MRワクチンの予防接種に関する記事

MRワクチンの予防接種~第1/2期のおすすめスケジュール

MRワクチンの予防接種~第1/2期のおすすめスケジュール

MRワクチンとは、1度の予防接種で麻疹と風疹を予防できる混合ワクチンです。特に、麻疹や風疹は、1歳を過ぎるとかかりやすいことから、重症化しないためにも予防接種が必要なのです。予防接種のスケジュールを参考に正しい時期に予防接種を受けましょう。

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МRワクチンの予防接種スケジュール!子供の麻疹・風疹を防ぐには

1歳を過ぎた子供が感染しやすい麻疹や風疹を防ぐために受けるのが、MRワクチンの予防接種です。予防接種を受けていない子供が麻疹や風疹のウイルスに感染してしまうと、重症化する恐れがあるため予防接種が必要なのです。

そのため、MRワクチンのスケジュールや副反応などについて正しい知識を身につけておくことが大切です。

ママはここでご紹介する接種時期や接種回数を参考にして、1歳を過ぎたらすぐにMRワクチンを受けられるようにしっかりと準備しておきましょう。

MRワクチンとは?

ワクチンと注射器

MRワクチンとは、麻しんと風しんとの混合ワクチンのことをいいます。MRワクチンの接種費用は公費負担のため、基本的には無料で受けることができる定期接種のワクチンです。

混合ワクチンとは、1本の注射に複数のワクチンが入っているもので、MRワクチンの場合、1本のワクチン接種で次の2つの病気の予防につながります。

麻疹(はしか)

耳が痛い子供

麻疹とは、麻疹ウイルスに感染することで発熱・鼻水・せきなど風邪に似た症状のほか、赤い発疹や口の中にコリック斑などの症状が現れる感染症です。

麻疹が重症化すると、肺炎や中耳炎を合併するほか、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)を発症することがあるので注意しなければなりません。

SSPEとは、麻疹ウイルスが変異したウイルスによって脳に炎症が起こる、感染後5年から10年たって発病する病気です。根本的な治療法がない難病のため、予防接種によってウイルスに感染しないようにすることが大切なのです。(注1)

風疹(ふうしん)

発熱する赤ちゃん

風疹とは、風疹ウイルスに感染することで、発熱やリンパ節の腫れ、ピンク色の発疹などの症状が現れる感染症です。

麻疹に比べて感染力が弱く、軽症で済むことが多いのですが、重症化した場合は、風しん脳症や血小板減少性紫斑が起こりやすくなるため注意が必要です。

血小板減少性紫斑病は、血管性紫斑病と同様に体にあざができやすい紫斑病の一種で、一度出血すると血が止まらなくなることから、出血の量によっては輸血が必要になることもあります。(注2)

MRワクチンの予防接種スケジュール

MRワクチンは定期接種のため、決められた限られた期間内に受ける必要があります。その時期を逃してしまうと自費で受けることになってしまうので、忘れずにきちんと受けられるようスケジュールを立てておきましょう。

MRワクチンには次の2回の接種が義務付けられています。

第1期

笑顔の女の子

第1期の接種期間は1歳から2歳になるまでの間で、接種回数は1回です。特にこの年代は麻疹や風疹にかかりやすいため、1歳の誕生日を迎えたらすぐに受けることをおすすめします。

また母体からの抗体が失われてしまう生後6ヶ月を過ぎると、麻疹に感染する可能性が出てきます。そのため生後6~11ヶ月でワクチンの接種を希望するご家庭もあるでしょうが、残念ながら1歳未満へのMRワクチンの効果や安全性は定かではありません

1歳未満のMRワクチンの接種は可能?

基本的には可能ですが、免疫の獲得が不十分である可能性があるため1歳になったら第1期のMRワクチン接種を接種する必要があり、合計3回の接種を行うことになります。
また1歳未満の風疹対策が必要なケースは少ないため、1歳未満にはMRワクチンではなく麻疹ワクチンの接種を行うのが一般的です。(注3)

1歳を過ぎたあたりは、おたふくかぜや水痘(みずぼうそう)などの感染症も心配な時期のため、MRワクチンとおたふくかぜ、水痘ワクチンの3種類の同時接種がおすすめです。

第2期

小学校の新入生のイラスト

第2期の接種期間は5歳から7歳になるまでの間で、接種回数は1回です。時期としては、入学1年前の4月1日~入学直前の3/31までに受けることをおすすめします。

予防接種で忙しい乳幼児期を過ぎると予防接種を忘れてしまうママも少なくありませんが、入学前に受診券やお便りが届く自治体が多いので、届いたらすぐに予約するとよいでしょう。

また風邪などで小児科を受診する際に壁の張り紙を見る習慣をつけておくと、忘れずに気づいてすぐに申し込みができるのでおすすめです。

MRワクチンは1度目の接種で抗体ができない可能性を考慮して、必ず1期と2期の2回受ける必要があります。10月以降はインフルエンザの予防接種で込み合う小児科が多いので、余裕を持って9月くらいまでに受けておくようにしましょう。

MRワクチンの種類

体温計

生ワクチンと不活化ワクチンの2種類ある予防接種のワクチンのうち、MRワクチンは生ワクチンです。
生ワクチンとは、生きたウイルスや細菌に対しての免疫をつくるために毒性を最低限必要な程度まで抑えた製剤のことをいいます。

生ワクチンには自然感染に近い状態で免疫ができるというメリットがある反面、ウイルスや細菌に感染したかのように、もともとの病気の軽い症状が副反応として現れるというデメリットがありますので、摂取後は子供の様子をしっかりと見て副反応には冷静に対応しましょう。

MRワクチンの副反応

MRワクチンは麻疹と風疹の2種類のワクチンの混合したものですが、副反応が現れる頻度は単独ワクチンと変わりません。MRワクチンを接種した場合は次のような副反応が直後から数日中に見られ出ることがあります。

MRワクチンの軽い副反応

  • 接種直後から数日間の発熱
  • 注射部分の赤み・腫れ・しこり・痛み
  • 鼻水・咳・下痢・倦怠感などの風邪に似た症状
  • 発しん・じんましん

接種後は5~14日前後にだるさや不機嫌さなどが現れ、およそ20%に37.5℃以上、10%以下に38.5℃以上の発熱症状が見られます。
また軽度の麻しんのような発疹の副反応も、およそ10%に見られます。(注4)

MRワクチンの重篤な副反応

残念ながら重篤な副反応が起こることがありますので、帰宅後も接種後3週間ほどは子どもの様子を気に掛けるようにしましょう。

また38.0度以上の高熱・激しい頭痛・呼吸困難・けいれん・意識障害・運動障害などの重篤な異変に気づいたら、すぐ医療機関を受診しましょう。

  • ショック、アナフィラキシー
  • けいれん
  • 血小板減少性紫斑病
  • 急性散在生脳脊髄園(ADEM)
  • 脳症・脳炎

ショック、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、脳炎、脳症はそれぞれ0.1%未満で起こる稀な副反応で接種後2週間までに症状が現れやすいのですが、血小板減少性紫斑病は接種後3週間までに鼻血や口の中の出血、紫斑(アザ)が現れることがありますので注意しましょう。(注4)

予防接種後に特に注意すべきこと

これまで予防接種を何度か受けて一度も副反応が起きたことがない子供でも、その日の体調によって注意すべき症状が現れることもあります。家での過ごし方など、疑問に思うことはかかりつけ医に聞いておくと安心です。

また、特に次のようなことには気をつけるようにしましょう。

予防接種後30分は様子を見る

聴診器を持つ医師のイラスト

アナフィラキシーなどの重篤な症状は、接種後の短時間で起こります。

そのため、予防接種を受けた医療機関で30分程度は、子供の様子を観察する必要があります。何かあったときにそば医師がいると、すぐに医師に対処してもらえるので安心ですよね。

また、病院によっては、予防接種の30分後に異常がないか診断を行う場合があります。

熱性けいれんなどの症状に注意する

万が一、副反応による発熱によって、熱性けいれんを起こした場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります。

また、過去に熱性けいれんを起こしたことがある場合は、接種前に医師に相談する必要があるほか、熱性けいれんを起こした場合は、次の予防接種まで1ヶ月以上間隔を空けた方がいいと言われています。

特に、発作が5分以上続く、発作が終わっても意識が朦朧としているという場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

翌日まで安静に過ごす

接種後は免疫を作るための大事な時間のため、激しい運動を避けて体を休める必要があります。

予防接種後の入浴は、特に問題ないとされていますが、接種後1時間以内や発熱がある場合や、長風呂は体力の消耗につながるので避けた方がいいですね。

パパやママの予防接種はお済みですか?

妊娠しているママとパパのイラスト

数年前に首都圏を中心に、風疹が大流行したことが記憶に残っている人もいるでしょう。子供の頃にきちんと予防接種を受けていないことで、大人になってから流行時に風疹にかかる人が増えています。

特に、妊娠中は予防接種をうけられないことから、妊娠を希望している場合は、早めに検査を受けて抗体の有無を確認し、必要に応じて予防接種を受ける必要があります。

また、妊娠中にパパがかかってしまうと、ママへの感染のリスクが高まるため、夫婦で揃って検査を受けることをおすすめします。風疹の抗体検査を妊活準備の1つとして心がけておきましょう。

妊婦さんが風疹にかかると、お腹の赤ちゃんが「先天性風しん症候群」にかかりやすくなるため注意が必要です。赤ちゃんが先天性風疹症候群になってしまうと、どのような症状がおこるのでしょう。

先天性風しん症候群とは

先天性風しん症候群とは、赤ちゃんがお腹の中で風疹ウイルスに感染することで、生まれてきた時に先天性異常を発症することを言います。

主な症状は、先天性心疾患・白内障・難聴のほか、心臓や目・耳にさまざまな症状が見らます。先天性風しん症候群自体の根本的な治療法はないため、現れている症状に対する治療のみとなります。

そのため、ママが妊娠前に予防接種を受けることによって、風疹ウイルスの感染を予防することが重要なことから、ママやパパは必ず抗体検査を受けることをおすすめします。(注5)

抗体検査・予防接種の費用

問い合わせをするお母さんのイラスト

風疹の抗体検査は、多くの自治体で無料となっていて、お住まいの地域の保健所で実施していることが多いので、一度問い合わせてみるといいでしょう。

検査といっても難しいものではなく、血液検査のみで、1~3週間で結果が出ます。子供の頃に予防接種を受けていても、抗体価が低い場合があるので、検査を受けておくと安心ですよ。

MRワクチンの場合は10,000円が相場となっていますが、麻疹も同時に予防できるため、単独接種よりも混合ワクチンの接種がおすすめです。

過去に感染したことがあるという人でも、予防接種を受けても問題ないので、積極的に受けましょう。

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