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麻疹と風疹の違い!混合ワクチン予防接種で症状を抑える

麻疹と風疹の違い!混合ワクチン予防接種で症状を抑える

麻疹と風疹はどう違うのか、症状や感染経路、潜伏期間の違いについて確認しましょう。ワクチンの予防接種の時期も忘れずに!

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麻疹と風疹の違いを見分けるには⁉主な症状/感染経路/予防接種

子供はよく熱を出すものですが、ただの風邪なのか他の病気なのか、見分けるのは難しいですよね。特に麻疹と風疹は呼び方も症状も似ているし、その違いを明確に知っているママは少ないのではないでしょうか。しかし、麻疹も風疹も妊娠中のママが感染してしまうと胎児に悪影響を及ぼすため、ママ自身はもちろん子供が感染することは避けたいもの。

ここでは、麻疹や風疹の特徴的な症状や感染経路、潜伏期間などを知り麻疹と風疹の違いを明らかにしていきましょう。もしも自分や家族が麻疹や風疹に感染したとしても、いち早く症状に気づくことで早期感染拡大を避けることができます。麻疹と風疹の予防接種のことも詳しく知り、感染対策を万全にしたいですね。

麻疹の症状や特徴

鼻水を拭く子供のイラスト

麻疹の呼び方は「ましん」ですが、「はしか」の名で周知されています。その症状としては最初に38度以上の高熱が出たり鼻水、咳などの風邪に似た症状が現れます。麻疹の症状は10日ぐらい続きまして、初期から最後まで風邪に似た症状は続きます。熱は上がったり下がったりと二峰性発熱になることが多く、3~4日続いた熱が下がったと思ってもまた半日か一日後に発熱し39度以上の高熱が出る場合もあり、5~6日目が一番苦しい症状になります。

麻疹の特徴的な症状としては、口の中が真っ赤になり「コプリック斑」という白いポツポツが頬の内側に現れることです。発熱している間は咳や関節痛があり、口の中の痛みから食欲もなく全身状態は良くありません。
コプリック斑が出てから2日ほどで、一旦熱が下がった後で、再度高熱が出て同時に、目が充血したり目ヤニが出たりと共に、赤い発疹が顔から全身に広がります。

麻疹は麻疹ウイルスが原因となり感染するのですが、生後6ヶ月まではママの免疫があるので感染するリスクは低いと言われています。しかし感染力の強いウイルスで、免疫がなくなった直後から発症する可能性があり、1歳児が最も発症数が多いという国立感染症研究所の発表があります。発症中は免疫力も落ちていることから、他の感染症も併発しやすいため小さい子は注意し、予防接種が大切になります。

麻疹の主な症状

  • 風邪のような発熱、鼻水、咳が出る
  • 38度以上の高熱
  • 発熱後、口の中が赤く腫れ、痛みも生じる
  • 頬の内側に白いポツポツ(コプリック斑)が現れる
  • 赤い発疹が顔から全身に広がる
  • 関節痛がある
  • ひどい咳症状

風疹の症状や特徴

風疹の読み方はそのまま「ふうしん」ですが、麻疹に対して「三日はしか」とも言われることがあります。風疹は風疹ウイルスの感染によって起こる病気で、38度前後の発熱があるのと同時に、リンパ節が腫れ(特に首、後頭部、耳の裏にあるリンパ節)、赤く細かい発疹が顔の周りに出て、だんだん全身へ広がっていきます。個人差もありますが、熱が出ない場合や微熱の場合もあり、5割の人は熱が出ないという調査結果もあります。同じ大きさの赤く細かい発疹が風疹の特徴的な症状と言えるでしょう。症状は「三日はしか」の名前の通り3日程続きます。

一歳の女の子

感染症情報センターのかかりやすい年齢の資料をみると1歳の子が最も発症数が多くなりますが、1歳~14歳まで発症人数がいることから、特に年齢には関係なく、保育園や学校などによる感染が高いと考えられます。ただ2013年には海外からの前年の海外の流行から、成人男性の発症数が急増したという例もありますので、一度も発症したことがない抗体がない人や、予防接種を受けていない人は、年齢に関わらず注意する必要があります。一度かかると免疫ができるので生涯かかりません。中学生頃に集団で風疹の予防接種を受けた記憶のあるママもいると思いますが、免疫力の低い妊娠中に風疹に感染してしまうとお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼすこともあるので、注意しなければなりません。

風疹の主な症状

  • 38度前後の発熱もしくは発熱症状はない
  • 首や後頭部、耳の下のリンパ節などが腫れ、しこりのようなものができる
  • 発熱と同時に赤く細かい発疹が現れる
  • 軽い咳症状やのどの痛み
  • 白目が充血して赤くなる

麻疹と風疹の違いとは

このように麻疹にも風疹にも、発熱や風邪に似た症状、赤い発疹が現れるため素人ではなかなか見分けがつかないことがあります。そこで、麻疹と風疹それぞれの潜伏期間や感染経路、明確な症状の違い、回復までの期間について知り、見極めができるようになりましょう。

潜伏期間

風疹の潜伏期間は感染してから14~21日くらいで、麻疹は感染してから10日くらいです。潜伏期間の間は特に自覚症状もなく、麻疹の場合は風疹に比べると症状も重いため、潜伏期間を経て症状が出始めた時には、すでにもう苦しい状態になっていることが多くなります。

感染経路

風疹は風邪と同じように咳や鼻水から感染する飛沫感染によって感染しますが、麻疹はその飛沫感染に加え接触感染や同じ部屋にいるだけで感染してしまう空気感染によっても広がります。そのため感染者と接触したり、身近にいる麻疹に免疫のない人に対する感染力は90%以上とされ、麻疹の方が風疹よりも感染しやすい感染症です。

明確な違いがある症状

充血する目のサンプル

麻疹と風疹はパッと見似たような症状に思われますが、明確な違いがあります。これらの症状が、麻疹と風疹の一番の見極めポイントとなるので知っておくと安心ですよ。麻疹も風疹も最初風邪に似た症状があることから、風邪と間違えないためにも、次のポイントをチェックしてみましょう。

  • 熱の出方
     38度以上の高熱で上がったり下がったりする二峰性発熱は麻疹で、
     発熱しなかったり発熱したとしても38度前後で2~3日で治まったりするのが風疹です。
  • 発疹の出るタイミング
     麻疹は発熱した後で、風疹は発熱とほぼ同時に発疹が出ます。
  • リンパ腺の腫れ
     耳の下のリンパ腺が腫れるのが風疹です。
  • コプリック斑
     口の中の頬の内側に、白いポツポツとしたコプリック斑が現れるのは麻疹です。
  • 目が充血する
     風疹の場合は、プール熱のように白目が充血して赤くなることもあります。

回復までの期間

麻疹は熱も高く苦しい状態が続きますが、発熱から10日程度で、熱も完全に下がり発疹も茶褐色になるなど症状が治まってきます。しかし、発疹の色素沈着は残り、跡が気にならなくなるには1ヶ月ほどかかります。
一方、風疹は麻疹ほど症状が重くなく2~3日で熱も発疹も治まってくるので、「三日はしか」とも言われる所以になっています。

麻疹と風疹の予防接種

麻疹と風疹の予防接種については、何度も変遷があったため、あまりよくわかっていないママも多いのではないでしょう。2006年4月からMRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)の定期接種制度が導入されたのですが、この接種時期や回数、費用など詳しくみていきましょう。

予防接種の時期

2006年4月より以前は、麻疹も風疹も1歳から7歳半までの間に1回のワクチン接種で済ましていたのですが、1回の接種だけでは免疫が付かない人が5%ほどいたり、1回目の接種から年数が経っている人には免疫が低下している可能性があるため、2006年4月から1歳と小学校入学前の2回接種制度が始まりました。

予防接種の回数

注射器二本

前述したようにワクチン接種回数は2回であることが推奨されているのですが、1990年より以前は麻疹ワクチンも風疹ワクチンも1回接種でした。この頃はほとんどの子供が麻疹や風疹に感染していたため、自然に免疫ができていたのですが、予防接種の広がりとともに感染者が少なくなったため、免疫を持たない人が増えたとされます。

さらに、1回の予防接種では生涯免疫ができるわけではないこともわかり、2回接種制度が導入されました。1990年より以前に生まれた人は免疫も少ないため、2回目の予防接種を受けることが推奨されています。風疹や麻疹に感染したことがない人で、特に妊娠する予定のある女性は、かかりつけ医に一度相談してみるようにしましょう。

ワクチンの副作用

1回目のワクチン接種後の副作用として、最も多い症状は接種後1週間から2週間以内に起こる発熱で予防接種の副反応とも言われます。その他、発疹やアレルギー反応によるじんましん、発熱に伴うけいれんが起こる場合も少なからずあります。ごく稀に脳炎や脳症を起こす例もあるのですが、ワクチンの副作用とも言い切れない場合もありますので、予防接種後の体調の変化には注意しましょう。

ワクチン接種の費用

MRワクチンについては、定期接種の期間を過ぎてしまったり、大人が任意で接種する場合には費用がかかってきます。地域や病院にもよりますが、私が確認した中ではMRワクチンの全国的な相場は3000円~10000円と幅がありました。単体の麻疹の予防接種と、風疹の予防接種の料金も、MRワクチンと同様に病院により違いますが、4000円から8000円程度で、同料金に設定されている病院が多いように感じました。
さらに予防接種を受ける前に、麻疹や風疹の免疫があるのかどうかの抗体検査も受けた方が良いのですが、こちらも費用がかかり予防接種と同様に病院により違うのですが、複数の病院を確認すると5000円から6000円前後が相場のようです。

予防接種を受けるタイミング

保育園

MRワクチンは、1歳代と小学校入学前の年長さんにあたる1年以内の、2回受けるように決められていますが、特に1歳前後は他の予防接種との兼ね合いも考えなければならず、タイミングが難しい場合があります。そこで、MRワクチンを受けるタイミングのポイントを確認しておきましょう。

なお、1歳未満の赤ちゃんも麻疹や風疹にかかる可能性はあり、6ヶ月からMRワクチンの予防接種は受けることができるので、家族の周りや保育園などで麻疹や風疹が流行っていると聞いた場合には、かかりつけの小児科に相談して、任意摂取を検討するようにしましょう。
もし、0歳時に予防接種を受けた場合でも、1歳になったらまた予防接種を受ける必要があります。0歳時には母親由来の抗体が残っていることにより、ワクチンによって十分な抗体が作られない可能性があるため、予防接種の第2期前に麻疹や風疹にかかる可能性があるため、1歳になったら再度の予防接種を受けることを忘れないようにしてください。

MRワクチンは生ワクチンである

MRワクチンは生ワクチンなので、接種後別の種類の予防接種を受けようとするなら最低4週間(27日以上)空けなければなりません。逆にインフルエンザなどの不活化ワクチンは1週間空ければ良いだけなので、インフルエンザワクチンを先に受けて1週間後にMRワクチンを受けることが可能です。
なお、水疱瘡・おたふく風邪のワクチンと一緒に予防接種を受けることができるので、子供は辛いかもしれませんが、かかりつけ医と十分に相談して、予防接種のスケジュールを決めるようにしましょう。

春や秋など気候の良い時期がおすすめ

せっかく予防接種スケジュールを立てていても、病気になってしまっては予防接種を受けられません。予防接種自体は受けることができるのですが、風邪などをひいている時に予防接種を受けても十分な抗体が作られない可能性があるため、せっかくのワクチン接種が無駄になってしまうため、体調が良く家族や周りに風邪をひいている人がいなく、1日の中で温度変化の少ない時期がおすすめです。
インフルエンザやおたふくかぜ、水疱瘡など子供がかかりやすく予防接種があるものの流行時期は、それらのワクチン接種を優先した方が良いので、MRワクチンは春や秋に接種することをおすすめします。

予防接種の時期を忘れないように!

他の予防接種との兼ね合いも大切ですが、定期接種の場合は接種時期を過ぎてしまうと自費になってしまいます。特にMRワクチン2回目の小学校入学前は、入学準備などでバタバタするので「6歳の誕生日後すぐにMRワクチンを受ける」と前もって決めておくと良いですよ。

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