溶連菌は自然治癒で治る?に関する記事

溶連菌は自然治癒する?大人/妊婦への感染と病院での治療

溶連菌は自然治癒する?大人/妊婦への感染と病院での治療

「溶連菌は自然治癒するよ」というママ友がたまにいますが、あれって本当なのでしょうか?

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溶連菌は自然治癒するってホント?病院へ行かなくてもOK?

幼稚園や保育園/学校に通う子供を育てているママが、一度は名前を聞いたことがある溶連菌感染症。「うちの子は毎年かかってる…」なんていうママもいるのではないでしょうか?通常は、病院を受診して処方してもらった抗生物質を服用し、症状がおさまり医師の許可が下りてから登園/登校させます。

ところが最近、溶連菌は風邪と同じで自然治癒するから、医者にいかなくても大丈夫という噂を耳にします。また、実際に風邪と同じように市販薬を飲ませて、自宅で安静にさせるだけの保護者もいるそうです。本当に放っておいても大丈夫なのでしょうか?こちらでは、溶連菌の自然治癒についてご紹介します。

溶連菌は風邪みたいに自然治癒するって本当?

溶連菌を診察する医師

溶連菌は子供によっては高熱も出ず、症状が軽いこともあります。確かに軽症の場合、自然治癒してくれるのであれば家でゆっくり休ませた方が、他の風邪を病院でもらうこともなく安心かもしれません。でも、本当に自然治癒するのでしょうか?

子供の溶連菌感染症の主な症状

溶連菌は風邪と同じような症状で、菌が主にのどに感染することによって起こります。潜伏期間は2~7日で、急な発熱とのどの痛みを訴えて発症することが多いです。子供に多いですが、疲れがたまっていたり抵抗力が下がっている時など大人もかかります。特に妊婦さんは注意が必要になります。

子供によくみられる溶連菌の症状

  • 高熱
  • イチゴ舌
  • のどの痛み
  • 身体中に赤い発疹

イチゴ舌は、その名の通り舌がブツブツになります。熱は急に高熱が出ることが多いです。発疹は、治ってくると皮がむけることもあります。イチゴ舌がある場合はすぐに判別できますが、わかりにくい場合は検査をすることになります。

風邪と同じようにくしゃみやつばなどで飛沫感染するので、保育園や幼稚園などでは蔓延しやすくなります。

日頃から感染を予防しましょう!

予防策としては風邪と同じで、日頃からの手洗い・うがい・マスクの着用が基本です!小さいお子さんの場合は特に、正しい手洗いの方法を教え、声かけをしてあげましょう

ウィルス性の風邪と自然治癒

一般的に風邪と言われる症状の80%~90%は、鼻やのどにウィルスと呼ばれる200種類以上の微生物がつくことで起こります。ウィルスは同じ名前のウィルスでも色々な型があったり、毎年変異したりするため「200回以上風邪をひいたからもうかからない」というものではありません。

現在市販されている風邪薬の中には、ウィルスを直接やっつけるものは存在せず、市販の風邪薬は熱・鼻水・咳・下痢などのつらい症状を和らげる効果しかありません。薬の力を借りてつらい症状を緩和し、しっかり栄養・睡眠をとることで自分自身の免疫細胞を活性化させ、自力で自然治癒させるのがウィルス性の風邪の治療方法なのです。

細菌性の風邪と自然治癒

自然治癒のためにサラダを食べる主婦

一方、ウィルス以外の風邪の原因としては、細菌というものが考えられます。ウィルスよりも大きな微生物で、適切な治療を行いわないとなかなか治りません。細菌が原因の風邪症状は全体の10%~20%を占めています。

ウィルスは体内で長期間生きられないため自然治癒が可能ですが、細菌は体内で長く生き続けることができます。一旦感染してしまうと体内に長く留まり続け、そのままにしておくと悪化して肺炎や気管支炎、肝炎などの合併症を引き起こす場合もあります。

5日以上の発熱や、長引くせきなどのしつこい症状は、細菌性の風邪である可能性が高いので、病院を受診してその細菌に合う抗生物質を処方してもらう必要あります!

溶連菌は自然治癒できません!!

それは間違いだと警告する女性

溶連菌の場合、熱がないなど症状が軽いと風邪と勘違いして放置してしまいがちですが、ウィルスではなく細菌ですので抗生物質を服用しないと、体内に溶連菌を保菌し続けて急性糸球体腎炎やリウマチ熱などの合併症を引き起こしてしまう恐れがあります。つまり、溶連菌は自然治癒できないのです。

溶連菌の症状が見られたら自宅療養で自然治癒しようとせず、きちんと病院を受診して検査と治療を行いましょう。

抗生物質はしっかりと飲み切りましょう!

途中で抗生物質の服用をやめてしまうと、体内で生き残っている溶連菌がその抗生物質への耐性を持ってしまい、薬が効かなくなって合併症を引き起こしてしまうことがあります!症状がなくなっても全て飲み切りましょう

溶連菌で抗生物質を服用しなかった体験談

周囲で溶連菌が流行っていたにもかかわらず、高熱がでなかったためにただの風邪だと思い、医療機関を受診しなかったケースの体験談をご紹介します。幼稚園や保育園、学校、家庭など、長時間滞在する場所に溶連菌の人がいた場合は、のどの痛みや倦怠感をしっかりチェックし、症状がある場合には医療機関で検査をしてもらいましょう。

マリー
33歳

A風邪かと思っていたら・・・

息子がある日「おしっこが赤くなった」と言うので見せてもらったら、ちょっと濃い色でした。気にするほどでもないかな?と思いながらも、念のため病院へ。採尿してもらったところ、「すぐに大きい病院へ行くように」と言われてビックリ!我が子は急性糸球体腎炎症候群にかかっており入院して治療が必要とのことでした。

「溶連菌やりましたか?」と聞かれましたが、思い当たることといえば、最近軽い風邪症状があり、自宅療養でそのままよくなったことくらい…。それを先生に伝えると、最近市内で溶連菌が流行っていたそうで、知らないうちに溶連菌にかかってそのままにしておいたために、合併症を起こしたのではないかと言われました。

息子は入院をして治療を受けよくなりましたが、特に問題視せずに病院に連れて行かなかったことをとても申し訳なく思いました。

子供が溶連菌になると親もうつる?

妊婦のおなかとピンクの服

溶連菌感染症は幼児や小中学生に多い感染症で、大人はうつりにくいと言われていますが、寝不足や持病がある、妊娠しているなど、抵抗力が落ちている場合にはうつることもあります。

大人の症状はこどもよりも軽く、頭痛・のどの痛み・咳・嘔吐・発熱など風邪症状に似ているため、感染したことに気付かない人もいます。職場や家庭など、近くに溶連菌に感染した人がいる場合は、風邪症状を放置せず病院を受診して検査を受けるようにしましょう。放置することで、周りの人への感染リスクが高くなるだけでなく、自分自身も合併症を引き起こす恐れがあるのです。

ミッチー
25歳

A子供と一緒に検査を受けたら

子供が溶連菌になったので、受診をしました。兄弟もいたので念のためにと、一緒にいた私も検査を受けたところ、兄弟は大丈夫で私は感染をしていました。特に自覚症状はなく「え!なんで?」という感じでした。

「放っておくと周囲にもうつってしまいますし、腎炎になることもあるから薬を飲んでください」と医師に言われ、確かに感染しているのに何もせずに菌をまき散らすのは、周りにも迷惑をかけると思い、子供と一緒に薬を飲んで治しました。

子供が溶連菌になったら妊婦は産婦人科を受診

溶連菌の検診先にいる看護師

大人はかかりにくい溶連菌ですが、免疫力の下がっている妊婦さんは感染しやすいことが分かっています。万が一、母体が溶連菌に感染した場合、胎児への直接的な影響はないと言われていますが、羊膜に感染すると破水しやすくなり、赤ちゃんが産道を通るときに感染する危険性が高いため、医療機関での治療が必要です。免疫力が下がっている妊婦さんは風邪もひきやすいので、普段から予防することが大切です。

治療には抗生物質を用いますが、赤ちゃんへの影響がないものがありますので、心配せずにきちんと治療しましょう。

自覚症状がなかったのに、検査で溶連菌への感染が発覚する妊婦さんは珍しくありません。定期検診をきちんと受け、家族や周囲に溶連菌感染者がいた場合には、医師に相談しましょう。

さんご
30代後半

A妊娠中定期健診で発覚!

子供が溶連菌にかかっていましたが、恥ずかしながら大人に感染するとは思わず、自分には関係のないことだと思って検査も受けませんでした。周りもママ友の中にも溶連菌がうつった人はいなかったので…。

ところが、妊娠中の定期検査で、B群溶連菌に感染していることが分かりました。症状がなくても感染はしていたようです。妊娠自体に影響はないと聞きホッとしましたが、出産の際に点滴をして赤ちゃんへの感染を防ぐと言われ、心配になりました。

大人だから症状がなかったのかなと思いますが、知らないってコワイなと思いました。次からは子供が溶連菌になったら一緒に検査を受けるつもりです。

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