RSウイルスの大人感染の場合に関する記事

RSウイルスは大人も感染する!子供へうつさない予防法は?

RSウイルスは大人も感染する!子供へうつさない予防法は?

RSウイルスに大人がかかるとどうなるの?大人が感染した場合の症状や、乳幼児への感染拡大を防ぐ対策についてご紹介します。

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RSウイルスは大人も油断禁物!症状や感染した場合のリスク

気温が下がり空気が乾燥し、様々な病気を引き起こすウイルスが活発に活動する季節がやってきました。
冬に流行する感染症としてRSウイルスノロウイルスインフルエンザがあげられますが、どちらも小さい子供が重症化するリスクが高く、中には命に危険が及ぶケースもありますので、小さい子供を持つ親は気が抜けません。

特にRSウイルスは大人がかかると症状が軽く済んでしまうため、パパやママ自身が自分の感染に気付かずに、家庭で親から子供に感染を広げてしまう危険性が指摘されてきます。

今回はRSウイルスに大人が感染した場合の症状子供への感染リスク家庭で取り組める感染症予防法についてご紹介します。

RSウイルス感染症に関する基礎知識

肺と気管で増殖するウイルス

RSウイルスはパラミクソウイルス科ニューモウイルス属に属するRNAウイルスで、主に呼吸器で増殖して呼吸器疾患を主な症状とするRSウイルス感染症を引き起こします。

RSウイルス感染症はマイコプラズマ肺炎症と並ぶ呼吸器感染症で、冬期に小児が呼吸器疾患を理由に入院数するケースの多くにはRSウイルスが関与していると言われています。
どんな家庭でも感染する可能性のあるウイルスですから、その特徴やリスクを十分に理解しておきましょう。

RSウイルスの感染リスクが高いのは乳幼児

赤ちゃんの熱を計る母親

RSウイルス感染症は性別や年齢を問わず感染しますが、発症者の90%以上は0歳~2歳児の乳幼児が占めています。
多くの子供は生まれて初めての冬でRSウイルス感染症にかかり、2歳になるまでにほぼ全員が1度はかかると言われるほど、代表的な子供の呼吸器感染症と知られています。

小さな子供がRSウイルスに感染すると大量の鼻水が出始め、38℃前後の発熱とひどい咳が出始めます。
初感染した乳幼児の約7割は軽い風邪に似た症状のまま数日で回復しますが、残り3割は咳が重症化して呼吸困難や喘鳴を引き起こします。

特に、肺や心臓に疾患を持つ赤ちゃんや低体重児、免疫不全の基礎疾患のある子供の場合、RSウイルスのために入院や重症化のリスクは特に高まるため、身近にいるパパやママがしっかり対策してあげましょう。

少数ながら大人のRSウイルス感染者も!

RSウイルス感染症は感染症法で発生報告が義務付けられていますが、ウイルスの発生報告はあくまで病院で治療をしてウイルス検査をして感染が特定された人数のみを報告対象としており、軽い症状で病院に行かなくても済んだ感染者の人数はカウントされていません。

NIID国立感染症研究所のRSウイルス感染症の年別・年齢群別割合によると、1歳を過ぎ、赤ちゃんが年齢を重ねると発生数は減少していきますが、20歳以上の発生報告もゼロではないということがわかります。(注1)

RSウイルス感染症は再感染をしているうちに症状が軽くなっていくので、実際には1歳以上の児童でも患者数は多く、大人でも多くの人がこのRSウイルスに感染していることが予想されています。

RSウイルスに大人が感染したときの症状は?

マスクをした女性

RSウイルスに大人が感染すると、多くは4~6日間の潜伏期間を経て発熱や鼻汁、咳などの一般的な風邪とよく似た症状が出ます。症状や程度は人によって異なりますが、大半は軽症で済みます。

RSウイルスに大人が感染した場合、気管支炎や肺炎に進行するなどの重症化はほとんどなく、病院へかかることもほとんどありません。
しかし、もともと呼吸器まわりが弱いなど基礎疾患がある場合や免疫力が低下している場合には、大人でも回復までに時間がかかることもありますので、注意しておいた方がよいでしょう。

<大人がRSウイルス感染症にかかった時の症状>

・発熱
・呼吸が浅くなる
・痰がつまる
・鼻みずが増える
・のどの痛みや腫れ
・咳がひどくなる など

問題なのは大人が無意識のうちに子供へ移してしまうケース!

病気の抵抗力の強い大人に至っては自分が危険な感染症にかかったことに気付かず、「ただの風邪だから」と乳幼児に不用意に接触して、重症化リスクの高い乳幼児にRSウイルスを広めてしまうケースも多く発生しています。

NIID国立感染症研究所の調査によると、RSウイルス感染症は流行期間中、乳幼児・小児のいる家庭で家族の44%は感染するという高確率の数値も報告されています。

気温が低く空気が乾燥する冬の時期の感染症予防というと、ママやパパは子供が感染症にかからないことばかりに気を付ける傾向がありますが、これでは不十分です。
大人が家庭にウィルスを持ち込まないために、パパやママ自身もしっかりRSウイルス感染症の予防をして、子供にうつさないように気を付けることが大切です。

RSウイルス感染症を予防するには?

RSウイルスは接触・飛沫感染で広がるので、重症化リスクの高い小さな子供がいる家庭では大人が感染したウィルスに子供が無防備に晒されないよう、まずパパやママ自身がRSウイルスに感染しないよう意識することが肝心です。

バランスの良い食事と規則正しい生活リズムを心掛ける

眠る女性

RS感染症予防として、大人も子供も充分な睡眠と休養をとり、適度な運動と規則正しい生活を心がけて体のリズムを整えておくことが重要です。

この時期に大目にとりたい栄養は、免疫力を維持するタンパク質や免疫力をアップさせる緑黄色・淡色野菜、パワーの元になるご飯などの炭水化物です。
いろいろな食材から栄養をバランスよくとり、家族でウイルスを寄せ付けない健康な身体を作りましょう。

こまめな手洗いうがい、マスクを習慣にする

女性が石鹸で手洗いする

RSウイルスは接触感染で広がるため、おしゃぶりや手づかみで物を食べる小さな子供がいる家庭では、特に感染が広がりやすい傾向にあります。
大人も子供も外出から帰った後や、食事の前、鼻をかんだ後などは流水と石鹸を使ってしっかり手を洗い、うがいをする習慣をつけましょう。

特に親指の周り、手首、手のしわ、指先、指の間には汚れが残りやすいので、ママは食事を作る前は指輪などを外して、しっかり手を洗うよう心がけて、アルコール製の消毒薬も併用しながら親子で積極的に除菌しましょう。

RSウイルスは感染した人の咳やくしゃみを介して飛沫感染します。外出するときや人に会うときはマスクを着用して予防をしましょう。
また、のどと鼻はウイルスの入り口です。RSウイルスは鼻から感染しやすいので、しっかり鼻を覆いましょう。

周囲のものをこまめに消毒する

RSウイルスを含む体液が付着しやすく、接触感染の原因となる物としてドアノブや手すり、照明のスイッチや子供のおもちゃが挙げられます。

RSウイルスは薬剤で不活性化させることができますので、日常の掃除に消毒用エタノールなどを取り入れて、身の回りのものを消毒しましょう。
また、枕カバーやクッションカバーなどの薬剤が使えない布製品は、こまめに取り換えて洗濯してくださいね。

子供の近くでタバコを吸わない

タバコの副流煙は、子供がタバコの煙に長時間晒されていると気道の状態を悪くして感染しやすくなることが指摘されています。
RSウイルスに感染する危険因子のひとつと考えて、日頃から子供が近くにいる場所での喫煙は控えましょう。

RSウイルスは特に呼吸器で増殖して悪さをする病原菌ですが、喫煙は気道を刺激して呼吸器の働きを阻害し、呼吸を妨げることで病気への抵抗力を低下させてしまいます
子供のためだけでなく自分自身が感染症にかからないようにするためにも、また健康のためにも少しタバコを減らすよう努力することをおすすめします。

こまめに加湿する

水蒸気を出す加湿器

RSウイルスは、のどの痛みなどで咳やくしゃみが多く出て、飛び散ったウイルスが長時間室内の空気中を浮遊して次の感染を引き起こします。
家族に感染者がいる場合は定期的に室内の空気を換気して、ウイルスの数を減らして感染を予防しましょう。

RSウイルスは低温、乾燥した空気で活発に活動をしますので、適度に空調を整えるのも効果的です。
湿度をあげるとウイルスが生息しにくくなりますし、体感温度も上がります。加湿器やエアコン、ぬれタオルなどでお部屋の湿度をあげましょう。

万が一感染した場合は乳幼児と一定の距離を置く

大人がRSウイルスに感染した場合一番心配されるのが、家族、特に1歳未満の子供への感染拡大です。万が一感染した場合にはできるだけ子供との接触を避け、室内でもマスクを着用しましょう。

症状が治ってもしばらくの間は、重症化リスクの高い生後6ヶ月未満の乳幼児とは寝室を分けた方が無難です。
家族ということで油断をしてしまいがちですが、タオルの共用やお箸などの食器などを介してウイルスが子供に移らないよう、細心の注意を払いましょう。

咳エチケットを徹底する

マスクの上から手で覆う女性

RSウイルスは大量の鼻水や呼吸器への疾患が特徴の感染を引き起こし、感染すると咳やくしゃみが多く出るようになります。
咳やくしゃみで空気中に飛び散る唾液には、感染力のあるウイルスがたっぷりと含まれていますので、咳エチケットで感染の拡大を防止しましょう。

咳エチケットは周りに迷惑をかけないためのマナーでもあります。
大人が普段から実践することで周りの子供も覚えていきますので、しつけもかねて子供達にも咳エチケットを教えてあげるとよいですね。

咳エチケットのポイント

・口と鼻をティッシュでカバーする
・マスクを習慣にする
・咳やクシャミがでるとっさの時は、袖などでカバーする
・咳やクシャミをしたら手を洗う

正しい知識で子供をRSウイルス感染症から守りましょう

RSウイルスは、大人にとっては軽症で済む感染症であっても、乳幼児にとっては命を脅かすかもしれない感染症です。パパやママは子供にウイルスを移すことがないよう、自分自身の予防を意識することが大切ですね。

自分で外に出られない乳幼児は、パパやママ、お兄ちゃんやお姉ちゃんなどの家族を介して外の世界と通じています。
家族が外に出入りをしている以上、家の中は絶対の安全の場所だとは言えません。パパやママがRSウイルスの特徴を理解し、入念な予防対策を行って子供の健康を守ってあげましょう。

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