マイコプラズマ肺炎はうつるのかに関する記事

マイコプラズマ肺炎はうつる!感染経路/子供の出席停止期間

マイコプラズマ肺炎はうつる!感染経路/子供の出席停止期間

マイコプラズマ肺炎はうつるので予防が大切!園や学校は出席停止になりますし、家庭内の感染率が高く親が重症化するケースも…。

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マイコプラズマ肺炎はうつる!感染経路/出席停止期間/予防法

お子さんは、せき症状が長引いていませんか?乾いた長引くせきはマイコプラズマ肺炎の恐れがあります。肺炎といえば日本人の亡くなる率第3位の疾患。マイコプラズマ肺炎は外来で治療できる肺炎と言われ、感染者の80.2%が0歳~14歳未満の子供(国立感染症研究所感染症情報センターより)のため、親が放っておくと重症肺炎などになる恐れもあるのです!

学校や幼稚園・保育園で、自分の子供がうつされることを十分に予防したいですし、他のお子さんにうつしてしまうことにも気をつけなければなりませんよね。こちらでは、そんなマイコプラズマ肺炎の感染経路やうつりやすい期間、子供の出席停止期間、予防法などを詳しくみていきましょう。

マイコプラズマ肺炎はうつるのか?

親子でマスク

「園(学校)にマイコプラズマ肺炎でお休みした人がいるよ」と初めて聞いたママは、「え?肺炎?うつるのかなぁ?」と不思議に思いますよね。マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ(=マイコプラズ マニューモニエ)」という微生物が病原体となって、気道や気管、気管支、肺に感染して炎症を起こす疾患のことです。一度罹ったことがある人でも抗体は生涯続くものではなく、再感染することもあり年々感染者数が増えています。

また、以前は4年ごとに流行したため「オリンピック病」と呼ばれたほどですが、最近は毎年感染者が報告され、以前のように定期的に全国的な大流行を引き起こすという傾向は崩れてきています。

うつりやすい季節としては、秋から冬に季節が変わり始める晩秋~早春に要注意です! この時期は急に空気も乾燥し始め、咳風邪の患者数が増えますので、子供が乾いた咳をしているか?湿っているか?いつから出始めたか?などの様子に気をつけて、早期診断・早期治療で重症化を防ぎましょう。

マイコプラズマ肺炎の感染経路

マイコプラズマ肺の感染経路としては、患者の咳やくしゃみに含まれる病原体によって感染する飛沫感染と、病原体を触った手で口や鼻を触ることによって感染する接触感染とがあります。
感染経路自体はインフルエンザなどの風邪と同じなのですが、マイコプラズマはインフルエンザほど爆発的に流行しませんよね。

マイコプラズマ肺炎への感染には「濃厚な接触が必要」であると考えられています。つまり、同じ地域、幼稚園、保育園、学校、家庭内でも、短時間では感染しにくく、仲がいいお友達や親と濃厚に接触しなければ、他の細菌やウィルスに比べてうつりにくいのです。逆に、園で四六時中一緒にいる中のよいお友達や、良い兄弟、添い寝をする親子間などでは、十分な注意が必要ですね。

マイコプラズマ肺炎の潜伏期間とうつる期間

マイコプラズマ肺炎の潜伏期間は2~3週間と長めです。初めて症状が出た日の2~8日前から、唾液や鼻水などと一緒にウィルスが排出されるため、潜伏期間から周囲の人にうつる可能性があります。発熱や頭痛などの初期症状が現れた3~5日後に「コンコン」という乾いた咳の症状が現れ、咳はどんどんひどくなっていきます。熱が下がってからも3~4週間咳症状は続き、学童期の子供の場合は後半になると、乾いた咳から「ゴホンゴホン」という痰の絡んだ湿った咳に変わることが多いです。

この間も咳によって飛沫感染する恐れがあるため、潜伏期間も含めると1ヶ月以上の期間、周囲の人にうつしてしまう可能性があるのです。

マイコプラズマ肺炎はどのように診断されるの?

血液の入った容器

マイコプラズマ肺炎は通常の肺炎と違って特殊であり、聴診しても雑音を発しませんし、胸部X線検査でもマイコプラズマ感染による肺炎かどうかは判断がつきません。そのため、検査が必要になります。

これまでは、血液検査でマイコプラズマの抗体値を調べ、その数値により診断されてきましたが、最近は長い綿棒のようなもので喉の奥から菌をとって調べる簡易検査もあり、子供への負担が減りました。この方法の場合、すぐに結果が分かって便利です。また、採血して血液中の抗体を調べる検査の場合も、30分程度でわかるようになりました。

ただし、検査キットを置いていない医療機関の場合は、採血した血液の検査を外部に委託するため、結果が出るのに1週間かかることもあるそうです。

また、CT検査で他の肺炎との識別は可能なのですが、そこまでの検査はせず風邪と診断されることが多いようです。このように、マイコプラズマ肺炎と診断されるまでに日数を要するため、知らず知らずのうちに、家族や園・学校でうつしてしまう可能性が高くなってしまう傾向があります。

園や学校は?マイコプラズマ出席停止期間

マイコプラズマ肺炎での子供の出席停止期間は、インフルエンザのように「解熱後○日」「罹患後○日」というふうにはっきりとした日数は提示されておらず、曖昧になっています。だからといって解熱後咳がひどいのにそのまま登園・登校させるのではなく、周囲にうつさないようにマナーを守りたいですね。

幼稚園・学校の出席停止期間

重ねられた椅子

文部科学省の学校保健安全法では、マイコプラズマ肺炎に感染した園児・児童の出席停止期間については、次のように記されています。

結核、髄膜炎菌性髄膜炎及び第三種の感染症にかかつた者については、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで。(注1)

マイコプラズマ肺炎に感染すると、1ヶ月程度病原菌を保有している状態になりますが、症状が改善し発熱や激しい咳が治まっていれば、状態を見ながら、登校・登園をしても大丈夫でしょう

ただし、学校長に権限があるため、園や学校によっては診断書や感染治癒証明書の提出を求める場合があるかもしれません。感染が分かったらすぐに園や学校に報告し、出席停止期間について確認しましょう

保育所の出席停止期間

また、厚生労働省のガイドラインによれば、乳幼児が長時間集団で生活する保育所では、感染力が大幅に減少するまで罹患児の登園を避けるように保護者に理解を求めています。抵抗力も弱く、身体が未熟な乳幼児の特性や、床を這ったり手を舐めたりする行動から、乳幼児の感染症対策はとても難しいのです。

しかし、保育所は共働きの両親が多いことから、長い間欠席することは避けたいことでしょう。保育所が充分な感染対策をしたとしても、我が子への感染、または我が子から他の子への感染を完全に阻止することは難しいと理解した上で、登園させるようにしましょう。

マイコプラズマ肺炎10の予防法

マイコプラズマ肺炎は、学校や家庭で、ある程度濃厚な接触がある人からうつります。流行している時期には適切な予防をし、学校や家庭内での感染を防ぐことが大切です。

日常生活での3つの予防法

日常生活の中で菌に感染してしまい、学校や家庭内に菌を持ち込むことがないようにしなければなりません。感染しないためにも、次のようなことを日々の生活で心がけましょう。

  1. 流行期には人混みを避けるようにする
  2. 外出先から帰ったらうがいと手洗いをする
  3. 充分な睡眠とバランスのとれた食事で免疫力アップ
手を洗う園児

また、手洗いは正しく行って、手に付着した菌を排除できなければ意味がありません。厚生労働省による以下の感染症対策のガイドラインに記載されていた手洗い方法を参考にしてみてください。

正しい手洗いの方法

  1. 液体石けんを泡立て、手のひらをよくこすります。
  2. 手の甲を伸ばすようにこすります。
  3. 指先、つめの間を念入りにこすります。
  4. 両指を合体し、指の間を洗います。
  5. 親指を反対の手でにぎり、ねじり洗いをします。
  6. 手首も洗った後で、最後によくすすぎ、その後よく乾燥させます。

(注2)

園や学校での4つの予防法

マイコプラズマ肺炎には、有効なワクチンがないため予防接種は行えません。そのため、園や学校などの集団生活において子供達が感染を予防するためには、風邪やインフルエンザと同じように日頃の生活習慣に配慮して予防することしかできません。

  1. 手洗いやうがいをしっかりする
  2. マスクを着用する
  3. 感染者との濃厚接触を避ける
  4. 他の人に向けて咳やくしゃみをしない

家庭での3つの予防法

園や学校での予防法に加え、より患者と密接になる家庭内では次のような点にも注意して予防を行いましょう。

  1. 寝室を別にする
  2. 何かを食べる前には必ず手洗いや手の消毒を徹底する
  3. 食事の際に、咳や痰が飛ばないようにする

小さなお子さんの場合、寝室を別にすることは難しいですよね。そのような場合は、兄弟やパパと別の部屋に移し、ママはマスクをして添い寝し、できるだけ感染したお子さんにもマスクを着用させましょう。子供はマスクを嫌がる子が多いのですが、白い不織布のマスクにお気に入りのキャラクターの絵を描いてあげると、喜んでつけてくれることもあります。

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