着色料の種類と危険性に関する記事

着色料の種類と安全性と危険性のある食用色素の見分け方

着色料の種類と安全性と危険性のある食用色素の見分け方

着色料は最も身近な添加物の一つと言えます。着色料の見分け方と危険性について探っていきます。

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着色料の分類と食品添加物として国によって認可されている種類

着色料とは、私達が生活の様々な場面で使用する物に製造過程で色を付ける色素のことです。そのなかでも「着色料」と聞いて多くの人がイメージするのが、食品添加物として食べ物に使用されている「食用色素」でしょう。

着色料の中でも食用色素は私達の健康にダイレクトに関わってくるので、その種類や使い方などについて正しい知識を持つことが大切です。

日本国内で使用されている着色料の種類は、大きく分けて2種類

着色料の詳細を指さし案内する女性

私達が日頃目にするカラフルな食品に使われている着色料やスーパーで売られている調理用の食用着色料には、大きく分けて2つの種類があります。

1つは多くの人に安全性が高いと思われている「天然着色料」、もう1つが体に害があると思われている「合成着色料」ですが、この2種類の着色料には具体的にどのような種類のものがあるのでしょう?

天然着色料(植物や動物といった天然素材から抽出した食用色素)

自然界に天然で存在する植物や動物から抽出した色素のうち、物に色をつける効果があるものを「天然着色料」と呼びます。

2018年現在、日本国内ではおせち料理の栗きんとんを黄色く着色する時に使われることで昔からよく知られているクチナシ色素をはじめ、60種類の天然着色料の使用が厚生労働省により認められていて、よく使用される知名度の高い天然色素には次のようなものがあります。

  • 赤キャベツ色素
    紫キャベツから抽出される色素。毒性はなく、アントシアニン系に分類されます。
  • アナトー色素
    ベニノキの種皮成分から抽出した色素。茶褐色をしているため、ソーセージや煎餅、たれなどに使用されます。
  • アントシアニン
    ブルーベリーなどのベリーから抽出される青~紫の色素。色素としてだけでなく視力回復に効果があることでも注目を浴びています。
  • カラメル色素
    砂糖やショ糖を加熱することで茶褐色にしたもの。製造法によって4種類の色素があります。
  • クチナシ色素
    天然のクチナシの実の成分から抽出する黄色の色素ですが、他の物質と化合させることで「クチナシ青色素」や「クチナシ赤色素」として使用されることもあります。
  • コチニール色素
    カイガラムシ科エンジムシを乾燥させたものから抽出する虫由来の色素。カルミン酸色素とも呼ばれます。アルカリ性溶液では赤紫、中性溶液では赤、酸性溶液ではオレンジ色と色を変えますので、利用しやすい点も注目されています。
  • パプリカ色素
    パプリカから抽出した色素。カロチノイドと表記されることもあります。
  • フラボノイド色素
    ウコンから抽出した色素。虫歯予防効果や清涼効果も知られています。クルクミンとも呼ばれることがあります。
  • ベニバナ色素
    別名サフラワー(サフラン)色素。発色の良い黄色が特徴です。お菓子や清涼飲料水などに幅広く使用されています。
  • ベニコウジ色素
    ベニコウジカビの菌から抽出される色素。肉加工品や魚肉加工品、たれなどに使用されています。

合成着色料(化学合成して作り出した人工の食用色素)

初めて合成着色料をしり驚愕する女性

自然界にはそのままの形で存在しないものを人工的に合成したのが「合成着色料」です。日本国内で現在食用として使われている合成着色料は、全て厚生労働省により許可され「食品衛生法」で指定された合成着色料。

2018年現在、厚生労働省により合成着色料は全部で12種類のみ。これら認可を受けた合成着色料の全てが、「タール系色素」と呼ばれるものです。

  • 青色1号、青色2号
  • 黄色4号、黄色5号
  • 緑色3号
  • 赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号

着色料は本当に食べても大丈夫?実は人体への危険性の見解が海外と違う!

着色料を沢山つかったジェリービーンズ

ここで紹介した着色料は、全て日本政府によって使用が認められている「安全」なものばかりですが、日本以外の国でも安全だと認められているのでしょうか。

アメリカなど諸外国では使用禁止!タール系色素は危険性が高い種類が多い

タール系色素の危険に驚く子供

石油やタールで食品添加物を作ること自体、「本当に口に入れても大丈夫なの!?」と考えてしまいますが、実際に体によくないと認められているタール系色素はたくさんあります。

例えば、赤色104号・赤色105号・赤色106号・青色1号・緑色3号の5種類は発がん性があるとの見解で、日本以外のほとんどの国で禁止。

その他にも、赤色40号と赤色102号はアレルギーを誘発する恐れがあると言う理由で、アメリカを含む諸外国で使用が禁止されています。

天然着色料だったら安全?実は全てが安全とは言い難い

食の安全を考える子育て中の母親

「天然」「オーガニック」という言葉を聞くと安全性が高いとイメージする人が多いのですが、実際のところ「天然着色料なら諸手を挙げて安全だ」と言える種類はそう多くないのです。

色素を抽出する薬品によっては、天然着色料の危険度が高まる

赤キャベツ色素のように水にさらすだけで色素が外部に出てくるものもありますが、ほとんどの着色料は化学薬品を用いて色素を抽出しています

また、水にさらすだけで色素が抽出できるものでも、より濃い色を短時間で抽出するために化学薬品を用いることもあります

食品の成分表示に色素の種類が書かれていても、色素を抽出する薬品については記載されていないことがほとんど。つまり色素の抽出薬品に何を使用しているかを考えると、天然着色料だからと言って100%安心することはそうそうできないのです。

天然素材でも原料によっては、着色料の危険度が高まる

危険性があるのは抽出薬品だけではありません。例えばコチニール色素の場合、原料に使用する「エンジムシ」は弱い毒性がある虫として知られていますので、乾燥させてから使うことで毒性が濃縮される可能性もないとは言えないのです。

着色料を料理に入れる時は必要最小限に!摂取量への注意

着色料に危険性があるのは事実ですが「着色料として使用する程度の量では病気の原因にならない」とも考えられています。

どの程度までの摂取量を危険と判断するかは実際のところ個人の判断にゆだねられているので、調理に使用したり食品を購入したりするときは最小限の摂取量となるように心掛けましょう。

着色料は本当に必要な添加物?消費者は食の安全を再考しよう

防腐剤は食品の安全性を高めるために必要な添加物です。また乳化剤も食べやすさを追求するためには必要と言えるでしょう。

ですが、ただ美味しそうにみせるだけのための着色料は、本当に必要なのでしょうか。主婦の食品添加物の危険性への意識なども参考にして、今一度消費者として着色料の意味について考えてみたいものです。

この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。