食品添加物の使用基準に関する記事

食品添加物の使用基準と海外の食品における注意点

食品添加物の使用基準と海外の食品における注意点

食品添加物の使用基準で日本が安全だと決められている使用量の設定方法と海外の食品の注意点について解説します。

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国が定める食品添加物の使用基準と安全に摂取するポイント

加工食品には、さまざまな食品添加物が使用されています。腐ってしまうのを防ぐための『防腐剤』『酸化防止剤』、見た目や香りを美味しそうに演出するための『着色剤』『香料』、そして体に良いとされる成分を積極的に摂取するための『ビタミン添加』『ミネラル添加』など、全ての食品添加物には添加する理由があり、それぞれの基準を守って食品に添加されています。

しかし、食品添加物には危険性が指摘されている種類も多数あります。健康に生きていくためには、体によくないとされる成分の摂取はなるべく控えたいものです。政府はどのような基準で食品添加物の量を定めているのか、そして安全に摂取するにはどうすればよいのかについて具体的に探っていきましょう。

添加物の量を決定する基準

着色料が使われた丸いチョコレート

食品添加物の使用基準は、動物実験などの実践的手法を用いて決定されています。日本においては、食品安全委員会や国際機関が行う実験により動物に投与しても絶対に無害であると実証された量(無毒性量)の100分の1を『1日に摂取してもよい上限量(1日摂取許容量:ADI)』と定めております。

そして、食品安全委員会は、この1日摂取許容量よりも低い量を添加物の使用基準として定めています。さらにほとんどの食品会社では、食品に実際に添加する添加物の量がこの使用基準よりもはるかに低い量になるように自主規制していますので、特に表示を見ないで食品を購入したとしても添加物による害を受けることはまずないと言えるでしょう。

無毒性量>>>1日摂取許容量>国の定める添加物の使用基準>食品に含まれる添加物の量

添加物の使用基準の信頼性

子供と一緒にハートマークを作る親

1日の摂取許容量は無毒性量の100分の1というと非常に少なく思えますが、その食品添加物が体内から排出されずに蓄積したとしたら、例え100分の1であっても有毒物質になる恐れがあります。また、大人の体に毒性はなくても、体の小さな胎児や幼児にとって毒性のある成分もあるかもしれません。

そのように考えうるあらゆる不安を払しょくするために、食品添加物の使用基準を定める際には次のような様々な観点の実験が行われています。

食品添加物の使用基準を定める実験の種類

・反復投与実験・・・28日~1年間にわたって食品添加物を投与し、期間ごとに経過を観測
・繁殖実験・・・2世代に渡って食品添加物を投与する。新生児の生育状況や生殖機能も観測
・発がん性実験・・・生涯にわたって投与し、経過ごとの発がん性を観測。遺伝子や細胞の変異も観測
・催奇形性実験・・・妊娠中に投与し、新生児を観測
・抗原性実験・・・アレルギー耐性を観測
・一般薬理実験・・・消化酵素の活性阻害の有無、中枢神経系・自律神経系への影響の観測

海外の食品を摂取するときの基準と表示の見方

国内の食品には、厳しい実験で定められた使用基準を満たす量の食品添加物だけが使用されていますが、海外からの輸入食品を食べる場合や、海外で食品を購入・摂取する場合にはどのように気をつけることができるでしょうか。

国によって異なる食品添加物の基準

添加物たっぷりの海外で作られたキャンディ

世界保健機構(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)が共同で取り組む食品規格委員会では、消費者に混乱を及ぼさないように国際間で整合性のとれた基準を提供しています。ですが、使用される国が少ない添加物国によっては添加物として認識していない香料や嗜好品などもありますので、全ての食品添加物において国際統一基準が設けられているわけではありません。

例えば、食品添加物(香料は除く)として認められている化合物質は、日本においては656種類だけですが、アメリカでは1600種類程度も存在します。中には日本で安全性における実験が行われていないものもありますので、英語で書かれた表示を見ても安全かどうか即時判断することは困難です。

海外の食品における注意するポイント

安全性を示す四葉のクローバー

どの国でも食品の安全性は重要な問題ですので、海外の使用基準が緩いとか日本の基準は甘いとかいうことはありません。ですが、国によって使用されている食品添加物が異なりますので、日本で安全性が確認されていない食品添加物が海外で使用されていることも珍しくありません。

このような未確認の食品添加物は避けようがありませんが、日本では安全性が確認されていないにもかかわらず海外では安全だと承認されている添加物や、日本の使用基準量と著しく異なる量の使用が認められている添加物は避けた方が良いと言えるでしょう。

日本と海外の見解が一致しない食品添加物

海外から輸入されたコーヒーとマカロン

オゾンは古くからその強い殺菌性と残留性がないことから食品添加物として利用されてきましたが、海外ではオゾンが食品添加物として指定されていないことも多く、殺菌過程にオゾンを使用しても表記していない場合があります。

日本の使用基準量と著しく異なる基準量の食品添加物

ワインやドライフルーツなどの防腐剤として使用される『ソルビン酸』は、日本では1kgあたり0.50g以下と量が制限されている食品添加物です。ですが、アメリカではソルビン酸は特に制限がありませんので、日本で認められている以上の量が入っている可能性があります。

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この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。