子供の時間管理が楽になる!自主性を育む便利グッズの手作り方法と親の声かけ
「早く起きなさい!」「早く着替えて!」「早くご飯を食べて!」――毎朝、まるで時計の針に追われるように子どもを急かし、家を出る頃にはママも子どもも疲れ切っている…。そんな慌ただしい朝の光景に、心当たりはありませんか?
子どもが自ら時間を気にして動ける(時間管理能力を身につけられる)か否かは、実はパパやママの「日々の接し方」に大きく関係しています。幼稚園や保育園に入園し、集団生活が始まると、次第に自分でお仕度ができたり、時間を守れたりする子どもが増えてきます。それを見て「何でうちの子はできないの?」と焦りや心配が募り、つい口出しをして、結局子どもの分まで親がスケジュールを管理(先回りして指示)するようになってしまったというママも多いでしょう。
けれど、どんなに小さな幼児であっても、集団生活を始めたら「自分の時間を管理して動くこと」はその子自身の課題です。子どもが失敗するのを恐れて、親がいつまでもその課題を肩代わり(過干渉)していると、小学生になっても中学生になっても、自分で計画を立てて行動できるようにはなりません。
なぜ自分の子どもが時間管理をしないのか、その心理的背景を正しく理解し、子どもがワクワクするような「アイデアグッズ」を使って、自主的に時間管理をするように楽しくしつけていく方法をご紹介します。
なぜ子どもは時間管理ができないの?親の「口うるさい」が引き起こす悪循環
そもそも、大前提として「子どもにとっては、時間を管理する必要性なんて微塵もない」ということを理解しておきましょう。朝、準備が遅れて困るのは、仕事やバスの時間に遅れたくないママやパパであって、子ども本人ではありません。入園後も、親さえ横で怒って指示を出してくれれば、子ども自身は自分で時計を見なくても全く困らないのです。小学校入学後ですら、「怒られるのを一時的に我慢してやり過ごせばいいだけ」と思ってしまう子どももいて、そのような場合はいつまでたっても時間管理の必要性を感じません。
では、どうすれば子どもに時間管理の必要性を理解し、自ら動こうと感じてもらえるのでしょう?子どもが時間管理を自主的に行うためには、何よりも「本人の動機(モチベーション)」が必要不可欠です。
例えば、「このボードを使うのがゲームみたいで面白そうだからやってみたい」「前回時間通りにできてママにすごく褒められたから、今日もまた褒められたい」「早く準備を終わらせて、出かける前の10分間で大好きなブロック遊びをしたい」など、子どもにとっての明確なメリット(動機)を用意してあげることが鍵になります。
親の「過干渉」が子どもの自立を奪うメカニズム
パパやママは「○○時に起きて、ご飯を食べて、仕事に出かけて」と一定のタイムスケジュールで動くことに慣れているため、自分のペースに合わせて子どもに「早く〇〇しなさい!」とせかしてしまうことが多いでしょう。ですが、これを過剰にやり過ぎてしまうのは絶対にNGです。
なぜなら、子どもの時間管理能力は「自分で決めて動いた結果、間に合って嬉しかった(成功体験)」や「ダラダラしてたらテレビを見る時間がなくなって悲しかった(失敗体験)」を何度も繰り返して体得するものであって、親の指示通りに動くロボットになっているうちは一生身につかないからです。親が口うるさく指示を出し続けていると、子どもは「親が言うまでやらなくていいや」と完全に親に依存(指示待ち)してしまいます。
時間の管理ができなければ、将来自分で計画を立てて勉強をすることもできませんし、時間にルーズなまま社会に出ても誰からも信用されません。「今、私がすべてを管理してしまうと、この子は将来的に自立できなくなる」という強い危機感を持ち、親はグッと口出しを我慢して「見守る」姿勢へと子育てのシフトチェンジをしましょう。
時計が読めない幼児向け!「イラストで見える化」して朝の支度をスムーズに
幼稚園や保育園に通い始めると、集団での行動が原則となります。「〇〇時からはお絵かき、〇〇時にお昼ごはん」と決まったスケジュールで行動をしていくので、入園を一つの大きな節目として、子どもが自発的に時間管理に取り組めるように家庭でも導いてあげましょう。
しかし、幼児期の子どもは基本的にまだ「数字」の概念や、「あと5分」という時間の経過(感覚)が十分に理解できません。「ほら、長い針が6になったでしょ!〇〇時になったら行くのよ」と本物の時計を指差しても、子どもの脳ではその情報を処理しきれないのです。そこで、時計の横に「準備や行動のイラスト」をプラスして、子ども自身が今何をすべきか、時間を視覚的に理解しやすいように「見える化(可視化)」してあげるのが最も効果的です。
例えば、朝の8時に幼稚園に向けて家を出るのであれば、壁掛け時計の「8」の数字の横に「幼稚園のバッグや帽子をかぶった子ども」のイラストシールを貼っておきます。そうすると、数字が読めなくても「あ、長い針がカバンの絵のところにきたら、おうちを出発するんだな」ということが直感的にわかりやすくなります。
| 【親子の会話例】「見える化」を使った上手な声かけ |
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| NGな声かけ:「もう8時だよ!早くカバン持って!毎日同じこと言わせないで!」 (子どもの心理:怒られた恐怖で萎縮し、なぜ急ぐのか理解できないまま嫌々動く) |
| OKな声かけ:「あ!〇〇ちゃん、時計の針さん見てごらん。長い針がカバンのお写真のところにきたよ。次は何をする時間だっけ?」 (子どもの心理:クイズを出されたようで楽しくなり、「カバンを持つ!」と自分で答えを導き出すことで達成感を得る) |
| 【注意点】スケジュールを詰め込みすぎないこと 「顔を洗う」「トイレに行く」「着替える」「靴下を履く」など、あまり細かくたくさんのスケジュールを設定してしまうと、子どもは処理しきれずに混乱します。まずは「ご飯」「お着替え」「出発」といった、ベーシックで大きな日課だけを「見える化」して、成功体験を積ませることをおすすめします。 |
100均で簡単手作り!「マグネット着せ替えおもちゃ」でやる気アップ♪
子どもに自発的な時間管理をさせるためには、子どもが「やりたい!」と思えるような遊び心を刺激し、やる気を向上させる仕組み作りも大事です。声を掛けてもダラダラしてしまい、なかなか次の行動に移れない場合は、100円ショップで市販されているマグネットシートを使って、朝の日課をモチーフにした「マグネット着せ替えおもちゃ」を作ってみましょう。作り方はとっても簡単で、親子で一緒に工作するのも楽しいですよ。
あらかじめ、ホワイトボードに「顔と体の下着姿の絵」を描いたベースのマグネットを貼っておきます。これとは別に、「帽子」「制服(洋服)」「カバン」「靴」の着せ替えパーツをマグネットシートで切り抜いて作っておきます。朝起きたら、子ども自身が自分が着替えるのと同じタイミングで、ボード上の下着姿の子どもに服のパーツをパチッ、パチッと貼り付けていき、すべて着せ替えが終わったら「お仕度完成!」というゲームです。
このマグネットの着せ替えおもちゃが朝の時間管理のルーティーン(習慣)になれば、子どもは「パズルを完成させたい!」という本能的な欲求から、現実の自分の着替えや準備にも自主的に、驚くほどスピーディーに取り組むようになります。
パパやママも「早く着替えて!」とイライラしながら注意する必要がなくなり、「あ、マグネットのお友だち、まだお洋服着てなくて寒そうだよ?」と声をかけるだけで済むので、親子揃って笑顔で楽しく朝の準備ができるようになるでしょう。
時計が読めない幼児や低学年向け!「子供用時間管理ボード」の作り方
大人は「時間管理=時計を見て動くこと」と考えがちですが、実は時計が読めなくても「朝起きたら顔を洗う、次に朝ごはんを食べる、次に着替える」という『行動の順番(スケジュール)』さえ頭に入って忘れなければ、幼児期から自分自身で立派に時間管理ができるようになります。
文字や数字がまだ読めない幼稚園児や保育園児、そして入学して間もない低学年の小学生の「一人でできる!」を強力にサポートする便利グッズ、「子供用時間管理ボード」を家庭で手作りしてみましょう。立体的で持ちやすく、達成感が得られやすいのが特徴です。
子供用の時間管理ボードの材料や道具
- ホワイトボード(マグネットがくっつくタイプ)
- マグネット(丸型の小さなもの)
- 段ボール(廃材でOK)
- ペットボトルキャップ(必要なタスクの数だけ)
- マスキングテープ(ボードを区切る用)
- サインペン
- 色鉛筆やクレヨン(色塗り用)
- ハサミ・カッター
- グルーガン(または強力な両面テープ・接着剤)
- ノリ
ホワイトボードやグルーガン、マグネットなどのここで使っている材料は、廃材を除いて全て100均ショップ(ダイソーやセリアなど)で購入することができる物ばかりなので、お財布にも非常に優しいです。ホワイトボードは100円商品だとサイズが小さめですが、200円や300円商品になると少し大きめで使いやすくなります。
もし兄弟で一緒に使いたい場合や、時間管理ボードを少し大きめに作りたい場合は、ホームセンターで店舗用のホワイトボードを購入することもできますので、ご家庭の設置場所や、お子さんが使いやすいサイズに合わせてホワイトボードを選びましょう。
意外と簡単!子供用の時間管理ボードの作り方
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最初に、ホワイトボードの盤面を可愛いマスキングテープを使って縦に区分けします。左側に「やること」、右側に「できた!」のエリアを作ります。幼児の場合はたくさんのスケジュールを守らせるのではなく、1日の生活に絶対に必要なものだけ、3~5つ程度(例:ごはん、歯磨き、お着替えなど)に抑えるのが成功の秘訣です。 -
次に、ペットボトルのキャップを裏返し、底の部分にグルーガンでグルー(接着剤)をたっぷりと入れて、その上に丸型マグネットを置いてしっかりと接着します。これが、子どもが掴みやすい「立体マグネットの土台」になります。 -
スケジュールの時間を記した時計のイラストと、子どもの行動(歯磨きしている絵など)がひと目でわかるイラストを紙に描きます。絵を描くのが苦手なママは、ネットで「時計イラスト 無料ダウンロード」「子供 生活 イラスト フリー」などと検索すると、可愛くて無料でダウンロードできるイラストがたくさん見つかりますので、プリントアウトして使いましょう。 -
描いた(印刷した)イラストを四角く切った段ボールにノリでしっかりと貼り付けます。イラストの不要な余白部分はハサミで切り落とし、ダンボールの裏面に、工程2で作った「キャップ付きのマグネットパーツ」をグルーガンでしっかりと接着します。 -
子どもの生活が描かれたイラストマグネットは、毎日子どもが手にもって激しく動かすので、段ボールの縁で指を切らないように、また破れないように、透明なテープやラミネートシールで表面全体をコーティングして巻くようにすると長持ちします。これでパーツは完成。ホワイトボードの左側に時計とスケジュールのイラストを取り付ければ、愛情たっぷりの時間管理ボードのできあがりです!
子供用の時間管理ボードの使い方と親の「褒め方」
時間管理ボードの使い方はとっても簡単で、直感的です。ボードをリビングなど子どもの手が届く低い場所に設置し、朝起きて日課(例:歯磨き)を一つこなすたびに、子ども自身の手でイラストのマグネットパーツを左の「やること」から右の「できた!」のエリアへ1個1個カチッと動かしていくだけ。夜寝る前には、ママが「明日も頑張ろうね」とマグネットを左側に再度セットしなおしてリセットし、翌日に備えましょう。
1日の予定が全て済んで、マグネットを右側に全て動かせたら、「全部一人でできたね!すごいお兄ちゃん(お姉ちゃん)だね!」と、大げさなくらいにたくさん褒めてあげてください。この「達成感」こそが最高の動機づけになります。
こうすることで、親がガミガミ言わなくても「次は何をやらなくてはいけないのか」が視覚的にわかりやすくなります。先の見通しを立てるのが苦手な子どもも、「次は着替えのマグネットを動かそう!」と混乱せずに次の行動に移ることができます。あわせて時計のイラストも見ることで、数字や時計の針の見方も自然に楽しく学べます。
大人でも職場でホワイトボードやマグネットを使ってタスク管理をしている人が多いですが、市販の薄くて小さいマグネットは子どもの小さな指ではつまみにくく、ボードから剥がすのにイライラしてしまうことがあります。
こちらの子供用時間管理ボードは、身近な廃材である「ペットボトルキャップ」と「ダンボール」を活用してパーツに厚みを持たせ、ガシッと持ちやすくしているのが最大のポイントです。子どもがブロックやゲーム感覚で「カチッ」と動かす感触を楽しみながら、時間管理の習慣を自然と身につけることができます。
文字や時計が読める小学生向け!ホワイトボードやアプリの活用術
幼児のうちはある程度パパやママが付きっきりでフォローできますが、小学校に入学すると、朝は自分で起きて登校班に間に合わせるなど、親の手を離れて長時間集団生活を送るようになります。ここで時間管理(スケジュール管理)ができないと、忘れ物をしたり遅刻をしたりして、子ども自身が直接的に困ることになってしまいます。
ですがそのぶん、「先生に怒られたくない」「友達と一緒に遊びたい」という、子ども自身に時間を管理する明確な動機(モチベーション)が生まれますので、親のサポート次第でぐっと自主的に取り組みやすくなります。「時間にだらしない子」「いつも忘れ物が多い子」というマイナスのレッテルを貼られて子どもの自尊心が傷つかないように、次の要領で小学生向けの便利グッズを作り、自己管理の仕方を温かくサポートしてあげましょう。
モチベーションを爆上げする!「両面スケジュールマグネット」
数字も文字もスラスラ理解できて時計もバッチリ読めるようになったのに、なぜか時間管理は上手くできない…。それは、子どもの能力が劣っているからでは決してありません。小学生になるとテレビ番組やゲーム、漫画など、興味のあることや気を引く誘惑が周囲に急激に増えるため、「宿題をする」「明日の時間割を合わせる」といった自分のやるべき習慣が、ついつい後回しになって(忘れて)しまうだけなのです。
子どもに「自分のすべきタスク」を思い出させるには、やはりホワイトボードなどで「見える化」して物理的に視界に入れるのが一番!小学生向けには、少し大人っぽく、かつ完了した時の達成感でモチベーションアップにつながるデザインの「両面タイプのスケジュールマグネット」を作ってみましょう。
小学生向け!両面スケジュールマグネットの作り方
- 100均で売っている「両面使える色違い(例:表が白・裏が赤)のマグネットシート」を、6cm×3cm大の使いやすい長方形にハサミで切ります。
- 片面(白)には「宿題」「明日の準備」「お風呂」といったスケジュールを油性ペンで書き、裏面(赤)には「クリア!」「えらい!」「パーフェクト!」といった誉め言葉や、可愛いシールを貼っておきます。
日課をこなすたびに、子ども自身がマグネットをペロッとひっくり返して、盤面の色を白から赤へどんどん変えていきます。「全部赤色にしたい!」というコンプリート欲が刺激され、子どもも喜んで取り組めますし、リビングや子ども部屋のいつも目に触れるところにこのボードを置いておけば、親が「宿題やったの!?」と叫ばなくても、子どもが自分で予定を確認して管理できるので、お互いにノーストレスで安心です。
スマホやゲームの時間は、親がアプリで賢く制限!
内閣府の「青少年のインターネット利用環境実態調査」などの統計によると、いまやスマホの利用率は小学生でも急速に向上しており、電話やメール、YouTubeの動画視聴、情報検索など、子どもにとってもスマホは欠かせない非常に便利なツールとして普及がすすんでいます。
けれど親として心配なのが、時間を忘れて動画を見続けたり、オンラインゲームに没頭して生活リズムが崩れること。画面に注目する時間が長引くほど視力低下や睡眠不足も懸念されますし、小学生でも深刻な「スマホ依存」になることがあります。そのため、スマホやゲームを与える際は、「与えっぱなし」にするのではなく、親子で事前に利用時間を明確に決め、親がシステム的にしっかり管理する必要があります。
とはいえ、スマホやゲームは大人でも夢中になってついつい時間を忘れてしまいがちになる魅惑のグッズです。「もう1時間経ったでしょ!やめなさい!」と子どもに口うるさく注意しても、「ママだってずっとスマホ見てるじゃん!」と痛いところを切り返されてしまい、大喧嘩になるご家庭も多いのが現実です。
そこで、親が口で怒る代わりに、スマホやタブレットに「時間制限タイマーアプリ」や「フィルタリングソフト」をインストールして、強制的にルールを守らせる仕組みを活用しましょう。子どもまかせ(意志の強さ頼み)にせず、デジタルの力で親も時間管理を仕組み化することが、現代の子育ての鉄則です。
視覚で時間が減るのがわかる「ねずみタイマー」
「あと5分で終わりにしてね」と言っても、時間の概念がまだふんわりとしか分からない幼児や小学校低学年の子どもには伝わりません。そこでおすすめなのが、目で見て「時間が減っていくこと」を直感的に体感して管理できる、小さな子ども用の無料タイマーアプリ「ねずみタイマー」です。
円グラフのような時計を、可愛いねずみがリンゴをかじるように少しずつ食べて減らしていくアニメーションが特徴で、課金しなくても時間の概念が楽しく学べます。ゲームやYouTubeの終了時間だけでなく、「このねずみさんが全部食べ終わるまでに、お着替え競争しよう!」など、生活の様々な場面で便利に活用できます。
デバイス全体を安全に管理「i-フィルター」
Digital Arts(デジタルアーツ) / オープン価格
スマホだけでなく、自宅のパソコンやタブレット、ゲーム機など複数のデバイスを一括で安全に管理したい場合は、全国の学校などの教育機関でも広く使われている信頼のフィルタリングソフト「i-フィルター」がおすすめです。
i-フィルターは企業や官公庁も利用しており、一部のプロバイダや携帯キャリア(docomo、au、Softbankの「あんしんフィルター」など)でも無料で導入できる場合があります。子どもの年齢や一人一人の成長に合わせて、「1日の利用時間をトータル2時間まで」と制限したり、深夜の利用をロックしたり、有害なサイトの閲覧制限を細かく設定することができます。「時間が来たら自動で画面がロックされる」ようにしておけば、親が怒って取り上げるストレスから完全に解放されますよ。
【豆知識】内閣府の調査によると、小・中学生のスマホ利用時間で最も多いのは「1時間以上2時間未満」です。ゲームや動画の時間は「1日1時間まで」など、これよりも少なめに時間を制限して、宿題や家族との会話の時間をしっかり確保できるよう、アプリを上手に活用しましょう。
【お悩み別】こだわりが強い子・マイペースな子への時間管理アプローチ
「うちの子は、何度教えてもボードを使っても、全然動いてくれない…」「急な予定変更があると、パニックになって大泣きしてしまう」。そんな風に、子育ての教科書通りにいかずに深く悩んでいるママもいるかもしれません。
子どもたちの中には、生まれ持った気質として「自分の決めたルールや順番へのこだわりが非常に強い子」や、「興味のある対象(ブロックや絵本など)に対する過集中が強く、周りの声が一切耳に入らなくなるマイペースな子」がたくさんいます。こうした子どもたちは、自分の頭の中にあるスケジュール通りに行動できないと強い不安に襲われたり、親から突然「早くしなさい!時間でしょ!」と急かされると、頭の中が真っ白になってパニックを起こし、フリーズしてしまうことがあります。
このような「こだわりが強い子」や「気持ちの切り替えが苦手な子」が、時間管理につまずいて「何度言っても動かない困った子」「わがままな子」と周りから誤解されて自尊心を傷つけられないように、親は以下のような「その子の個性に合わせた特別なアプローチ」を取り入れてあげることが大切です。
| こだわりが強い子・切り替えが苦手な子へのサポート術 |
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| ① 予告のステップを細かく踏む: いきなり「時間だから終わり!」と強制終了させるのはNGです。「あと10分でご飯の時間だから、このブロックの屋根ができたら終わりにしようね」「あと3分だよ」「あと1分でタイマーが鳴るよ」と、事前に何度も優しく予告し、心の準備と「見通し」を立てさせてあげましょう。 ② 予定の変更は「視覚(イラスト)」で前もって伝える: 急に「今日はスーパーに寄ってから帰るよ」と言うと混乱するタイプの子には、朝のうちに「今日は、幼稚園→スーパー→おうち、の順番だよ」と、絵に描いて(視覚的に)スケジュールを予告しておくと、驚くほどすんなりと受け入れてくれることが多いです。 ③ できない時はハードルを極端に下げる: 「全部自分でやりなさい」と突き放すのではなく、「靴下はママが履かせてあげるから、靴は自分で履こうか」と、行動のハードルを下げて「できた!」という安心感と成功体験を優先してあげてください。 |
終わりに:失敗も大切な学び。親は「見守る勇気」を持とう
子どもの時間管理能力は、一朝一夕で身につくものではありません。便利なマグネットボードやタイマーアプリを取り入れたからといって、次の日から完璧に動けるようになるわけではなく、何度も遅刻しそうになったり、忘れ物をしたりという「失敗」を必ず繰り返します。
しかし、その「失敗」こそが最大の学びのチャンスです。「ほら、ママが言った通りにしなかったからテレビを見る時間がなくなったでしょ」と嫌味を言うのではなく、「時間がなくなって悔しかったね。明日はどうすればテレビを見る時間が作れるかな?一緒に考えようか」と、子ども自身に改善策を考えさせることが、本当の意味での「自主性を育む」ということです。
親がスケジュールをコントロールする「管理職」の立場から降りて、子どもが自分で時間の使い方を学ぶのをサポートする「伴走者(コーチ)」へと役割を変えていきましょう。ママがガミガミ怒るのをやめて笑顔で見守る勇気を持つことで、子どもは確実に「自分で考えて動く力」を伸ばしていきますよ。

