新型インフルエンザに関する記事

新型インフルエンザの症状/子供の受診目安/予防法/看病

新型インフルエンザの症状/子供の受診目安/予防法/看病

新型インフルエンザと季節性インフルエンザ。同じインフルエンザでも感染能力が違います!予防と備えをきちんと行いましょう。

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【新型インフルエンザ】症状と治療法/予防法/季節性との違い

「新型インフルエンザ」と聞いただけで、怖いイメージを抱いてしまいますよね。特に、小さい子供を持つママは、子供が感染しないか心配になってしまいますね。

新型インフルエンザは、いつ流行するかわかりません!また、毒性によっては子供や親、家族、地域の人、日本人全員が命の危険にさらされる可能性が高い、恐ろしいウィルスです。
子供や家族、自分自身の命を守るために、新型インフルエンザの基礎知識を身に着け、日頃から家族で感染予防に努めましょう。

新型インフルエンザとは?季節性とどう違うの?

マスクを手で押さえる女性

新型インフルエンザとは、毎年流行する季節性インフルエンザとは異なるインフルエンザで、万が一、日本人に感染者が出ると、国内に大流行し、日本人の命や経済に大打撃を与える恐れがある、インフルエンザウィルスのことです。

今まで動物の間でのみ感染していたインフルエンザウィルスが、なんらかの原因により、人の体内に侵入することができるように変異したことで出現します。新型インフルエンザは、その有毒性の強さにより弱毒型と強毒型に分けられます。

インフルエンザ・パンデミック!世界的大流行の恐怖

季節性インフルエンザは、既に免疫を保有している人や予防接種をうけている人がいるため、全ての人に感染するわけではありません。ところが新型インフルエンザは、過去数十年間、人が経験していないインフルエンザで、免疫を保有していない新しいウィルスのため、殆どの人が感染してしまう可能性があります。

厚生労働相では、WHOがフェーズ4~6と発表したインフルエンザウィルスを「新型インフルエンザ」としています。また、フェーズとは、WHOが定めたウィルスへの警戒レベルのことです。

「フェーズ6=世界的大流行(パンデミック)」と定められ、世界的に大流行したインフルエンザウィルスとしては、およそ50年前の「香港風邪」があり、日本国内でも多くの犠牲者がでました。近年では2009年に「新型豚インフルエンザ」がフェーズ6となり、連日報道されましたよね。

現在は、飛行機や鉄道なので世界中や国内を多くの人が、短期間に移動します。そのため、感染が急速に拡大してしまう恐れがあるのです。

強毒型新型インフルエンザが流行したら…

現在、H5N1型鳥インフルエンザが鳥を中心に流行していて、人への感染も確認されています。このインフルエンザが、強毒型の新型インフルエンザに変異する危険性が、専門家により唱えられています。

今まで流行した新型インフルエンザは、全て弱毒型のもので、強毒型が流行すると今まで以上のパニックが予想されます。一度に多くの人が感染するので、医療機関の受診が困難になったり、世界経済に大きな影響を及ぼしたりと、社会機能が麻痺することも考えられます。

新型インフルエンザの症状

苦しそうにお腹を押さえる女性

今までに流行した弱毒型新型インフルエンザの症状は、季節性インフルエンザに見られる高熱・咳・鼻水・倦怠感などの症状に加え、下痢や嘔吐などの消化器系の症状が見られます。

今後、強毒型インフルエンザが流行した際には、呼吸器や消化器系の症状だけでなく、血液中にウィルスが侵入して全身疾患を引き起こすのではないかと恐れられています。

乳幼児や妊婦さん・呼吸器系の慢性疾患がある方は、重症化するリスクが高くなりますので、感染予防に努めてください

子供の新型インフルエンザ受診目安と医療機関

38℃以上の急な発熱があり、喉の痛みや咳などの症状を伴う場合は、インフルエンザに感染している可能性がありますが、親が症状だけで新型と季節性を見分けるのは難しいようです。ただし、新型インフルエンザの場合、季節性インフルエンザに比べて、下痢や嘔吐といった消化器系の症状を訴えることが多いと言われています。

また、新型インフルエンザ感染者との接触していた場合は、当然新型インフルエンザに感染しているリスクが高くなります。子供に以下の症状が見られる場合は、早急に病院を受診してください。

<病院を受診する目安>

  • 急な発熱で、熱が高い
  • 手足を突っ張るなどのけいれん症状がある
  • 呼吸が早く息苦しそうにしている
  • ゼーゼーという咳をしている
  • 胸の痛みを訴えている
  • 顔色が青白い・土気色・唇が紫色
  • 嘔吐や下痢が続いている
  • 水分が摂れず、半日以上おしっこをしていない
  • 反応が鈍く・ボーっとして遊ぼうとしない・目が合わない・いつもに比べて寝てばかり
  • 異常行動が見られる・落ち着きがなくなっている
  • 症状が長引き悪化してきている

まずは掛かりつけの小児科に電話を!

新型インフルエンザの感染が疑わしい場合は、かかりつけの小児科に電話をして、新型インフルエンザ感染の疑いがあることを伝えた上で、受診できるか確認しましょう。病院によっては、他の患者との接触を避けるために待合室を分ける場合もあります。

夜間や休日でも、症状が重くなってきた場合は、救急病院を受診しましょう。その際も、事前に電話で新型インフルエンザ感染の疑いがあることをきちんと伝えてください。

新型インフルエンザ5つの予防法

新型インフルエンザは、人が咳やくしゃみをした時にウィルスが飛散し、周囲の人が吸い込むことにより感染が拡大します。新型インフルエンザが流行した際は、きちんと予防して子供や家族が感染しないようにしましょう。
季節性インフルエンザや風邪の予防法と共通する内容もありますが、もう一度予防法をしっかりと確認して、実践できるようにしておきましょう。

うがい・手洗い

外出先から帰ったら必ずうがいを行う習慣を子供につけさせましょう。2歳頃になると、教えるとうがいが出来るようになります。うがいに使用するコップは、家族それぞれ別のものを使用するようにしましょう。

手洗いは、石鹸を使用して最低15秒以上行い、清潔なタオルやペーパータオルできちんと拭きましょう。砂時計を置いておくと、小さいお子さんでも喜んで長時間手洗いをしてくれますよ。自分できちんとできない年齢の子供の場合は、親が一緒に行ってあげてください。帰宅時だけでなく出来るだけ頻繁に行い、タオルは家族それぞれ別のものを使用するのが望ましいです。

咳エチケットとマスクの着用

マスクを着けた女性

くしゃみや咳を行う際には、ティシュで覆ったりマスクを着用したりして、咳エチケットを守りましょう。マスクは正しくつけないと、効果が落ちてしまいますので気をつけましょう。
子供が通園・通学する際や人混みに行く際には、予防のためにマスクを着用させましょう。
また、家族にくしゃみや咳の症状がある方がいれば、マスクを着用してもらってくださいね。

使い捨てマスクの正しい付け方

  • 上下に広げる
  • 顔に当て、鼻の針金部分を、自分の鼻の形に合せる
  • ゴムを両耳にかける

※両端に隙間ができる場合は、ワンサイズ小さいマスクを使いましょう

換気と湿度管理

加湿式から上る水蒸気

空気中のウィルスを減らすため、室内は定期的に換気をしてください。寒い時期は、お部屋に暖房をつけていると、ついつい換気を忘れてしまいがちですので、気を付けてください。

また、乾燥した室内ではウィルスの活動が活発になりますので、湿度計などで湿度管理を行い、必要に応じて加湿器を使用するなどして、湿度が下がり過ぎないようにコントルールしてください。

湿度は50~60%に保ちましょう!

情報を収集しよう!

新型インフルエンザの感染者が確認されると、国や自治体に対策本部が設置され、感染者状況について調査し発表されます。近隣で感染者がいないかなど、情報収集に努めましょう。

新聞やニュース以外にも、内閣官房・厚生労働省・感染症情報センターのホームページからも詳しい情報が確認できますので、発生時には必要に応じて確認を行ってください。

爪は短く切り、噛み癖を直そう

爪を噛もうとする子供

爪が長いと、爪の間のウィルスをきれいに洗い流すことができません。日頃から子供の爪はきちんと切るようにしましょう。爪切りの曜日を決めておくと、うっかり忘れを防げます。

また、噛み癖がある子供は、どうしてもウィルスに感染するリスクが高くなります。爪を噛むことによるデメリットを分かり易く話し、癖を直せるように協力してあげましょう。

<噛み癖を直す方法>

  • 小児歯科で売られている、爪に塗るマニュアルタイプの爪噛み癖防止剤を使用する
  • 見える場所に「爪よりガムが美味しいよ!」「爪を噛むのはやめましょう」などと書かれたメモを貼る

新型インフルエンザ専用のワクチンはあるの?

季節性インフルエンザのワクチンは、新型インフルエンザの予防には、効果が低いと言われています。
新型インフルエンザ用のワクチンとしては、新型インフルエンザ発生後に製造されるパンデミックワクチンと、既に製造されているプレパンデミックワクチンの2種類があります。一体どのようなワクチンなのでしょう?

パンデミックワクチン

実際に新型インフルエンザが発生した場合、その発生しているウィルスを基に製造されるワクチンを「パンデミックワクチン」と言います。ただし、パンデミックワクチン製造期間は、新型インフルエンザ発生から6ヶ月以上かかり、国民すべての分を製造するには、1年以上かかります。

つまり、パンデミックワクチンが開発されるまでは、新しい新型インフルエンザ専用のワクチンはないのです。非常に不安ですよね。

プレパンデミックワクチン

プレパンデミックワクチンとは、既に鳥から人に感染したことのある鳥インフルエンザウィルスを元に製造された、「A/H5N1亜型」と呼ばれるインフルエンザウィルス用のワクチンです。このワクチンは、国が新型インフルエンザによる「インフルエンザ・パンデミック」の初期対応用として備蓄しています。

プレパンデミックワクチンは、新型インフルエンザによる重症化を防ぐことができる可能性はありますが、パンデミックワクチンと比較すると効果の有効性は低いと言えます。

新型インフルエンザの治療法

タミフルカプセル剤

新型インフルエンザの治療法は、季節性インフルエンザと同じ抗インフルエンザ薬の投与になります。現在、国内で多く使用されている抗インフルエンザ薬は、内服薬のタミフルと経口吸入薬のリレンザです。抗インフルエンザ薬は、全て医師の処方箋が必要となる薬です。国や地方自治体・製薬会社は、新型インフルエンザの大流行に備えて抗インフルエンザ薬を備蓄しています。

抗インフルエンザ薬を使用する時の注意点

抗インフルエンザ薬を投与すると、子供が異常行動を起こす可能性が指摘されています。投与ご2日間程度は、子供を一人にしないように注意してください。

また、解熱剤や鎮痛剤は、種類によって脳炎を引き起こす可能性があるため、市販薬の使用は厳禁です!症状が辛い場合には、医療機関を受診しましょう。症状によっては、医師が脳炎のリスクの低い種類の解熱剤や鎮咳薬を処方することがあります。合併症などを考慮して処方されますので、むやみに避けようとせず、医師からの説明を受けましょう。

新型インフルエンザ発生への備え

新型インフルエンザは、発生が予測できず、発生後急速に感染が拡大する可能性があります。国も入国時の検査などで、感染者の国内入国を阻止する対策をとりますが、家庭でもきちんと備えをしておきたいですねいつ新型インフルエンザが発生しても困らないように、新型インフルエンザ流行への備えを行うことが大切です。

外出しなくてもよいように備蓄

新型インフルエンザが流行した際は、出来るだけ外出を控えて、人との接触を避ける必要があります。また、パンデミックが起こった場合は、製造・流通のマヒも心配されます。家族全員分の食料や日用品・感染予防グッズなどを備蓄しましょう。理想は、約2ヶ月分です。国が推奨する備蓄例を参考に準備しましょう。

乳幼児がいるご家庭では、ミルクやオムツ、ベビーフード、ピュアウォーターなどの備蓄を忘れずに行いましょう。オムツは、サイズが変化しますので定期的に中身を見直しておくとよいですね。

新型インフルエンザ患者を看病する時の注意

家族が新型インフルエンザに感染した場合は、入院施設がいっぱいで入れなかったり、症状が軽かったりすると、自宅で感染した家族の看病をする必要があります。
家庭内でさらなる感染者が出ないように、看病する際の注意点を確認しておきましょう。

<看病時の注意点>

  • 看病する人は、ゴーグル・マスク・エプロン・手袋を着用する
  • できるだけ隔離する
  • 感染者は、マスクを着用する
  • 感染者の排せつ物や使用後のマスクなどは、ビニール袋に入れて密閉して捨てる
  • 感染者が触れたところは、きちんと消毒・除菌する
  • 感染者と同じタオルや食器を使用しない
  • 感染者の衣類やタオルは、分けて洗濯する

新型インフルエンザに感染したら

熱が下がって2日目まで、発症の翌日から7日目までは、できるだけ外出を控えましょう!

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