とびひがうつる原因&症状に関する記事

とびひがうつる原因と予防法3!流行る期間・お風呂や保育園は?

とびひがうつる原因と予防法3!流行る期間・お風呂や保育園は?

とびひがうつるって知らないというママ必読!登園や登校にはママのマナーが問われることから、正しい知識を持つことが大切です。

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とびひはうつる⁉主な症状と保育園・幼稚園への登園について

一般的に、子共に多いじんましんやアトピー性皮膚炎などの皮膚の病気には「うつる」というイメージがないことから、とびひがうつるということを知らないママもいるのではないでしょうか?しかし、とびひは感染症であり、接触によって伝染することがあるため、子供がとびひになったときにはママが正しい知識を持って周囲への配慮が必要なのです。

ここでは、とびひの原因や症状や感染経路のほか、予防法、治療法、登園や登校の目安など、意外と知られていないとびひについて詳しくみていきましょう。とびひについてよく知ることで、園や学校で「うつされた」「うつった」などのトラブルを避けられるはずです

とびひがうつる原因と症状

自分の腕の水泡を見る幼児

とびひという名前は通称で、正式な病名で「伝染性膿痂疹」といいます。細菌が皮膚に感染することで起こる潜伏期間が2〜10日の皮膚の感染症で、患部を手で掻きむしることであっという間に全身に広がる様子が火事の飛び火のようであることから、このように呼ばれるようになりました。

とびひの原因と症状

とびひの原因となる細菌は、黄色ブドウ球菌や化膿連鎖球菌の2つです。とびひは、その症状から「水泡性膿痂疹」と「痂皮性膿痂疹」に分けられます。2つのとびひには、それぞれ次のような特徴があります。

水泡性膿痂疹
指で鼻をほじる幼児

水ぶくれができるとびひを水泡性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)と言い、ほとんどのとびひがこのタイプです。黄色ブドウ球菌が原因となっていて、細菌が生み出す毒素によって水ぶくれができます。この水ぶくれはかゆみを伴うため、子供が引っ掻くことで傷になった部分に細菌が入り込むことで全身に広がってしまうのです。

水泡性膿痂疹は特に子供に多いのが特徴で、原因菌の黄色ブドウ球菌は鼻・のど・耳の中などに常在することから、鼻をほじったりして細菌が付着した指で、あせもや虫刺され、湿疹などを引っ掻くことで二次感染を起こしてとびひになるのです。そのため、普段から鼻をいじる癖がある子は、小さいうちから鼻をほじらないよう注意しましょう。

痂皮性膿痂疹

かさぶたができるとびひを痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)と言い、赤く腫れて膿をもった発疹が厚いかさぶた状になるのが特徴で、大人に多くみられます。原因菌の化膿連鎖球菌は、ヒトの皮膚やのどなどで生息する常在細菌で、感染すると水泡性膿痂疹よりも炎症がひどく、リンパ節の腫れや発熱、喉の痛みなどの症状が現れることもあります。

とびひと間違えやすい皮膚トラブルに注意!

皮膚の病気は素人にはわかりにくく、パッと見とびひなのか、ただの湿疹なのか区別がつきません。特に、とびひと初期症状が似ていて間違えやすいアトピー性皮膚炎やあせもは、他の人に移らないことから放置してしまいがち。周囲への感染を防ぐためにも、自己判断せずに医療機関を受診して早期治療を心がけましょう。

とびひが引き起こす重篤な合併症

病院のベッドで眠る幼児

ただの皮膚の感染症だと思って侮るなかれ。とびひは原因となっている細菌が全身に広がることで、皮膚の一部だけでなく身体全体に不調をきたすような病気になることがあります。とびひが重症化することでどのような病気を引き起こすのか、具体的にみていきましょう。

SSSS(ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群)

SSSS(Staphylococcal Scalded Skin Syndrome)はブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群といって、傷口に黄色ブドウ球菌が体内に進入することで起こります。黄色ブドウ球菌が生み出す「表皮剥脱毒素」という毒素が、血流など循環系を通って全身に広がることで、皮膚が広範囲に渡って火傷のようにむけてしまう特徴的な症状が見られます。

敗血症

敗血症とは、院内感染などによって血液中に細菌が侵入し、発熱などの全身症状を引き起こす感染症のことです。化膿連鎖球菌に感染した場合に多く、発熱のほかに重症化すると低体温や血圧低下、意識障害などの症状を引き起こすほか、血圧が低い状態が続くことで敗血症性ショックが起こります。命にかかわることもあり十分に注意が必要です。

腎炎

化膿連鎖球菌に感染することによって、細菌が生み出すネフロジェニックトキシンという毒素によって、まれに腎機能に障害をきたす場合があります。腎炎は、化膿連鎖球菌に感染してから10日ほどの潜伏期間があるうえ、むくみ・尿量減少・蛋白尿など症状が分かりにくいことから、気になる場合は皮膚科を受診し、尿検査を行う必要があります。

とびひにならないための3つの予防法

とびひは細菌感染によって起こるので、集団生活の中で他人からうつる可能性も充分に考えられます。しかし、日常生活の中で少しのことを心がけるだけでも予防でき、感染リスクを減らすこともできるのです。次に、どのようなことに心がければ良いのかについてみていきましょう。

1手洗いを習慣づける

石鹸の泡がついた子供の手

インフルエンザなどの感染症予防でも手洗いやうがいは大切ですが、とびひの場合も手洗いがとても重要です。自分やほかの子の患部を触ったり、鼻をほじった手で皮膚を引っ掻くことでとびひがうつることから、こまめに手洗いをすることで手についた細菌を洗い流し、常に手を清潔しておく必要があります。

2爪を短く切っておく

かゆみは痛みよりも我慢できないといいますが、特に子供はかゆいとすぐに引っ掻いてしまい、ひっかき傷を作ることもしばしば。とびひが起こる大きな原因ともいえるひっかき傷を防ぐためには、爪を短く切っておくことが重要です。爪が伸びていないかこまめにチェックして、ママが指先で触れてみることで危ないと感じたら切ってあげましょう。

3入浴やシャワーで皮膚を清潔にする

とびひの原因菌の黄色ブドウ球菌や化膿連鎖球菌は、ヒトの皮膚で生息する常在菌のため、細菌の増殖を防ぐためには毎日の入浴やシャワーが大切です。特にアトピー性皮膚炎の子は、肌のバリア機能が低下していてとびひになりやすい傾向にあるため、清潔にすることを心がけるだけでなく、入浴後にしっかり保湿することも大切です。

子供のとびひQ&A

「とびひ」という名前は聞いたことがあるけど、詳しいことはよく知らないというママが多いことから、ここではとびひについてのよくある質問にお答えします。とびひについての知識を深めて、繊細な子供の肌をとびひから守ってあげましょう。

Q1治療にはどんな薬が使われるのですか?


とびひの治療法としては、とびひの原因菌である黄色ブドウ球菌や化膿連鎖球菌に効く抗菌薬を使用します。抗菌薬には塗り薬と飲み薬があり、軽度の場合は塗り薬のみが処方されますが、多くの場合は2つの薬が併用されます。さらに、患部を引っ掻いて悪化させないために、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬が処方されることもあります。

とびひは、早期の治療によって症状を最小限に抑えることができる感染症です。放置したり市販薬を使用するなど誤った治療をしたりすると、症状の悪化や他の人にうつしてしまうリスクが高まります。そのため、勝手な自己判断はせずに、まずは医療機関で治療を受けて専門家の指示を仰ぎましょう。

Q2とびひが流行する時期はありますか?


とびひの中でも、水泡性膿痂疹の流行時期は肌の露出が多く水遊びをする6月から9月です。特に、夏場は汗をかきやすいのであせもができやすいほか、虫に刺される機会が多いので注意が必要です。プール遊びをした際に引っ掻き傷から細菌に感染することがあるので、肌の赤みや水ぶくれある場合は水遊びを避けたほうがよいでしょう。

さらに、とびひは一度感染したからといって免疫ができるものではありません。1シーズンに何度でも感染するほか、毎年流行時期になると発症する可能性があります。外遊びが多い時期を楽しく過ごすためにも、予防法をしっかり守って症状の悪化を食い止めたいですね。

Q3うつらないようにするにはどうすればいいの?

ガーゼと包帯""

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とびひはの感染経路は接触感染で、原因菌や患部への接触によって人から人へうつります。そのため、お子さんがとびひの場合は、患部をガーゼで覆うなどして周囲にうつさないように注意する必要があります。逆に、保育園や学校にとびひのお友達がいる場合、うつされないようにすることは正直難しいといえます。

中にはとびひについての知識が全くないため、とびひが悪化しているのに登園させたり、プール遊びをさせるママもいるようです。そのようなお友達からの感染を防ぐためには、「クラスに感染している子はいないか」「流行の兆しはないか」など、先生やママ友との情報交換が重要。集団生活の中での広がりを抑えることで、お子様への感染の予防につながります。

Q4保育園や幼稚園、学校へ行ってもいいの?


とびひは「学校において予防すべき感染症」、いわゆる学校感染症として学校保健安全法に定められている病気です。学校感染症と診断された場合、学校や保育園への届け出や診断書の提出が必要なほか、周囲にうつす可能性がなくなった場合は医師の証明書が必要です。また、校長には出席停止や学級閉鎖にする権限があります。

ただし、とびひは学校感染症の中でも比較的、症状が軽い「その他の感染症」に分類されることから、出席停止の必要はありません。ひどい化膿や全身症状がなければ登園・登校は可能ですが、園や学校によっては方針が異なることから先生に確認した方が良いでしょう。

登園・登校する際は、プールや水遊びは他の人にうつす恐れがあるので絶対に控えましょう。風邪で咳がひどいときにマスクを着用するように、ガーゼで覆ってとびひをうつさないように配慮するエチケットが大切です。「○○ちゃんにうつされた」など、ママ友とのトラブルを避けるためにもご注意ください。

Q5お風呂に入る際の注意点を教えてください


お風呂に入ることは、皮膚を清潔に保つことで症状の改善につながることから、発熱などの全身症状がない限り何ら問題はありません。ただし、とびひの原因菌は傷からうつる可能性があるので、一緒に湯船に入らずにシャワーのみで済ませる方が良いでしょう。ゴシゴシ洗いは避け、刺激の少ない石鹸をよく泡立てて汚れが残らないようしっかり洗い流してください。

また、湯上りの際は、家族にうつらないようにタオルの共用は避ける必要があります。衣服やタオルの洗濯は、しっかりすすいで十分に乾燥させれば、家族のものと一緒にしても特に問題ありません。

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