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子供の舌がおかしくなる病気とは?毎朝チェックしたい3つ

『子供の舌がおかしくなる病気とは?毎朝チェックしたい3つ』

子供の舌をチェックしましょう!舌の色や形、舌苔の状態からわかる体の不調や病気などについて、わかりやすく解説しています。

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子供の舌がおかしくなる病気とは?毎朝チェックしたい3つの点

生まれたばかりの赤ちゃんがオッパイに吸い付き、子供がモグモグと食べるときに一生懸命使う舌、とても可愛いですよね。注意深く子供の舌を観察していると、ときに色が白く変わったり、ブツブツと赤いものができてしまったりと、さまざまなに変化していくことに気が付くはずです。

一般的に舌は体調によって変化するといわれていますので、子供の舌にさまざまな変化があった場合には「これって悪い病気!?」と不安になってしまいますね。今回は子供の舌の変化や、舌の状態から推察できる病気、異常の見分け方などについて詳しくご紹介していきます。

子供の舌の変化

口を開けている子供のイラスト

私達大人の舌もそうですが、子供が「アッカンベー」と舌を出すと、その表面にモヤモヤっと何かが付着していることがあります。これは舌苔と呼ばれるもので、さまざまな原因で引き起こされている舌表面の汚れ。口臭などの原因になります。

子供に舌苔が付着する原因

  • 舌の表面が固くなり、その隙間に汚れや細菌が溜まった
  • 舌や口の中の皮膚が剥がれ、食べかすが表面の隙間に溜った
  • 口呼吸によって口の中が乾燥し、舌の表面の汚れが固まった

口の中は湿っていて温かく食べかすなどの栄養が豊富なので、カンジダ菌や黄色ブドウ菌をはじめとする細菌が、なんと300種類以上住み着いています。そういった細菌がちょっとした口の中の環境の変化で繁殖して、ネトネトっとした舌苔になってしまうのです。

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子供の舌が白いと感じる病気

舌苔はあくまでも衛生面の問題であって、それ自体が病気を引き起こすものではないのですが、舌苔の色によっては特定の病気にかかっていることの判断材料になることもあります。まずは子供の舌に白色の舌苔がついた場合に考えられる病気についてご紹介していきます。

溶連菌感染症

小児科で診察を受けている子供のイラスト

喉の痛みや赤い腫れ、39℃以上の急な発熱を伴うこともある溶連菌感染症は、「子供の舌が白い舌苔で覆われる」という初期症状から始まります。その後、胸や腕などから全身に痒みのある赤い発疹がひろがり、発熱から3〜4日もすると白い舌苔が消えていくのが特徴です。

溶連菌感染症は、感染者のくしゃみや咳、唾液、菌が着いた手に触れた物などによって広がる病気で、乳幼児の頃から感染リスクのあり、子供が多くかかる感染症です。主にペニシリン系の抗菌薬を内服すれは早く熱が下がり、発疹も軽く済みます。発熱とともに白い舌苔に気がついたら、早めに小児科を受診して治療を始めましょう。

口腔カンジダ症

おしゃぶりを咥えている赤ちゃん

口腔カンジダ症は口の中にいるガンジダというカビが繁殖する病気で、舌の表面に白い舌苔が現れることがあります。口腔カンジダ症の舌苔はザラザラとしていて、こすると簡単に取ることができますよ。口腔カンジダ症の多くは自然に治ってしまうのですが、小児科で抗真菌薬フロリードゲルアンホテンシンBを処方してもらえば、早いうちに治療できます。

口腔カンジダ症は免疫力の低下や抗生物質の使用などをきっかけに発症しますが、乳幼児の場合は哺乳瓶の乳首やおしゃぶりを不衛生にしていると発症リスクが高まりますので、きちんと消毒して病気を予防しましょう。

地図状舌

うがい薬のイラスト

地図状舌は子供の舌の表面に地図のようなまだらな、不規則な形の白色や灰色の舌苔ができる病気で、幼児の発症率は約15%と、子供がかかりやすく繰り返しやすい病気です。地図状舌は「ピリピリとした舌の痛み」や「しみる」といった症状を伴うこともありますが、歯みがきなどを通常通りして口の中を清潔にしていれば数日で治癒します。

地図状舌が起きる原因ははっきりと解明されていませんが、栄養の偏りや睡眠不足、病後の免疫力が低下しているときに発症しやすいと言われています。地図状舌は自然治癒する病気ですが、ひどい痛みを伴い食事がとれない場合には、小児科を受診し、うがい薬や口腔用の軟膏を処方してもらうといいでしょう。

子供の舌が赤いと感じる病気

舌苔は白色のものが多いのですが、稀に異様に赤い舌苔が子供の舌に現れることがあります。赤い舌苔が現れた場合に考えられる病気は、次のとおりです。

溶連菌感染症

医師に舌を見てもらう子供

白い舌苔で始まる溶連菌感染症は、熱が出て3~4日ほどで白い舌苔が消え、舌の表面がブツブツと真っ赤になるいちご舌に変化します。同じいちご舌の症状を引き起こす病気に川崎病がありますが、溶連菌感染症と川崎病は高熱や発疹、いちご舌と共通点が多く、家庭では間違えやすい病気です。

「溶連菌と診断されたけど、実は川崎病じゃない?」などと心配になった場合は、発疹や目の充血などで医師には溶連菌と川崎病の違いがわかりますので、不安をそのままにせず医師に確認するようにしましょう。

川崎病

体温計

川崎病は原因が解明されていない子供の病気で、溶連菌感染症と同じようにいちご舌の症状が出ます。溶連菌感染症と違って人に感染する病気ではないので、周りにうつる心配をする必要がありません。命の危険や後遺症への心配もほとんどない病気なのですが、症状が進むと冠状動脈にコブができることもあるので、早期発見・早期治療をすることが大事です。

いちご舌と共につぎのような症状がある場合には、川崎病を疑って小児科か循環器内科を早めに受診するといいでしょう。

川崎病の特徴

  • 両目の結膜の充血
  • 38℃以上の高熱が5日以上続く
  • 唇が赤く腫れあがる
  • 首のリンパ節の腫れ
  • 手の平や足裏全体が赤く硬くむくむ
  • 不定形の発疹が全身に現れる

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口内炎?子供の舌がただれる病気

舌苔だけでなく、子供の舌がただれてひどく痛む病気にかかると、ママの不安も大きいですしお世話も大変です。同じように舌が痛む症状に「口内炎」がありますが、多くの口内炎は舌を噛んで傷つけたり、栄養が偏ったりして引き起こされます。ところが、子供の場合は子供に多い病気によって、口の中に発疹や潰瘍ができてしまう場合も…。

手足口病

保育園で遊ぶ子供達のイラスト

小さな子供が一度はかかると言われている手足口病は、発熱と共に全身に丘状の赤い発疹が出ますが、口内や舌の表面にも発疹ができてしまい、発疹が崩れると舌が爛れてひどい痛みを伴います。手足口病は夏に流行しやすい感染症。幼稚園や保育園に行っている子供の舌の痛みと発疹には、手足口病を疑いがあることを覚えておきましょうね。

手足口病は感染が拡大しやすい病気で、症状が治まっても1ヶ月もの長期間、便にウイルスが出ることもあります。有効なワクチンや特効薬はなく、発熱や痛みを緩和する対処療法しかできないのですが、感染拡大に注意が必要な病気ですので、症状に気がついたら早めに小児科を受診して確認を心掛けて下さいね。

ヘルパンギーナ

食事を食べようとしない子供

ヘルパンギーナは夏風邪の一種で、急な発熱のあと口の中や舌に水泡ができて、それが崩れると舌がただれ、強い痛みをともなう感染症です。ヘルパンギーナは1~5歳の子供がかかりやすく、毎年夏になると幼稚園や保育園で大流行する傾向があります。

ヘルパンギーナが疑われる場合は小児科を受診しますが、手足口病と同様に有効なワクチンや特効薬はなく、熱や口の痛みの緩和をする対処療法しかできません。特に口や舌の痛みで水分や食事がとれずに体力を消耗してしまうことが多いので、家庭でも注意が必要です。

毎朝チェックしたい子供の舌3つの特徴

私達の舌は食べ物を味わい、食べ物を消化器官に運ぶ大切な器官であるとともに、身体の不調を図るバロメーターともなる器官です。舌の色や形、舌苔の色によってさまざまな体の疾患を予測することができますので、定期的にチェックしてみて下さいね。

健康なとき、子供の舌の色は薄いピンク色をしていて、薄らと白い舌苔がついていますが、舌の色によっては次のような体の不調を知ることができます。

  • 舌が異常に赤い
     ⇒疲労のために体液が不足し、熱が体内にこもって発散できない
  • 舌全体が白っぽい
     ⇒クーラーや冷たいもののとり過ぎで、体が冷えていたり弱ったりしている
  • 青味が強い
     ⇒ストレスなどで神経が衰弱し、血流が悪くなっている

健康な舌の形はハリと潤いがあり縁が滑らかなカーブを描いています。ところが、舌の形に異常を感じる場合は、次のような体の不調を知ることができます。

  • 腫れぼったくフチがギザギザしている
     ⇒疲れやストレスが溜って、体内の余分な水分で体がむくんでいる
  • 小さくて薄い
     ⇒体力が低下している
  • 表面に亀裂がある
     ⇒水分不足

舌苔の色

健康な舌苔の色は白っぽく、舌の全体にうっすらとかかっていますが、舌苔の色によっては次のような体の不調を知ることができます。

  • 黄色っぽい
     ⇒胃腸に炎症や発熱などが起こっている
  • 黒色っぽい
     ⇒高い熱があったり、体が冷えたりしている

子供の舌苔ケアの方法

ガーゼ

舌苔は舌の表面にあって当然のものですが、もし子供の口臭が気になるようであれば、ママが取り除いてあげるといいでしょう。この時注意したいのは、歯ブラシなどの硬いもので、ゴシゴシと舌苔を取らないこと!舌はデリケートな粘膜でおおわれていて、表面を傷つけてしまうと味を感じ取る機能が低下してしまいますので、あくまでも優しく取り除くことを心掛けて下さいね。

子供の舌苔であれば、濡らしたガーゼで優しく舌の表面を擦ってあげましょう。舌苔が厚い場合には、フチの丸いスプーンで優しくこそげとってもOKです。

子供の舌を定期的にチェックしましょう

子供の舌をチェックするお母さん

小さな赤ちゃんのうちは歯磨きなどで口の中を見る機会が多いのですが、幼児期になるとチェックの機会が減ってしまいます。舌の形や舌苔はさまざまな体の不調や、病気を図るバロメーターとなるママ達の強い味方ですから、正しい知識を身に着けて、異常を感じとれるようになりましょう。

病気や不調だけでなく、強いストレスなどでも舌苔が増えたり、舌の形が変わったりします。もし舌をチェックして異常に気がついたら、子供同士のトラブルで悩んでいるケアもありますので、ぜひ定期的に子供の口の中をチェックする習慣を身に着けてくださいね。

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