赤ちゃんの一人遊びの時期に関する記事

赤ちゃんの一人遊びはいつから 月齢別の遊び方と見守り方 一人で遊べないときの促し方

赤ちゃんの一人遊びはいつから 月齢別の遊び方と見守り方 一人で遊べないときの促し方

「一人で遊んでくれない」「後追いがつらい」という悩みに、一人遊びを促す5つのステップと声かけの工夫でお答えします。見守りとほったらかしの違い、誤飲を防ぐ環境づくり、家事のゴールデンタイム活用まで、忙しいママ・パパの毎日がラクになるヒントが満載です。

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赤ちゃんが一人遊びをはじめる時期と月齢別の遊び方

洗濯や掃除、食事の支度をしながらの赤ちゃんのお世話に、体力の限界を感じている方は多いはずです。少しの時間でも赤ちゃんが一人で遊んでくれたら、どんなに助かるか分かりませんよね。一方で「小さな赤ちゃんが一人で遊ぶことなんて本当にできるの?」と首をかしげる方もいることでしょう。

赤ちゃんの一人遊びは、心の成長の一歩といえます。寝てばかりいる時期から、さまざまなものに興味を示す好奇心旺盛な時期、自我が芽生えて自己表現を始める時期へと、遊び方は月齢ごとに少しずつ変化していきます。ここでは、赤ちゃんが一人遊びを始める時期や月齢別の遊び方を紹介します。

「一人遊びをしているとき、親はどう見守ればいい?」「一人で遊んでくれないときはどう促せばいい?」といった疑問にもお答えします。

赤ちゃんの一人遊びはいつから?

自分の手で遊んでる赤ちゃん

おもちゃなどの道具を使って「一人で遊ぶ」という意味では、寝返りやお座りが上手になった生後9か月頃から一人遊びができるようになる赤ちゃんが多いようです。この頃になるとおもちゃの使い方が分かってきて、一つのことに向き合う集中力が少しずつ備わってくるためです。

ただし、好奇心旺盛な赤ちゃんにとっては、身の回りのすべてが遊びにつながります。一人でじっとしていても遊んでいることがあり、その意味では、周囲のものが見えて興味を持ち始める生後2か月頃から一人遊びを始めている赤ちゃんもいます。

一人遊びが始まる時期には幅があり、あくまで目安です。始まりがゆっくりでも心配はいりません。発達の個人差が気になるときは、乳幼児健診や地域の子育て支援センターで気軽に相談できます。

赤ちゃんに一人遊びが必要な理由

誰かとコミュニケーションを取りながら遊べるようになることは成長に欠かせませんが、「一人で遊ぶこと」もまた、赤ちゃんの育ちを支える大切な時間です。一人遊びの時間には、自分のペースで考えたり試したりする経験が積み重なり、集中力や想像力が育っていくと言われています。

「自分でできた」という達成感は自信につながると考えられており、こうした積み重ねが、後の集団生活での安心感を支えるとも言われています。育ち方には個人差があるので、ゆっくり見守って大丈夫です。そして何より、赤ちゃんが機嫌よく遊んでくれる時間は、家事や一息つく余裕を生んでくれます。

【月齢別】赤ちゃんの一人遊びの種類

ひとことで一人遊びと言っても、月齢や性格によって遊び方はさまざまです。おもちゃをまだうまく使えない時期でも、自分の体など意外なものが遊び道具に早変わりします。成長とともに一人遊びがどう変化するのか、まずは早見表で全体像をつかんでから、月齢別に見ていきましょう。表はあくまで一般的な目安で、進み方には個人差があります。

月齢の目安 この時期の様子 主な一人遊び 見守り・環境のポイント
2〜3か月頃 目で追う・音の方を向く 手足バタバタ、ハンドリガード、追視 そばで見守る・カラフルなものを見せる
4〜6か月頃 寝返り・物を握る おもちゃを振る、口で確かめる 清潔で安全なおもちゃを用意する
7〜9か月頃 お座り・ハイハイ おもちゃを追いかける、ビリビリ遊び 動き回れる安全な空間を整える
10か月〜 つかまり立ち・伝い歩き 積み木、型はめ、ごっこ遊び 集中を邪魔せずそっと見守る

生後2~3ヶ月頃の赤ちゃんの一人遊び

自分の手を口に入れてる赤ちゃん

寝てばかりだった新生児の頃と違い、起きている時間が少しずつ長くなり、周囲のものに関心を持ち始めます。首がしっかりし始め、視覚や聴覚が発達してくる時期なので、寝たまま顔を動かして動くものを目で追ったり、音がする方を向いたりするようになります。この時期には、次のような様子がみられます。

手足をバタバタする

新生児の頃の反射的な動きと違い、この時期になると、赤ちゃんは自分の意思で手足をバタバタさせて遊ぶようになります。自分の手足に興味を持ち、動きを目で見たり、布団が擦れる音を聞いたりして楽しんでいるのです。楽しんでいるようなら無理に止めず、そばで微笑ましく見守ってあげましょう。

ハンドリガード

ハンドリガードとは「手をじっと見つめる」という意味の、この時期の赤ちゃん特有のかわいらしいしぐさです。自分の手に興味を持ち、じっと見つめたり、グーを作ってみたり、ときには口へ運んで感触を確かめたりします。ハンドリガードが始まったら、視力が発達し、知的な好奇心が芽生えつつあるサインでもあります。

ベッドメリーなどのぶら下がりおもちゃを見る

仰向けに寝かせてベッドメリーのようなおもちゃを動かすと、動くものを目で追う「追視」の絶好の一人遊びになります。最初はぼんやり眺めているだけでも、そのうち距離感がつかめてきて、手を伸ばしてつかもうとし始めます。この頃は色の区別がつき始めるので、赤や黄色などカラフルなおもちゃを目の前で動かすと、より興味を持ちやすくなります。

生後4~6ヶ月の赤ちゃんの一人遊び

この頃は寝返りをするようになり、視界の変化をダイナミックに楽しみます。首が完全にすわり、物を握るのも上手になるので、一人遊びの範囲がぐんと広がります。具体的には、次のような遊びがみられます。

気になるものを手に取る

持ちやすいものならしっかり握れるようになり、おもちゃを持って振って遊べるようになります。カシャカシャと音が鳴るものは特に好奇心をくすぐります。早い子ではお座りやずりばいができるようになり、ティッシュを延々と引き抜いて遊ぶことも。空箱にガーゼを詰めた手作りおもちゃを用意すれば、思い切り「引っぱり出す遊び」を楽しませてあげられます。

口に入れて形や感触を確かめる
赤ちゃん用歯ブラシを口に入れてる赤ちゃん

この時期は、おもちゃを口に入れて感触を確かめたり、なめたりする遊びが盛んになります。赤ちゃんにとって口はとても敏感なセンサーで、手と口を連動させながら「これはどんな形かな」「硬いかな、やわらかいかな」と学んでいる真っ最中なのです。清潔で安全なおもちゃやタオルを用意し、存分になめさせて感覚を刺激してあげましょう。

なんでも口に入れる時期なので、誤飲を防ぐ環境づくりも大切です。トイレットペーパーの芯を通り抜ける大きさのものは口に入る目安なので、赤ちゃんの手の届く範囲には置かないようにすると安心です。

生後7~9ヶ月頃の赤ちゃんの一人遊び

お座りやハイハイができるようになって視界が高くなり、自分の好きな場所へ移動できるようになるので、行動範囲がさらに広がります。おもちゃ以外の生活用品にも興味が向く時期です。

動くおもちゃを追いかける
ミニカーで遊んでる赤ちゃん

ミニカーを追いかけたり、転がるボールを取りに行こうとしたり、自由に動けるうれしさから、おもちゃを追いかける遊びに夢中になります。追いかけていたものを見失って機嫌を損ねたり、テーブルの下をくぐり抜けて探検を始めたりもするので、部屋の中を安全に整えておくことが大切です。家具の角にはガードをつけ、コード類や小物は手の届かない場所へまとめておくと安心して見守れます。

音や手の感触を楽しむ(ビリビリ遊び)

新聞紙やチラシをビリビリ破ったり、クシャクシャに丸めたりして、その音や指先の感触に夢中になることがあります。パパやママが新聞や雑誌を読んでいると、まねをしたくなって興味がそそられるのかもしれませんね。手の届くものは何でも触ってみたくなる、好奇心の表れです。破った紙を口に入れないよう、そばで見守りながら楽しませてあげましょう。

生後10ヶ月以降の赤ちゃんの一人遊び

この時期になるとつかまり立ちや伝い歩きを始め、行動範囲がますます広がります。運動能力だけでなく知的な力も大きく育つので、おもちゃ本来の使い方を理解して遊べるようになり、集中して一人遊びをする時間がだんだん長くなっていきます。

積み木やブロックなどを組み立てる
積み木を重ねてる赤ちゃん

これまで「握るだけ」だった手の動きが器用になり、小さなものを親指と人差し指でつまめるようになります。考えたり工夫したりする力も育つので、積み木を積んでは崩すことを繰り返したり、型はめブロックなどの知育玩具で楽しく遊べるようになります。うまくいかずにかんしゃくを起こしても、少し手伝ってまた本人に任せると、達成感につながります。

ごっこ遊び(見立て遊び)

1歳半頃になると、大人のまねっこ遊びができるようになり、自分の想像の世界で遊ぶようになります。ママやパパの普段の様子をよく見ていて、ままごとをしたり、おもちゃの包丁と食べ物で料理のまねをしたり、ぬいぐるみを寝かしつけたりする姿が見られます。「おいしいね」「ねんねしようね」と、遊びに合わせて短く声をかけると世界がふくらみます。

一人遊びをしている赤ちゃんへの上手な接し方(見守り方)

ママがいないと夜も日も明けない状態だった赤ちゃんも、一人遊びができるようになると、自分だけの世界を楽しみ始めます。赤ちゃんが遊びに集中しているときは、声をかけて邪魔をせず、少し離れたところからそっと見守ることが大切です。過剰に手や口を出さないことが、深い集中力を育てます。

大事なのは「見守る」と「ほったらかし」を分けること。同じ空間にいて、目線を向け、危険がないかを気にかけている状態が見守りです。集中がとぎれて手持ちぶさたになったら、「上手に積めたね」「次は何して遊ぶ?」と笑顔で声をかけ、一緒に遊ぶ時間へとつなげてあげましょう。集中と甘えの両方を満たすメリハリが、安心感を育てます。

一人で遊べない赤ちゃんに一人遊びを促す5つの方法

ママと過ごす時間が長い赤ちゃんの中には、1歳を過ぎても一人遊びが苦手で、後追いばかりする子もいます。これは一人遊びができないのではなく、離れることに不安を感じていたり、まだ一人で没頭する楽しさを知らないだけのことがほとんどです。次のステップで、少しずつ一人遊びの楽しさを伝えていきましょう。

1同年代の子が遊んでいる場所に行く

玩具で遊んでる赤ちゃんをジッと見てる赤ちゃん

一人遊びが苦手な子には、同じくらいの月齢の子が遊んでいる場所へ出かけて、お友達がどう遊んでいるかを見せてあげましょう。楽しそうな姿を見ると「自分もあのおもちゃに触ってみたい」という気持ちが自然と芽生えてきます。近所の公園や児童館、子育て支援センターなど、子どもが集まる場所に出かけて、周りの様子を眺めさせてあげるとよいでしょう。

2一人遊びを習慣づけする

ご飯やお昼寝の時間が決まっているように、「ママが食器を洗っている間は、このマットの上で遊ぼうね」と、遊ぶ時間と場所を決めてあげると、生活リズムが整い、一人遊びを受け入れやすくなります。一人で遊ぶことが毎日のルーティンになると、そばにいなくても機嫌よく待っていられるようになり、家事や休憩の余裕も生まれます。

3一人遊びに集中しやすいおもちゃを用意する

一人遊びの習慣がない子には、集中しやすい、ほどよい難しさのおもちゃを用意してあげましょう。積み木やブロック、お絵かきボードなど、その子の興味に合ったものがおすすめです。遊び慣れたものより目新しいものの方が夢中になることもあるので、児童館などで食いつきがよかったものを参考に選ぶのもよい方法です。

4最初はママが一緒に遊び方を教える

一人で遊べるおもちゃを用意しても、遊び方が分からなければ興味は続きません。まずは一緒に遊んで、「こうやって積むと面白いね」とお手本を見せましょう。夢中になり始めたら、さりげなくスッと離れ、少し離れた場所から様子を見守るようにしていきます。

5赤ちゃんが一人で過ごす「安心感」を育てる

後追いがはげしく、離れると泣いて遊びをやめてしまう子は、「ママが消えてしまうのでは」という不安を抱えています。この時期は、見えなくなっても存在は続いていると理解する力(対象の永続性)が育つ途中です。「お手洗いに行ってくるね、すぐ戻るよ」と声をかけて数秒だけ部屋を出て、笑顔で戻る「いないいないばあ」のような小さな練習を繰り返してみましょう。見えなくなっても必ず戻ってくると分かれば、赤ちゃんは安心して遊びに集中できるようになります。離れる時間は少しずつ延ばしていけば十分です。

一人遊びに関するよくある質問

一人遊びばかりで、愛情不足にならない?

心配はいりません。一人遊びで自立心や想像力を存分に発揮したあとは、必ずママ・パパのもとへ戻ってきます。戻ってきたときにたっぷり抱きしめて「上手に遊べたね」とほめてあげれば、集中と甘えの両方が満たされ、絆はむしろ深まります。

一人遊びの時間が短いのですが大丈夫?

月齢が低いうちは集中が続く時間も短く、数分で終わっても自然なことです。年齢とともに少しずつ長くなっていきます。時間の長さより、本人が楽しめているかを目安にしましょう。

動画やスマホに頼ってもいい?

短時間で上手に使う分には一つの手ですが、手を動かして試行錯誤する遊びの方が、集中力や工夫する力を育てやすいと言われています。使う場合は時間を決め、手指を使う遊びと組み合わせるのがおすすめです。

まったく一人遊びをしません。

始まりの時期には大きな個人差があり、後追いが強い時期は特に難しく感じられます。今回紹介した5つの方法を、あせらず少しずつ試してみてください。発達の様子が気になるときは、乳幼児健診や地域の子育て支援センターで相談すると安心です。

一人遊びの時間を、ママの貴重なリフレッシュタイムに!

赤ちゃんが夢中になって遊んでくれる時間は、毎日育児と家事に追われるママ・パパにとって、まさにゴールデンタイムです。ここぞと家事を詰め込みすぎず、温かいお茶を飲んだり好きな雑誌をめくったりして、自分がホッと一息つく時間にあてるのも立派な育児のひとつです。あらかじめ「この時間は休む」と決めておくと、罪悪感なく体を休められます。

一人遊びで自立心と想像力を発揮したあとは、赤ちゃんは笑顔で戻ってきます。そのときはたっぷりハグをして「上手に遊べたね」とたくさんほめてあげてください。集中する時間と甘える時間、そのメリハリのある関わりが、親子の絆をさらに深く育ててくれますよ。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪