子育て仕事を両立に関する記事

子育てと仕事が両立できない…時間がないと焦るママへ:気持ちが楽になる考え方と時短のコツ

子育てと仕事が両立できない…時間がないと焦るママへ:気持ちが楽になる考え方と時短のコツ

家事も育児も仕事も完璧にこなそうとして疲れていませんか。時間は待つのではなく工夫して作り出すもの。リフレーミングで枠をずらす、完璧をやめる、割り切る…イライラを減らす4つの考え方と、具体的な時短アイデアをまとめました。

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パソコンの前で頭を抱える女性

子育ても家事も仕事も、毎日を回すだけで精一杯。「時間が足りない」「うまく両立できない」と焦って、つい自分を責めたりイライラしたりしていませんか。

ここでは、働くママが少しでも心に余裕を持てるように、「時間の作り方」と「考え方の切り替え方」を中心に、今日から試せるヒントを紹介します。完璧を目指さなくても大丈夫。肩の力を抜くコツを、一緒に見ていきましょう。

両立のつらさは、気合いや根性だけではなかなか解消しません。多くの場合、原因は「時間の使い方が自分に合っていない」「一人で抱えすぎている」「完璧を基準にしてしまっている」のいずれかに分けられます。どこに当てはまりそうか考えながら読み進めると、自分に合うヒントが見つけやすくなります。

まずは、両立でよくある悩みと、この記事で紹介する対処のヒントを一覧にまとめました。

よくある悩み ラクにするヒント 記事内の該当ポイント
朝がいつもバタバタする 朝食を簡単に・時短メイクを取り入れる ポイント1・2
予定どおり進まずイライラする 時間の枠をずらす(リフレーミング) ポイント2
家事が終わらない 手を抜く・完璧をやめる ポイント3
できない自分を責めてしまう 「できなくて当たり前」と割り切る ポイント4
一人で抱え込んでしまう 家族・サービス・公的支援を頼る 記事後半

1時間は「できるのを待つ」のではなく、自分で作り出す

時計の指針

働くママにとって、お金を払ってでも欲しいのが「時間」ではないでしょうか。朝は自分の身支度もそこそこに、家族の朝食やお弁当の準備、子どもを起こして着替えさせて…と、まるで戦争のような時間が過ぎていきます。仕事もあっという間で、退社したらお迎え、買い物、夕食、お風呂と、息つく暇もありません。

それだけでも精一杯なのに、子どもはぐずったり言うことを聞かなかったり。仕事に遅刻しそうなときにハラハラして、「こんなに頑張っているのに」とイライラしてしまうのも当然です。

でも、仕事を簡単に辞めるわけにもいきませんよね。自分に余裕がなくなると、家事も仕事もますます回らなくなる悪循環に陥りがちです。だからこそ、時間は自然にできるのを待つのではなく、考え方や工夫で「作り出す」意識が大切になります。次から、その具体的な方法を見ていきましょう。

朝のバタバタは、子どもが「自分でやりたい」気持ちと「早くしてほしい」親の気持ちがぶつかりやすい時間帯でもあります。「早くしなさい」と結果だけを急かすと、子どもはかえって動けなくなることがあります。「靴下と着替え、どっちから先にする?」のように、小さな選択を子どもに委ねる声かけに変えると、急かされている感覚が薄れて自分から動きやすくなる子もいます。反対に、何を言っても動かない日は、無理に自分でやらせようとせず「今日は時間がないから手伝うね」と割り切ってしまうのも一つの対処法です。

平日と休日で時間の使い方の基準を分けるのも有効です。平日は「仕事に遅れない」ことだけを最優先にし、休日に少し手をかけた朝食や身支度の練習時間を作る、というように、1週間単位でバランスを取ると考えると、平日のハードルを下げやすくなります。

2お風呂やご飯の時間を、思い切って「ずらす」

考えている女性

一日の流れを思い出してみてください。きっちり決めていなくても、「この時間にお風呂、この時間にご飯」と、なんとなくの時間割が自分の中にできているはずです。まずは、その型を少しゆるめてみましょう。

私たちがストレスを感じるのは、あらかじめ「こうしよう」と決めていたことを妨げられるときです。自分で決めた枠がきっちりしているほど、思いどおりにいかないときのイライラも大きくなります。

そこで役立つのが「リフレーミング」という考え方です。物事のとらえ方の枠を少しずらすことで、同じ状況でもストレスを感じにくくなります。「仕事に遅刻しない」ことだけを最優先のルールにして、それ以外は軽く考えるようにするのがおすすめです。

あわせて、時間がかかっている家事を見直して、時短できる方法を取り入れてみましょう。たとえば、最近は時短メイクのコスメやテクニックも豊富です。「15分メイク」などで調べると、参考になる方法がたくさん見つかります。

朝食も、内容次第で朝の余裕が変わります。ご飯食なら、さらっと食べられて洗い物も茶碗だけで済むお茶漬けが手軽です。毎朝きちんと作るのが理想でも、「週に2回は簡単ごはんの日」と決めてしまえば十分。イライラしながら頑張るより、上手に手を抜くほうが、気持ちにゆとりが生まれます。柔軟に考えることが、両立をラクにする一番のコツです。

リフレーミングは、頭でわかっていても最初は難しく感じるものです。うまくいかないときは、「今日は19時にお風呂」ではなく「19時から20時の間にお風呂」のように、時間を点ではなく幅で決めておくと、多少前後してもイライラしにくくなります。子どもが赤ちゃん〜未就学児の時期は予定が崩れやすく、小学生になると学校行事や宿題で新しい予定のズレが生まれるため、年齢によって「崩れやすい予定」の種類が変わることも意識しておくと、その都度の対処がしやすくなります。

3全部をパーフェクトにするのは無理、と早めに気づく

洗濯、洗い物、掃除と悩む女性

掃除も洗濯も、まるで仕事のようにきっちりこなそうとしていませんか。家事はもっと手を抜いて、自由にやってしまって大丈夫です。

「何もかも完璧に」という枠(フレーム)は、時に自分自身を追い詰めます。追い詰められると、その矛先はだんだん家族にも向いてしまいがち。自分だけの問題では済まなくなるので、そうなる前に、早めに肩の力を抜きましょう。

仕事にはやり方やルールがありますが、家事や子育ては本来もっと自由なものです。今までのやり方にとらわれず、ラクな方法に変えてみてください。たとえば、こんな具合です。

  • 洗濯物は、ハンガーにかけるのが手間ならそのまま物干し竿にひっかけるだけでもOK。「畳むときに整えればいい」くらいの気持ちで。
  • 掃除機が億劫な日は、コロコロローラーを転がすだけでよしとする。
  • 食事は一週間の献立をローテーションにしたり、お惣菜にひと手間加えて活用したり。2日手作りしたら1日はレトルトでも十分です。臨機応変に考えましょう。

「手を抜く」と決めても、いざ家事の途中になると「やっぱりちゃんとやらなきゃ」という気持ちが顔を出すことがあります。そんなときは、「これは誰のための基準だろう」と一度立ち止まってみましょう。誰かに見られているわけでも採点されているわけでもない家事の多くは、本人が思うより基準を下げても誰も困らないものです。夫や子どもから「別にそこまでしなくていいよ」と言われて初めて気づく人も少なくありません。

4「できなくて当たり前」と割り切る

パソコンをやりながら両手を伸ばす女性

家事も子育ても仕事も、全部を完璧に両立するなんて、できなくて当たり前です。イライラしてしまうのも当たり前。子どもは手を焼かせるものですし、働いていれば時間が足りないのも当然のことです。

「できなくて当たり前」と割り切れると、自分を責めずにすみ、切羽詰まった気持ちからもふっと抜け出せます。

今はきっと、人生でいちばん忙しい時期。でも、これほど充実した時間もそうそうありません。「大変だけれど、自分にとって大切な時間」と思えると、ストレスも自然と受け止めやすくなります。

完璧を求めて余裕がなくなり、つい子どもに強く当たってしまう…そんなときこそ、少し肩の力を抜いてみてください。ママの気持ちに余裕が生まれると、親子でおだやかに過ごしやすくなります。両立のコツは、考えすぎず、ほどよく割り切ることです。

子どもはママの様子に敏感です。ママが困っているとき、ある程度大きい子なら「手伝おうか」「自分にできることはないかな」と考えてくれることもあります。頼ることは、子どもの成長のきっかけにもなります。完璧主義を手放して、柔軟に構えていきましょう。

とはいえ、「割り切ろう」と頭で思うだけでは気持ちが切り替わらない日もあります。そんなときは、「今日イライラしたこと」をあえて声に出して子どもに伝えてみるのも一つの方法です。「ママ、今日はバタバタしてイライラしちゃったな。〇〇ちゃんのせいじゃないよ、ごめんね」と伝えると、子ども自身も「ママも完璧じゃないんだ」と安心できることがあります。感情を隠して頑張り続けるより、適度に見せることで、親子ともに気持ちが軽くなる場合があります。

2025年の法改正で広がった「柔軟な働き方」の選択肢

以前は、仕事と育児の両立を支える制度として短時間勤務制度などはあったものの、働き方の選択肢そのものは会社によってばらつきがありました。2025年4月から段階的に施行された改正育児・介護休業法により、状況が変わりつつあります。

現在は、3歳以上小学校就学前の子を養育する労働者に対して、事業主が「始業時刻等の変更」「テレワーク等(月10労働日以上)」「保育施設の設置運営等(ベビーシッター費用の補助を含む)」「養育両立支援休暇の付与(年10日以上)」「短時間勤務制度」のうち2つ以上の措置を用意することが義務付けられ、労働者はその中から1つを選んで利用できる仕組みになっています。テレワーク等や養育両立支援休暇は、原則として時間単位で取得できる点も、送り迎えや通院など短時間だけ抜けたい場面で使いやすいポイントです。あわせて、子の看護休暇は「子の看護等休暇」に名称が変わり、感染症による学級閉鎖や入園式・卒園式への参加なども取得理由に含まれるようになりました。事業主には、子が3歳になるまでの間に、こうした制度を個別に周知し、利用の意向を確認することも求められています。

家庭での対応としては、まず自分の会社がどの措置を選んでいるかを人事や上司に確認するところから始めるとよいでしょう。「制度はあるはずだけれど、言い出しにくい」と感じる場合は、個別周知・意向確認の面談が制度として設けられていることを踏まえ、「会社として用意している措置を教えてください」と事実を確認する形で聞くと、相談しやすくなります。すべての会社で全く同じ制度が使えるわけではないため、最終的な内容は勤務先の就業規則や人事担当者への確認が必要です。

たとえば、保育園のお迎え時間に間に合わせるために毎日綱渡りの退社をしていた人が、時間単位で使えるテレワーク等の措置を知り、週2日だけ自宅で始業時刻を前倒しにしてもらうことで、お迎え前の慌ただしさが減った、というような使い方も考えられます。制度の名称や内容を覚えるよりも先に、「自分がしんどいと感じている時間帯」をはっきりさせておくと、人事に相談したときにどの措置が合っているか判断しやすくなります。

今日からできる 家事の時短アイデア

「手を抜く」と決めても、具体的な方法があると実践しやすくなります。無理なく続けられそうなものから取り入れてみてください。

場面 時短のアイデア
料理 ミールキットや作り置き、カット野菜、電子レンジ調理を活用する
買い物 ネットスーパーや宅配で、買い物に行く時間そのものを減らす
掃除 ロボット掃除機や「ついで掃除」で、完璧を目指さない
洗濯 乾燥機付き洗濯機で「干す・畳む」の手間を減らす
朝の支度 前夜に持ち物や服を準備し、朝は時短メイクでさっと整える

時短アイデアは、一度にすべて取り入れようとすると、かえって準備や初期設定に時間を取られてしまいます。まずは自分が一番「しんどい」と感じている場面を一つだけ選び、そこに絞って試してみましょう。たとえば朝の支度がつらいなら、前夜のうちに子どもと一緒に明日着る服を選んでおくだけでも、翌朝の「着替えてくれない」というやり取りを減らせることがあります。

一人で抱え込まないで 頼れる人とサービス

両立のしんどさは、一人で抱え込むほど大きくなります。家族はもちろん、地域や民間のサービスも上手に頼りましょう。

  • 家族で分担する:夫や祖父母と役割を分け、見落とされがちな「名もなき家事」も見える化して共有する。
  • 公的なサポートを使う:自治体のファミリー・サポート・センター、一時預かり、病児・病後児保育など。
  • 民間サービスを頼る:家事代行、ベビーシッター、宅配・ネットスーパー、時短家電など。

こうしたサービスの内容や利用条件、料金は、自治体や事業者によって異なります。お住まいの市区町村の窓口やホームページで、最新の情報を確認してみてください。

夫や家族への分担のお願いは、「もっと手伝ってほしい」という抽象的な伝え方より、「名もなき家事」を具体的に書き出して見える化するほうが伝わりやすい傾向があります。たとえば「ゴミの日に合わせてゴミ箱を空にする」「学校からのお便りを確認して予定表に書く」といった細かいタスクを一覧にして、「この中からお願いできそうなものを選んで」と渡すと、相手も引き受けやすくなります。「言わなくても気づいてほしい」と期待すると、すれ違いが起きやすいので、最初は具体的に言葉にすることを意識してみましょう。

子育てと仕事の両立に関するよくある質問

両立がつらくて時間がありません。まず何から始めればいい?

まずは「完璧にやらなくていい」と自分に許可を出すことから。そのうえで、朝食の簡単化や時短メイクなど、いちばん負担に感じている場面を一つだけラクにしてみると、気持ちに余裕が生まれやすくなります。

手抜きをすると罪悪感があります…。

手を抜くことは、サボりではなく「続けるための工夫」です。イライラしながら頑張るより、上手に力を抜いたほうが、家族との時間もおだやかになります。「今日もよくやった」と、自分をねぎらってあげてくださいね。

夫や周りに頼るのが苦手です。

いきなり全部をお願いするのではなく、「これだけお願いできる?」と具体的に一つずつ頼むのがコツです。家事を見える化して共有すると、分担もスムーズになります。公的・民間のサービスも、選択肢に入れてみましょう。

会社に時短勤務やテレワークを相談しづらいときはどうすればいい?

2025年の改正育児・介護休業法により、会社には3歳になるまでの間に柔軟な働き方の制度を個別に周知し、意向を確認することが求められています。「相談したい」と切り出しにくい場合は、「会社として用意している制度について教えてください」と事実確認の形で聞いてみると話を始めやすくなります。

子どもの年齢によって、両立の難しさは変わりますか?

変わります。未就学児の時期は体調不良による急な呼び出しや送り迎えの負担が大きく、小学生になると学童保育の時間や学校行事、宿題の付き添いなど、別の種類の調整が必要になります。年齢ごとに負担の種類が変わることを知っておくと、「前はできていたのに」と自分を責めずに対応を切り替えやすくなります。

まとめ

子育てと仕事の両立は、時間をどう作るか、そして考え方をどう切り替えるかで、心の余裕が大きく変わります。時間は待つのではなく、工夫して生み出すもの。完璧を手放し、「できなくて当たり前」と割り切ることが、両立をラクにする何よりのコツです。

家事の時短や、家族・サービスの活用も取り入れながら、ママ自身が笑顔でいられる毎日を目指してくださいね。2025年の法改正で会社に求められる働き方の選択肢も広がっているので、一人で抱え込む前に、使える制度がないか確認してみることもおすすめです。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪