

ただし、「発達障害のグレーゾーンかもしれない…」という親の心配は、この1%に含まれない子供達に対しても見られるでしょう。まずは、グレーゾーンの子供達も含まれている「発達障害だろう」と学校の先生が思った子供の割合を見ていきましょう。

発達障害の子供の割合と診断

子供の発達障害には様々な種類がありますが、近年の罹患率研究の結果では、次のような驚くべき結果が出ています。

  • 知的障害…1%
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD)…3~5%
  • 自閉症スペクトラム障害…2%強
  • 学習障害…5% など

これらの障害は、一人の子供が複数重複していることもありますが、それにしても多いですよね。ところが、これほど多くの子供達が発達障害の疑いがあるにもかかわらず、いざ発達障害を診断するとなると、よほど明確な場合以外は「ADHDの可能性があります」「自閉症スペクトラム障害の疑いがあります」などというように、ハッキリとは診断しない医師もいます。

両親が不仲の家庭

それほど、「障害」という言葉は重いものですよね。子供が発達障害の診断を受けることで、母親がうつ状態になったり、両親が不仲になり離婚してしまったりということも起こっています。支援がより必要な子供達の家庭を崩壊させてしてしまう可能性を念頭に置くと、子供やその家族に最善の対処として慎重になるのもうなずけますね。

特にIQのように数値化できない行動の障害に関しては、本人の置かれている環境によっても結果が左右されますので、「発達障害」という言葉を使わずに「発達凹凸」という専門医も増えていますよ。発達凸凹なら程度の差はあれ、どの子供にも見られますので、家族も誤解なく受け止めやすいですよね。

自閉症スペクトラム障害(ASD)とグレーゾーン

「発達障害のグレーゾーン」を理解するためには、自閉症スペクトラム障害(ASD)についてよく理解する必要がありますので、少し難しい話ではありますが、最後まで頑張ってついてきてくださいね。

自閉症スペクトラム障害(ASD)の歴史

一昔前の社会や学校では、「発達障害を持つ子供は滅多にいない」とされてきました。ところが、発達障害に関する研究が急速に進むなかで、「重度の自閉症ではないけれど、同じ特性が見られるために生活が困難になっている人達も、自閉症の仲間に加えよう」という考え方が1970年代後半から広まりました。

ガイドラインのファイル

そのため、1990年に採択された国際診断基準「ICD-10」では、自閉症を含めて「広汎性発達障害」と定義づけられ、アスペルガー症候群などもその下位分類に加えられました。

ところが、1990年代からは「自閉症スペクトラム(AD)」という名称を使う専門家が増えてきたため、2013年5月アメリカ精神医学会は、発達障害の診断などにかかわるマニュアルを19年ぶりに改訂。新しい診断基準となる「DSM-5」を公開しました。現在、日本精神神経学会でもDSM-5を元に「病名・用語翻訳ガイドライン」を作成して、溢れかえる専門用語に混乱しないように対処しています。

改訂版のDSM-5では、ようやくADHDが自閉症やアスペルガー症候群などと同じ神経発達障害群に位置づけられ、「広汎性発達障害」という概念から、「自閉症スペクトラム障害」へと名称や概念が変わるという、大きな変革が行われました

自閉症スペクトラム障害(ASD)の概念

DSM-5の改訂では、これまで使われていた「広汎性発達障害」やその下位に分類される「アスペルガー症候群」「小児期崩壊性障害」などの分類を、全て「自閉症スペクトラム障害(ASD)」にひとくくりにして考えるという概念になりました。

自閉症スペクトラム障害の考え方

スペクトラムとは、連続体を意味する言葉。つまり、色と色の境界線をはっきりと引けない虹のように、重症者~軽症者~自閉症発現型~変わった人まで、境界線を引かずに考えるというものです

自閉症スペクトラム障害の考え方では、「自閉症発現型」「変わった子」と呼ばれてきた、「社会に適応しているけれど実は生きにくさを感じてきた」という子供も含まれています。ですから、定型発達児との自閉症児の境界に位置する発達障害のグレーゾーンの子供の数は多くて当たり前なのです。

DSM-5より注意欠陥多動性障害(ADHD)も発達障害の一つとして認められたことをきっかけに、今後ますます社会性を築くことが困難な人達への支援の輪が広がっていくでしょう。

発達障害のグレーゾーンって、結局は障害なの?

高齢者と子供のイラスト

ここまでの解説で、「結局、発達障害のグレーゾーンは障害なの?違うの?」と思うかもしれませんね。お子さんが発達障害のグレーゾーンかもしれないと思う場合には、特に気になるでしょう。結論から言うと、本人が自分の属している集団(学校、家庭、地域など)に適応できていれば、「障害」とはなりません。ですから、環境がとても大きく関係しています。

例えば、忘れ物が多い子供やなかなか授業を理解できない子供でも、クラスの子供達に同じようなタイプの子供が多く、学校の先生もそれを「当たり前」と捉えて、子供達が忘れ物をしにくくなる工夫やより理解しやすい授業の工夫をし、本人を勇気づける声かけをすることで、本人が理解されずに苦しめられて問題を起こしてしまう二次障害を起こさず、本人も周囲も困ることなく過ごすことができるケースもあります。

また、高齢者の多い地域では、屁理屈が多い子供を「利口な子だねぇ」、多動傾向のある子供を「元気でいいねぇ」、口数の少ない子を「落ち着きのある子だねぇ」、子供の悪戯を「凄いことする子だ!面白いねぇ」などと大らかに捉え、高齢である自分たちを手伝ってくれる子供に感謝の言葉を伝えることで、子供の自己肯定感が急速に育まれ、特に問題なく過ごすことができるというケースもあります。

発達障害のグレーゾーンの子供に見られる特徴

良い評価を受ければ、「子供らしく天真爛漫で、個性的」であり、悪い評価を受ければ、「個性が強すぎて集団の和を乱す子」と表現されてしまうこともあるグレーゾーンの子供達。小さいうちはママの「もー!」で済まされても、小学校に入って社会生活が始まると、途端に周りとのギャップが大きくなってしまうため、親子で切ない思いをしがちです。

こんな特徴にいくつか当てはまるグレーゾーンのお子さんは、悪いレッテルを貼られて辛い思いをしていることが多いので、親がしっかりと子供の気持ちに寄り添い、無理に定型発達の子供に近づける指導をしたり責めたりせず、本人に響きやすい指導をしてあげましょうね。

何度注意しても同じ失敗をする

計算ミスをした子供

グレーゾーンの子供は、一度した経験を次に生かすまでに時間がかかる傾向があり、何度も同じ失敗を繰り返すことが多いです。そのため、宿題や授業で使う文房具などの忘れ物、同じ場所での計算ミス、漢字の書き間違いを繰り返すなどで、お友達にも迷惑をかけていることも多く、周りから「全然いうことを聞かない子」というレッテルを貼られてしまうこともあります。

落ち着きがない

グレーゾーンの子供は、じっとしていることが苦手で、集中力も長く続かないことが多いので、落ち着きがないという印象を周囲に与えがちです。学校などの集団生活の中でも、授業中に席を立って好きなことを始めてしまったり、貧乏ゆすりをしたり、お友達の勉強の邪魔をしてしまったりと、授業をストップさせることもしばしばあり、「迷惑な子」というレッテルを貼られてしまうこともあります。

考える前に行動してしまう

グレーゾーンの子供は、興味のない物事でも検証して考え、周囲の動向や雰囲気に配慮するといったことが苦手なことが多く、思い立ったらすぐに行動を起こす傾向があります。先生に指示をされる前に勝手に目の前の道具を使って工作を始めてしまうなど、うまくすれば作業がはかどることもあるのですが、失敗して周りの子にも損害を与えることも多く、「勝手な子」というレッテルを貼られることもあります。

平気で生意気なことを言う

グレーゾーンの子供は、空気を読み相手の気持ちを考えることが苦手な傾向があり、人の気持ちを害するような、生意気な発言をすることも多いです。大人や先生の間違いをからかうように指摘してしまったり、友達の身体的特徴を面前で言ってしまったりなど、対人関係のトラブルの原因を作りやすく、怒りをもって「空気の読めない子」というレッテルを貼られてしまうことがあります。

こだわりが強い

グレーゾーンの子供は、周りの変化についていくことが苦手で、変化を嫌う傾向があります。そのため、時間や場所、道順や手順などに強いこだわりを持ち、ルール違反を極端に嫌うなど、どうしても周りと同じ行動ができないことも多いので、「厄介」という目で見られてしまうことがあります。

興味や関心のあること以外はしたくない

勉強が嫌いな女の子

グレーゾーンの子供は、自分の興味や関心があることについて熱心に勉強したがる傾向があります。雑学をいろいろ知っていたり、さまざまな車の名前を全部言えたりなど、学力には支障がないのですが、その反面こだわりの強さから興味のないことは一切しないという極端な学習行動に走りやすい子が多いです。

そのため、体育の競技に全く参加しなかったり、算数や国語などの学校のテストでは全く点を取れなかったりすることも多く、周りから「勉強嫌いな子」という評価を受けることもしばしばあります。

感情に波がある

成長してくると、ある程度の感情のコントロールや自制ができるようになりますが、グレーゾーンの子供はこういった感情のコントロールが苦手で、頻繁にかんしゃくを起こす、キレやすいなどの様子がみられます。そのため疲れてくると突然怒り出して感情的になってしまったり、ちょっとしたことで泣き出してしまったりと感情の起伏が大きく、コロコロと変わる態度を見たお友達からは「幼稚な子」と受け止められやすい傾向があるのです。

パニックになりやすい

こだわりが強く、周囲の変化に柔軟できないグレーゾーンの子供は、初めて行く場所や初めての経験に弱く、不安に思うあまりに泣き出してしまったり、必要以上に騒いでしまったりとパニックに陥ることが多いです。一度パニックになるとなかなか感情を抑えることができずにダラダラと泣き続けることも多く、そのために周りからは「付き合いにくい子」という目を向けられることがあります。

発達障害グレーゾーンの子は支援学級?

勉強をしている男の子

ADHDや自閉症など発達障害がある子供や、グレーゾーンの子供を持つ親にとって心配なことの一つは、小学校でのケアや扱いですね。いま私たちの社会の支援体制は整ってきており、発達障害の診断が出ている子供に対しては、特別支援学級への編入などの特別なケアを受けさせることも可能です

とはいえ、発達障害の診断が出ている子供であっても、小学校で支援学級に入るかどうかは強制ではなく、親に選択権があります。なかには周りの目を気にして特別支援学級へは入れたくないと考える親御さんもいるのですが、理解力不足や対人関係にトラブルを抱えがちな子供が、他の子と一緒のペースで授業を受けていくことは本人にとって不利で、ストレスが溜ってしまうなどのリスクも高いので、親のプライドを振りかざすのではなく、必要な支援を受け入れていく方向で検討したいですね。

それに対して、発達障害の診断を受けてもグレーゾーンに該当してしまう子供の場合には、親が「ちょっと心配かな?」と思ってはいても、就学時健康診断などで兆候が見られるために学校側から支援学級をおすすめされなければ、基本的にはそのまま一般学級となります。ところが、入学後に子供が苦しんで反抗挑戦性障害などの二次障害を起こし、学力や人格形成に大きなダメージを受けてしまうこともあります。

お子さんが発達障害のグレーゾーンかもしれないと不安を感じていたり、子育てがとても大変で苦しんだりしている場合は、二次障害についてきちんと理解し、子供の成長にどうすることが一番良いのか、場合によっては入学前に専門機関に相談し、選ぶことが大切です。

発達障害グレーゾーンの子供に響く対応

私たちは子供の能力を評価するとき、「出来る」と「出来ない」、白と黒だけで両極端に区別をしてしまいがちですが、グレーゾーンの子供達はまさしくその中間に位置する、持っている能力を評価されにくい子供達です。

定型発達の子供と同じような指導方法では、グレーゾーンの子供に理解しにくいこともありますので、何度も同じ過ちを繰り返したり、屁理屈を言ってなかなか直そうとしない様子が見られたりする場合は、本人に伝わりやすい効果的な方法で、子供に響く対応を心がけましょう。

指示は書いて目につく場所に貼る

子供にいうことをきかせたい時、大人は「○○しなさい」と命令口調で指示を出してしまいがちですよね。ところが、グレーゾーンの子供は集中力が持続せず、口頭での指示を聞き逃してしまうこともよくあります。ですから、視覚の効果を利用して指示することが大切です。これは「言った」「聞いてない」というトラブルを減らすのにも有効ですよね。

繰り返しお小言を言うことで、子供に「自分はダメな人間」と思わせないためにも、お小言や注意してもらいたいことは紙に書いて、子供の見やすい場所に貼っておきましょう。このときに書く文面はわかりやすく、具体的な表現を使うことが大事です。写真や絵があるとより効果的ですよ。

例えば、「トイレを使ったらきれいにして!」という注意を繰り返すより、汚れている状態を写真にとり、「トイレの後は汚れを拭き取りましょう」というコメントと共に写真を貼った張り紙をし、キレイに使えたら褒めてあげる方が、行動が格段にはやく改善されやすいのです。紙に書くことで、大人のイライラを沈める効果もありますので、ぜひ試してみてくださいね。

イラストや図を活用する

楽しく会話をしている親子

子供に家庭で勉強を教えるとき、子供がなかなか説明を理解できないことに困ってしまいがちですが、こういったときには口で説明をするのをやめて、イラストや図を描いて説明したり、文字を大きくしたり、色分けして説明したりするとよいでしょう。

グレーゾーンの子供は視覚情報に高い関心を示す傾向があるため、具体的な例示を目でわかりやすく表現したほうが、理解力がグッと向上します。

根気よく対応する

グレーゾーンの子供は同じ失敗を繰り返しやすく、ときに「何度も教えてるでしょ!」と大人がイライラしてしまいがちですが、これはグレーゾーンの子供の特徴で仕方がないことです。ここで大人があきらめたり、子供を責めるようなことを言ったりすると子供が自信を無くし、やる気を失ってしまい増々身につかなくなります。

子供が教えを乞うことは、何度でも、文句を言わずに繰り返し応対をしてあげましょう。また、なかなか理解できないことを「この子はできない」と決めつけず、どうすれば理解できるか工夫したり、「私の子だからいずれできるようになる」と信じたりする親の姿が、子供への勇気づけになり物事を成し遂げるまであきらめないグリットを高めることに繋がりますので、できるたけ心掛けたいですね。

否定的な言葉を使わない

グレーゾーンの子供は周りの空気を読むことが苦手で、大人の気分を害することを平気で口に出してしまいがちですが、悪気があるわけではなく、とても傷つきやしく繊細な心を持っています

グレーゾーンの子供に「ダメな子」「やっても無駄」などの否定的な言葉をかけると、子供の心に大人に対する不信感を植え込み、持ち前のこだわりの強さから、さらにいうことを聞かなくなったり、パニックを起こしやすくなったりしますので、できるだけポジティブな言葉や誘いかける言葉を使っていきましょうね。

子供の得手・不得手を理解する

工作をしてる子供

子供の得手・不得手には個人差がありますが、グレーゾーンの子供は特にそのふり幅が大きく、大人が振り回されてしまいがちです。こういった子供の特性は否定せず、受け入れましょう。

あらかじめ子供の苦手なことを知っておけば、早めに対処ができるので子供の学習力も向上しますし、大人が先回りして環境を整えておくことで、こだわりが強く環境の変化に弱いグレーゾーンの子でも、感情の波をおさえてスムーズに周囲に順応することができるようになります。

工夫や物で失敗を補う

グレーゾーンの子供は、授業で使う学用品などの忘れ物をしがちですが、繰り返し忘れ物をして注意をされるストレスは、子供の心にも負担を与えます。発想を柔軟に転換して、文房具や学用品を、学校用と自宅用の2種類用意してあげるなどの工夫をしてみましょう。

こういった、子供にやりやすい方法をとり入れると、子供が忘れ物をしにくくなるため、子供も親も生活が楽になりますよ。子供が連絡帳やプリントを学校に忘れてきてしまう場合には、学校の先生に協力してもらい、帰り際に一声かけてもらうなどの工夫をするのもいいでしょう。失敗させずに成功体験を積めるようにフォローしてあげることで、やる気を持続させる対応が大切です。

興味のある分野は褒めて伸ばす

絵を描いている女の子

グレーゾーンの子供は知能に問題はなく、自分の関心のあるもの、興味のある分野にはものすごい集中力を発揮する傾向があります。学校の勉強にはかかわりのないことでも、どんなにくだらないことに対してでも、グレーゾーンの子供にとってこういった集中力を養う機会は貴重です。子供の興味のあることは否定せず、むしろ褒めて伸ばして実力と自信を養ってあげましょう。

子供に目標を持たせる

グレーゾーンの子供は落ち着きがなく、移り気ではありますが、「〇〇が終わったら、おやつ食べようね」などとご褒美などの小さな目標を用意してあげると、やる気を維持することができる場合もあります。

グレーゾーンの子供が目標を持ち達成することは、不足しがちな集中力や感情のコントロールを鍛えるトレーニングに繋がりますし、一つのことを成し遂げられた自信をもつことにも繋がりますので、達成できる目標を積極的に与えて、子供のやる気と自信を引き上げましょう。

生活リズムを整える

グレーゾーンの子供のように感情の起伏が激しい子供は、興奮状態をコントロールしにくく、眠るのが苦手な子供が多いです。また、感覚が過敏なため、定型発達の子供や大人から見て特に大変なことがなくても、非常に疲れやすい傾向があります。そのため、タップリの睡眠と規則的な生活をすることで、乱れがちな自律神経を安定させることがとても大切です。

軽い運動習慣は、「幸せホルモン」と呼ばれるセニトロンの分泌を増やして心を安定させる効果や、程よい疲れが眠気を誘い、身体のダメージを修復する成長ホルモンの分泌を促しますので、子供は夜更かしをさせず、早寝早起きと適度な運動習慣を身につけさせましょう。

また、ゲーム依存やスマホ依存になりやすい傾向もありますので、しっかりとルールを決め、必ず守らせるように親は毅然とした態度で臨みましょう。発達障害があっても「本当にダメなことはダメ」と毅然と伝える親の姿勢は、とても大切ですよ。

10バランスのよい食生活を維持する

食事をしている家族

私たちの身体を維持しているのは、食べ物から摂取する栄養。たくさんの栄養とバランスの良い食生活を心掛けることは、精神的に不安定になりがちなグレーゾーンの子供の心を安定させる効果があります。

特に、グレーゾーンの子供は疲れてくると集中力を維持できなくなりやすく、感情の波も大きくなってしまうので、エネルギー切れを防ぐためにもバランスの良い食事を3食しっかり摂らせるように心掛けましょうね。

発達障害のグレーゾーン?と思ったら温かく見守って!

発達障害のグレーゾーンに該当する子供は、パパやママにとって「手のかかる、育てにくい子供」かもしれません。グレーゾーンの子供は他の子供よりも成長が遅い部分があり、例えるならば「大器晩成型」。子供の発達の遅さや特有さも、長い目で見れば子供の個性の一つです。

グレーゾーンの子供達は、親や周囲から理解されない孤独や疲れを抱え、毎日を懸命に生きています。ここで「定型発達の子供と同じように、なんでもできるようにさせなくては…」と親が頑張ってしまうと、子供はやる気を失い、自分の性格に合ったトラブルを起こさない方法を身につけられないまま、大人になっても繰り返しトラブルを起こしたり、二次障害を起こしたりしてしまうことがあります。

小学校高学年あるいは中学生の思春期以降、親が手や口を出せない場面が増えてきます。そしてあっという間に成人してしまいますので、その頃には子供が自信をもって人生を切り開いていけるように成長させてあげたいですよね。ですから、2歳3歳の幼児期、あるいは小学生になってからでも親が気づいた段階から、本人が自主的に取り組める方法を一緒に考えたり、親が提案したりして、温かく見守りながら、より多くの成功体験を積めるように対応してあげましょうね。

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