日本脳炎のワクチン予防接種に関する記事

日本脳炎のワクチン予防接種はいつから?スケジュール紹介

日本脳炎のワクチン予防接種はいつから?スケジュール紹介

日本脳炎のワクチン予防接種は、他の予防接種に比べてちょっと遅めに始まります。複雑なスケジュール、副作用を確認しましょう。

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日本脳炎ワクチンの予防接種~時期と間隔は?副作用はあるの?

ワクチンの予防接種は、病気を防ぐ大切な注射。予防接種を行っていれば、その病気の感染源に接触しても発症を抑えることが出来ます。また、発症したとしても症状を軽く抑える作用もあるので、子どもを持つママが予防接種を受けたいと考えるのは当然のこと。費用を公費で負担してもらえる定期予防接種は、やり残すことなく受けたいですね。しかし、予防接種数は増加し、そのスケジュールも複雑化してきているので、前知識がなければすべてを把握するのが難しいかもしれません。

6月から9月に流行がみられる、日本脳炎もその定期予防接種の一つです。今回は、適切な時期に予防接種を受けるために、日本脳炎ワクチン予防接種の時期とその効果、副作用などをご紹介します。

ワクチンの接種時期と間隔

医者が子供に注射するイラスト

日本脳炎ワクチンの予防接種を受ける時期は、病気にかかりやすい時期などを考慮して、定期のスケジュールが決められています。予防接種は、1期と2期の2回に分けて、全部で4回行います。決められた間隔をあけて予防接種を複数回受けることで、確実に抗体を得ることを目指します。

初回の予防接種は、生後6ヶ月から接種が可能ですが、3歳未満の場合は、接種できるワクチンの量が半分になってしまうので、標準年齢の3歳から受け付ける地域が多いようです。予防接種を受ける時期は、一般的に、蚊が増え始める4月~6月が望ましいと言われています。冬になると風邪をひいて体調も崩しやすくなるので、この時期の接種がいいかもしれません。

3歳というと、保育園に通う子どもが増えてくるころなので、予防接種を忘れた!定期予防接種の時期を過ぎてしまった!ということがないようにしたいものですね。日本脳炎のワクチン定期予防接種のスケジュールは、以下の通りです。

1期接種

1期接種は、初期予防接種と追加予防接種の2つに分けて、合計3回行います。

  • 初期予防接種
    3歳から4歳の間に2回、2回目は初回接種から6~28日の間隔をあける
  • 追加予防接種
    2回目の接種から約1年を過ぎた頃に1回、7歳6ヶ月になるまでに終わらせる

2期接種

  • 9~13歳までの間に1回

ワクチン接種の料金

日本脳炎ワクチンは、定期予防接種なので、期間内であれば無料です。母子手帳とは別に、多くの人が予防接種の無料券などを自治体から配布されて持っていることが多いです。また、体調が悪くて定期期間内に予防接種を受けることが出来なかった、接種を受け忘れていて標準接種スケジュールを外れたとしても、定期予防接種の対象年齢に入っていれば、公費負担で受けることができる場合もあるので、一度お住まいの自治体に確認をしてみるといいですね。

しかし、定期予防接種対象年齢を外れてしまうと、任意接種となるので、この場合は自費で受けなければいけません。予防接種の費用は、病院が独自に設定しているので、病院によって変わってきます。おおよそ、1回の接種で数千円のところが多いようです。

予防接種受けられる年齢が拡大される特例がある

旧ワクチンを接種した後に重症化した例があったことから、2005年6月から約5年間、積極的な予防接種の呼びかけを控えられ、この影響で予防接種の機会を逃してしまった人がいます。しかし、新しいワクチンが供給できることになり、この人たちに対し特別措置が設けられました。1995年4月2日~2007年4月1日生まれの人は、特例として定期の範囲が20歳未満まで広がり、無料で予防接種が受けられます。もし、該当している人がいたら、お住まいの自治体に確認してみましょう。

ワクチン接種による効果

薬と注射器と地球儀

ワクチン定期予防接種をすべて行うと、日本脳炎に感染するリスクを75%~95%という高い確率で減らすことが出来ます。ワクチンを接種することで、体に徐々に抗体が作られ、その病気に対する強い免疫が出来上がり、病気の発症を抑えられます。日本脳炎を予防するには、予防接種を受けることが大切ですね。

日本脳炎とは?

日本脳炎は日本だけではなく、東南アジアでも見られる、脳が炎症を起こす病気です。一般的に、日本脳炎ウイルスに感染すると、必ず日本脳炎を発症するわけではありませんが、発症するのは1,000人に一人と言われています。また、発症した人の20~40%の人が命を落とし、生存できても45~70%の人に精神障害などの後遺症が残ると言われている、とても危険な病気です。

日本脳炎ウイルスに感染の原因

日本脳炎は、コガタアカイエカという蚊によって広がります。人から人への感染はありません。田んぼなどで発生したコガタアカイエカは、日本脳炎ウィルスを持った豚の血を吸い、豚の血を吸ったコガタアカイエカが人間を刺してウィルスを広げるのです。そのため、豚を飼育している養豚場などが多い地域では、日本脳炎ウイルスが多く存在していると言われています。

ここまでみてくると、日本脳炎ウイルスは、蚊に刺されることによって感染するのですから、一番大切なのは、蚊に刺されることを予防することがわかります。しかし、いくら気を付けていても蚊に刺されることを、完全に予防できるわけではありません。そこで予防接種が重要になるのですね。

日本脳炎ウイルスの潜伏期間

日本脳炎ウイルスに感染してから、日本脳炎を発症するまでの潜伏期間は6~16日です。

日本脳炎の症状

腹痛の女性

日本脳炎を発症すると、38~40度の高熱、頭痛、嘔吐、めまいという脳炎のような症状が出ます。また腹痛や下痢を伴う場合もあります。症状がひどくなると首の後ろが硬くなる、けいれんや意識障害等の重篤な障害を引き起こすことも…。治療をしても、神経系の後遺症があとに残る場合があります。

日本脳炎ワクチンの副作用

予防接種をしたとしても、体内にワクチンを入れるわけですから100%安全とはいえません。予防接種を受ける際には、アレルギー反応や接種部位の様々な副作用もありますから、かかりつけ医に相談することが大切です。ここでは日本脳炎の予防接種に使われているワクチンと、ワクチンを接種したことにより引き起こす可能性がある副作用をご紹介します。

日本脳炎予防接種に使われているワクチン

日本脳炎のワクチンは、副作用の発症と安全性の問題を確認するために、2005年から5年間、定期予防接種から外されていました。しかし、その間に新しいワクチンが開発され、現在また定期予防接種として受けることが出来るようになったのです。

このワクチンは、不活化ワクチンと呼ばれ、ウイルスの病原性をなくし、抗体、免疫を作るために必要な部分だけを残すよう精製されたもので、以前に比べ安全性が高まりました。ワクチンの予防接種を受けると、免疫機能が働くので、体の中で抗体ができ始めます。この不活化ワクチン予防接種は、一度の接種では免疫が十分にできないので、決められた回数の接種が必要なります。

日本脳炎ワクチンを接種することにより引き起こる可能性がある副作用(副反応)

熱がある男の子

日本脳炎の予防接種は、不活化ワクチンが用いられているので、副作用(副反応)は少ないです。しかし、予防接種時の子供の体調が万全でない時や抵抗力が弱いときであれば、副作用が少し強く出る可能性もあります。そのことを覚えておくと、副作用が出た時にも冷静に対処できるでしょう。

日本脳炎ワクチン予防接種で起こる副作用

  • 熱が出る
  • 咳が出る
  • 鼻水が出る
  • 注射をしたところが赤くなり腫れる
  • アナフィラキシーショック
  • 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)

以前に問題になった急性散在性脳脊髄炎(ADEM)は、ワクチン接種だけではなく、何らかのウィルス感染によっておこる神経障害をきたす病気です。ほかのウイルスや、病原細菌感染の後にもかかることがあるので、ワクチン接種が直接原因になるかどうかを区別することは難しいと言われています。現在使われているワクチンで予防接種しても、ADEM発症の可能性はゼロとは言えないので、けいれんや意識障害など何かあればすぐに病院に連絡をする、受診をするなどの対処を取れるようにしておきましょう。

日本脳炎の副作用は、初期接種よりも、1期追加接種の時の方がよくでる傾向があります。そのため、以前は大丈夫だったからと安心せずに、予防接種の際はいつも副作用の出方に注意しておくことが大切です。

予防接種は子どもの成長と安全を守るもの

どの予防接種も副作用のリスクがありますが、予防接種を受けなければ感染のリスクが高まります。特に日本脳炎は、感染すると重篤に状態になり、後遺症を残すことがあるので予防接種がすすめられているのです。

予防接種は、対象年齢になったら自治体からお知らせが届きますが、自分自身でも母子手帳などでスケジュールを確認し、適正な時期に受けることが重要です。予防接種は子どもの成長と安全を守るものですから、予防接種について見直しておきましょう。

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