マイコプラズマ肺炎の症状に関する記事

マイコプラズマ肺炎の子供の症状5!合併症と喘息への注意

『マイコプラズマ肺炎の子供の症状5!合併症と喘息への注意』

マイコプラズマ肺炎の症状を知っていると、他の咳風邪と区別ができて早期発見・早期治療が可能になります!

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【マイコプラズマ肺炎の症状】子供の喘息や中耳炎に要注意

咳をする子供

秋冬シーズンは空気も乾燥し、風邪やインフルエンザが流行り始めますね。そんな季節の子どもの風邪症状は、マイコプラズマ肺炎なのか医師にも判断が難しいようです。子供に頻繁にみられる感染症のマイコプラズマといえども肺炎!早期発見、早期治療をして学校や家庭内での感染を防ぐことはもちろん、重症化させないように注意する必要があります。

また、もともと喘息を患っている子にとってマイコプラズマは天敵であるため、親の対処の仕方も基礎疾患のない子に比べて変わってきます。ここでは、マイコプラズマ肺炎の主な症状や治療法、重症化したケースの合併症について解説したいと思います。

子供のマイコプラズマ肺炎に見られる症状

マイコプラズマ肺炎は、「通院や薬での外来処置で対処できる肺炎」と言われ、肺炎の中でも症状は比較的軽いと考えられています。また症状には個人差もあり、特に乳幼児の場合、風邪だと思ってそのままにしておくケースも多いようです。子供のマイコプラズマ肺炎の症状を重症化させ、合併症を引き起こさないために、ママが早めに気づいて対処したいですね。以下のような症状に気をつけましょう。

発熱・頭痛や倦怠感

頭を押さえる男の子

マイコプラズマ肺炎は、潜伏期間の後の初期症状として、38度台の発熱、頭痛や倦怠感などの症状が現れます。ただし、マイコプラズマ肺炎の症状には個人差があり、高熱が出る子供もいれば、特にほとんど熱なしの代わりに頭痛や倦怠感を訴える子供もいます。

発熱した場合、通常は2~3日で熱が下がります。ところが、中には熱が下がるのに一週間程度かかるというケースもあり、子供によって症状が異なるため、症状が軽い子供の場合は風邪と勘違いされやすい傾向があります。

咳や痰が出る

マイコプラズマ肺炎は発熱や頭痛から1~2日遅れて、咳の症状が現れます。咳症状は、マイコプラズマ肺炎患者の100%に現れると言われています。初めは乾いた「コンコンコン」という咳が出て、その咳が次第にひどくなって咳込むようになります。あまりひどい咳の場合は胸の痛みを訴えることもありますし、痰に血が混じることもあります。

熱が下がっても3~4週間くらい咳が続くことが多く、特に小学生以上の場合は、後半には乾いた咳から湿った「ゴホンゴホン」という痰が絡んだ咳に変わることが多いです。病院で抗菌薬による早期治療を行わないと、重症肺炎などの合併症を引き起こす恐れがありますので、早期診断・早期治療が大切です。夜中や明け方に特に咳がひどくなることが多いです。

嘔吐や下痢、のどの痛み

喉が赤く腫れている男の子

マイコプラズマ肺炎の症状は、子どもの場合、マイコプラズマ肺炎の病原体「マイコプラズマニューモニエ」が消化器官や呼吸器官に侵入することで、嘔吐や下痢、のどの痛み、声かれなどの症状が現れることがあります。長引く咳をともなう嘔吐や下痢の症状がある場合は、マイコプラズマ肺炎の疑いがあると覚えておきましょう。

口が臭くなる

マイコプラズマ肺炎にかかると、口が臭くなる子もいるそうです。口が臭いことで感染に気づくママはあまりいないと思いますが、咳が長引いていて、口がいつもと違うにおいだったり、臭かったりする場合は、マイコプラズマ肺炎を疑いましょう。

耳や胸を痛がる/皮疹がでる

マイコプラズマ肺炎はおよそ6~17%の子供に皮疹(発疹)が見られます。また、咳がひどくなってくると胸を痛がったり、耳を痛がったりする子供がいます。胸を痛がるのは咳や肺炎の症状と考えられますが、耳を痛がる場合は合併症として中耳炎になっている恐れがありますので、すぐに病院を受診しましょう。

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マイコプラズマに抗生物質が効かない!?

薬の束

マイコプラズマ肺炎の治療には抗菌薬(抗生物質)を使用します。細胞壁を持たない性質のマイコプラズマに効果のあるものは限られていて、子供の場合は通常マクロライド系の抗菌薬を使用することが多いです。

ところが、国立感染症研究所によれば、近年ではこのマクロライド系の抗菌薬に耐性を持っている「耐性菌」が急増し、およそ8~9が耐性菌だという報告もあります。

このように薬の選択が難しくなってきていますが、耐性菌に感染した場合は、マクロライド系以外の抗菌薬で治療するという選択もあります。「抗菌薬を服用させても熱が下がらない」「症状が悪化する」などの場合は、病院を再受診して、かかりつけ医の指示に従って効果がある抗菌薬を服用するようにしましょう。

マイコプラズマ肺炎は自然治癒しないの?

マイコプラズマ肺炎は、自然治癒が可能であると言う医師は多いようです。実際、5歳未満の乳幼児の場合に、通常の風邪と同じ程度の症状でも検査の結果マイコプラズマ肺炎であることがあり、親も気づかないうちに発症して自然治癒していることがあるのです。

確かに、抗菌薬はマイコプラズマだけでなく、子供自身が持っている体にいい常在菌も殺してしまうため、お腹の調子が悪くなるなどの悪影響もあります。そのため抗菌薬に頼らず、自然治癒する方がいいのでは?と思うママやパパも少なくはないでしょう。

マイコプラズマ肺炎は高熱が続いて入院する、重症化して重症肺炎になるなどのケースもあるため油断できません。子供の場合、症状が表れているのであれば、これから悪化する恐れもあります!そのため自己判断をせずに、医療機関を受診することをおすすめします

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マイコプラズマ肺炎の合併症と喘息

マイコプラズマ肺炎の感染で恐ろしいのが合併症です。特に子どもの場合、身体の構造上起こしやすい合併症もありますので、ママやパパが注意して子どもの様子を観察することが大切です。また、マイコプラズマ肺炎の症状として100%発生する咳!これは、既に喘息のお子さんをお持ちのママやパパにとって、非常に心配なことですよね。

マイコプラズマ肺炎の主な合併症

弱った肺

マイコプラズマ肺炎の場合、通常のウイルス感染症と比べて、二次感染による合併症が少ないと言われています。だからといって合併症を引き起こさないというわけではありませんので、「咳や胸痛の症状がなかなか改善されない」「耳を痛がる」「皮疹(発疹)が出続け、広がっている」「鼻詰まりがひどい/鼻詰まりで夜眠れない」という症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

<マイコプラズマ肺炎の主な合併症>

  • 気管支炎・肺炎(マイコプラズマが原因菌でない)
  • 発疹やじんましん
  • 副鼻腔炎
  • 中耳炎

稀に起こるマイコプラズマ肺炎の合併症

ごくまれに起こる合併症には、一時的な心臓の異常である、心筋炎や心外膜炎などが挙げられます。大抵の場合は重症化せず大事には至りませんし、長期にわたって症状が続くこともないと言われています。また、次のように肺以外にも病原菌が感染することがあり、さまざまな合併症が起こる可能性もゼロではありません。

  • 無菌性髄膜炎
  • スティーブンス・ジョンソン症候群
  • 関節炎
  • 脳炎
  • 肝炎
  • 膵炎
  • ギラン・バレー症候群
  • 溶血性貧血

喘息を患っている子は気をつけて!

診察する医者

もともと気管支喘息を患っている子の場合、気管支が炎症を起こしている状態であり、さらにマイコプラズマ肺炎を患うことで、その主症状である咳が激しさを増したり、マイコプラズマの病原体が気管支を刺激したりすることによって、喘息発作を起こす引き金になってしまいます

また、喘息を患っている子が服薬している「テオフィリン」「テオドール」「テオロング」「アミノフィリン」などの気管支拡張薬は、マイコプラズマ肺炎に効果のある抗生薬と相互作用を持つので、その服用には充分に注意しなければなりません。

喘息のお子さんがマイコプラズマ肺炎の可能性がある場合は、必ずお薬手帳を持参し、医師に服用している喘息の薬を伝えましょう

マイコプラズマ肺炎の治療と入院

基本的な治療について

基本的に、マイコプラズマ肺炎の治療法は、抗菌薬の服用と薬によって症状を抑える対処療法になります。「マクロライド系の抗菌薬」が一般的ではありますが、前述したように、「耐久菌」に対してはこの抗菌薬が効かない場合もあります。そこで、「テトラサイクロン系抗生剤」「ニューキノロン系抗生剤」を使用することになります。

しかし、「テトラサイクリン系抗生剤」は、8歳以下の子どもが服用すると、歯が黄ばんだり骨の発達に影響を及ぼすことがあったりするため、服用は1週間以内にとどめておかなければなりません。一方、「ニューキノロン系抗生剤」は、肺炎や中耳炎にも効果があるため、合併症の予防にもなりますね。

入院について

マイコプラズマ肺炎は、ほとんどの場合は軽症で済みますが、重症の場合、入院を余儀なくされることもあります。脱水症状を起こしている場合や、咳がひどくて睡眠や食事が充分に取れない場合などは、入院が必要と判断されます。

入院期間は、症状の重軽度によってさまざまですが、最低でも3日から1週間となり、合併症を起こしている場合は、1ヶ月以上の入院が必要なこともあるのです。入院中は、抗生剤の投与と安静が必須で、他の病気(合併症)の検査をおこなったり、呼吸状態が悪いと、酸素吸入をおこなったりすることもあります。

マイコプラズマ肺炎ママたちの看病日記

マイコプラズマの症状は子供によって軽かったり重症化したり、合併症を起こしたりとさまざま。そんなマイコプラズマ肺炎に子供がかかったときのママたちの看病体験記をみてみましょう。

みゆゆ
36歳

A入院を希望しました

最初の診察では、風邪だと診断されていた小学1年生の息子。しかし2日経っても一向に熱話下がらず症状はひどくなるばかり。もう一度病院を受診したところ、マイコプラズマ肺炎だと診断されました。

脱水症状を起こしてグッタリしていたため、「通院でも入院でも良いですよ」と言われましたが、熱が高く、苦しくて夜も眠れていない日が続いていたし、下に2人弟妹がいるので入院を希望しました。

入院中は抗生剤の点滴のおかげで夜もぐっすり眠れたので順調に回復し、5日後には退院できました。入院の付き添いは大変だったけど、入院した方が点滴もしてもらえるし、弟や妹がいる家よりも安静にできるので、身体の回復も早かったのだと思います。

さくたろう
29歳

A喘息ありで耐久菌は怖かったけど、大丈夫でした!

とにかく熱が高かった娘。40度を超えていて、マイコプラズマと診断されて抗生薬を服用したものの、2日経っても38度までにしか下がらず。高熱が続くと合併症も心配だったので、再度病院を受診したところ、「通常の抗生剤では効かない『耐久菌』かも」と診断され、別の抗生剤を処方してもらいました。

息子は喘息もちだったためとても心配しましたが、このお薬はとても効いたようで、一気に熱も下がりました。新しい薬の効果があったためか、咳症状もそれほどひどくならず、順調に回復しました。

無理をしてぶり返すことがあると聞いていたため、咳が治まるまで無理に登園させなかったのが良かったのか、その後症状が悪化することもなく、10日後には元気に登園できました。

こころママ
30代前半

A症状に合わなかった

処方された抗生物質の名前は、セフゾン細粒小児用10%100mgという薬です。高熱を発熱後、病院で受診した際に溶連菌だと診断され、処方された抗生物質でしたが、服用後2日後に他の病院で再受診をしました。その理由は、のどの痛みが強く残り、高熱も続いたのに、その症状が全く改善されなかったからです。

合併症にはならずに済みましたが、病院に電話して手元にある解熱薬を一緒に服用してもよいか確認したところ、問題ないという話でした。本来であれば痛みや熱も考慮して薬も出していただきたいのに、苦しがる子供の様子を見て、別の小児科を受診しました。

新しい病院では抗生剤は処方されず、痛み止めの薬(コカールドライシロップ40)と、うがい薬(アズノールうがい液4%)を処方されました。その後、3日間程経って様態も回復に向かい改善しました。

坊ちゃんズ
32歳

Aインフルエンザじゃなかった!

小学2年生の息子は、幼稚園の頃から、とにかく流行りモノ(流行の病気)をもらってくる子です。インフルエンザが蔓延していた12月、学校から帰った息子が、少し熱い気がしたので、熱を計ると38度7分!絶対にインフルエンザだと思い、翌朝にかかりつけの病院で検査をしてもらうことになりました。

しかし結果は陰性。風邪との診断で、その日は帰宅。ところが、病院で処方された薬を服用しても一向に熱は下がらず、そればかりか咳がひどくなってきて…。3日後に、今度は総合病院で診てもらうことにしました。

肺炎を疑っていたので、レントゲンなどの設備がしっかりしている方が良いと思ったので。すると、マイコプラズマ肺炎であると診断され、抗生剤を処方されました。抗生剤を服用すると、すぐに熱も下がり、咳もピーク時よりは治まり、やっと看病生活が落ち着きました。

マイコプラズマ肺炎の症状があり登園/登校する場合

医療機関によっては、「初めに風邪と診断し、症状が改善しないため再受診してマイコプラズマ肺炎だと判明した」「抗体検査キットがないため、検査結果がでるまで1週間ほどかかった」ということもあり、その間マイコプラズマ肺炎かどうかわからないまま登園・登校させて、他の子に感染させてしまうこともあります。咳が出ている間は、マスクをきちんと着用させましょう。

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