視覚優位・聴覚優位の特徴に関する記事

視覚優位/聴覚優位の特徴~子供の優位感覚の伸ばし方とは?

視覚優位/聴覚優位の特徴~子供の優位感覚の伸ばし方とは?

視覚優位や聴覚優位など、子供の優位な感覚を知っていますか?子供の優位な感覚を知っていると、正しい方法で子供の能力を伸ばしてあげられます。特に、発達障害の子供は視覚優位や聴覚優位が強い傾向にあるため、その子の優位感覚を知ることが大切なのです。

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視覚優位とは?親が知っておくべき子供の優位感覚の特徴

ヒトが持つ視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚などの感覚のうち、特に優れている感覚のことを優位感覚といいます。例えば、目で見た方が理解しやすい人もいれば、耳で聞くだけですぐ覚えられる人もいますよね。

ほかにも、皮膚への刺激、においや味に敏感な人など、人によって優位感覚に違いがあるのはごく普通のことです。

特に、発達障害を持つ人の場合は、特性が極端に現れやすく、その中でも、見た情報を理解する力に優れた視覚優位と、音の聞き取りに優れた能力を発揮する聴覚優位のどちらかの特性を示す人が多いという特徴があります。

親が子供の優位感覚を知ることには、その子の個性や特性を効果的に伸ばすことができるというメリットがあります。そのため、子供が視覚優位なのか、聴覚優位なのか、きちんと知っておきたいですね。

まずは、視覚優位や聴覚優位とはどのようなことなのか、具体的にみていきましょう。

タイプ別の優位感覚の特徴

地図を見る家族

どこかに出かける場合、目からの情報を理解しやすい視覚優位の子供は、目的地までの地図を見せると理解しやすいのに対して、耳からの情報を理解しやすい聴覚優位の子供は、目的地までの行き方を言葉で説明した方が理解しやすいという特徴があります。

このように優位感覚の違いによって、さまざまな特徴の違いがあるため、それぞれについて正しく知ることで、子供の特性を伸ばすことにつながるのです。

ここからは、特に発達障害に多いといわれる視覚優位や聴覚優位の子供の特徴についてみていきましょう。

視覚優位の子供の特徴

視覚優位の人は、映像による情報をもとに物事を認知しており、逆に耳から入ってくる音の情報処理が苦手です。視覚優位の子供には、次のような特徴があります。

  • 人の顔を覚えるのが得意
  • 色彩感覚に優れている
  • 複数のことを同時処理するのが得意
  • 人や物の名前を正確に覚えられない
  • 読み書きが苦手
  • 空間認知能力が高い

視覚優位の子供は物事の全体像を視覚的にとらえるため、1度に複数の情報を処理することが得意です。反対に、音の聞き取りや音と文字を結びつけるのが苦手なため、ディスレクシア(読み書き障害)を引き起こすケースもあります。

また、言葉の覚え方も独特で、通常は周りの大人の声を聞いて言葉を覚えるのに対して、視覚優位の子は聞いて真似をすることが苦手なので、文字を見て言葉を覚える方が得意な傾向が見られます。

このようなタイプには文字の形に興味を持つ子供が多く、直線的な数字やアルファベットに興味を示すことでカタカナやひらがなを覚え、幼稚園入園前にアルファベットやひらがなの読みをマスターしてしまう子もいます。

聴覚優位の子供の特徴

学習する親子

聴覚優位の人は、音による情報をもとに物事を認知しており、逆に目から入ってくる映像の情報処理が苦手です。聴覚優位の子供には、次のような特徴があります。

  • 人の顔を覚えるのが苦手
  • 些細な音にも敏感に反応する
  • 物事を順序立てて理解する継時処理が得意
  • 歌を覚えるのが得意
  • 絵や写真を正しく理解できない
  • 方向音痴で道に迷いやすい

聴覚優位の子は言葉で聞いた情報を時間軸にそって段階的にとらえるため、1つ1つの情報を順番に処理することが得意です。視覚優位と違い、目で見た情報を理解するのが苦手なので、言葉で丁寧に説明した方がよく理解できます。

また、聴覚優位の子は、見た目のイメージではなく、言葉の表現で物事を思い浮かべるのが得意です。視覚優位を映像重視のテレビに例えると、聴覚優位は言葉や音を聞いてイメージするラジオ番組のようなものだといえます。

遠足で行った遊園地を思い出すときも、動物の映像ではなく、鳴き声やえさを食べる音といった音声を真っ先に思い浮かべる子が多いです。楽器を弾くときは楽譜を見るよりも、耳で聞いた音を演奏するほうが得意だという子もいます。

視覚優位か聴覚優位かを知るには

子供の優位感覚は、普段の様子から何となく把握できるかもしれませんが、発達検査によって特性を調べることができます。発達検査とは、子供の発達の度合いを調べて支援につなげるための検査で、養育などを行っている専門機関で受けられます。

子供の優位な特性を伸ばすには?

視覚優位の子供と聴覚優位の子供は、それぞれ認知処理の方法が異なることから、合わないやり方を押しつけてしまうと正しい知識が身に付きません。

うまく特性を伸ばすことができないことで、社会に適応できなくなってしまうことを防ぐためには、子供の特性に合った方法で接することが重要なのです。

ここでは、視覚優位・聴覚優位の子供の能力を、上手に伸ばすための効果的な方法を解説します。

視覚優位の子供の特性の伸ばし方

子供に絵を描いて見せているママ

視覚優位の子供は、目で見たものを理解することが得意な反面、言葉で言われても理解できないという特徴があるため、絵や図を取り入れて説明すると、勉強や遊びに取り組みやすくなります。

また、はじめに全体像を理解させてから、関連性のある物事を部分的に教えると理解しやすいでしょう。例えば、物を作るときは、完成品を見せてから細かい手順をイラストなどで説明すると、一人でもスムーズに作業ができます。

聴覚優位の子供の特性の伸ばし方

聴覚優位の子供は、耳から得た情報を理解するほうが得意ですが、文字や図形を正しく理解することが苦手なため、言葉による説明やストーリー性を取り入れることで、勉強や遊びに取り組みやすくなります。

このとき、順を追って部分的に理解させながら教えていくのがポイント。細かな部分について、本人が納得するまでじっくりと説明することで、最終的に全体像を理解することにつながります。

発達障害児に視覚優位や聴覚優位が多い理由

発達障害の子供は、特に視覚優位や聴覚優位の傾向が強い傾向にあることが知られています。

発達障害は、「理解」や「判断」などの認知機能の偏りによって起こることから、極端に過敏な感覚や鈍麻な感覚が混在しているため、平均的な人に比べると、優位感覚の優位性が高くなりやすいのです。

また、ヒトが目の前の物事を理解・判断するための基準となる「認知特性」の視覚・聴覚・言語の3つのパターンのうち、特に、視覚優位か聴覚優位のどちらかに偏りやすいことが分かっています。

そのため、「絵を上手に描けるけれど、人の話が聞けない」など、極端に過敏な感覚や鈍麻な感覚が混在していることがあります。

並外れた能力を持つサヴァン症候群とは?

ピアノを弾く男の子

特定の分野に限り天才的な能力を発揮する「サヴァン症候群」をご存知ですか?サヴァン症候群とは、突出した才能を持つ反面、身の回りのことができない、コミュニケーションが取れないなどの症状が目立つ人のことをいいます。

例えば、一瞬見ただけの風景の絵を描く人や、音楽を一度聞いただけで再現できる人、日付から曜日が分かる人などが知られています。過去の偉人の中にも、サヴァン症候群だったのではないかと考えられている人も多くいます。

サヴァン症候群が起こる原因は、はっきり分かっておらず、発達障害との関連も解明されていません。また、発達障害を持つすべての人がサヴァン症候群に当てはまるわけではなく、特別な能力を発揮するのはごく一部です。

優位感覚はその子の個性です

視覚優位か聴覚優位かということは、右利きと左利きの違いのようなもので、あくまでも個人の特性なので、特にどちらが優れているというわけではありません。

子供の優位感覚を知ることは、子供の成長を促すことにつながることから、ここで紹介した視覚優位や聴覚優位などの感覚の特徴などを参考にして、子供の特性を見極めてあげましょう。

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この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪