妊娠中は避けたい甘味料に関する記事

合成甘味料は危険?妊娠中は避けておきたい甘味料の種類

合成甘味料は危険?妊娠中は避けておきたい甘味料の種類

合成甘味料は全てが危険なのでしょうか?合成甘味料の安全性と危険性、そして妊婦への影響を探ります。

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合成甘味料とは何?合成甘味料の危険性

合成甘味料と聞くと、安全性に疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。カロリー0の飲料水や、キシリトールガムなどに使われていることを、多くの人が知っていると思います。でも、砂糖など天然由来の甘味料と合成甘味料は、何が違うのでしょうか?
合成甘味料とは何なのか、そして危険性はあるのかどうかご説明いたします。

合成甘味料の定義

合成甘味料の入ったカラフルなお菓子

合成甘味料とは、天然に存在しない甘み成分を工場で製造したものです。人工甘味料と同じと定義されることもありますが、人工甘味料がステビアやスクラロースのように天然成分を抽出して人工的に生産したものも含むのに対し、合成甘味料は天然に存在しない工業的なものだけを指しますので、実際には異なります。

人工甘味料

甘み成分を工場で生産したもの。植物などの天然原料から作られたものも、化学合成によって作られたものも含む。

合成甘味料

甘み成分を工場で生産したもの。天然に存在しないもののみを意味する。植物などの天然原料から作られたものは含まない。

合成甘味料の危険性とは

合成甘味料の危険性を説明する病院の先生

合成甘味料のうち、現在厚生労働省において使用が禁止されているのは「ズルチン」と「チクロ」のみです。

ですが、使用が公的に認可されているものでも、種類によっては害をなすと言われているものもあります。また、妊娠中や授乳中には避けたいとされているものや、過剰摂取や頻繁な摂取が悪影響をもたらすものもあります。

妊娠中に避けておきたい合成甘味料

合成甘味料を勉強する出産を控えた女性

妊娠中に、胎児への影響を考えて避けておくべきと言われている合成甘味料と、それに対する厚生労働省の見解について見ていきましょう。

フェニルケトン尿症の方はアステルパームを避けるべき?

甘味料の説明が全く頭に入らない女性

フェニルケトン尿症は、フェニルアラニンの代謝が阻害される先天的な疾病です。早期に適切な治療を行わない場合は精神遅滞を引き起こすこともありますので、日本では全ての新生児を対象に検査を行います。新生児約80,000人に対してフェニルケトン尿症の患児1人が見られますが、先天性の糖代謝異常疾病の中ではもっとも頻出度が高い疾病としても知られています。

フェニルケトン尿症の人は、アステルパームなどのフェニルアラニン加工物をうまく代謝することができません。ですから、胎児がフェニルケトン尿症である場合、アステルパームの摂取を避けておくべきだと論じる人も少なくありません。

厚生労働省の見解

厚生労働省では、アステルパームは避けるべき甘味料として指定していません。ですが、フェニルケトン尿症の方は、フェニルアラニンを含む食品は避けるべきと注意を喚起しています。アステルパームなどのフェニルアラニンを含む食品は「L-フェニルアラニン化合物」と表記することが義務付けられていますが、「ネオテーム」「アステルパーム」「N-(3,3-ジメチルブチル)-L-α-アスパルチル-L-フェニルアラニン」と表記されていることもあります。

胎児がフェニルケトン尿症である危険性を考える場合は、アステルパームやL-フェニルアラニン化合物と表記された食品は避けておく方が良いと言えるでしょう。

スクラロースは早産の可能性を高める?

避けるべき甘味料を確認して呆然とする女性

スクラロースは砂糖の約600倍もの甘さがあるだけでなく、体内で吸収・消化されませんので、カロリーゼロの食品によく使用されています。また、歯に付着しても虫歯の原因になりにくいので、ガムやキャンディーなどの長時間歯に接触する菓子類にも使用されていることが多いです。

厚生労働省でも安全性が確認された合成甘味料の1つですが、難消化性ですので大量に摂取するとお腹がゆるくなることもあります。妊娠中には人工的な下剤などは早産の危険とつながることから使用が推奨されていませんので、スクラロースなどの下痢を引き起こす可能性がある合成甘味料も使用しない方が良いのではと言う人も少なくありません。

厚生労働省の見解

2003年に、国会でスクラロースの危険性について議題に取り上げられたことがありました。マウスなどを用いた動物実験では、スクラロースを摂取することで下痢になったマウスが相次ぎ、特に妊娠していたマウスへの影響が大きかったことから、難消化性の甘味料を妊娠中に与える問題があるのではという結論に達したのです。

これに対して、厚生省食品衛生調査会(審議当時)は、「食品の安全性規格を統括するCODEX(世界保健機構などの国際機関によって設置された政府間機関)でも安全性が問題視されていないので、敢えてスクラロースを禁じる必要はない」と答え、スクラロースを禁止する方向には動きませんでした。

現在では、スクラロースを使用する場合は、チューインガムにおいては1kgにつき2.6g以下、菓子類においては1kgにつき1.8g以下、ジャムにおいては1kgにつき1.0g以下、清涼飲用水および乳酸菌飲料においては1kgにつき0.40g以下、砂糖代替食品においては1kgにつき12g以下、その他の食品においては1kgにつき0.58g以下が守られなければならないと規定されています。

市販されている食品は厚生労働省の基準に従った量が使用されていますが、下痢になりやすい方や妊娠への影響が不安な方は避けておく方が無難と言えるでしょう。

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この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。