子育てへの後悔に関する記事

子育ての後悔ばかりで苦しいとき:手遅れかを考える前に見直したい10のこと

子育ての後悔ばかりで苦しいとき:手遅れかを考える前に見直したい10のこと

「子育てに失敗したのは親のせい」と自分を責めていませんか。後悔は改善のはじまりです。後悔しやすい10の場面と、今日からできる関わり方の見直し、気持ちを軽くする方法を先輩ママ目線でお伝えします。

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子育ては後悔ばかり…失敗しない育児を望むママへのアドバイス

子育てをしていると、「これで良かったのだろうか」と後悔や反省の念を抱くことは少なくありません。しかし、後悔や反省は、より良い子育てを目指すための前向きな姿勢の表れとも言えます。

今、子育て真っ最中のママにとって、できるだけ後悔の少ない育児を目指したい、そして、もし後悔した時にどうすればいいのか、失敗を乗り越える方法も知りたいのではないでしょうか。

先にお伝えしておきたいのは、後悔したからといって、そこで子育てが終わるわけではないということです。関わり方を変えるのに遅すぎるということはなく、お子様が何歳であっても、今日からできることが必ずあります。

そこで今回は、先輩ママが後悔したことのトップ10、後悔の中身が年代でどう変わるか、共働きと後悔の関係、そして後悔で気持ちが苦しくなった時の対処法など、今日から役立つ情報やアドバイスをご紹介します。

子育てで後悔していること~トップ10

多くの先輩ママたちが後悔している子育ての失敗には、一体どのようなものが多いのでしょうか。お子様がまだ小さい頃には気づきにくいものの、成長を目の当たりにした先輩ママだからこそ分かる、親の子育ての仕方による子どもへの影響。その中から、先輩ママたちが「あの時こうすればよかった…」と感じた子育ての後悔トップ10を見ていきましょう。

読み進めるときのお願いがひとつあります。当てはまる項目があっても、そこで自分を責めないでください。10項目のうち、ひとつも当てはまらない親御さんはいません。大切なのは、どれが当てはまるかではなく、そのうちどれを今日から少し変えられるかです。

厳しく叱り過ぎた

子供を叱るママ

子育てを振り返った際に、多くの先輩ママが後悔している最も多い理由が、お子様を厳しく叱り過ぎたことです。小さなお子様は、大人の都合を考えて行動することが難しいため、親の言うことを聞いてもらえず、つい厳しい口調で叱ってしまうことがあります。

叱る回数が多い時期が続くと、お子様が自分の考えを口にしにくくなったり、思春期に話しかけても短い返事しか返ってこなくなったりすることがあります。

今日からできることは、叱る前にひと呼吸置いて「今のは危ないことだったか、それとも私の都合だったか」を分けることです。危ないことは短く伝え、都合の話は「〇〇してくれると助かる」に言い換えるだけで、伝わり方は変わります。

口を出し過ぎた

経験が足りないお子様を育てるためには、ある程度のアドバイスは必要ですが、お子様の行動一つひとつに大人が先回りして過度に口出しすることは、望ましくない影響を与えることが知られています。親からの過干渉を受けたお子様は、常に緊張を強いられたり、自分を否定されたと感じたりして、自尊感情(セルフ・エスティーム)を育みにくくなる場合があります。

口出しを減らすコツは、「時間を決める」ことです。宿題や着替えなど、つい言いたくなる場面で「あと10分待つ」と自分の中で区切ってみてください。待っている間にお子様が自分で動き出すことは、思っているよりずっと多いものです。

感情的になってしまった

子育て中は、お子様が騒いだり、親の言うことを聞かなかったりすると、イライラしてつい感情的になってしまうことも多いものです。お子様にとって親は、最も身近で信頼を寄せる相手です。その相手に強い感情をぶつけられると、お子様は驚いたり、居心地の悪さを感じたりします。

感情的になってしまった後にできる最善の対応は、落ち着いてから「さっきは大きな声を出してごめんね」と伝えることです。取り消せない言葉でも、後から手当てはできます。この一言があるかないかで、お子様の受け取り方はまるで違ってきます。

甘やかしすぎた

我が子はとても可愛いため、ついつい甘やかしてわがままを受け入れたり、欲しがるものを際限なく買い与えたりしてしまう親御さんは少なくありません。お子様は一度要求が通ると、次はもう少し、と要求を広げていくことがあります。

ここで気をつけたいのが、甘えることと、わがままを通すことは別だという点です。抱っこしてほしい、話を聞いてほしいという甘えはいくら受け止めても構いません。線を引くのは物やお金に関わる要求のほうです。「誕生日とお正月に一つずつ」といった家庭のルールを先に決めておくと、その場のやりとりで揺れずに済みます。

愛情を示し足りなかった

ソファで寝る親子

お子様は言葉だけでなく、スキンシップによって愛情を実感することが多いと言われます。しかし、忙しさや余裕のなさから、スキンシップどころではなくなることがあります。また、ご自身の育った環境から「スキンシップは不要」と考えたり、しつけを優先するあまり、愛情を示すことが後回しになったりすることもあります。

また、「愛情を示す=スキンシップ」と考えて、お子様の意思を否定して自分の思い通りにしようとしたり、話をよく聞かなかったり、兄弟や他人と比較したりすると、お子様は「大事にされていない」と感じてしまいます。その結果、成長したお子様との間に距離ができてしまうこともあります。

愛情を伝えるのに、長い時間は必要ありません。朝の「おはよう」で目を合わせる、帰ってきたら一度手を止めて顔を見る、寝る前に3分だけ今日の話を聞く。この程度のことでも、毎日積み重なれば十分に伝わります。

褒めなかった

「子供は褒めて育てるもの」とよく言われますが、実際にお子様を育てている最中は、つい小言が多くなり、褒めることがおろそかになりがちです。お子様にとって、身近な両親に褒めてもらえることは、やる気を起こす何よりの原動力となります。

褒める機会が少ないまま育つと、新しいことに挑戦する場面で「どうせできない」と最初から引いてしまうことがあります。粘り強く取り組む力は、成功体験と、それを認めてもらえた記憶から育っていくからです。

褒めるのが苦手な方には、結果ではなく行動を口にする方法がおすすめです。「上手だね」ではなく「最後までやったね」「自分から片づけたね」と、見たままを言葉にするだけで構いません。評価ではなく事実なので、言うほうも気恥ずかしくありません。

勉強しろと言い過ぎた

私たち大人は、テストの点数や通知表の数字でお子様を評価してしまいがちです。しかし、お子様にとって、頑張っている過程ではなく結果だけを重視され「勉強しろ」と言われることは、つらいものです。お子様にはそれぞれ才能を発揮する分野がありますので、勉強以外に夢中になっていることがある子なら、親に理解されず、なおさらつらいでしょう。

その結果、親の言葉に反発して勉強への意欲だけでなく、何に対してもやる気を出しにくくなり、「何でもいいから夢中になって取り組めることを応援すればよかった」と後悔するケースもあります。

言い方を変えるだけでも空気は変わります。「勉強しなさい」ではなく「何時からやる予定にする」と本人に決めてもらう。決めた時間になったら「そろそろだね」と伝える。指示から確認に変えると、反発は目に見えて減ります。

期待を押しつけ過ぎた

親であれば、お子様の将来に期待をし、勉強も習い事もと、色々と期待を押し付けてしまいがちです。しかし、これはお子様にとっては大きなプレッシャーになります。楽しんで積極的に取り組んでいるように見えるお子様でも、無理が重なると気持ちが沈み、学校や習い事に行きたくないと感じる時期が訪れることがあります。

また、親は期待するからこそ良かれと思って励ましの言葉ご褒美でお子様の心を動かそうとしがちですが、そうした働きかけによって、かえってお子様が自分から取り組む気持ちをしぼませてしまうことがあります。この現象をアンダーマイニング効果と呼びます。

ご褒美を使うなら、「毎回」ではなく「区切りのとき」に限るのが無難です。そして渡すときには、物と一緒に「よく続けたね」という言葉を添えます。ご褒美そのものより、認めてもらえた記憶のほうが長く残ります。

なんでもフォローしすぎた

困っているお母さん

小さなお子様はできないことが多く、うまくいかない姿を見ていられずに、親はつい先走って手助けをしてしまいがちです。しかし、この親の過剰なフォローが、後になって「やりすぎたかもしれない」という後悔につながることが多くあります。お子様にとって、思い通りにいかない経験は成長に欠かせない大切な時間です。

何でも親が整えてしまうと、自分で決める機会が減り、自立の時期が後ろにずれていくことがあります。忘れ物を届ける、宿題の答えを教える、友達とのやりとりに口を出す。どれも良かれと思っての行動ですが、少しずつ手を引いていく練習が必要です。

目安として、「命に関わらないこと」「取り返しがつくこと」は本人に任せてみてください。忘れ物をして困った一日は、注意を100回するより効きます。

10悪いトコロばかりを指摘してしまった

大好きなパパやママから悪いところばかりを指摘されれば、お子様は自分に対して前向きな気持ちを持ちにくくなってしまいます。大人はお子様を指導しようと、ついつい厳しい視点で注意しがちですが、指摘ばかりではお子様は自信をなくし、やる気も削がれてしまいます。

親からは一生懸命に見えなくても、お子様はお子様なりに一生懸命やっているものです。素直だった我が子が、だんだん反応を返さなくなっていく様子を見て、初めてご自身の関わり方に気づき、「もっと良い面を見て伸ばしてあげればよかった」と後悔してしまう母親もいます。

一日の終わりに、今日注意した回数と、認める言葉をかけた回数を思い出してみてください。数えてみると、多くの家庭で注意のほうが圧倒的に多くなっています。まずは一日一回、良かったところを口に出すところから始めましょう。

子育ての後悔ランキングを一覧で確認

ここまでの10項目を、後悔の中身と、今日から変えられる行動という形で一覧にまとめました。すべてを直そうとせず、気になる行を一つだけ選んで、一週間続けてみてください。

順位後悔の内容今日からできること
1厳しく叱り過ぎた危険なことと親の都合を分ける
2口を出し過ぎた10分待ってから声をかける
3感情的になってしまった落ち着いてから一言謝る
4甘やかしすぎた物の要求だけ家庭のルールを決める
5愛情を示し足りなかった寝る前3分だけ話を聞く
6褒めなかった結果でなく行動を言葉にする
7勉強しろと言い過ぎた時間を本人に決めてもらう
8期待を押しつけ過ぎたご褒美は区切りのときだけ
9なんでもフォローしすぎた取り返しがつくことは任せる
10悪いトコロばかり指摘した一日一回良い面を口に出す

子育て中に後悔するママの割合

子育て中に不安になり周りを見渡すと、他のママたちは自信をもって楽しく子育てしているように見え、さらに不安が募ることがありますね。

しかし、厚生労働省が実施している子育て世帯に関する調査では、子育てに不安や負担を感じていると答えた保護者が多数を占めるという結果が繰り返し示されています。こども家庭庁も、子育て家庭の孤立や負担感を主要な課題として位置づけ、地域の支援体制づくりを進めています。

つまり、後悔したり不安になったりしているのはあなただけではありません。むしろ、それが多数派です。公園やお迎えの場で穏やかに見えるあの方も、家に帰れば同じように「今日も怒りすぎた」と天井を見上げているかもしれないのです。

なお、具体的な割合の数値については、調査の実施年や対象、質問の仕方によって大きく変わります。この記事では、確認できる範囲を超えた数値の引用は控えています。数字が何パーセントであれ、「悩んでいるのは自分ひとりではない」という事実だけで十分です。

子育ての後悔は年代で中身が変わる

興味深いのは、後悔の中身が、振り返る年代によって変わっていくことです。お子様が幼いうちの後悔と、お子様が独立した後の後悔は、まったく別のものになります。

時期多い後悔の中身この時期に大切なこと
乳幼児期怒りすぎた、余裕がなかった自分を休ませる時間を確保する
小学生の頃勉強や習い事を押しつけた本人の興味に一つ付き合う
思春期話を聞かなかった、決めつけた結論を出さずに最後まで聞く
50代から60代もっと一緒に過ごせばよかった今からでも連絡を取る

50代の親が振り返って後悔すること

お子様が高校生から社会人になる頃、多くの親御さんが同じことを口にします。それは「もっと話を聞いてあげればよかった」という後悔です。

不思議なもので、この時期になると「厳しく叱ったこと」よりも、「話しかけられたときに手を止めなかったこと」のほうが心に残るようです。テレビを見ながら生返事をした夕方、忙しくて後回しにした相談。当時は些細だったはずの場面が、繰り返し思い出されます。

一方で、この年代の方の多くが「あの頃は精一杯だった」とも語ります。仕事、家事、介護が重なる時期に、完璧な聞き手でいられる人はいません。50代で振り返る後悔は、責めるためのものではなく、これから先の関わり方を選び直すための材料です。

60代の親が振り返って後悔すること

60代になると、後悔の中身はさらに変わります。多いのは「自分の価値観を押しつけた」「子どもの選んだ道をすぐに認められなかった」という声です。

進路、就職、結婚、住む場所。人生の節目で、良かれと思って口を出したことが、今も気まずさとして残っている。そんなふうに語る方は少なくありません。

ただ、この年代の方が口をそろえて言うことがもう一つあります。「思い切って謝ったら、拍子抜けするほどあっさり関係が変わった」ということです。何十年も抱えていた後悔が、たった一度の「あの時はごめんね」で軽くなることがあります。年齢が上がるほど、切り出す勇気は要りますが、返ってくるものも大きいのです。

子育ての失敗は手遅れなのでしょうか

「もう手遅れかもしれない」。そう検索してこの記事にたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。まず、はっきりお伝えします。関わり方を変えるのに、手遅れという時期はありません

たしかに、幼い頃にしかできない関わりはあります。抱っこできる時期は限られていますし、一緒にお風呂に入れる年齢も過ぎていきます。その意味では、戻れない時間があるのは事実です。

けれども、親子の関係そのものは、一度形が決まったら二度と変わらないというものではありません。人は何歳になっても、自分に関心を向けてくれる相手の存在に反応します。20歳の子も、40歳の子も、親から「元気にしてる」と連絡が来れば、素っ気なく返しながらも心のどこかで受け取っています。

「手遅れ」という言葉が浮かぶときは、たいてい過去だけを見ています。過去は変えられませんが、これから重ねる時間は、まだ一度も使っていません。今日という日は、これまでで一番早い「やり直しの初日」です。

子どもの困りごとは親のせいなのでしょうか

お子様が学校に行きたがらない、友達とうまくいかない、将来に前向きになれない。そんな様子を見ると、多くの親御さんが「私の育て方のせいだ」と考えます。

けれども、人が育つ過程には、家庭以外にもたくさんの要素が関わっています。生まれ持った気質、通っている学校の環境、たまたま同じクラスになった顔ぶれ、その年に起きた出来事。親の関わり方は、そのうちのひとつにすぎません

実際、同じ家庭で同じように育てたきょうだいでも、性格も進む道もまるで違うことがよくあります。もし親の育て方がすべてを決めるのなら、こうしたことは起こらないはずです。

「親のせい」と考えることには、実は落とし穴があります。すべてを自分の責任だと引き受けると、お子様自身が持っている力や、これから出会う人の影響を見落としてしまうのです。お子様は、親の作品ではありません。自分の足で歩いていく一人の人です。

もちろん、振り返って改めたいことがあれば改めましょう。ただ、それは「罪を償う」ためではなく、「これからをより良くする」ためです。この違いは、日々の表情や声のトーンに、驚くほど正直に表れます。

共働きは子育てを後悔するもとになる?

母親と一緒にエコバッグを持つ女の子

共働きのワーキングマザーから、「この子は小さい頃から保育園で頑張っているから」「寂しい思いをさせている気がして」という言葉をよく聞きます。専業主婦と共働きママでは、後悔の仕方に違いがあるのでしょうか。

共働きママは、社会に出ている分、広い視野を持ってお子様と向き合うことができるというメリットがありますが、日本の社会ではいまだに「母親が仕事をしていると子どもがかわいそう」という見方が残っています。そのため、子育ての壁にぶつかると、共働きママは「私がそばで見守れないからだ…」と、ご自身の至らなさを深く後悔する傾向があります。

しかし、専業主婦だって「四六時中一緒にいたのに…」と、共働きママと同じように後悔することがあります。お子様が何かにつまずけば、母親は自分を振り返るものです。専業主婦であっても共働きであっても、悩んだり自信をなくしたりするのは同じです。

働き方で線を引くのではなく、一日の中で「この時間だけは向き合う」と決めるほうが現実的です。夕食の15分でも、送り迎えの車内でも構いません。長さより、そこに気持ちが向いているかどうかのほうが、お子様には伝わります。専業主婦であること、共働きママであることにこだわらず、ご自身のスタンスでお子様に向き合っていくことが大切です。

子育てへの後悔と母親の自信

母親は、自信がないまま子育てをスタートするものです。次第に自信をつけていっても、お子様が成長するに従いさまざまな出来事が起こることで、母親としての自信を失い、ご自身の子育てを後悔することもあります。人ひとりの育ちに関わっているという責任の重さは、時に母親の気持ちを大きく揺さぶります。

お子様のことで学校から連絡を受けたり、将来のことで前向きになれなかったり、家庭で反抗的な態度をとられたり…と、親になると、赤ちゃんを育てている時には想像もしなかった場面に直面することもあります。「うちの子に限って…」という事態に、子育てへの自信を一気に失う母親は決して少なくありません。

しかし、そうした結果やお子様の姿を「悪い」と決めつけるのは、いかがなものでしょうか。お子様の行動がご自身の価値観や常識の範囲内に収まらないからといって、お子様もご自身の子育ても否定してしまって良いのでしょうか。

お子様は思い通りにいかない経験から多くを学びます。立ち止まること、うまくやれないこと、やる気が出ないこと。これらは、未来への通過点です。そうした時期を経て、人として成長しようともがいたり、エネルギーを蓄えたりと、お子様はお子様なりに未来へと自分のペースで歩んでいるのです。

落ち込むお母さんを励ます娘

ですから、母親は子育ての自信を失っている場合ではありません。「私なりに一生懸命育ててきた。誤りや至らない点もあったかもしれないけれど、それはこれから改善すればいい。私なりにも一生懸命育てたこの子は、いつか必ず何かを掴みとって立ち上がるはず」と、ご自身の子育てへの努力を評価し、お子様を信じることが大切です。

お子様にとって「唯一無二のお母さん」であることを自覚し、後悔した時ほどマイナス感情に流されっぱなしにならず、まずはご自身が前向きになりましょう。お子様は親の背中を見て育ちます。あなたの変化が少しずつお子様に浸透していきますので、焦らずご自身の努力をまずは評価できるようになりましょう。そして結果に後悔するのではなく、お子様の心を理解する努力を惜しまず、お子様の頑張りに目を向けて喜びを増やしていきましょう。

後悔で気持ちが苦しいときに、まずしたいこと

頭では「後悔しても仕方ない」と分かっていても、気持ちが晴れない日があります。夜になると同じ場面が何度も浮かんできて、眠る前に胸が重くなる。そんなときに試していただきたいことを挙げます。

  • 思い出す時間を決める:一日中考え続けるのをやめ、「考えるのは夕食後の10分だけ」と区切ります。時間外に浮かんできたら「後で考える」と一度置きます。
  • 紙に書き出す:頭の中だけで回していると、同じ場面が何十周もします。書いてしまうと、意外と数行で終わることに気づきます。
  • 今日できたことを3つ書く:ご飯を作った、洗濯をした、送り迎えをした。当たり前に思えることこそ、書き出す価値があります。
  • 誰かに話す:家族、友人、同じ年頃の子を持つ知り合い。話すだけで輪郭がはっきりします。
  • 一人の時間を確保する:15分でも、誰にも呼ばれない時間があると、気持ちの余裕が戻ってきます。

それでも気持ちが晴れない日が続くときは、家庭の中だけで抱え込まずに、地域の子育て支援センターや、市区町村の子育て世代包括支援の窓口に話を聞いてもらうという方法もあります。こども家庭庁の取り組みのもと、各自治体では子育て家庭が気軽に相談できる場が整えられています。「こんなことで相談していいのかな」と思う程度の内容で構いません。

そして覚えておいていただきたいのは、後悔で苦しくなるのは、それだけお子様のことを真剣に考えてきた証拠だということです。どうでもよければ、後悔などしません。

失敗させない過干渉な子育てによる後悔

日本では少子高齢化が進み、お子様は親にとっても社会にとっても貴重な存在です。そのため、大切にする傾向が強まり、最近は、お子様に必要以上に干渉してしまったり、うまくいかない経験をさせないようにしたりする、過干渉・過保護な親御さんが増えています。

しかし、こういった過干渉や過保護な子育ては、自分で考えて選ぶというお子様の貴重な機会を減らしてしまい、自立を妨げるというデメリットが指摘されています。後になって後悔しやすいポイントですので、過干渉や過保護になっていないか、ご自身の子育てを見直していきましょう。

見分け方として役に立つのが、「その手助けは、今この子ができないことか、それとも私が待てないことか」という問いです。答えが後者であることに気づいたら、そこが手を引くタイミングです。

子育てを後悔した時にしたい対応

子育て中のママは、時に悩み、ご自身の子育てに後悔して落ち込んでしまうこともありますが、お子様は日々成長を続け、子育ては休みなく続いていきます。後悔したからといって、あなたの子育てが失敗というわけではありません。後悔した場合は、一度しっかり心を休め、ご自身の子育てを見直していきましょう。

失敗したと思ったら謝る

お子様が間違ったことをした時、親は素直に謝罪するように求めますよね。それであれば、ママだって子どもに対して誠意をもって接する必要があります。後悔や失敗は、次回の成功や改善に向けたチャンスです。お子様を傷つけてしまった場合は真摯に向き合い、ご自身の良くなかった点を改める意思をお子様に示して安心させてあげましょう。

謝るときのコツは、言い訳を添えないことです。「疲れてたから」と付け足すと、謝罪ではなく説明になってしまいます。「大きな声を出してごめんね」だけで十分伝わります。

子育てへの後悔について見直す

ご自身の子育てに失望して後悔する理由は人それぞれ違いますが、「これではお子様にとって良くない」と判断した場合には、ためらわずに改善する姿勢を示すことが必要です。積極的にご自身の子育てを見直し、良くなかった点や間違った部分を前向きに改善していきましょう。

見直すときは、10項目すべてに手をつけないことが大切です。一度に全部変えようとすると続かず、「やっぱりできなかった」という新しい後悔が増えてしまいます。一つだけ選んで一週間続ける、が現実的な進め方です。

育児にイライラしていないか考える

お子様に対して好ましくない対応をして後悔するケースのほとんどは、イライラしているなどの追い詰められた状況に大人が陥っている時に起こります。イライラや感情的になることは、間違いや後悔のもとです。心に余裕をもてるように、子育て中はイライラを上手にコントロールする方法を積極的に探していきましょう。

イライラが強く出やすい時間帯を書き出してみると、朝の支度、夕食前、寝かしつけ前に集中していることが多いものです。その時間の家事を一つ減らす、前日に準備しておくなど、環境のほうを変えるのが最も効きます。

子供の気持ちを考える

子育てを後悔しないために一番大切なことは、親がお子様の幸せを願い、お子様の気持ちを尊重することです。ママはお子様の身近にいすぎて、お子様を自分と同一だと勘違いしてしまいがちです。しかし、お子様の人生はお子様のもの。お子様の人権や気持ち、意思を尊重するように、ご自身の意識を変えていきましょう。

なお、こども家庭庁が推進するこども基本法の考え方でも、子どもが自分に関係することについて意見を表明し、それが尊重されることが基本の一つとされています。家庭の中でも、「どうしたい」と聞いてから決める場面を少しずつ増やしていきましょう。

大人になった子どもとの関係は結び直せる

お子様がすでに成人している方にとって、この記事の多くは「もう間に合わない話」に見えるかもしれません。けれども、大人同士になったからこそできることがあります。

幼い頃は、親が主導する関係でした。成人した後は、対等な大人同士の関係に組み直すことができます。これは、幼少期の関わりをやり直すのとは別の、新しい関係づくりです。

実際に効果があると言われているのは、次のような関わり方です。

  • 用事がなくても連絡する:「元気にしてる」だけの短い連絡を、返事を期待せずに送ります。
  • 助言をしない:話を聞いたら、意見ではなく「そうだったんだね」と受け止めるだけにします。
  • 過去のことを一度だけ謝る:繰り返すと重くなるので、伝えるのは一度で十分です。
  • 相手の生活を尊重する:訪ねる前に連絡する、滞在時間を決めるなど、距離感を保ちます。

すぐに関係が変わることは少ないかもしれません。それでも、あなたから差し出した手は、確実に相手に届いています。返事が来ないからといって、届いていないわけではないのです。

子育ての後悔と向き合うのは素敵なこと

海辺で遊ぶ親子

ご自身の子育てに疑問を持つことも自信を持つことも、どちらも親にとってはとても難しい側面があります。そのため、親になると子育てを後悔しがちになりますが、ご自身の子育てを後悔することは、決して悪いことばかりではありません。むしろ、これからの子育てを改善し、お子様と一緒に親も人として成長するための大事なステップになる、素敵なことなのです。

ご自身の子育てを振り返って、素直に反省したり、良い所を認めたり、様々な面を感情的にならず客観的に見ることはとても大切です。どんな失敗をしても、そこから学び、改め、自分を信じて前を向いて子育てを続ける親の姿は、少なからずお子様に良い影響を与え、親の人格に磨きをかけてくれます。

思い通りにいかず、努力の結果もなかなか出ないために後悔しがちな子育てですが、自分やお子様を責める姿を見せるのではなく、許したり待ったりする寛大な心を見せることで、お子様の心にじんわりと沁みていくはずです。乱れる心を鎮めて、子育てを通して愛情をお子様に伝えていきましょう。

子育ての後悔に関するよくある質問

子育てで後悔している人は多いのですか

厚生労働省の調査でも、子育てに不安や負担を感じている保護者が多数を占める結果が繰り返し示されています。後悔や不安を抱えているのは、決して少数派ではありません。周りの方が平気そうに見えるのは、口に出していないだけであることがほとんどです。

子どもがもう大きいのですが、今から変えられることはありますか

あります。用事がなくても連絡する、意見を言わずに話を聞く、過去のことを一度だけ謝る。こうした関わりは、お子様が何歳であっても効果があります。幼い頃のやり直しではなく、大人同士の新しい関係づくりだと考えてみてください。

子どもの困りごとは親の育て方のせいですか

人が育つ過程には、生まれ持った気質、学校や友人の環境、その時々の出来事など多くの要素が関わっており、親の関わり方はそのうちの一つです。同じ家庭で育ったきょうだいの性格が違うことからも分かります。改めたいことは改めつつ、すべてを背負い込まないことが大切です。

後悔で夜眠れないほど苦しいときはどうすればいいですか

考える時間を一日10分と決める、紙に書き出す、今日できたことを3つ書き出すといった方法が助けになります。家庭の中だけで抱え込まず、地域の子育て支援センターや市区町村の窓口で話を聞いてもらうこともできます。

子どもに謝ると親の威厳がなくなりませんか

むしろ逆で、間違いを認めて謝る姿は、お子様にとって最も分かりやすい手本になります。言い訳を添えず「さっきはごめんね」と伝えるだけで十分です。謝れる大人が身近にいることは、お子様の財産になります。

後悔しているあなたは、すでに良い親です

ここまで読んでくださったということは、あなたはお子様のことを真剣に考えている方です。後悔するというのは、より良くしたいという気持ちがあるからこそ生まれる感情だからです。

10項目すべてを直す必要はありません。一つだけ選んで、一週間続けてみてください。待つ時間を10分だけ長くする。一日一回、良かったところを口にする。それだけでも、家の中の空気は確実に変わります。

そして、変わっていく姿を、お子様はちゃんと見ています。完璧な親である必要はありません。間違えて、気づいて、改める。その繰り返しこそが、お子様に見せられる一番の背中です。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪