逆さバイバイと自閉症の関係に関する記事

逆さバイバイとは?診断の目安になる自閉症児の特徴12

逆さバイバイとは?診断の目安になる自閉症児の特徴12

逆さバイバイだけで自閉症と判断することはできません。自閉症は見た目では分からないので、不安に思うママも多いはず。単なる偶然でそのような行動をとった可能性もあるので、他に自閉症特有の症状がないか、この記事を読んでチェックしてみましょう。

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逆さバイバイなどの自閉症に多く見られる特徴的な行動パターン

手を振ってバイバイをしている女の子

我が子が正常に発達しているかは、親なら誰でも気になりますよね。特に、自閉症は見た目では分からないので、不安に思うママも多いのではないでしょうか。友達と遊んだ返りや、実家から帰る時に可愛い仕草のバイバイの仕方に、自閉症の子供の特徴が見て取れるって知ってましたか?

今回は、逆さバイバイと自閉症の関係を中心に、自閉症に多く見られる行動について解説します。

逆さバイバイと自閉症の関係

逆さバイバイをする子は自閉症の疑いがあるとも言われますが、それは本当なのでしょうか。逆さバイバイと自閉症の関係について、詳しく見ていきましょう。

逆さバイバイとは

手のひら

逆さバイバイとは、相手にバイバイと手を振られた時に、手のひらを自分の方に向けてバイバイすることをいいます。
「逆向きバイバイ」や「逆バイバイ」と呼ばれることもありますね。自閉症の子供がよくやることから、自閉症の特徴的な行動パターンの一つといわれています。

自閉症の子供が逆さバイバイをする理由

ハンドサインをしている女の子

自閉症の子供は、相手の立場に立って考えることが苦手なことから逆さバイバイをすると考えられています。通常の発達をしている場合、相手がしている行動を見て、鏡に映すように自分の行動として置き換えることができるため、バイバイをされた際、相手側に手のひらを向けて手を振ることができるのです。

しかし、自閉症の人は、生まれつきの脳機能障害があるため、相手の行動を見て真似することが難しい場合があります。そのため、相手が手のひらを自分に見せた状態でバイバイした場合、自分も同じように手のひらを自分に向けてバイバイしてしまうのです。中には、逆さバイバイ以外に、手の甲を相手に向けてピースサインを出す「逆さピース」をする子供もいます。

逆さバイバイを直すには

親も逆さバイバイをしてみせると、子供が普通のバイバイをするようになります。また、成長によって、自然と直ることもあります。

三つ組とは?基本的な自閉症の3つの障害

自閉症の症状には個人差がありますが、底辺には3つの障害を抱えているといわれています。これを「三つ組」といい、自閉症を診断する際にも使われています。

1コミュニケーション力

あいうえおの渦巻

自閉症の子供は、相手とのコミュニケーションをうまく取れないという特徴があります。通常発達の子供であれば、言葉をコミュニケーションの道具として理解し、上手に使いこなすことができます。しかし、自閉症の子は、言葉の意味を理解していても、コミュニケーションに使うことが苦手です。そのため、自分の言いたいことをうまく伝えられなかったり、会話のキャッチボールが続かなかったりする場合が多いのです。

また、言葉以外でも、ジェスチャーを使ったコミュニケーションも苦手です。小さい子供は言葉を話す前から、首を振ったり指差したりしてコミュニケーションを取るものですが、自閉症児の場合は自然と身につきにくいです。そのため、小さい頃に指差しをしなかったり、「はい」「いいえ」と首を振ることが理解できなかったりする子もいます。

2想像力

パンダのぬいぐるみで遊ぶ親子

自閉症児は、想像力を働かせるのが苦手という特徴があります。目に見えているものがすべてなので、ごっこ遊びなど想像力の必要な遊びをせず、おもちゃをひたすら並べるなど、同じことを延々と繰り返す遊びが好きな傾向があります。

また、未来を想像するのが苦手なので、先のことが読めず、不安からパニックになってしまう場合もよくあります。相手の気持ちを想像するのも苦手で、友達が困っていても素通りしたり、相手の欠点を言って怒らせたりすることもあります。

3社会性

一人で遊ぶ男の子

自閉症の子供は、他人への関心が薄く、独特な人との関わり方をするのが特徴です。通常、成長によって人とのちょうど良い距離感を学ぶものですが、自閉症の子にはそれがありません。人と全く関わろうとしなかったり、逆に知らない人にも馴れ馴れしく近寄ったりすることがあります。

人との関わりを楽しいと思う気持ちがあまりないので、一人遊びを好みます。この特性により、小さい頃に後追いしなかったり、ほめても無反応だったりする場合があります。

自閉症児の12の特徴

逆さバイバイ以外にも、自閉症児特有の行動が見られる場合があります。自閉症児によく見られる12の特徴をまとめました。ただし、これらの行動は正常な発達段階でも一時的に見られることがあります。あくまで参考程度としてとらえてください。

1クレーン

大人の手をクレーン車のアームのように使って、自分のやりたいことを伝えるのがクレーン現象です。大人の手を便利に動く道具のように思っているので、人の顔を見ずに手だけをひっぱっていきます。親に頼むというよりは、まるで手にお願い事をしているような感じがするのが特徴です。

2フラッピング

ペンギンとクマのヌイグルミ

フラッピングとは、目の前で手を動かして見える景色を楽しんだり、ペンギンのように手をパタパタさせジャンプしたりする行動のことをいいます。重度の自閉症の子だけではなく、軽度の子にもよく見られる特徴です。フラッピングは暇な時に遊び感覚でやっている場合もありますし、予想外の出来事に驚いた時などに、心を落ち着かせるために行うこともあります。

3オウム返し

例えば「何歳ですか?」と聞かれた時、そのまま真似して「何歳ですか?」と返事をするのがオウム返しです。質問の意味が分からないため、どのように返事をしていいか分からないとき、オウム返しをする傾向があります。言葉を覚える前の正常な発達の子にもよく見られます。

4同じ言葉を繰り返す

bye, bye, bye...と笑顔で歌っている女の子

自閉症の子は、CMなどの決まったフレーズを、ひとり言として何度も繰り返すことがあります。好きなテレビ番組やDVDを丸暗記し、テレビを見ながら登場人物と同じセリフを話すことも。単に気に入ったセリフを話すことが多いですが、気持ちを落ち着かせるために同じ言葉を繰り返す場合もあります。

5相手のことをじっと見る

自閉症では、人との距離感が分からないため、相手のことをじっと見てしまうことがあります。普通は、見られた人の気持ちを考え、他人のことを凝視するのは避けるものです。しかし、自閉症児にはあまり恥ずかしさの概念がなく、相手の気持ちを考えるのが苦手なので、相手がどう思おうとおかないなしに凝視してしまうのです。

6音に敏感

自閉症の特性により、聴覚が非常に敏感で、特定の音が不快に感じることがあります。赤ちゃんの泣き声や、特定の機械音などに反応し、嫌な音が聞こえてくると、泣き叫んだり耳をふさぐこともあります。たくさんの話し声が聞こえると、その中から聞きたい音を選ぶことが難しく、全てが騒音に聞こえてパニックを起こす子もいます。

7痛みに鈍感

自閉症を持つ子は痛みに鈍く、相当強くぶつけたはずなのに、たいして痛がっていないことがあります。脳の特性により、痛みを伝える神経に何らかの障害があるものと考えられます。

8においを嗅ぐ

嗅覚が敏感な自閉症の子供は、とりあえずにおいをかぐことがあります。他の人とは物の感じ方が違うため、においを確かめて安心するという面もあるようです。

9睡眠障害

「なかなか寝ない」「夜中に目が覚める」などの睡眠障害を持つ自閉症児が多いです。赤ちゃんの頃から全く寝なかったという場合もあれば、成長に伴い睡眠障害が目立ってくる場合もあります。睡眠障害がひどいと、子供自身もイライラしますし、付き合う親の方も参ってしまい、自閉症の専門医につながるケースが多いです。

10じっとしていられない

自閉症の子供は、突然走り出してどこかへ行ってしまうことがよくあります。目的もなく走り出すので、どこに行くのか全く予測がつかず、追いかけるママも大変です。買い物でお金を払う間やドアのカギをかけている間など、ちょっと目を離したすきにどこかに行ってしまうことも多いです。

11集団行動ができない

自閉症児は集団での行動が苦手で、一人でいることを好む場合があります。集団行動では、周りと同じ行動が求められるため、自分勝手な行動はできません。マイペースでルールを理解するのが苦手な自閉症児には、集団行動はハードルが高いのです。また、聴覚過敏でうるさいのが苦手であったり、人の指示を聞く意味が分からず反発したりする場合もあります。

12しゃべらない

キャンプ場でパパに向かって走る子供達

自閉症では、言葉の習得が遅れたり、独特な習得の仕方をしたりする場合があります。正常な発達の子供であれば、周りの大人の言葉を聴き、様子を観察して真似をすることで覚えていきます。例えばママがパパの方を見て「パパ」と言えば、子どもはママの視線を追い「この人はパパという名前」と理解します。

ところが、自閉症の子は、相手の視線を追うのが苦手なので、聞こえてきた言葉の意味を理解することができません。そのため、他の子よりも言葉の習得が遅れがちとなりやすいのです。言葉を話せるようになる自閉症の子の中には、数字やひらがな、アルファベットなどの文字の形に興味を持ち、そこから言葉の意味を習得する場合もあります。

自閉症の診断はいつから?

指を3本立てて3歳と言っている男の子

自閉症の診断は、3歳になって自閉症の三つ組が当てはまるかどうかによって診断されます。自治体によっては、1歳半健診でスクリーニングを行い、自閉症の疑いのある子を早く見つけ、子供に合った療育をすすめる場合もあります。

もし、3歳以前でも逆さバイバイなどの自閉症特有の行動が気になる場合は、かかりつけ医に相談してみるとよいでしょう。市役所の発達相談窓口や、子供の発達に詳しい病院を紹介してもらうことができます。

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