プラバンでおもちゃを手作り!100均グッズでマグネットおもちゃ
今回は100均のプラバンで新幹線おもちゃを手作りしてみたので、その作り方や遊び方、女の子におすすめの他のプラバンおもちゃへのアレンジ方法などをご紹介したいと思います。最後の子育て4コマ漫画もお見逃しなく!
プラバンとはプラスチックを薄いシートにしたもので、熱を与えると縮んで厚みと強度が強くなります。小さいころ遊んだ方も多い、子供達から愛される遊び道具。
そのプラバンでおもちゃを手作りしようと思ったきっかけは、新幹線のマグネット絵本です。実はここから今回ご紹介するプラバンおもちゃのヒントをもらいました。
プラバンおもちゃの手作りに必要な材料!100均グッズを利用しよう
新幹線プラバンおもちゃの手作りに、私は次の材料と道具を使いました。材料は100均でもそろえることができるので、ぜひリーズナブルに手作りしてみてください。
新幹線以外の女の子向けプラバンおもちゃやパズルおもちゃなども、この材料や道具と全く同じものをそろえれば家庭で簡単に手作りできます。
- 白いプラバンシート
- ポスカ又は油性マジック
- マグネットテープ
- トップコート
- アルミホイル
- クッキングシート
- ハサミ
- 図鑑や辞書などの重い本
- オーブントースター
プラバンシートはセリアで購入しました。以前は透明のプラバンが一般的でしたが最近は白色の物も売っていて、画用紙に描くように発色が良く、裏に貼るマグネットがすけないのでおすすめ。今回はA4のプラバンシート1枚でできました。プラバンは固いので、私はキッチンばさみで切っています。
ポスカはプラバンおもちゃの手作りにおすすめです。100均では購入できませんが、重ね描きができる水性ペンでプラバンに描きやすく発色がキレイです。もしご自宅にないポスカがなく、100均でペンを購入したい場合は100均の油性マジックでもOK。
マグネットテープは裏が接着面になっていて、好きな大きさにカットしてそのまま貼ることができる優れものです。これはほんとに便利!ダイソーで購入しました。
トップコートはプラバンのコーティングに使います。水性ニスでも出来ますが、筆などが必要なのでトップコートのほうが楽です。プラバンはレジンでコーティングするとプクっと豪華になりますが、専用のライトが必要なので、今回は手軽にできるマニキュアのトップコートを使ってコーティングしました。
プラバンおもちゃ土台の手作りに使う材料
- マグネット付きブラックボード
- ポスカ又はブラックボードマーカー
写真のマグネット付きブラックボードはダイソーで購入。200円で販売していました。マグネットがくっつく大きめのサイズで、裏にもマグネットが付いているという優れものです。
今回はブラックボードを使いましたが、マグネットがくっつけばホワイトボードやミニ黒板なども土台として使えます。
プラバンおもちゃ本体の作り方!マグネットを使って新幹線を手作りしました
我が家の子供達はとにかく新幹線が大好きで、おもちゃ屋さんに行くと目をキラキラさせておもちゃを見ています。親としては「子供の興味のある物は買ってあげたい!」とは思うものの、1つ千円以上はする新幹線おもちゃを毎回買ってあげるのは家計に大ダメージ。私の至福のおやつ代が減ってしまいます(笑)
そこでお手頃な新幹線のマグネットブックを買ってあげたのですが、マグネットが薄くて小さく、あっという間に無くしたり、2歳の子が口に入れてしまったり、「これがもっと大きくて丈夫だったらな~」と思い、100均をパトロールしているとプラバンが目につきました。
さっそくプラバンで新幹線と子供達と駅とお家を作りマグネットにして遊ばせたら、子供達は想像以上に大喜び!
プラバンマグネットを遊ばせるブラックボードも、消して何度も書き直しができ、コースに飽きたら絵を変えて何度でも楽しめるので、おもちゃは手作りが断然おすすめです!
- プラバンシートにポスカでモチーフの新幹線をかきます。種類にもよりますが、だいたい4分の1に縮まるので、作りたい大きさの4倍の大きさで描いてください。
- プラバンの絵に色を塗ります。はみ出してしまっても、ポスカが乾くと爪でカリカリと爪で削れるので修正できます。絵が苦手な方は、ぬり絵などの下絵をカーボン紙などで写してからなぞると良いと思います。
- ハサミでプラバンに描いた形を切り取ります。ハサミやカットしたプラバンは鋭いので、誤って手を切らないように注意しましょう。
- オーブントースターのトレイの上にくしゃくしゃにしたアルミホイルを敷き、3でカットした新幹線のプラバンをのせます。
- プラバンを焼いて縮ませます。時間や温度は使用するプラバンによって違うので、説明書きを読んで焼きましょう。上の写真のように一度丸くなってから縮んで落ち着きます。
- 焼けたらすぐにオーブントースターから取り出し、クッキングシートの上に焼けたプラバンをのせ、上からまたクッキングシートをかけて、その上から図鑑などの本をのせてプレスします。
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焼けたプラバンをプレスしたら冷まします。暑いので完全に冷めるまで触らないようにしましょう。冷めたら上の写真のような、縮んだプラバン新幹線になります。
- 縮んだ新幹線プラバンおもちゃ本体の上からネイル用のトップコートでコーティングします。二度塗りしました。必ず換気をするか、通気性の良い場所で作業しましょう。
- トップコートが乾いたら裏側にし、マグネットテープを各モチーフの大きさに合わせてカットします。
- マグネットをプラバンに貼り付ければ、新幹線のプラバンおもちゃ本体の完成です。
焼いた直後のプラバンはたいへん高温になり、火傷の恐れがありますので十分注意しましょう。また、小さいお子様と作る場合は、熱したプラバンに誤って触らないようにしましょう。
また、ハサミなど、怪我の恐れがある道具は、使用しない時はお子様の手の届かない場所に置くか、しまうようにして事故を防止し、安全に工作を楽しみましょう。
土台の手作りと新幹線プラバンおもちゃを使った遊び
続いて、プラバンマグネットおもちゃを遊ばせるボードを手作りします!手作りと言っても、ブラックボードに絵をかくだけです。
- ブラックボードにポスカで新幹線の通るレールや建物を描きます。子供と一緒に「ここにはトンネルを作ろう!」などと相談しながら描くと楽しいです。
- 新幹線の手作りプラバンおもちゃ用のオリジナルコースの出来上がり!子供達のリクエストで、観覧車とキャンプをする山を描いてみました。描いた絵は水をふくませたスポンジや雑巾で消すことができ、何度でも書き直すことができます。
実際に完成したプラバンおもちゃで遊ばせてみると、子供達は見立て遊びにもう夢中!上の写真は新幹線に乗って兄弟で遊園地に向かっている所です♪
「橋から川が見えるね!」と、描いてない風景も登場し、子供のイマジネーションはすごいなぁとびっくりさせられました。
「次はスカイツリーをかいて!」「アメリカをかいて!」とどんどんエスカレートして、私の画力が追いつきませんが、新しいおもちゃを買うお金を節約できるのでハナマルですね♪
プラバンおもちゃをアレンジ!手作りで知育もできる3つのアイディア
プラバンを使った手作りおもちゃのバリエーションを考えてみたのでご紹介します。
こちらで紹介するプラバンマグネットおもちゃの他にもまだまだいろんなアレンジがありそうなので、自分だけのプラバンアレンジおもちゃを考えてみて下さい♪
女の子におすすめ!丈夫な着せ替えプラバンおもちゃを手作り
おしゃれ大好きな女の子におすすめのプラバンおもちゃは、顔とお洋服、バッグ、ぼうしなどのファッションアイテムをモチーフで作った着せ替えおもちゃ!
私も子供の頃大好きだった着せ替え遊び、紙でできた着せ替えはすぐに破れて、セロテープだらけだったのを覚えています。
プラバンで手作りすれば強度も強く、マグネットで簡単にぺたぺた着せ替えが楽しめます。お友達が遊びに来た時に、「これママがデザインしたお洋服なの」とハナタカさんになれるかも?
幼稚園や保育園への通園前の朝の準備を自分でしたがらない子や、時間がかかってしまう子の時間管理能力を育てるのにも大活躍してくれます。
作るのがとっても簡単!プラバンパズルおもちゃを手作り
モチーフを切り取ったり、細かいイラストを描いたりが苦手な方におすすめなのが、このプラバンパズルおもちゃです!
プラバンシートに自由に絵を描いてランダムにカットし、焼いて縮めてマグネットを貼るだけで丈夫なプラバン製のオリジナルパズルが手作りできます。
子供たちに絵を描かせてあげてもいいですね。細かく切り取らなくてもいいので不器用さんでも大丈夫です。
荒く切ると簡単なパズル、細かく切ると難しいパズルが出来ます。
ダンボールを使えば立体的なパズルなどもプチプラで作れますが、細かいパズルになるとピースをなくしてしまうことも。プラバンおもちゃのパズルであれば、ボードにマグネットで貼り付けて収納できるので安心です。
学べる知育玩具!なかま分けプラバンおもちゃを手作り
物の名前や単語を覚え始めた年齢の子供にピッタリの手作りプラバンおもちゃは、プラバン製の仕分け知育おもちゃです。
果物、野菜などのモチーフのプラバンマグネットを作り、ブラックボードの中央に線を引いて「こっちが果物ね!」と教えて仲間分けをさせれば、遊べて学べるプラバン知育おもちゃの出来上がり。
食べ物の他にも、水の生き物、陸の生き物、文房具、調理器具など、仲間分けに使えて知育になるモチーフは沢山あります。これで語彙力もぐんぐんアップ!
子供の頃の語彙力は親のしつけや育て方とも関係していると言われていますが、早期教育には弊害もありますので、遊びの中で自然に無理なく語彙力を高められるプラバンおもちゃは最高です!
プラバンおもちゃ手作りのコツ!知っておきたい画材の特徴と着色方法
こちらで紹介したプラバンおもちゃの手作りでは、プラバンの着色をポスターカラーマーカー、通称「ポスカ」を使用しましたが、ポスカの他にプラバンおもちゃの着色に向いている画材は、色鉛筆と油性マジックです。
プラバンおもちゃを手作りする際に知っておきたいコツは、この画材別の着色方法の特徴です。プラバンおもちゃの仕上がりに差が出ます。
各画材の特徴やプラバンへの着色方法のコツ、それぞれの焼いた後の色合いの違いなどを知ることで、更にアイディアが広がるので試してみて下さい♪
色鉛筆!プラバンを削ってから描けば優しい色合いのおもちゃになる
色鉛筆でプラバンおもちゃを着色すると、手描き感のある優しい色合いになります。色鉛筆は芯を削れば細かいタッチも太い線も表現でき、色の種類が多いのも魅力です。
そのままのプラバンシートはツルツルしていて色鉛筆が滑って描きづらいので、色鉛筆をプラバンおもちゃの手作りに使用する際は、プラバンシートの表面を紙やすりなどで削ってから使います
ポスカ!高価だけどプラバンおもちゃの発色や定着は抜群で色塗りが楽
ポスカは密度が濃く、プラバンおもちゃを着色するとマットな色合いになります。子供のプラバンおもちゃの手作りには一番おすすめです。
プラバンを焼いた後の定着感も良いです。ただし色数が他の画材よりは少なく、税別で1本200円~500円と少々高額です。
ポスカの芯は極細から極太まで種類が豊富なので、プラバンおもちゃの広い面積を着色する際も太い芯を使えば楽に手作りできます。
油性マジック!色鮮やかなのでプラバンおもちゃの輪郭描きにおすすめ
油性マジックは鮮やかで程よく透け感もあり、昔からのプラバンの手作り遊びで使われていました。油性マジックは先が細く、くっきりしているのでキャラクターの輪郭などを描くときにおすすめです。写真の油性マジックはダイソーのもので、なんと5色セットで税別100円でした!安い!
子育て4コママンガ:プラバンでおもちゃを手作り!その時パパは…?
子供のおもちゃは高い!そしてすぐ飽きてしまって「せっかく買ったのに…」とがっかりしてしまったことはありませんか?私はあります(笑)。
なんとか節約おもちゃを作ろうと、画用紙などで工作してみましたが、よだれ、引っ張る、握る、我が家のわんぱく子供達に紙は弱すぎて1日も持ちませんでした。
そこで注目したのがプラバンです!プラバンは水に強く、紙のように破れませんが、紙のように自由に形を作れ、色もぬれます。
そしてプラバンは100均でも購入できるので、コスパが良い!ママの愛情たっぷりのプラバン手作りおもちゃなら、わんぱく子供達もたいせつに遊んでくれるはずです♪
私が小さい頃はマジックで絵を描いて、焼いてキーホルダーを作る、楽しい工作だったプラバン。今でもプラバンの作り方はとっても簡単なので、親子で楽しく作り、完成品が子供だけでなくパパママの宝物になっている家庭もあるほど人気です。
最近ではクラフト作家さん達の間で定番のアイテムとして、レジンでぷっくりコーティングしてアクセサリーにしてみたり、焼いて熱いうちに形を作って立体的な作品を作ったりと次々と新しい使い方が注目されています。
もちろんプラバンの手作りアクセサリーもステキですが、こどものおもちゃとしてもまだまだ進化できそうですね。
プラバンを焼く前は切って自由に形を作れますが、焼くととても丈夫になります。作り易く強度が強いのがメリットで、その特徴を生かす可能性は無限大。自分のアイディアで世界にひとつだけのプラバンおもちゃを手作りしてみてはいかがでしょうか?