米油とトランス脂肪酸の関係に関する記事

米油でトランス脂肪酸摂取量を少なく!米油の健康メリット

米油でトランス脂肪酸摂取量を少なく!米油の健康メリット

米油にはトランス脂肪酸は入っているのでしょうか?米油の効果的な使用法とトランス脂肪酸の回避法を探ります。

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米油のメリット!トランス脂肪酸回避法

健康に良いと評判の「米油」。小さなお子さんのいるご家庭を中心に、最近特に注目を浴びている食品の1つです。一方、健康によくないと評判の「トランス脂肪酸」。本当はどのような悪影響を持つ食品なのでしょうか。

今回はトランス脂肪酸とはどんなものか、という内容から、米油にはトランス脂肪酸がどの程度含まれるか、そしてそれらの関係について解説致します。

トランス脂肪酸は、なぜ体に悪い?

トランス脂肪酸の危険性を知ってショックを受ける女性

自然に存在する脂肪酸のほとんどは、「シス脂肪酸」と呼ばれる構造をしています。炭素の2重結合のまわりには水素は2つつくことができますが、この2つが炭素の2重結合を挟んで対角線上についている場合は「トランス型」、炭素の2重結合を挟んで対角線上についていない場合は「シス型」と呼んでいます。
トランス型脂肪酸は、シス型脂肪酸に比べると融点(固体が溶けて液体になる温度)が高く、体内でもなかなか代謝されません。また、トランス脂肪酸はシス型脂肪酸に比べて安定した構造であることも、代謝されにくさにつながっています。

一度体に摂り入れると消化・分解されにくいということは、血液の流れを詰まらせる、つまり動脈硬化の原因になると言うことでもあります。動物性脂肪の摂取量が多い欧米諸国では早くからトランス脂肪酸に関する研究がおこなわれ、自然に存在するトランス脂肪酸以外のトランス脂肪酸はなるべく摂取しないようにしようという流れが生じているのです。

マーガリンやショートニングも高トランス脂肪酸食品!

トランス脂肪酸が入っているマーガリンと卵の朝食

2015年6月、アメリカの食品医薬品局(FDA)がマーガリンやショートニングなどを全面的に廃止する方針を発表し、日本でも大きな話題を呼びました。これはアメリカの深刻な生活習慣病や肥満問題を解消するためにとられた手段でもありますが、マーガリンやショートニングそのものが良くないというよりも、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸が健康に良くないことを意味しているのです。

トランス脂肪酸は動脈硬化の原因になります。トランス脂肪酸を多く含む食品を継続的に摂取しているなら、当然のこととして動脈硬化のリスクは上がります。動脈硬化は脳疾患や心疾患とも密接に結びついています。アメリカ人の健康を守るためにトランス脂肪酸を含む食品を禁止することは、大いに意味があると言えるでしょう。

日本ではマーガリンやショートニングは売られていますが・・・

マーガリンが海外では発売禁止となっている事を知りビックリした女性

アメリカでは全面的に禁止となったマーガリンやショートニングですが、日本のスーパーやコンビニでは今でも多くのマーガリンやショートニング、そしてそれらを使った食品(揚げ物やパン、洋菓子など)が販売されています。日本人も、アメリカ人のようにマーガリンやショートニングを避けなくても良いのでしょうか?

トランス脂肪酸の日本人への影響はまだ不明

肉や脂を多用する欧米では、早くからトランス脂肪酸の影響についての研究が行われていますが、日本では肉や脂を積極的に摂取する歴史がまだ浅いために、あまり多くの研究は行われていません。

また、農林水産省が2008年から実施しているトランス脂肪酸の摂取状況調査によりますと、欧米基準(一日の総摂取エネルギー量のうち、トランス脂肪酸によるエネルギーは1%以下が望ましい)の半分にも満たない(平均して総摂取エネルギー量の0.44~0.47%が、トランス脂肪酸由来)トランス脂肪酸摂取量であることからも、アメリカを含む欧米ほどにはトランス脂肪酸の摂取に神経質になる必要はないと言えるでしょう。

ですが、日に日に欧米化する日本の食生活において、トランス脂肪酸の摂りすぎに注意をしなくてはならないのは当然とも言えます。生活習慣病の予防のためにも、普段からトランス脂肪酸を含む食品には注意をしておくことが大切なのです。

米油は大丈夫?トランス脂肪酸はどの位含まれる?

健康に良い米油を皿に入れている女性

米油とは、お米を精製するときに生じる「米ぬか」から作る植物油です。米ぬかには油だけでなくビタミンやミネラルも豊富に含まれていますので、米油は栄養バランスに優れた油とも言えます。しかし、米油にもトランス脂肪酸が含まれるのか気になりますよね。また、他にどのようなメリットがあるのでしょうか?

酸化しにくい米油はトランス化が起こりにくい

通常、油は一度調理に使うと酸化して色が悪くなるだけでなく、油の中に含まれるシス型不飽和脂肪酸がトランス型不飽和脂肪酸に変化してしまい、代謝されにくくなってしまいます。ですが、米油には酸化されやすい傾向のある炭素量の多い不飽和脂肪酸(高度不飽和脂肪酸)があまり含まれていませんので、簡単にはトランス型不飽和脂肪酸が発生しません。

オリーブオイルよりもトランス化しにくい食物油

もちろん何度も加熱し、酸素に触れさせることで劣化・酸化は起こります。ですが、米油は不飽和脂肪酸が少ないと言われるオリーブオイルよりもさらに高度不飽和脂肪酸含有量が少ない植物性油。米油は、トランス脂肪酸を避けたい人には理想的な油とも言えるのです。日本古来の素材でもある「米」を利用した「米油」。普段の生活にもっと取り入れていきたいですね。

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この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。