麻疹の予防接種に関する記事

麻疹の予防接種は1歳から!時期・費用とワクチンの副作用

麻疹の予防接種は1歳から!時期・費用とワクチンの副作用

麻疹の予防接種は小さい子供には必須!1歳を超えたら早いうちに受けるメリットとは?

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麻疹の予防接種はいつ?予防接種を受ける時期と副作用

予防接種の注射をする男性医師とママに抱っこされてる赤ちゃんのイラスト

子育てをするときに、心配なのが子供の病気のこと。できればあまり大きな病気にならずに成長してほしい、そして病気になったとしても軽い症状で済んだらいいと思うのが親心です。

子供が感染する病気の中で、麻疹(はしか)という感染症があります。これは麻疹ウィルスに感染して症状が出る感染症です。このウィルスは感染力が強く、感染すると合併症なども起こします可能性が高く、時に命にまでかかわることもある病気として昔から恐れられていました。

しかし現在麻疹は予防接種で感染を防ぐことのできる病気です。もしもワクチン摂取を受けておけば、感染をしたとしても重症化することはありません。反対に予防接種を受けていないとほとんどの人がかかる感染症です。その意味で予防接種を受けることが推奨されています。

予防接種を受ける時期と費用

日本では予防接種に関して、それぞれの感染症の定期接種をする時期が決められています。麻疹の場合は2回の定期接種が必要です。

予防接種を受ける時期

2回と指で示してる女性

麻疹の予防接種というのは、麻疹ワクチンを接種します。しかしそれ単独で接種するのではなく、通常MRワクチン(麻疹風疹混合)と呼ばれているもの接種します。MRワクチンは、麻疹と風疹を予防することができる混合ワクチンです。定期接種は一歳の間に1回小学校の入学する前1年以内(年長クラス)で1回受けることとされています。よって、麻疹の予防接種の効果を十分に発揮するための回数は、2回ということになります。2001年以降「一歳のお誕生日プレゼントに麻疹ワクチンをプレゼントしよう」という国全体の啓蒙活動によって、そのMRワクチンの知名度や認識力は上がってきました。

注意しなければいけないのは、1歳未満の子供でも麻疹にかかる可能性があるということです。無料の予防接種が1歳となりますが、周りで麻疹が流行っている場合には、生後6ヶ月以降でしたら予防接種を受けることができるので、任意接種となり費用がかかりますが、ワクチン接種を検討し病院で相談するようにしましょう。

予防接種の費用

2006年以降はMRワクチンの2回定期接種が厚生省できめられ、対象時期であれば無料で接種することが出来ます。対象時期を外れてしまうと予防接種を受けることは可能ですが、自己負担になります。自費で負担をする場合には、病院により料金の違いがありますが、MRワクチンは3000~11000円と値段に大きな違いがあり、麻疹ワクチンは4000円~8000円前後の費用がかかります。定期接種で受けるようにし、もし忘れてしまった場合には、病院に相談して値段などを考慮し、必ず自費でも予防接種を受けるようにしましょう。

予防接種の効果と副作用について

麻疹は感染してしまうとその症状や合併症が強いことから、予防接種を受けて感染を予防することが一番大切だとされています。

予防接種の効果

MRワクチンの抗体を獲得する割合は高く、95%以上に上ると言われます。北里第一三共ワクチン株式会社によるとワクチンは接種後に体内で抗体の増殖をはじめ、約10日程度で、麻疹ウィルスに対する免疫が出来るそうです。もし1回目の定期接種で抗体の獲得が不十分でも、2回目の定期接種で抗体の獲得を十分なものにすることが出来るそうなので安心ですね。(注3)

予防接種の副作用

赤ちゃんの熱を測る

MRワクチンはウィルスの毒性を弱めた生ワクチンです。そのために一部のワクチン接種した人に軽いはしかに似た症状が現れる可能性があります。

厚生労働省の発表より、ワクチン接種後に発生する副作用で多いものは発熱で約13%の人に出るとされ、発熱をする時期としては予防接種後約1週間前後が最も多いようです。次にみられる副作用は発疹です。これも接種後約1週間前後で数%とのこと。いずれの症状も3日くらいで改善することが多いそうなので、ワクチン接種後の子供の体調変化には注意してあげましょう。(注1)

MRワクチン接種による極稀な副作用として、脳炎や脳症の可能性が100万~150万人に一人という可能性があるそうですが、ワクチン接種との因果関係が明確にされていないことから、注意はするとしても恐れずにワクチン摂取をオススメいたします。

予防接種に受け方と問い合わせ先

MRワクチンの初回接種が1歳代であるということから、もうすでにほかの予防接種を始めている人がほとんどですよね。つまりこれまでの予防接種を受けた病院で、麻疹の予防接種スケジュールを組み込んでもらうのが一番です。

かかりつけ医だと、赤ちゃんのカルテもありますし、体質やアレルギーに関しても情報を持っています。特に麻疹ワクチンは製造する際にニワトリ胎児胚細胞を使っており、卵アレルギー反応は発症しないとされていますが、重度のアレルギーを持つ子供の場合は、ワクチン接種の際にアレルギーに関しても、かかりつけ医相談するようにしましょう。

予防接種を受ける時期・タイミング

MRワクチンは一歳を過ぎて体調が良い時をねらって受けに行きましょう。また風邪をひいてる時にMRワクチンを接種した場合、ワクチンウィルスの増殖が妨げられてその結果、十分に抗体が獲得できないということがあります。そのためにあまり季節の変わり目や天候の変化のない時期、風邪などひかないために環境に左右されることがない時期を選んで受診に行くことも大切です。

予防接種に関する質問は?またそのスケジュールの相談は?

予防接種はとても複雑です。一般的に目安にするスケジュール表がありますが、必ずその通りがいいというわけではありません。

また予防接種には、同時接種が可能なもの、また一度別の予防接種をした後は一定の期間を置かなくてはいけないものがあります。MRワクチンの場合は、おたふく風邪・水疱瘡ワクチンと同時摂取することが可能です。定期接種を行う際には、いろいろな感染症の流行時期を考慮して、どの予防接種を先に受けるといいのか?どれとどれは一緒に済ませることが出来るのか?などをかかりつけ医と良く相談して決めるのが一番です。

相談をするときには、母子手帳を持って直接病院に出向きましょう。これまでの定期接種状況と今後の感染症の流行なども見ながら、スケジュールを組んでいくことが出来ます。

麻疹の症状とは?流行するのはいつ?

麻疹はウィルスの感染によっておこります。抗体の無い乳幼児が特にかかりやすい急性のウィルス感染症のひとつです。もちろん予防接種を受けていなかったり、ワクチン摂取をしていない場合は、大人でも感染してしまうので、ママさんは自分でワクチン接種をしたか確認し、自分の子供にはうつさないようにすることが大切です。
なお、妊娠中はMRワクチン摂取を受けることができないので、「流行っている時期には人混みには行かない」などの予防策をとる必要があります。

麻疹の症状

カレンダーの一部

麻疹の潜伏期間は約10日です。そして初期に見られる主な症状は、咳や鼻水、そして発熱といった風邪に似た症状となります。風邪に似た症状で気が付きにくいこともあるのですが、この時期に特徴的なのが、麻疹でしか現れないコプリック斑という白い斑点です。発熱して2~3日経過すると歯ぐきや頬の内側など口の中に白い斑点が出来、これが診断の決め手になります。

その状態が3~4日続いた後、発疹期と呼ばれる時期に入ります。一旦熱が下がったと思ったら、39度以上の熱と全身に発疹が現れます。高熱になることから倦怠感が強く、食欲の低下、脱水を引き起こし、点滴治療などが必要になることもあります。またその間には、結膜炎、肺炎や中耳炎などの合併症を起こしやすく、呼吸症状や眼・耳の症状などの出現にも注意しなくてはいけません。

稀ではありますが、脳炎を合併することもあるために、頭痛やけいれんなどにも注意が必要です。発疹期は5日程度続き、その後回復期に入っていきます

麻疹の感染経路

麻疹の感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で感染力が強く、空気感染もするため手洗いやマスクなどでは、完全に感染を予防することはできません。感染し発症してしまった場合は、回復するまで自宅で安静にしている必要があり、症状がひどい場合には入院になりますが、感染力の強さから、ほかの家族や患者に移さないように隔離管理する必要があります。

抗体を持っていない人が感染するとほとんどの人が発症し、死亡率も1000人に1人と言われるほどです。そのためにワクチン接種することが予防のために一番で唯一の方法だとされます。なお、感染後の72時間以内に麻疹ワクチンを摂取することで、症状を抑えられるとされますので、一番はワクチンを接収することですが、都合でワクチン接種は受けられない状態で、身近に麻疹の人が出たら病院に相談してみましょう。

麻疹の流行時期

麻疹は一年中みられる感染症ですが、春から夏にかけては特に流行時期だと言われます。それは

  • 人の移動が多い、行楽シーズンであるということから不特定多数の人と接触する機会が多くなる
  • 気温や天気など環境の変化の影響で体調を崩しやすい
  • 新しい環境での集団生活が始まる時期

という理由からです。

麻疹の感染力は発熱から湿疹の出始めるまでが一番強いです。しかしまだ感染に気が付かない潜伏期間にもうつる可能性はあります。たいていの場合は、麻疹の患者さんに接触したことに気付かず生活をしている方が多いので、特に上記にあてはまる時期には注意が必要です。

国立感染症研究所の発表資料より、麻疹患者の約40%は一歳以下と確認することができ、新しく保育園に行くというケースや歩けるようになり外に積極的に出かけることが多くなる子供が感染しやすいという原因が考えられます。そのため、できれば一歳を過ぎたら早めにワクチンを接種、そして流行前にも接種が済んだことを確認しておくといいですね。(注2)

麻疹かなと思ったら

保育園で遊んでいる子供たち

もし、最近麻疹の患者さんと接触した、保育園で麻疹にかかった子供が出た!など感染に関連する事柄があり、麻疹かなと思ったら、まず外出や通学などの予定は取りやめて、すぐに医療機関を受診しましょう。できれば受診する前に、かかりつけ医に麻疹の可能性があるかもということを電話で伝えるか、受診する際に看護師に伝えると別室の待合室を用意してくれます。麻疹かなと思ったら、ほかの患者さんへの配慮も大切なのです。

上記でMRワクチンを接種後の抗体獲得は約95%にのぼるとお伝えしましたが、それは約5%の人が十分な抗体を獲得できなかったということを意味します。一回目の予防接種を受けても麻疹にかかるケースがあるのはその抗体獲得が不十分だったためと言えます。通常2回目の定期接種を受けることで、1回目の接種で抗体獲得が不十分だった人も抗体を獲得することが出来るのですが、その間はやはり麻疹の感染に注意をしなくてはいけません。ただし、その場合は、1回予防接種を受けているので、症状は軽くて済む場合が多くなります。もしワクチンの接種で抗体の獲得に不安がある人は、接種後1か月以降に抗体検査を受けて確認することも可能です。

やっぱり予防が一番大切

一旦感染すると重い症状を引き起こしてしまう麻疹(はしか)ですが、予防接種を受けることにより、その感染・重症化を防ぐことも出来ます。しかも決められた2回は無料で定期接種できるのですから、正しい知識を持ち、その時期を逃さずに接種をしたいですね。それが子供を感染症から方法になるのです。

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