麻疹の症状と予防接種の日程に関する記事

麻疹(はしか)の症状とは?風疹や水疱瘡との違いを徹底解説!

麻疹(はしか)の症状とは?風疹や水疱瘡との違いを徹底解説!

麻疹の症状の特徴をご存じですか?症状が現れた場合、すぐに麻疹と判断できるママは多くないはず。勘違いによる対応の遅れを防ぐため、麻疹の主な症状の特徴や症状の変化のほか、風疹や水疱瘡との違いや、予防接種のスケジュールについて知っておきましょう。

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麻疹の症状を見逃さない!知っておくべき麻疹の見分け方

麻疹の集団感染や流行のニュースは、小さなお子さんを持つママには気になる話題ですよね。また、「妊娠中に感染したらどうなるの?」と不安に思っている女性も多いのではないでしょうか。

麻疹は、風疹や水疱瘡と症状が似ているため、発症したときに判断が難しい病気です。あらかじめ、麻疹特有の症状を知っておくことで、子供が感染した時に役立てましょう。

さらに、妊娠中に発症すると妊娠に影響を与える恐れがあるため、妊婦さんは予防の知識を持つことがとても大切です。

今回は麻疹の症状を中心に、麻疹と似ている症状の病気との見分け方や予防法など、子育てママやベビ待ち中の妊婦さんに役立つ情報をお伝えします。

麻疹(はしか)とは?

1歳未満の赤ちゃん

麻疹は、麻疹ウイルスに感染することで発症する、春から夏にかけて流行する感染症です。感染経路は、飛沫感染・接触感染・空気感染の3つあります。

「疹」という字が常用漢字表外字のため、感染症法では「麻しん(ましん)」と表記されています。

麻疹は非常に感染力が強い病気で、抗体を持っていないと簡単に感染してしまう恐ろしい病気です。子供に多い病気のイメージがありますが、抗体を持っていなければ大人でもかかる可能性があります。

過去に麻疹にかかったことによって免疫を持っている人は、一生涯、麻疹にはかかりません。ただし、1歳未満でかかった場合は、免疫が維持されない場合があるため、再び感染する可能性があると言われています。

また、風疹や川崎病と症状が似ていることから、麻疹だと気付かず初期対応が遅れてしまうことも。特に子供は、自分の症状をうまく説明できないため、ほかの病気と勘違いしやすいので注意が必要です。

親が麻疹についての知識をもち、麻疹の疑いがないかどうか、よく観察する必要があるといえます。

麻疹の症状の流れ

麻疹にかかるとどのような症状が現れるのでしょうか。麻疹と似た病気と区別するためにも、一般的な麻疹の症状の経過を確認しておきましょう。

1前駆期(カタル期)

熱が出ている子供

麻疹に感染し、症状が出始めた時期を前駆期(カタル期)といいます。

10日前後の潜伏期のあと前駆期に入り、次のような症状が2~4日続きます。

  • 38度~39度の高熱
  • 咳やくしゃみ・鼻水
  • 白目の充血・目やに
  • 口の中が赤く腫れる
  • コプリック斑

見逃してはいけないコプリック斑とは?

コプリック班とは麻疹特有の症状で、頬の粘膜にできる1mmほどの白い斑点のことをいいます。現れてから2日ほどであっという間になくなるので、見逃しがちな症状です。

2発疹期

発熱が一度治まってから、半日ほどして再び高熱を発すると発疹期に入ります。

発疹期は3~5日続き、耳から首、おでこにかけて麻疹特有の鮮やかな赤い発疹が現れるのが特徴です。発疹は1日ほどで顔や体に出て、2日ほどで全身に広がっていきます。

この発疹が広がる3~4日間は40度近い高熱が続き、体力的にも大変辛い時期です。

3回復期

発疹期が終わると回復期に入ります。はじめは赤みを帯びていた発疹が暗赤色に変化し、その後徐々に薄くなっていきます。

熱が引き、咳や鼻水などの前駆期の症状が治まり、回復していくのが一般的です。

風疹・水疱瘡と麻疹を見分ける方法は?

麻疹かどうかを判断するためには、似たような症状を表す病気の特徴を知っておくことも大切です。ここでは、症状が似ている風疹と水疱瘡の2つについて、症状の違いについてみていきましょう。

風疹の特徴

妊婦さん

風疹は、風疹ウイルスに感染して発症する病気で、麻疹と同様に春から夏に流行します。麻疹ほど感染力が強くないのが特徴ですが、妊娠中にかかると胎児に影響が出るため問題となっています。

麻疹と異なる症状には次のようなものがあります。

特徴的な風疹の症状

  • リンパ節の腫れ
  • 全身に淡いピンク色の発疹ができる
  • 38度前後の発熱

麻疹の発疹は赤いのに対し、風疹の発疹はピンク色という違いがあります。発熱も麻疹の方が40度近い高熱が出るのに対し、風疹は38度前後とそれほど高熱にならないことが多いと言われています。

水疱瘡の特徴

保育園の先生と子供達

水痘ウイルスに感染して発症する水疱瘡は、冬から初夏にかけて流行する傾向があります。麻疹と同様に感染力が強いのが特徴で、保育園や幼稚園、学校で集団感染が起こることもしばしばです。

麻疹と異なる症状には次のようなものがあります。

特徴的な水疱瘡の症状

  • 発疹は数日かけて徐々に現れる
  • 発疹→水ぶくれ→膿が溜まった膿胞と変化する
  • 発疹の激しいかゆみ

麻疹の発疹は小さく赤みを帯びているのに比べ、水疱瘡の発疹は少し大きめで、水ぶくれになるのが特徴です。また、麻疹での熱は1週間程度続くのに対し、水疱瘡での熱は、2~3日で下がる場合がほとんどと言われています。

麻疹は予防接種で防げる病気です

麻疹の予防に一番効果的なのは、予防接種を受けることです。ここからは、麻疹の予防接種のスケジュール、受ける際の注意点などについてみていきましょう。

麻疹の予防接種

ワクチン

麻疹の予防接種は、国や自治体が接種を推奨している定期接種となっています。麻疹と風疹を同時に予防できる、「麻しん風しん混合(MR)」のワクチンを接種するのが一般的です。

MRワクチンは、病気にかかった状態にすることで免疫をつけるために、あらかじめ毒性を弱めておいたウイルスを接種する「生ワクチン」です。

予防接種を受ける時期

予防接種をしている子供

MRワクチンは、1歳と小学校の入学前の2回受ける必要があります。麻疹は、江戸時代に「命定め」と呼ばれたほど、重症化すると命の危険を伴う恐れがある病気のため、特に1歳での初回接種が大事です。

また、2回目の接種はかなり間が空くので忘れてしまう場合もあります。決められた期間に受けると無料でも、期間を過ぎてからの接種は有料となってしまいます。

多くの自治体で麻疹の2回目接種の通知を郵送していますが、家庭でも6歳の誕生日を目安に必ず受けるよう気をつけましょう。

MRワクチンを受ける時の注意点

MRワクチンなどの生ワクチンを受けた場合、ほかの予防接種を受けるまでには27日以上の間隔を空ける必要があるため、インフルエンザ予防接種などの時期と重ならないよう、上手にスケジュールを立てましょう。

予防接種の副反応

麻疹の場合、予防接種を受けたあとに発熱や発疹が起こり、ほとんどの場合2~3日で回復します。接種後に、「高熱が出た」「3日以上、熱が下がらない」などの深刻な症状がみられる場合は、念のためかかりつけ医を受診しましょう。

ワクチンには鶏卵の成分が含まれているため、卵アレルギーの子供の接種に不安を感じるママが多いようですが、最近はワクチンが改良されて、卵アレルギーでもほとんどの場合は接種が可能となっています。

ただし、子供が卵を食べるとアナフィラキシーを起こすような重度のアレルギーを持っている場合は、医師に相談してから接種するかを決めた方が安全です。

ママやパパが麻疹にかかったことがない場合

笑顔の家族

両親が麻疹にかかったことがない場合、念のため予防接種を受けた方がよいケースもあります。麻疹は主に子供がかかる病気でしたが、最近では20代の大人がかかるケースが増えてきているためです。

背景には、麻疹に自然感染する機会が減り免疫を持つ人が少なくなったことや、ワクチンを1回しか受けておらず十分な免疫がつかなかった、次第に免疫が薄れていったなどが考えられています。

ママやパパなどの家族が麻疹に感染することで、子供にうつしてしまう場合があるので注意が必要です。

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