離乳食のおにぎりの作り方は赤ちゃんならではの安全性に配慮して!
離乳食が中期から後期へ進むと、手づかみできるおにぎりデビューを考えるママが増え始めます。
おにぎりは昔から日本人にとって馴染みがある食べ物。体を作る上でとても大切なエネルギー源となりますが、月齢に合った作り方や与え方を知っておくことも大切なポイントです。
そこでこちらでは、離乳食におにぎりはいつから与えられるか、誤飲や窒息などのトラブルを防ぐ作り方や与え方、離乳食におにぎりを取り入れる栄養面のメリット、後期から完了期までのおにぎりの進め方、与えるときの工夫などについてご紹介していきます。
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、手づかみ食べは生後9か月頃から始まり、1歳過ぎの子どもの発育・発達にとって積極的にさせたい行動のひとつとされています。ご飯をおにぎりにする工夫は、まさにその手づかみ食べにぴったりの方法です。自分で食べ物をつかみ、口に運び、前歯で一口量をかみ取る。この一連の動きが、食べる力を少しずつ育てていきます。
一方で、こども家庭庁の資料でも、離乳期の子どもの食事では「食べ物の形・固さ・大きさ」への配慮が大切だとされています。この記事では、そうした公的な情報をふまえながら、ふだんのおにぎり作りで気をつけたいポイントを整理しました。月齢はあくまで目安で、口の発達には個人差があります。お子さんのペースを第一に、読み進めてみてくださいね。
離乳食におにぎりはいつから?後期になり軟飯に進んでから
離乳食後期(生後9~11ヶ月ごろ)に入り、赤ちゃんに食への興味が見られ、軟飯を食べられるようになったら、おにぎりデビューを考えてみましょう。
7分粥は水分が多すぎるため、おにぎりの形になりません。9ヶ月ごろはまだ軟飯に慣れていない赤ちゃんも多く、10ヶ月~11ヶ月ごろにかけて軟飯に進む赤ちゃんが増えてきますが、離乳食の進み具合には個人差がありますので、あくまでも赤ちゃんのペースに合わせるのが基本です。無理なく進めましょう。
離乳食後期の固さの目安は「歯ぐきでつぶせる」
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳食後期(生後9〜11か月頃)の食事は1日3回、固さは歯ぐきでつぶせる程度が目安とされています。たとえば、指でつぶせるバナナくらいのイメージです。軟飯はご飯をやわらかく炊いたものなので、この時期の主食にちょうどよく、手で持てる形にまとめやすいのも特徴です。
赤ちゃんの口の中では、まだ奥歯が生えそろっておらず、食べ物を舌と歯ぐきでつぶして飲み込んでいます。そのため、おにぎりも「大きさ」「固さ」「まとまり方」の3つを赤ちゃんの口に合わせてあげることが大切です。
食卓でこんな場面はありませんか。軟飯をスプーンですくって口に運ぶと、赤ちゃんが手を伸ばしてお皿のご飯をぎゅっとつかむ。これは「自分で食べたい」というサインのひとつです。つぶしてしまっても、手に付いてしまっても、まずは触ってみることが手づかみ食べの第一歩。おにぎりデビューのきっかけとして、ぜひ声をかけてあげましょう。
月齢別のおにぎりの進め方早見表
おにぎりの形や大きさは、月齢と咀嚼の発達に合わせて少しずつ変えていきます。次の表は、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」やこども家庭庁の資料の考え方をもとにした目安です。個人差があるため、数字よりも「赤ちゃんが無理なく食べられているか」を見て調整してください。
| 時期 | 主食の目安 | おにぎりの形・大きさ | 海苔の使い方 |
|---|---|---|---|
| 離乳食後期(9〜11か月頃) | 全がゆから軟飯へ | 一口大の小さなコロコロ型。形がくずれやすいときはおやき風に | 青のりやきざみ海苔を軟飯に混ぜる、まぶす程度 |
| 離乳食完了期(12〜18か月頃) | 軟飯からご飯へ | 手でつかみやすい小ぶりの俵型や棒状。前歯でかじり取れる大きさ | きざみ海苔をご飯になじませてから |
| 1歳半以降〜3歳頃 | ご飯 | 歯の生え方や噛む力に合わせて、適度な大きさに切る | 板海苔は小さく切り、しっとりしてから |
おにぎりに海苔はいつから?味付けなしなら離乳食後期からOK!
おにぎりと言えばやっぱり海苔。青のり、刻みのり、板海苔、味つけ海苔、海苔の佃煮など様々な製品がありますが、添加されていない青のりや刻みのり(きざみ海苔)であれば、離乳食後期から与えられます。
ただし、離乳食で板海苔をそのまま与えるのは避けましょう。焼き海苔も同じで、おにぎりに巻く形のままではなく、きざみ海苔に置き換えるか、細かく刻んで使います。
また味付け海苔には砂糖や醤油などいろいろな調味料が添加され、味付けも濃いため離乳食向きではありません。海苔を怖がって食べてくれない赤ちゃんには、無理に与えず、ごはんに細かくちぎって混ぜ込むところから始めると慣れやすくなります。
海苔は口の中で水分を含むと、シート状のまま上あごや舌に張り付きやすい食材です。こども家庭庁の資料でも、おにぎりの焼き海苔は噛みちぎりにくい食材の例として挙げられ、「きざみのりをつけましょう」と紹介されています。パリッとした海苔の食感がおいしいのは、大人になってからのお楽しみにとっておきましょう。
家族で海苔の与え方を共有するときは、次のような言い方だと伝わりやすくなります。
| 場面 | 避けたい声かけ | おすすめの声かけ |
|---|---|---|
| おじいちゃん・おばあちゃんが海苔を巻いたおにぎりを渡そうとする | 「それはダメ!絶対あげないで!」 | 「今は海苔をこまかくしてるの。このきざみ海苔を混ぜてあげてくれる?」 |
| 赤ちゃんが海苔を嫌がって口から出す | 「ちゃんと食べなさい」 | 「まだ慣れないかな。ご飯にちょっとだけ混ぜてみようか」 |
離乳食のおにぎりの安全な作り方!トラブルを防ぐ5つのポイント
離乳食のおにぎりで乳幼児に起こりやすいトラブルは、誤飲、窒息、食中毒の3つです。トラブルを防ぐには、おにぎりの作り方や与え方に配慮が必要。次の5つのポイントに注意して、安心して食べさせてあげましょう。
こども家庭庁の「こどもの事故防止ハンドブック」では、食べ物による窒息や誤飲を防ぐには、食材の選び方や大きさと、食べさせる環境の両方への配慮が大切だとされています。ここからの5つのポイントは、この考え方を家庭のおにぎり作りに落とし込んだものです。
1海苔は小さく刻んで使う
赤ちゃんが安心して食べられるように、離乳食のおにぎりに板海苔を使う場合は必ず刻んでから使用しましょう。
また、おにぎり同様に人気がある幼児用のり巻きも、のどに詰まる恐れがあります。与える場合は細めに巻き、咀嚼力(そしゃくりょく)に合わせた長さに切って与えましょう。
2歳になるまで板海苔は切って与えて!
離乳食を食べる赤ちゃんや幼児は、海苔を噛み砕くために必要な咀嚼力(そしゃくりょく)が未熟です。そのままの形状の板海苔を与えると、喉に張り付いたり、塊のまま飲み込んだりしてしまう可能性があるため注意しましょう。
平成28年3月、当時の内閣府(現在はこども家庭庁が所管)が保育園などの施設に向けて「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」を公表しました。
ガイドラインでは、0・1歳児にはおにぎりの焼きのりを避け、代わりにきざみ海苔を使用すると記されています。心に留めておきましょう。月齢が同じでも咀嚼の発達には個人差があるので、不安な場合は保育園の栄養士や自治体の保健センターに相談すると安心です。
こども家庭庁の「こどもの事故防止ハンドブック」でも、離乳期の間は、固くて噛み切ることや噛みちぎることが難しい食材(えび、貝類、おにぎりのりなど)の使用を避けるよう示されています。離乳期を過ぎて3歳頃までは、歯の生え方や噛み砕く力、飲み込む力に応じて、適度な大きさに切って与えるのが基本です。
パパやおじいちゃん、おばあちゃんが赤ちゃんにおにぎりを渡す場面では、次のような伝え方がおすすめです。
| 場面 | 避けたい声かけ | おすすめの声かけ |
|---|---|---|
| 家族がいつものおにぎりを渡そうとする | 「赤ちゃんには危ないから、やめて」 | 「海苔はこのきざみ海苔にしてるんだ。一緒に混ぜよう」 |
| 保育園に海苔つきのおにぎりを相談したい | 「うちの子は食べられると思います」 | 「今の食べ方の様子を見て、海苔はどう使うのがいいか教えてください」 |
2海苔がご飯に馴染んでから与える
おにぎりの海苔で話題となるパリパリ派としっとり派。どちらも美味しいのですが、赤ちゃんにはしっとりするまで待ってから与えることが大切!おにぎりに海苔をつけたら、海苔がご飯と馴染むまでしばらく置いてから赤ちゃんに食べさせましょう。
パリパリのままだと食べたときに赤ちゃんの喉に張り付きやすくなるため注意が必要です。
海苔は、ご飯の水分を吸うとやわらかくなり、ご飯の表面に密着します。この状態になると、口の中でご飯と一緒にまとまりやすくなり、パリパリのときより扱いやすくなります。目安は、海苔の表面がしっとりして、持ち上げてもご飯から浮かない状態です。きざみ海苔の場合も、ご飯に混ぜてなじませてから与えると、口の中でばらけにくくなります。
つまずきやすいのは、外出前の時間がないときです。海苔をつけた直後にすぐ食べさせたくなりますが、そんなときは海苔なしのおにぎりを先に渡し、海苔がなじむまでの時間は別の食事を挟むと慌てずにすみます。
3ラップを使って握る
おにぎりを作ってすぐ食べる分には、綺麗に洗った手で握っても問題はありません。けれどお出かけ用など作ってから時間を置いて食べるおにぎりは別。ラップを使って握ることで、作る人の手についている黄色ブドウ球菌が食品につくのを防ぐことが大切です。
普段は悪さをすることのない菌ですが、食品などに付着して時間が経つと増殖すると同時に毒素が発生してしまいます。これがお腹を壊す原因となるのです。
農林水産省の情報によると、黄色ブドウ球菌は人の皮膚や鼻、口、傷口、髪などにいる菌で、加熱後に手作業を行うおにぎりや弁当などで食中毒の原因になることがあります。菌そのものは熱に弱いものの、一度できた毒素は熱に強く、あとから加熱しても防げません。そのため、「つけない」「増やさない」という予防が大切です。
農林水産省や食品安全委員会は、おにぎりを握るときにラップを使うと菌がつきにくく衛生的であること、調理前に石けんで丁寧に手を洗うこと、手にケガがあるときは調理しないことを予防のポイントとして紹介しています。ふだんの離乳食作りでも、作る前の手洗いとラップの活用を習慣にしておくと安心です。
4ご飯が冷めてから海苔をつける
お出かけ用などすぐに食べない離乳食のおにぎり作りは、ご飯が冷めたのを確認してから海苔をつけるようにするのがポイント。熱いうちに海苔を巻くと、蒸れて水分が多くなるため傷みやすくなります。
食品安全委員会は、おにぎりを作るときにご飯を冷ましてから握ること、中身が熱いうちにふたをしないことを挙げています。ふたをすると蒸気がこもって水分が増え、菌が増えやすくなるためです。具材も、ふりかけやごまのように水分の少ないものが向いています。鮭などは加熱してしっかり冷ましてから混ぜましょう。
お出かけ用のおにぎりは、食べる日の朝に作り、涼しい場所や保冷剤を入れた保冷バッグで持ち運び、早めに食べきるのが基本です。炊きたてのご飯を使うときは、広いお皿に広げて粗熱をとると冷めるのが早くなります。
5ラップを外して持たせる
おにぎりをラップで包んで持たせれば赤ちゃんの手が汚れずに済みますが、事故を防ぐためにはラップを外してからおにぎりを与えましょう。
また、ラップを大人がめくりながら食べさせる場合は、乳幼児から目を離さないようにしましょう。
透明なフィルムやポリ袋は、乳幼児の誤飲・窒息事故の原因になりうるものとしてよく知られています。離乳食のおにぎりを持たせるときも、ラップが赤ちゃんの口や鼻をふさがないよう、外出先では大人がその場で外してから渡すようにすると安心です。
こども家庭庁のハンドブックでは、食べ物を口に入れたまま遊んだり、話したり、寝転んだりさせないこと、泣いているときや眠そうなときに食べさせないことが勧められています。おにぎりを手に持ったまま歩き回ったり、ベビーカーや車の中で食べたりするのではなく、座って落ち着いて食べる習慣をつけましょう。
実際の食事の場面では、次のような声かけが役立ちます。
| 場面 | 避けたい声かけ | おすすめの声かけ |
|---|---|---|
| おにぎりを持ったまま立ち上がろうとする | 「食べながら歩かないの!」 | 「おいしいね、座って食べようか」 |
| 眠そうな顔でおにぎりを欲しがる | 「寝る前に食べておいて」 | 「少しお休みしてから食べようね」 |
外出先で離乳食のおにぎりを食べさせる5ステップ
ここまでのポイントを、お出かけ当日の流れにまとめました。ひとつずつ確認すれば、持ち運びと食べさせ方の両方を無理なく整えられます。
- 作る前に石けんで手を洗い、ご飯はしっかり冷ましてからラップで握る
- 海苔はきざみ海苔にして、ご飯になじませてから包む
- 保冷剤を添えた保冷バッグに入れ、直射日光を避けて持ち運ぶ
- 食べる直前に大人がラップを外し、赤ちゃんの手が届かないところに置く
- 座って落ち着いた状態で、目を離さずに食べさせる
この流れを一度覚えてしまえば、旅行や公園など場所が変わっても応用できます。慣れないうちは、前の晩にチェックリストとして紙に書いておくのもおすすめです。
離乳食のおにぎりに関わる最近の公的情報
以前は、「おにぎりに海苔を巻くのは当たり前」「ラップは便利な包み材」というのが多くの家庭の感覚でした。ところが現在は、こども家庭庁が所管する事故防止ガイドラインやハンドブックなどで、乳幼児のおにぎりについても、海苔の種類、ラップの扱い、食べるときの環境が具体的に示されています。
令和7年1月24日付の事務連絡「教育・保育施設等における食品等の誤嚥による窒息事故の防止について」では、こども家庭庁、文部科学省、消費者庁が、食品等の誤嚥による窒息事故の防止について改めて注意を呼びかけました。あわせて、食材ごとの注意点をまとめた「誤嚥事故防止のための食材整理表」などの啓発資料も公表されています。
家庭でできる対応は、これまでと大きくは変わりません。ただし、「海苔は必ずきざむ」「ラップは外して渡す」「座って食べる」の3点を、家族全員で共有しておくことが、現在の公的な考え方とも合っています。
| 項目 | 現行内容 | 対象 | いつから |
|---|---|---|---|
| 教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン | 0・1歳児にはおにぎりの焼きのりを避け、きざみ海苔を使うなど、誤嚥や窒息を防ぐ配慮が示されている | 保育園などの施設(家庭でも参考になる) | 平成28年3月公表。現在はこども家庭庁が所管 |
| こどもの事故防止ハンドブック 窒息・誤飲事故 | 離乳期はおにぎりのりなど噛みちぎりにくい食材を避け、離乳期以降3歳頃までは適度な大きさに切って与える | 0〜5歳頃の子どもがいる家庭 | 現在、こども家庭庁が公表 |
| 食品等の誤嚥による窒息事故の防止についての事務連絡 | 食品等の誤嚥による窒息事故の防止を改めて呼びかけ、食材整理表などの啓発資料を紹介 | 教育・保育施設等 | 令和7年1月24日付 |
| 授乳・離乳の支援ガイド | 後期は生後9〜11か月頃で、歯ぐきでつぶせる固さが目安。手づかみ食べを積極的にさせたい行動として位置づけ | 乳児から幼児期の子どもと保護者 | 2019年3月改定 |
| 黄色ブドウ球菌による食中毒の予防 | 調理前の手洗い、手にケガがあるときは調理しない、おにぎりはラップを使って握る | 家庭を含む食品を扱うすべての人 | 現在、農林水産省などが公表 |
離乳食のおにぎりは海苔や具をプラスして栄養バランスをよくしよう!
おにぎりは粉もので出来たパンや麺などと比べて粒状なので、消化・吸収がゆっくりと行われる腹持ちが良い優秀なエネルギー源。
作ってから時間が経って冷めたご飯は、お米に含まれるでんぷんの一部が「レジスタントスターチ」(難消化性でんぷん)という食物繊維に似た働きをする成分に変化するため、さらに腹持ちが良くなるといわれています。
おにぎりは様々な具と相性が良く栄養バランスを取りやすいので、好き嫌いのある乳幼児のママにとっては頼りになるお助けメニュー。海苔をつけることで風味もでて、赤ちゃんも一気に食欲が湧いてパクパク食べてくれます。
しかも海苔にはビタミンやミネラルが含まれているため、離乳食の主食に少し加えるだけで、食事の栄養バランスを整える助けになります。ただし、使う量はひとつまみ程度のごく少量で十分です。
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳食は主食、主菜、副菜をそろえて、いろいろな食品の味や舌ざわりを経験させることが大切だとされています。おにぎりは主食にあたるので、具材やおかずと組み合わせると、一食のバランスがとりやすくなります。
混ぜ込む具材は、やわらかく加熱して、小さく刻むのが基本です。初めての食材は、平日の日中に少量ずつ試すと、落ち着いて様子を見られます。
| 具材の例 | 下ごしらえのポイント | 向いている時期 |
|---|---|---|
| 鮭 | 焼いて皮と骨を取り除き、細かくほぐす。熱いうちは混ぜず、冷ましてから使う | 後期から |
| にんじん | すりおろすか、やわらかくなるまで加熱して細かく刻む | 後期から |
| きな粉・青のり | ご飯にまぶしてベタつきを抑える | 後期から |
| 卵 | しっかり加熱して、細かくほぐして混ぜる | 後期から |
離乳食後期の手につかない軟飯おにぎりレシピ
後期で食べる軟飯は水分が多く、丸めようとしても手にベタベタとくっついてとても握りにくい!
そこで軟飯でもグッズなしで手軽に作れて赤ちゃんも食べやすい、ラップを使って作るおにぎりレシピと、ベタつきをなくしたおやき風おにぎりレシピの2つをご紹介します。
軟飯は、お米をたっぷりの水で炊いてやわらかくしたご飯で、お米の表面のでんぷんが水分を含んで粘りが出ています。このため、素手で握ると手の水分とでんぷんでペタッとくっつき、つぶしてしまいがち。レシピのコツは、手を使わずにまとめる、あるいは焼いて表面を固める、のどちらかです。
ラップで簡単!コロコロおにぎりのレシピ
材料:軟飯、きな粉、青のり
※青のり・きな粉の他にも、お好みで手作りふりかけ等をまぶせば、べたつきが抑えられて栄養のバリエーションも広がります。栄養士おすすめの一品です
軟飯おやき風!鮭と人参のおにぎりレシピ
材料:軟飯、サケ切り身、にんじん少々
※人参を焼くことで甘みがでるため、人参嫌いの赤ちゃんにも食べやすい一品!ごまを食べ慣れている子には、少量のごま油で焼けば風味がアップしてさらに美味しくなります
おやき風おにぎりを作るときは、鮭の皮や小骨が残っていないか、にんじんが十分にやわらかいかを確認してからカットしましょう。焼き色がつく程度に表面を固めると、赤ちゃんの手でもつかみやすくなります。
おにぎりメーカーや型を使えばベタつかず簡単に作れる
手やラップで握る以外に、100円ショップやベビー用品店で売られている小さめの「おにぎりメーカー」を使う方法もあります。軟飯を型に詰めて押し出すだけで一口サイズに成形できるので、手にベタベタとくっつく心配がなく、忙しい時期のママの負担も減らせます。
選ぶときは、赤ちゃんが一口で食べやすい小さめサイズのものや、パーツが少なく洗いやすい形状のものを選ぶと衛生的に使いやすいでしょう。購入後は説明書通りに洗浄・消毒してから使い始めてください。
型を使うときは、軟飯が冷めてから詰めると取り出しやすくなります。型に軟飯が残ると雑菌が増えやすいので、使い終わったらすぐに洗って、よく乾かしておきましょう。
離乳食完了期の手につかない軟飯おにぎり
歯もどんどん生えそろってくる完了期。食べられる食材や外出の機会もますます増えてきますので、お弁当にできるおにぎりレシピを色々と知っておくととっても便利!
こちらではそんな完了期におすすめの、軟飯のベタベタを軽減したサンドイッチ風おにぎりレシピと、お出かけにぴったりな焼き飯おにぎりレシピをご紹介します。
握らない!海苔サンドおにぎりのレシピ
材料:ご飯、焼き海苔
※焼き海苔は噛みちぎりにくい食材のため、このレシピは前歯でかじり取る動きや奥歯ですりつぶす動きが安定してきた、1歳半以降のお子さん向けです。それより小さいうちは、焼き海苔の代わりにきざみ海苔をご飯の上下にまぶして試してみましょう。
焼き飯おにぎりのレシピ
材料:ご飯、無塩ベーコン、ピーマン、卵、しょうゆ、無塩バター
焼き飯おにぎりは、ベーコンやピーマンを細かくみじん切りにして、やわらかく火を通すのがポイントです。お出かけ用にするときは、必ず冷めてからラップで包んで形を作り、保冷バッグで持ち運びましょう。
レシピ別の選び方早見表
4つのレシピは、時期や場面によって使い分けられます。
| レシピ | 向いている時期 | 特徴 | おすすめの場面 |
|---|---|---|---|
| コロコロおにぎり | 離乳食後期 | ラップで握るので手にくっつかない | 初めての手づかみ食べ |
| 鮭と人参のおやき風 | 離乳食後期 | 焼いて固めるので持ちやすい | 家での食事 |
| 海苔サンドおにぎり | 1歳半以降 | 握らずにハサミで切るだけ | 手早く作りたいとき |
| 焼き飯おにぎり | 完了期 | 冷ましてラップで形を整える | お出かけ用のお弁当 |
離乳食のおにぎりでよくある質問
9ヶ月・10ヶ月ですが、おにぎりを与えても大丈夫?
9ヶ月ごろはまだ軟飯に慣れていない赤ちゃんも多く、無理におにぎりの形にする必要はありません。10ヶ月前後で軟飯をしっかり食べられるようになってから、小さめの一口サイズで試してみましょう。離乳食の進み方には個人差があるため、月齢はあくまで目安です。不安なときは、保育園の栄養士や自治体の保健センターに相談すると安心です。
軟飯が手にくっついてまとまらないときは?
ラップを使って握る、記事内で紹介したおにぎりメーカーを使う、あるいはおやきのようにフライパンで焼き固める方法がおすすめです。手で直接握る場合は、手を濡らしすぎず、軟飯を少し冷ましてから握るとまとまりやすくなります。きな粉や青のりを軽くまぶすと、表面のベタつきも抑えられます。
市販のおにぎりメーカーはどう選べばいい?
一口サイズに小さく成形できるもの、パーツが少なくお手入れしやすいものを選ぶと、離乳食用として使いやすいでしょう。購入後は説明書通りに洗浄・消毒してから使い始め、使うたびにしっかり洗って乾かすと衛生的です。軟飯が型の溝に残りやすいので、洗いやすい形かどうかも選ぶときのポイントになります。
板海苔はいつから普通に巻いて食べさせていい?
咀嚼力が十分に発達する2歳ごろまでは、板海苔はそのまま与えず、刻み海苔を使うか小さく切ってから与えるようにしましょう。2歳を過ぎてからも、お子さんの噛む力や食べ方を見ながら、切って与えたり、ご飯になじませたりして調整しましょう。迷うときは、保育園の栄養士や自治体の保健センターに相談してみてください。
お出かけ用のおにぎりは、いつまで食べさせていい?
作ってから時間が経つと菌が増えやすくなるため、食べる日の朝に作り、ご飯を冷ましてからラップで握って、保冷バッグで持ち運びます。そして、できるだけ早めに食べきるのが基本です。黄色ブドウ球菌の毒素は加熱しても防げないため、食べ残しや持ち帰ったおにぎりは、温め直しても与えないようにしましょう。
離乳食のおにぎりで食の楽しみを広げてあげよう
おにぎりは手づかみ食べの練習にもなり、赤ちゃんが自分で食べる楽しさを覚えるきっかけにもなるメニューです。海苔の刻み方やラップの使い方など、月齢に合った作り方のポイントを押さえながら、後期から完了期にかけて少しずつレパートリーを広げていきましょう。
軟飯がベタついて握りにくいときは、無理に手で丸めようとせず、ラップやおにぎりメーカーなど使いやすい方法を選んで、赤ちゃんとの食事の時間を楽しんでくださいね。





