子供のリズム感を鍛える方法に関する記事

子供のリズム感はスポーツセンスに直結!楽しく鍛える方法

子供のリズム感はスポーツセンスに直結!楽しく鍛える方法

子供のリズム感を幼児期から鍛えておくと、思いもよらぬところでたくさんのメリットがあるんです!子供のリズム感を鍛えられる習い事や、家庭で楽しくリズム感を鍛えられる8つの遊びなどをご紹介します。ぜひ子供と一緒に試してみましょう。

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子供のリズム感を鍛えるには、遊びに取り入れて練習させるのが一番!

子供にリズム感があると、様々な面でメリットがあります。リズム感は私達が日常生活で何気なく利用している便利な感覚ですが、誰が教えたわけでもないのに音楽を聴きながら楽しそうに体を揺らす赤ちゃんがいる反面、残念ながら入園後もなかなか節がとれるようにならない子供もいます。

子供にリズム感がないと集団生活でできないことが多いため親は心配になりますが、ガッカリするのはまだ早すぎ。子供のリズム感はトレーニングによって鍛えることができますので、今日からさっそく試してみてください。

子育て4コマ漫画:子供へのリズム感の教育

子供にリズム感を教える子育て4コマ漫画

こんなにある!リズム感を身に着けるメリット

リズム感があると色々な才能を引き出すのに役立ちます。音楽やダンスもリズム感がなければ上手く表現できませんし、スポーツのセンスが悪いのはリズム感がないからだといっても過言ではありません。

スポーツ界が注目!スポーツリズムトレーニング

スポーツリズムトレーニングとは、リズム感を養うことで運動パフォーマンスを良くするための練習のことです。運動能力の向上だけでなく怪我の抑制にも効果が期待できるとのことで、一部の幼稚園や小学校、プロのスポーツ選手も取り組んでいる練習方法です。

フラフープを練習する女の子

子供のリズム感は集団生活にも影響を及ぼします。
例えば、幼稚園ではスキップや縄跳び、フラフープやボール遊び、ダンスなどの遊びを行いますが、これらは全てリズム感が悪いとできないこと。

そのため園でみんなができることを自分だけできないと楽しさは半減しますし、逆にできれば自己肯定感がアップして園生活を楽しみやすくなります。

さらに、日本語よりアクセントやリズム感が重要な英会話でもリズム感がある方が習得は早いと言われていますし、日本語でもリズム感の良さは会話の上手さに繋がりスムーズにコミュニケーションをとる手助けになるなど、子供の頃にリズム感を身に着けさせることには多くのメリットがあるのです。

子供のリズム感はいつから鍛えられる?習い事や文部科学省の方針

早期教育への批判的な意見がある反面、脳が作られている乳幼児期に習い事をさせることで、子供の才能を開花させたいと考える親はとても多いです。

子供のリズム感を鍛えられる習い事の代表格といえばリトミックやピアノですが、早期教育を推奨する幼児教室や音楽教室と、早期教育の弊害にも目を向けている文部科学省の見解は、子供にリズム感の教育をスタートする時期という面でも少し異なっていることを知っておきましょう。

リトミックの幼児教室は、0歳からスタート

0歳から習えるリトミックの中には、生後2ヶ月からスタートできる幼児教室もあります。
ただし優れたリズム感を持つプロのスポーツ選手や音楽家、語学力やコミュニケーション力の高い人の全てが、生後間もない赤ちゃんの時期からリズム感の早期教育を受けていたわけではありません。

ですから赤ちゃんにリズム感を身に着けたいからと、ママの体力がまだ回復していないうちから幼児教室に入れる必要はないのです。幼児教室でリトミックを習わせたい場合は、ママの体調が回復し、赤ちゃんと過ごす楽しみを増やしたい余裕が出てきてからにすることをおすすめします。

リズム感が身につく音楽教室は、おおむね1歳以上から

ヤマハとカワイでは1歳から、島村楽器では1歳半から通うことができます。
乳幼児の脳の発達面から考えると、早くから音やリズムを使って楽しむ体験をさせるのは、リズム感や運動神経の発達にとても効果的ですので、何か習い事をさせたいと思っている場合はおすすめです。

ただし子供によっては嫌がることがありますので、必ず体験レッスンを受けさせて自ら進んで取り組む様子が見られるかを確認しましょう。

ポコポコ
32歳

早すぎても子供のリズム感は身につかない!?

赤ちゃんが生まれてから知り合ったママ友に誘われて、息子が1歳になってから音楽教室で有名な某企業の開催するリズム教室に行ってみました。ところがうちの子には早すぎたのか、先生が音楽をかけて踊りに誘導したところ、ピアノの下に隠れてしまい嫌がって帰りたがってしまいました。

「そのうち慣れますよ」と言われて半年間通い続けましたが、とにかく嫌だったようで最後まで踊らず、家でも一緒に踊ろうとすると嫌がるようになってしまいました。

その頃の息子は外遊びが大好きで毎日のように連れて行っていたので、狭い場所に知らない人と一緒にいなければならないリズム教室が嫌だったのだと思います。

文部科学省の幼児期運動指針では、4~5歳からリズム遊びをスタート

運動機能の発達を考えると、4~5歳からのリズム感の教育でも充分間に合います。
文部科学省では3~4歳では動きが未熟なため、リズム遊びに取り組むのは4~5歳からという考え方を示しています。
5歳未満の子供にリズム感がなくても落ち込まず、遊びを通して楽しくリズムに触れさせてあげましょう。

一日中CDをかけっぱなしにすればリズム感は身につく?

CDによるリズム感の習得への科学的根拠は明らかになっていません。むしろ子供が静寂や音を探す楽しみを味わいにくくなるため、一日中音楽の中に晒すのは子供の育ちにマイナスだという意見もあります。

子供にリズム感を身に着けさせるためには、リズムを意識させることが必須です。そのため子供によってCDをかけることでリズム感を習得できる子とできない子がいます。

子供に意識してCDの音楽を聴いてもらうためには、まず音楽を好きになってもらうことや興味を持ってもらうことが大切。なぜなら子供は好きなことにしか興味を示さない傾向が強いからです。CDは一日中かけっぱなしにせず、音を楽しむ体験に上手に取り入れていきましょう。

羽つき
39歳

好きなジャンルでリズム感を身に着けた方がお得

私は子供の頃歌ったり踊ったりすることが大好きだったので、長男にもリズム感を身に着けさせるために、1歳になった頃からNHKの「おかあさんといっしょ」を毎日つけて、息子を抱っこして歌ったり、テレビを真似て踊って見せたりしました。

でも息子はいつまでたっても踊ってくれませんでしたし、私のアクションが迷惑だったようで、おもむろに逃げるようになりました。「何が嫌なんだろう?」と思いながらも、何日か経ってからまた誘うのを繰り返しましたが、彼はどうしても歌いたくも踊りたくなかったようです。

ところが1歳9ヶ月頃、小児歯科での歯科健診でたまたま「きかんしゃトーマス」を観てから、息子はトーマスや列車にどっぷりハマり、それからは音楽CDをかけると自分がトーマスになった気になれるのか、大喜びで家の中を走り回るようになりました。音楽が大好きになったんです。

けれど入園後も頑なに踊ろうとせず、どうやらダンスは嫌いだったようなので、ピアノを習わせることにしました。入学後はリレーの代表になったりノリノリで歌ったりなど、リズム感も運動神経もバッチリですが、本人いわく「踊りは楽しくないから嫌い」だそうです。

家庭で子供と楽しもう!リズム感を鍛える8種の遊び

子供のリズム感を鍛えたいけれど、どうやって教えればよいのやらと戸惑うママも多いでしょう。
実は家庭でも簡単にリズム感を鍛えられる遊びがあるんです。子供と一緒に楽しく遊びながら自然とリズム感を鍛えられますので、ぜひトライしてみてください。

童謡に合わせて歌う・手拍子・ダンス

童謡でリズムをとる子供の2コマ漫画

まずは音楽を聴きながら、子供と一緒に手拍子をして拍をとってみましょう。
ここで大事なのは正確に拍をとることもそうですが、何よりも子供自身が音楽に参加して楽しむことですので、音に合わせて歌ったり踊ったりしても良いのです。

まだ難しい赤ちゃんであれば、リズムに合わせて赤ちゃんの体にタッチをしたり、体を揺らしたり手を動かしてあげるなどして、音楽に触れさせてあげましょう。
曲はバラードなどよりもリズムがわかりやすい童謡がおすすめです。

ママと一緒に歩きながら歌ってリズムを楽しむ

テンポの速い曲でリズム感を鍛えて速足になる親子の2コマ漫画

子供とお散歩する時や買い物に行く時などは、一緒に歩きながら歌ってみましょう。
ここで重要なのは、歩くリズムに合わせて歌うことです。

となりのトトロの「さんぽ」や、「あめあめふれふれかあさんが~」でお馴染みの「あめふり」など、4拍子の曲で子供の歩幅に合うリズムの曲を選びましょう。

メトロノームに合わせて手拍子

メトロノームのリズムに合わせて、足踏みや手拍子などをしてみましょう。最初は4拍子、テンポは60~90くらいが良いでしょう。

「チッチッチ」の部分は足踏みをし、「チーン」の部分で手拍子をするなど、ルールを決めて挑戦させてください。
慣れてきたら、テンポを早くしたり遅くしたり、3拍子や5拍子にして変化をつけて楽しみます。

「メトロノーム – ビート, テンポ と リズム」
「メトロノーム – ビート」アプリのアイコン

アナログのメトロノームのアニメーションが見られるので、耳だけでなく目でもリズムを確認することができます。
リズム遊び以外にも子供がピアノの練習をする時など、色々な場面で活用することができます。

簡単な楽器を使ってリズム取り

太鼓やタンバリン、カスタネット、ペットボトルにビーズなどを入れた手作りマラカスなどで、音楽に合わせてリズムをとってみましょう。
ママもパパも参加し、色々なリズムを組み合わせると楽しみが広がります。

2人でリズムを合わせる手遊び

2人のリズムを合わせることでできる手遊びは、1人でする手遊びよりも子供が熱中してくれます。
「アルプス一万尺」や「おちゃらかホイ」「お寺の和尚さん」など、パパとママが小さい頃に遊んでいた手遊びを思い出して、子供と一緒に遊んでみましょう。

慣れてきたら、どんどん速度を上げていきましょう。さっきまでできていた同じ曲でもリズムを取るのが難しくなり、子供は集中してチャレンジしますし、大興奮して遊んでくれます。

大勢でリズムを楽しめる昔の遊び歌

お友達が家に遊びに来たら、ぜひ教えてあげたいのが昔の遊び歌です。
「ずいずいずっころばし」や「かごめかごめ」「あんたがたどこさ」など、人が多ければ多いほど楽しめる遊び歌で、みんなでわいわいしながら子供のリズム感を鍛えましょう。

子供にリズム感がつく魔法のアイテム「縄跳び」

子供の縄跳びを借りて飛ぶママの2コマ漫画

縄跳びにリズム感は重要です。等間隔のリズムで飛ぶことができないと、上手く飛び続けることができません。
飛べるようになるまでには順を追って練習する必要がありますが、上手く飛べないからと途中で投げ出してしまわないよう、しっかりと子供をサポートしてあげましょう。

軽い縄跳びよりも、ある程度重みのある紐の縄跳びや縄部分にビーズが通してあるビーズロープだと、地面に当たった音でリズムをとりやすいです。初めて挑戦する場合は縄跳びの教え方のコツと共に、子供に合う縄跳びもチェックしておきましょう。

メトロノームを使った言葉遊び

まず、メトロノームのテンポを96くらい、4拍子にして鳴らします。「チッチッチ」の部分で3文字の言葉を言いましょう。「チーン」の部分はお休みです。
2人で順番に言い合い、リズムとずれたり、言葉が思い浮かばなくなったりした方の負けです。

「ん」が入った言葉は子供にとってはリズムが上手く取れなくなってしまう場合があります。
そんな時は「メロン」や「とんぼ」など、「ん」の入る言葉を使った場合も負け、というルールにしてみましょう。

子供のリズム感向上におすすめ!EテレやリトミックDVD

子供にリズム感をつけさせるための習い事といえばリトミックですが、習いに行くとなるとママだけでなく子供にとっても負担は少なくありません。

幼児期は興味を持てる物事に自ら取り組み、様々な体験を通して五感を鍛えていく時期ですので、早期教育であまり忙しくなり過ぎると、弊害として子供が自分のペースで自由に物事を考えたり取り組んだりする時間が持てなくなってしまうことがあります。

そこでおすすめしたいのがEテレやリトミックDVDの活用。テレビやDVDはつけっぱなし見せっぱなしにすると悪影響がありますが、メリハリをつければよい教育媒体になります。

「おかあさんといっしょ」「みいつけた!」「いないいないばあっ!」といったEテレの子供向け番組には、必ずリトミックのコーナーがありますので毎朝親子でリズム体操をしたり、子供に人気のアンパンマンのリトミックDVDを利用して楽しく自由に踊らせるのもよいでしょう。

「楽しい=スキルアップ」が子供の向上パターンですので、特に未就園児の場合は親子で無理なくリズム感を鍛えいくことが大切です。

この記事を書いたライター
永岡さくら

永岡さくら

わんぱくな1男の母、専業主婦です♪ママさんに役立つ情報を漫画やイラストとともにお届けします!