手作り知育おもちゃの作り方!100均と廃材で楽しむ簡単アイデア集
知育おもちゃは高価なイメージがありますが、100円ショップのグッズや家にある廃材を活用すれば、意外と簡単に手作りできます。
「知育に興味はあるけれど、何から始めればいいか分からない」「市販のものはちょっと高くて…」というママ・パパでも大丈夫。知育おもちゃは、必ずしも買いそろえる必要はありません。
ここでは、知育おもちゃの基本的な考え方から、指先を使う「つまむ遊び」、集中力を育てる「落とす遊び」、ラップの芯で作る「転がす・引っ張る遊び」まで、作り方と遊び方を写真つきでご紹介します。対象年齢の目安や、安全に楽しむコツもあわせてチェックしてみてくださいね。
| 遊びの種類 | 主な材料 | 対象年齢の目安 |
|---|---|---|
| つまむ遊び(指) | 製氷皿・スポンジ | 7ヶ月頃〜 |
| つまむ遊び(トング) | 製氷皿・トング | 1歳頃〜 |
| つまむ遊び(箸) | 製氷皿・割り箸 | 幼稚園以降 |
| 落とす遊び(ホース) | ホース・空き容器 | 1歳頃〜 |
| 落とす遊び(ストロー) | ストロー・ペットボトル | 1歳半頃〜 |
| 落とす遊び(つまようじ) | つまようじ・小さな容器 | 2歳頃〜 |
| 転がす・引っ張る遊び | ラップの芯・布・ひも | 低月齢〜 |
※対象年齢はあくまで目安です。発達には大きな個人差があるので、お子さんの様子を見ながら、無理なく楽しめるものを選んであげてください。
そもそも知育おもちゃって何?その特徴とは
作り方を紹介する前に、知育おもちゃがどんなものかを簡単に見ていきましょう。
知育おもちゃとは、遊びを通して、考える力や手先の動きを楽しく育むことを目的に作られた玩具のこと。とくに、頭を使う遊びに重きをおいたものが「知育おもちゃ」と呼ばれることが多いようです。
子どもの「やってみたい!」という好奇心を引き出し、集中力や手先の器用さ(巧緻性)を使った遊びができるのが魅力です。ものの形や位置をとらえる感覚、順序立てて考える力などを、遊びながら自然に育んでいけると言われています。とはいえ、いちばん大切なのは「楽しい」と感じること。気負わず、親子で一緒に楽しむ気持ちで取り入れてみましょう。
手づくり知育おもちゃで遊ばせる際の注意【安全第一】
今回紹介する手作り知育おもちゃには、小さなスポンジやトング、ストロー、つまようじ、ビーズなど、乳幼児が口に入れたりケガをしたりする可能性のある材料を使います。
危険性をよく理解したうえで、必ず大人がそばで見守りながら遊ばせてください。また、使わないときは子どもの手の届かないところに片付けましょう。
消費者庁や国民生活センターからも、乳幼児の誤飲に関する注意喚起がたびたび行われています。小さな子どもは、ほんの一瞬目を離した隙に口へ入れてしまうことがあります。材料のサイズや遊ぶ環境に気を配り、安心して楽しめる状態を整えてあげてくださいね。
| 安全に楽しむためのチェック |
|---|
| 材料は誤飲しないサイズか確認する |
| 遊んでいる間は目を離さず見守る |
| ビーズやボタンはしっかり結びつける |
| つまようじなど先のとがったものは先端を切る |
| 遊び終わったらすぐに片付ける |
製氷皿とスポンジを使った知育おもちゃ【つまむ遊び】
離乳食や薬味の保存に便利な、マスの細かい製氷皿。ここにスポンジを入れるだけで、「つまむ遊び」ができる知育おもちゃが完成します。
指先をたくさん使って、集中力や手先の器用さを育てましょう。まずはママ・パパがゆっくりやって見せて、子どもが興味を示したら一緒にチャレンジ。「できた!」の瞬間をたっぷりほめてあげると、もっとやりたい気持ちが育ちます。
基本の材料と遊び方:指を使う(対象年齢:7ヶ月頃~)
指でつまむ遊びは、お座りがしっかりできるようになる7ヶ月くらいからチャレンジできます。スポンジの数が多すぎると飽きてしまうので、まずは3~4個くらいから始めるのがおすすめです。
製氷皿とスポンジを使うおもちゃの材料
- 製氷皿(目の細かいもの)
- スポンジ(台所用のものでOK)
- 製氷皿に3~4cmの四角に切ったスポンジを、最初はすぐ取れるように軽く入れましょう。
- 簡単にできるようなら、スポンジをぎゅっと詰めたり、小さく(穴より一回り大きい2cm角くらい)したりして、少しずつ難易度を上げてみてください。
【遊び方】スポンジを指でつまんで取り出したり、別の容器に移したりします。誤飲しないサイズであることを確認し、目を離さないようにしましょう。
レベルアップ編1:トングを使う(対象年齢:1歳頃~)
トングでつまむ遊びは、1歳くらいからチャレンジできます。角砂糖用のトングなどが扱えるようになったら、道具を使って取り出してみましょう。
スポンジの代わりに、製氷皿に入るくらいの小さめのカラーボールを使ってもOK。カラフルで、子どもも喜んで遊んでくれますよ。
製氷皿とスポンジ、トングを使うおもちゃの材料
- 製氷皿(目の細かいもの)
- スポンジやカラーボール(誤飲しないサイズの小さいもの)
- 角砂糖用トング(100均でも購入可能)
- 入れ物(適当なもの)
- 製氷皿とトング、小さめの入れ物、2cm角くらいのスポンジやカラーボールを5~10個ほど用意します。
- スポンジを製氷皿に入れたら、トングで取り出して別の入れ物に移しましょう。
- 全部終わったら、今度は入れ物から製氷皿に移します。数は子どもの集中力に合わせて調整しましょう。
【遊び方】トングでスポンジなどを挟み、製氷皿と入れ物の間を行き来させます。トングを使うことで、指先だけでなく腕全体の動きの協調も育まれます。
レベルアップ編2:箸を使う(対象年齢:幼稚園以降)
幼稚園に入って箸が使える年齢になったら、箸でつまむことにチャレンジ。楽しく遊びながら箸の練習にもなって一石二鳥です。滑りにくい割り箸がおすすめですよ。
製氷皿とスポンジ、箸を使うおもちゃの材料
- 製氷皿(目の細かいもの)
- スポンジやカラーボール
- 割り箸
- 入れ物(適当なもの)
- 道具がそろったら、割り箸で製氷皿のスポンジやカラーボールをつまみ、入れ物に移します。
- 全部移し終わったら、次は入れ物から製氷皿に移しましょう。
【遊び方】箸を使ってスポンジなどを移動させます。遊びながら、箸の持ち方や力の入れ具合を自然に身につけていけます。
ホースやストローを使った知育おもちゃ【落とす遊び】
ホースやストロー、チェーンなど、いろいろなものを穴に落とす遊びも、集中力や手先の器用さを育てます。作り方も遊び方もシンプル。こちらも、まずはゆっくり見本を見せてあげてくださいね。
基本の材料と遊び方:ホース落とし(対象年齢:1歳頃~)
短く切ったホースを容器に落とす遊びです。ホースは柔らかく、中央に穴が開いているので、比較的安心して遊べます。
ホース落としが上手にできるようになったら、プラスチックチェーンも試してみましょう。ホースと同じく、100均コーナーやホームセンターで手に入ります。
ホース落としの材料
- ホース(内径が太めのもの)
- シャンプーなどの詰め替え用容器やミルク缶など
- ホースを7~8cmくらいの長さに切ります。切り口はなめらかにしておきましょう。
- 落とす容器は、詰め替え用容器や水筒、ミルク缶、タッパーなど、家にある使えそうなものを探しましょう。ミルク缶やタッパーは、フタにホースが入る大きさの穴を開けるだけで簡単に作れます。
【遊び方】ホースを容器の穴から一つずつ落としていきます。穴に合わせて入れる動作が、手と目の協調性を育てます。
レベルアップ編1:ストロー落とし(対象年齢:1歳半頃~)
ホース落としに慣れてきたら、少し小さいものを落としてみましょう。ストローを短く切ったり、色を変えたりと変化をつけると、飽きずに楽しく遊べます。
ストロー落としに飽きてしまったら、ストローを3~4cmに切って毛糸に通し、紐通し遊びとして活用するのもおすすめです。
ストロー落としの材料
- ストロー(カラフルなもの)
- ペットボトル
- ボール紙(お菓子の箱など)
- マスキングテープ(ビニールテープやセロテープでもOK)
- ハサミ
- 千枚通し
-
ストローを6~8cmくらいに切ります。ボール紙にペットボトルの口の大きさの円を描き、円の1cmくらい外側に5mm間隔で切れ目を入れます。 -
ボール紙をペットボトルにかぶせ、テープで側面を貼り付けます。はみ出た部分は裏へ折り返します。真ん中にストローがちょうど入るくらいの穴を千枚通しで開けます。
【容器の作り方補足】今回は加工しやすい紙でフタを作りましたが、ペットボトルのフタに穴を開けてもOK。ホース落としと同じく、ミルク缶のフタに穴を開けても作れます。
【遊び方】ストローを一本ずつ穴に落とします。ホースより小さいぶん、より高い集中力と細やかな手の動きが求められます。
レベルアップ編2:つまようじ落とし(対象年齢:2歳頃~)
対象年齢は2歳くらいからが目安。ストロー落としに慣れてきたら、さらに小さいものを落としてみましょう。
つまようじ落としの材料
- つまようじ
- 乳酸菌飲料などの容器(ヤクルト容器など)
- 安全のため、つまようじの先のとがった部分はハサミで必ず切り落とします。
- フタは、ボール紙に乳酸菌飲料の容器の口の大きさの円を描き、その2cmほど外側を切り取ります。
- つまようじが1本通るくらいの穴をフタに開けます。塩や胡椒入れなども、穴の大きさによっては代用できます。
【遊び方】一本ずつ容器の穴につまようじを落とします。とても細かいので、指先の高い集中力と正確さが育まれます。遊んでいる間も目を離さず、遊び終わったらすぐに片付けましょう。
ラップの芯を使った知育おもちゃ【転がす・引っ張る遊び】
ラップやトイレットペーパーの芯を使えば、転がしたり引っ張ったりするおもちゃが作れます。
ラップの芯はある程度の長さがあるので、口にくわえたまま歩き回ったりしないよう、くれぐれも注意しましょう。
コロコロおもちゃの材料と作り方(対象年齢:1歳頃~)
簡単に作れて、転がすと床屋さんのサインポールのようにクルクル線が動く知育おもちゃです。子どもも興味津々で大喜び!親子で転がし合っても楽しめます。
コロコロおもちゃの材料
- ラップの芯(トイレットペーパーの芯でも可)
- マスキングテープやビニールテープ
- ハサミ
- ラップやトイレットペーパーの芯に、マスキングテープやビニールテープを斜めに巻きつけます。
- どんな色・柄のテープを使い、どう巻くかはセンスの見せどころ。子どもと一緒に選んでも楽しいですよ。
【遊び方】床で転がして、テープの柄の動きを楽しみます。転がるものへの興味や、目で追う力を育てます。成長に合わせて、魔法のステッキや剣などの見立て遊びにも活用できます。
引っ張るおもちゃの材料と作り方(対象年齢:低月齢の赤ちゃんと遊ぶ)
ひもを引っ張ると、ラップの芯から布が次々に出てくるおもちゃです。
まだ芯を自分で持てない低月齢の赤ちゃんと遊ぶときは、ラップの芯をママ・パパが持って、ひもを引っ張らせてあげるとよいでしょう。
引っ張るおもちゃの材料
- 長めのラップの芯
- ハンカチ(小さめ)や端切れ3枚くらい
- ひも(ラップ芯くらいの長さのもの)
- ハンカチは三角に折って、端をひもや別のハンカチの端とつないでいきます。
- ラップの芯に通して輪になるようにハンカチと紐を結べば、できあがり。多くつなぐと絡まるので3枚くらいにとどめ、色や素材の違うものを使うと変化が出ます。
【遊び方】布やひもを引っ張ることで、「ひもを引っ張ると布が出てくる」という原因と結果の関係を学べます。首に絡まらないよう、そばで見守りましょう。
引っ張る・つまむおもちゃの材料と作り方(対象年齢:2歳頃~)
穴を開けるのと紐を通すのが少し大変ですが、つまんだり引っ張ったり、いろいろ楽しめるおもちゃです。
ボタンやビーズは、取れないようにしっかり結びつけてください。飽きずに新鮮な気分で遊べるよう、くっつけるものの種類を変える工夫もおすすめです。
引っ張る・つまむおもちゃの材料
- ラップの芯
- ゴムひも
- ひも(紙袋などのひもでもOK)
- 大きめのビーズやボタン、ヘアゴム、ストローなど(誤飲サイズは厳禁)
- バックル(あれば)
- 千枚通し
- 大きめのプラスドライバー
- ラップの芯に千枚通しで穴を開けます。太い紐を通すところは、千枚通しのあとにプラスドライバーで穴を広げます。
- ゴムひもにビーズやボタンを通し、できれば筒の中で結んでから、ひもを通して結びます。通しにくいときは、ゴム通しや小さい安全ピンを使うと便利。長いひもは反対側まで通したあと、バックルに通してまた元の側に通します。
【遊び方】紐の端についたビーズなどをつまんだり、引っ張ったりして遊びます。いろいろな素材や形に触れることで、五感への刺激になります。紐が首に絡まらないよう、十分に注意してください。
乳幼児用の知育おもちゃ作りのコツ
知育おもちゃは、意外と使う期間が短かったり、子どもによってはすぐ飽きてしまったりすることもあります。でも、家にあるものや100均グッズで簡単に作れるものなら、発達に合わせていろいろな種類を気軽に試せます。
飾り付けを子どもの好みに合わせて作れるのもうれしいポイント。作っているところを見せることで、子どもの「自分も作ってみたい」という気持ちや創造力を引き出すこともできます。
興味を引き出すことが大切!
知育のもとになるのは、興味・関心です。子どもが楽しく遊べるおもちゃを手作りするコツは、好きな色やモチーフを取り入れること。100均グッズにはいろいろな種類があるので、好みに合わせて選んでみましょう。喜んで遊ぶうちに、興味の幅も自然と広がっていきます。
子どもの「好き」に合わせて変身させるコツ
今回作った知育おもちゃは、年齢を問わず楽しめるものばかりです。2~3歳くらいになると、一人ひとりの好みや興味がはっきりしてくるので、その子が夢中になれるモチーフに「変身」させてあげると、さらに長く楽しめます。
たとえば、電車・車などの乗り物、恐竜や昆虫、動物、お花、好きなキャラクターなど、お子さんが「これ好き!」と感じるモチーフを取り入れてみましょう。自分で動かしたり組み立てたりするのが好きな子には、手を動かして試行錯誤できる仕掛けを。ぬいぐるみやおままごとなど、ごっこ遊びが好きな子には、見立てて遊べる要素を加えると喜ばれます。ふわふわした布やキラキラ光る素材など、手ざわりや見た目の楽しさにも気を配ると、より興味を持って遊んでくれますよ。性別で決めつけず、その子の「好き」に寄り添って選んであげるのがいちばんのコツです。
昔遊びの手作りおもちゃも知育に役立つ!
プラステンやパズル、紐通しなど、知育おもちゃにはさまざまな種類がありますが、昔から親しまれている遊びの中にも、知育に役立つものがたくさんあります。
たとえば積み木は、作るときに想像力を、積み上げるときに集中力やバランス感覚を育めます。太鼓や鍵盤はリズム感を養ったり、音の高さの違いを感じたりと、頭も体もたっぷり使える遊び。家にある廃材を利用すれば、こうした昔ながらの知育おもちゃもリーズナブルに作れますよ。
手作り知育おもちゃのよくある質問
Q. 何歳から手作り知育おもちゃで遊べますか?
お座りができる7ヶ月頃から楽しめる遊びもあります。ただし発達には個人差が大きいので、対象年齢はあくまで目安に。お子さんの様子を見ながら、無理なく楽しめるものを選んであげてください。
Q. すぐ飽きてしまいます。長く遊んでもらうコツは?
同じ遊びでも、落とすものの大きさや色を変えたり、難易度を少しずつ上げたりすると新鮮さが続きます。好きなモチーフに飾り付けるのも効果的です。
Q. 誤飲が心配です。
必ず誤飲しないサイズの材料を選び、遊んでいる間は目を離さないことが大切です。使わないときは手の届かないところに片付け、ビーズなどは取れないようにしっかり結びつけましょう。
身近な材料で、親子の遊び時間をもっと楽しく
手作りの知育おもちゃは、特別な道具がなくても、家にあるものや100均グッズで気軽に作れます。大切なのは、上手にできることよりも「楽しい!」と感じられること。お子さんの「好き」や成長に合わせてアレンジしながら、親子で遊ぶ時間そのものを楽しんでくださいね。






