ひきつけとは?対処などまとめに関する記事

【ひきつけ】熱性けいれん/てんかんと違う?対処などまとめ

【ひきつけ】熱性けいれん/てんかんと違う?対処などまとめ

我が子がかんしゃくを起こし、突然ブルブル震えて意識を失ったら…あなたはどうしますか?

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ひきつけって何?症状/原因/対処/予防などまとめ

赤ちゃんや幼児期の子供は、突然白目をむいてひきつけを起こすことがあります。ひきつけても命に別状がなく、脳に影響が出ないものがほとんどですが、中には大きな病気が隠れていることがあります。

「うちの子は大丈夫!」と安心していると、いざという時に判断や対処に困り、症状を長引かせてしまうことがあります。ママになったらホームケアの1つとして、ひきつけについて知っておきましょう。

ひきつけとは?

ひきつけ起こす赤ちゃん

ひきつけとは、病気に伴う症状のことです。また「ひきつけ」と「けいれん」は同じ意味です。けれど「熱性けいれん」と「ひきつけ」は同じ意味ではありません。

また、病院の研修医の中には、ひきつけで救急搬送された子供を見ると「てんかん」と勘違いする人がいるそうですが、「ひきつけを起こしたから必ずてんかんである」ということではありません。ここでしっかりとその意味の違いを確認しておきましょう。

  • 熱性けいれん

38度以上の発熱を伴う6歳未満の乳幼児に多い病気の名称

  • てんかん

ひきつけの発作などを起こす病気の名称

  • ひきつけ、けいれん

本人の意思とは関係なく、手足や体が硬直したり、突っ張ったりする症状

ひきつけの症状

ひきつけの症状には様々なものがあります。その子の状態によって症状に違いがありますので、お子さんがひきつけを起こした時は、症状をきちんと観察することが大切です。

  • 手足やアゴがガクガク震える、体を大きくガクンガクンと動かす
  • 手足や全身が棒のように突っ張る
  • 意識がない、ボーっとして声をかけても反応がない
  • 口から泡を吹く、白目をむく、ぐったりする
  • チアノーゼを起こす(唇や顔のみ、全身が紫色になる)、呼吸が弱くなる、止まる
  • 顔が青白くなる、呼吸が止まる
  • 瞳孔が開く(通常4mm程度だが、6mm程度になる)
  • 意識はあるが汗が出て顔が赤くなる、言葉が出なくなる
  • 顔だけピクピクけいれんが続く

ひきつけを起こす5つの原因

乳幼児は脳が未発達で、様々な刺激が要因となって、ひきつけを起こすことがあります。

  • 発熱や大泣きにより脳が激しく興奮した
  • 大泣きや外傷、病気などにより脳が低酸素状態になった
  • 脱水症状、電解質(血液中の塩分)に異常がある
  • てんかんなど脳に疾患がある
  • 細菌やウイルスに感染し、脳炎や髄膜炎を起こした

子供に多いひきつけの種類

泣き入りひきつけ(憤怒けいれん)

おお泣きする赤ちゃん

乳幼児が大泣きすることで、無呼吸になり、酸素が脳に行き届かなくなることで起きるひきつけです。
呼吸が止まり、意識がなくなり、顔や唇が紫色になったり、全身がぐったりしたり、硬直してけいれんしたりします。発作は1分以内に収まることが多く、成長とともに落ち着きます。

熱性けいれん

風邪や感染症などで熱が急激に上がる時に、脳が対応しきれずに起こるひきつけです。38℃以上の高熱が出ています。両手足をつっぱり、全身が硬直したり、白目をむいて泡をふいたり、チアノーゼをおこします。発作は数分~5分未満に収まることが多く、成長とともに次第に起こらなくなってきます。

てんかん

脳の神経細胞がなんらかの影響で興奮し、ひきつけや発作を起こす疾患です。熱がないのにひきつけを繰り返すことがあります。全身を硬直させ、がくがくと手足を震わせる発作以外にも、急に意識がなくなりぼーっとしたり、お辞儀のような動作を繰り返したりする発作もあります。脳波に特徴的な波形が出ることが多く、服薬などの治療が必要です。

脳炎と髄膜炎

脳細胞や脳脊髄という膜に、細菌やウイルスが感染することでひきつけが起きることがあります。ひきつけの前後に頭痛や嘔吐、妄想や意識障害などの症状を訴えることが多いようです。脳炎は髄膜炎よりも症状が重く、治療が遅れると脳に障害が残るおそれもあります。ひきつけの中でも特に注意深く観察して早期に治療を開始する必要があります。

ひきつけを起こす主な病気

急激に熱が上がり、高い熱が続く病気はひきつけを起こしやすいです。また、嘔吐下痢をともなう病気は、脱水症状になりやすいため、熱のないひきつけをおこすことがあります。

インフルエンザは脳症を起こすことも多い病気です。以下の病気には、特に注意しましょう。
●はしか
●インフルエンザ
●突発性発疹
●ノロウイルス・ロタウイルス

ママ・パパは冷静に!ひきつけの対処方法

赤ちゃんの頭に手を当てる親

目の前で幼い我が子がひきつけを起こすと、少なからずママもパパもショックを受けて、冷静さを失うかもしれません。特にチアノーゼを起こしたり、白目をむいて口から泡を吹いたりする姿を見たら、気が動転してしまっても仕方がない状況です。

けれど、ひきつけを起こした時に何より大切なのは、ママとパパがいかに冷静になるかなのです。適切な対処をしないことで、ひきつけの発作が長引くこともあります。

ひきつけを見つけたら冷静に対処しよう

ひきつけ対処手順

冷静な対処でひきつけの原因が速やかにわかる場合もあります。ひきつけを起こしたら、落ち着いて、下記の対処を行いましょう。

  • ひきつけが起きたら時間を確認し、平らで安全な場所に寝かせ、スタイやピン、ベルトなどをつけている場合は外し、衣服をゆるめます。
  • 吐しゃ物が気道に詰まるのを防ぐため、首を横に向けます。そして体温を計ります。
  • けいれんに左右差がないか、体の一部だけけいれんしていないか、眼球はどちらをむいているか、顔や唇は紫になっていないか、などひきつけの様子を観察します。
  • ひきつけが収まったら呼びかけ、意識がはっきりしているか、麻痺や嘔吐などの症状はないか、瞳孔は(6mm程度)開いていないかなどを調べます。(けいれん後に寝てしまう場合もありますが、瞳孔を確認し、4mm程度であればひきつけは納まっていると考えてよいでしょう、

心配で声をかけたくなりますが、ひきつけが収まるまでは呼びかけたり抱っこしたりせずに静かに見守りましょう。また、舌を噛む心配はないので口の中に手や物を入れるのは、やめましょう

ひきつけが5分未満で収まって、けいれんの様子におかしな所がなく、けいれん後意識がはっきりしている場合は、診察時間内に医療機関に受診しましょう。ただし、以下の項目にあてはまった場合は緊急受診しましょう。

救急車を呼んだ方がいい場合

  • けいれんが5分以上続く
  • 左右対称でないけいれん、体の一部のみのけいれん
  • 目が一方に寄っている
  • 熱がないのにけいれんを起こした
  • けいれん後も意識がはっきりしていない、嘔吐や麻痺がある
  • 1日に何度もけいれんの発作を起こす
  • チアノーゼを起こしている

ひきつけの予防方法3つ

大泣きしそうな時は気分転換させる

泣き出しそうな顔の赤ちゃん

子供は泣くのが仕事ですから、泣かせないようにすることは不可能です。泣き入りひきつけを経験していると泣かせるのが恐くなりますが、神経質になることはありません。子供が興奮して大泣きしそうだと感じたら、部屋を移動する、飲み物を与える、好きなおもちゃで気を引くなどして気分転換させてあげましょう。

発熱時は厚着/脱水症状に注意する

子供が発熱し、手が冷たくなり震えていると厚着させたくなりますが、熱がこもると熱性けいれんを起こしやすくなります。熱がある時は、服を一枚少なくする、布団をかけ過ぎないように注意しましょう

また、子供はすぐに脱水症状になります。発熱時はいつもより大目に水分補給するようにしましょう。おしっこの回数や量が減っていたら要注意です。嘔吐があり水分がとれない場合は、医療機関を受診し点滴を受けましょう。

予防接種を積極的に受けさせる

はしか、ヒブ・肺炎球菌、インフルエンザなど予防接種を受けることで予防できる、重症化を防げる病気があります。副作用よりも、病気にかかった後の症状の方が恐いという考え方もあります。積極的に予防接種を受けさせるようにしましょう。

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