リトミックとは?効果は?に関する記事

リトミックとは?教室は千差万別!音育効果は期待できる?

リトミックとは?教室は千差万別!音育効果は期待できる?

リトミックは、効果を期待しちゃダメ?親子で楽しむ活動も多く、赤ちゃん~幼児の音楽教育として人気の習い事ですが、向き不向きや教室選びが重要なのも、リトミックの特徴。「○○ができる」という明確なゴールがないからこそ、最初の目的意識が大切です。

マーミーTOP  >  子育て  >  リトミックとは?教室は千差万別!音育効果は期待できる?

リトミックとは?レッスン内容や効果は?教室選びのポイント

リトミックとは、もともとフランス生まれの音楽教育。スイスの音楽教育家エミール・ジャック・ダルクローズが提唱した手法です。その考えは古くから日本に伝わり、明治以降、日本の舞踏や演劇・幼児教育など、さまざまな場面で活用されています。

ダルクローズの提唱した「音楽と身体の動きの融合」という考え方をベースに、最近の日本では、習い事としての「リトミック」が人気です。0歳の赤ちゃんから始められることもあり、興味を持っている方も多いのではないでしょうか?

しかし、習い事としてのリトミック教室は、「音楽+動き」というダルクローズの手法こそ根底にあるものの、レッスン内容は、教室により千差万別で、はっきり言って質も様々。教室の雰囲気やレッスン内容を見学して、子供に合うレッスンを受けさせてあげることが大切です。

リトミックの効果やレッスン内容、教室選びのポイントなど、リトミックを子供に習わせようか迷っているパパやママに役立つ情報をご紹介します。

リトミックのレッスン内容

リトミックのレッスンに通う子供達

音楽を使って身体を動かすという考え方がリトミックの特徴ですが、「音」を使った活動は幅広く、レッスン内容や使う教材は、教室によりさまざまです。ただし、子供が何かに集中する時は「楽しい」という要素が必要。どの教室でも、身体を使って子供が楽しめるカリキュラムが組まれています。レッスンの一例を上げてみます。

  • 歌に合わせてスキップ、ストップをして音楽を身体で表現する
  • 歌に合わせて動物になりきる、手遊びをする
  • 太皷やカスタネットを使ったリズム遊び
  • 音楽を聴いて感じたことを塗り絵や折り紙で表現する
  • 絵本やカードを使って、音楽のイメージを膨らませる
  • 音の高低を五線に記す

教室によっては生後2ヶ月から参加することができるため、それぞれの年齢に合ったカリキュラムが細かく組まれています。0歳~3歳頃までは、パパやママと一緒に何度も繰り返しながらレッスンを進めていきますので、大人も楽しめる内容を探すのもポイントです。リトミック教室の動画を検索してみると、イメージがつかみやすいですよ。

リトミックの効果

リトミックは、音楽教室や体操教室とは違い、ピアノが弾けるようになる、逆上がりができるようになるといった、目に見える技術や能力の向上はありません。しかし、感受性や表現力・集中力など、目には見えない力を豊かにし、社会生活の中で必要な力を伸ばすことができるといわれています。

音楽に自然と親しみながら、音感が身につく

音楽を聴いている赤ちゃん

リトミックは、子供に音楽系の習い事をさせたいというママにもおすすめです。何も分からない幼少期から、むやみに楽器を使わせるのではなく、音楽を感じ、音楽を奏でる楽しさを学ばせることができます。音楽に自然と親しみながら、興味や音感を育てることができるのです。ピアノ教室などへの導入として、習わせる方も多いようです。

表現力・コミュニケーション能力を育てる

リトミックのカリキュラムは、グループレッスンが基本。みんなの前で自分が感じたことを発表したり、お友達と協力して表現しながら、表現力や協調性、共感性を磨いていきます。

楽しく体を動かしながら体力作りができる!運動神経の発達にも役立つ

踊る親子をイメージの小物

リトミックを繰り返し行うことで、幼児はリズムにのって楽しく身体を動かしながら、基礎的な運動能力を身につけることができます。

スキップが苦手な子供や大人が練習してもなかなか出来るようにならない原因の一つがリズム感です。幼少期に鍛えられる運動能力の中でも、リズム感はとても大切な能力。

子供のリズム感は運動神経の中でも将来行うさまざまなスポーツの応用に必要な力なのです。そのため運動神経の良い子には、リズム感が優れている子が非常に多いです。

幼児期にリトミックを習わせたことで、別のスポーツに取り組みやすくなる子も多く、乳幼児の場合は親子で楽しむ活動も多いため、ママにとっても良いリフレッシュになるでしょう。

リトミックの教室選びのポイント~見学や体験レッスンへは絶対行くべき!

リトミックと一口にいっても、教室の活動は千差万別。実際には、音楽が鳴ってはいるものの、ただの親子遊び教室になっている…なんて現実も。見学や体験レッスンで、その教室の雰囲気を確認することをおすすめします。
最近では、「英語リトミック」や「赤ちゃん(ベビー)リトミック」など、英語を使ったレッスンやベビー対象のリトミックを行っている教室もあります。

見学ポイント1:先生の専門性や相性

リトミックの先生

リトミックの指導員には、リトミック研究センターなどの民間資格で専門的に学んだ先生はいるものの、公的資格や国家資格といった特別な資格があるわけではありません。資格があればいいというわけではありませんが、どんな先生かは、しっかりチェックしたいですよね。

他の習い事にも言えますが、先生との相性はとても大切。苦手な先生を前に委縮するような状態では、楽しく歌ったり、踊ったりすることはできません。子供と先生の相性も、しっかり見極めましょう。

見学ポイント2:ピアノなどの生の楽器音に触れる機会があるか

せっかく通わせるなら、自宅では経験できない生の音に触れて欲しいものです。特に、リトミックで音感を身に着けたい、将来的にはピアノなどの楽器の習い事を考えているご家庭は、重視したいポイントかと思います。

ピアノはこんなに大きいんだ、こうやって音がでるんだ、と学ぶ機会にもなります。子供が使える打楽器などが豊富にあるかも確認しておきたいですね。

見学ポイント3:子供が楽しく、ママも無理なく習えるか

笑顔の親子

リトミックには、「○○ができるようになる!」という明確なゴールがありません。続けるためには、ママ自身が子供の成長を実感したり、子供の楽しそうな様子に満足するといった部分が大切になります。

また、子供が楽しむのはもちろんのこと、親子で一緒にレッスンを楽しめるかも意外に重要。遠い、月謝が高いなどで負担を感じたり、ママ自身が上手く馴染めないと思ったら、考え直した方がいいかもしれません。グループでの活動が多いので、ママ友付き合いがめんどくさいと感じる方も多いようです。

リトミックは幼児の習い事?ピアノなど楽器やダンスに移行する子が多い

ピアノを弾いている男の子

リトミック教室は、小学校入学前の幼児を対象にしているところがほとんど。ピアノなど、音楽系の習い事の導入として習わせている親も多く、小学校入学を期にピアノ教室などに移行する子も目立ちます。

しかし、子供の興味はすぐに変わるもの。リトミックを続ける時期や他の習い事への移行は、子供のやる気や適正を見ながら判断しましょう。次項の「ママの体験談」には、1年限定で通わせたり、リトミックからピアノを習わせたけど、途中でスポーツ系に興味が移ったという子もいます。

リトミックに子供を通わせたママの体験談~きっかけ・費用、子供の成長は?

はるゆう
32

自分たちが習ってこなかったからこそ…

私たち夫婦はまったく音楽を習う機会がなく、娘には音楽を通して様々な経験をしてほしいと思い、習わせる事にしました。見学などたくさん行き、娘に合う教室を探しました。やはり親としては個人の教室よりも、有名で誰もが知っている所が良いと思い、ヤマハ音楽教室に行かせたところ、娘が体験入会の時点から、みんなと一緒に音楽に合わせて踊って歌っているのを見て、ここだと決めました。

とにかく3歳児の教室は40分の授業の中、子供が飽きてしまわないように、先生もピアノだけではなく、カスタネットや太鼓などを用いて、音の素晴らしさを伝えてくれ、娘もとても喜んで、進んで取り組むことが出来ました。
ただ、リトミックだけですと体で感じ取る音楽が中心なので、個人のピアノレッスンも習わせたいと思い、体験レッスンに行き、本人もやりたがっているので、来月から通う予定でいます。

ヤマハのレッスン費用は1ヶ月5700円ほど。教材費が前後期に分かれていて、各5000円ほどです。ヤマハと聞いて、最初は高価なイメージがありましたが、意外とそうでもないです。リトミックを通して、先生とお友達と一緒に、全身で音楽を感じる楽しさ、協調性が身についたように感じます。これからも音楽の素晴らしさを彼女に知ってもらいたいと思い、続けていきたいと思います。

そうママ
30歳

泣いている男の子

音感を身に付ける為に

音感に関しては、「早ければ早いほど身につく」と早期教育の本にも書いてあり、私自身も子供にかかわる仕事をしていて、早くから音楽が身近にある生活をしていた子供は、音楽が得意だったり、リズム感があるのを知っていたので、早めに通わせたいと思っていました。

教室選ぶ時はリトミック研究センターに所属している教室から、自宅から通える所をまず探し、体験に行きました。リトミック研究センターは、研修や勉強会があるので、先生のレベルも高いと考えたからです。その中でも、とても熱心に、子供たちとかかわっている先生に出会うことが出来たので、そこの教室に決めました。

レッスンでは、1歳クラスなので、まだ集中力が続かないことを考慮してか、5分もしないうちに、次々と色んな活動をしています。歌に合わせてスキップや止まったり、絵本、楽器や音符のカードで遊んだりしています。うちの子は、最初は教室の雰囲気に圧倒されて、泣き出したり、私から離れませんでした。楽器の音も怖がり、嫌そうにして、興味を示してくれませんでした。通い始めた当初は、あまりにも泣くので、他のお母さんやお子さんの迷惑になるかと思い、退会しようかなと何回も考えました。

レッスンの費用は月6000円、教材費が1年に2000円ぐらいです。入会費はタダでした。リトミックを習ったことがきっかけで、音楽や歌が流れるとご機嫌になり、踊り出すようになりました。家ではタンバリンを持って、先生の真似をするくらい、今ではリトミックが好きなようです。これからも通うつもりです。本人次第ですが、リトミックを終えたら、ピアノを習わたいです。

せいちゃん
35歳

ママ友に誘われました

幼稚園に入る一年前の一年間、リトミック教室に通いました。きっ かけは、児童館で知り合ったママ友に誘われたからです。その方の知り合いがやっていた個人の教室でした。それなので、アットホームな感じで入りやすかったです。子供も、最初から友達がいたので馴染みやすく、それが1番の決め手でした。また、家から近いのもポイントでした。あまり通うのが大変になると、行くのが億劫になるからです。

教室は1週間に一度。あまり音楽や歌うことに興味が無いような息子でしたが、回を重ねるごとに、楽しさがわかってきたようでした。家でもリズムを取りながら、音楽に合わせて体を動かすようになりました。それまでは、ダンスなどもあまりしない子でした。
レッスン費用は1週間に1度通って、月に6000円です。冬と夏にエアコン代が別途かかりました。教材費は込みでした。

リトミックの後は、特に音楽系の習い事はしない予定でしたが、ピアノを少し習いました。その他に、スポーツなどに興味が移行したので、ピアノは長く続きませんでした。
でも、リトミックに行った事で、幼稚園に入った後のお遊戯会が楽しめたと思います。ピアニカも、ドレミファが分かっている分早く曲を覚えることが出来て良かったです。

asaki
30代後半

笑顔の女の子

子供が音楽大好きだったので、通わせてみました。

子供が音楽が大好きだったので、通わせてみました。2歳からはじめて、幼稚園入園と同時にやめました(幼稚園のスケジュールと合わなくなった為)。いくつかリトミック教室は知っていたのですが、近所の音楽教室の方がやっているリトミック教室は、同じマンションのお友達も通っているという安心感もあって、ここに選びました。

実際のレッスンの内容は、半分音楽・半分工作といった感じで、ハロウィンやクリスマスのイベント時には、それに合わせた内容になっていました。音楽の時間では、子供がとても楽しそうに歌ったり、踊ったり、走ったりしていて、本人もとても楽しかったそうです(今でもそう言ってます)。でも、工作の時間は、あまり興味を感じないと、すぐに飽きてしまったりして、親としては少し困りました。

今のところ、ピアノ教室に通わせる予定はないのですが、今後、子供自身が習いたいと言ったら、前向きに検討しようと思っています。レッスン費用は、確か1回1500円~2000円くらいでした。内容によって左右しますし、イベントがらみの時は雑貨代などで高くなります。

リトミック教室に通うことで、音楽に合わせて、歌ったり、踊ったりする楽しさだけではなく、他のお友達との関わり方についても学ぶことができたと思います。

ぴーママ
40代

音楽に興味を持っていたので導入にと思い

私たち夫婦ともに音楽が好きで、よく聞いていたせいか、音楽に興味を持っている様子でした。リトミックは、自分で聞きたい曲を言うようになった、年長から習いました。本物の音楽を聴くことが重要と思い、探したところ、ピアノ講師の知り合いから、音大付属の教室を勧められました。
基本週に一回、学校の長期休みは同じく休み。音楽大学付属の場合は、そういう仕組みになっているようです。少人数ながらグループレッスンで、レッスン代は1万円台で、年齢によりレッスン時間が変わり、金額も変わる仕組みでした。

手拍子の拍叩きの練習から始まり、カスタネットやトライアングル、ハンドベルなどの美しい音色を出す打楽器を使ってリズムの練習と、歌いながら、友達と手を繋いで歩いたりといったレッスンがありました。参観の時に見ると、大概はとても楽しんでいる様子で、安心しました。

ゆくゆくはピアノなどの楽器を続けたら良いと思っていたところ、本人が希望し、ピアノを習っています。早い時期に、子どものうちに、耳を発達させ、音感やリズム感を身に着けることが大切だと思います。後からでは間に合わないと、アドバイスをくださるママさんも居ました。
年長から始めましたが、もっと小さい頃から音楽に親しみ、練習をすることで、ピアノやヴァイオリンなど、ソロ演奏や合奏、どちらも楽しめる楽器に親しむことができて、なにより子ども自身の楽しみが増えると思います。

リトミックを嫌がる子供と追いかけるママ!これって意味ない?

走る回る女の子

教室によってレッスン内容がさまざまで、「音楽+動き」という楽しみの要素が強いリトミックには、子供により、向き不向きが大きく出やすいのも実情です。レッスン中に、先生の言うことを聞かずに、走り回るという光景は良くあるようで、それを追いかけるママが気疲れしてしまうことも。

子供に向かないと思ったり、ママが意味を見いだせないなら、無理に習わせる必要はありませんよね?子供もママも楽しめてこそ、リトミックの効果が実感できるものです。
音楽に親しむ、楽しむ方法はリトミックだけではありません。リトミックが合わなかったからと言って、気にする必要はく、子供が別の音楽系の習い事やイベントに興味を持った時に、温かく送り出してあげればいいのではないでしょうか。

リトミックを自宅で楽しく簡単に行う方法!おすすめはDVD

リトミック教室は年齢により活動内容が異なり、お月謝はそれなりにかかりますので、費用面や子供の性格を考えてリトミック教室に通わせようか迷っているママもいるでしょう。まずは自宅でDVDを使い、気軽にリトミックを試してみませんか?

それいけ!アンパンマン げんき100ばい!リトミックあそび

アンパンマンげんき100ばいリトミックあそび

VAP(バップ)

3,800円(税込み)

アンパンマンと一緒に楽しみながら、想像力や表現力を養うリトミック。動物のポーズ遊びやまねっこなど、いろいろなリズム遊びを楽しみながら、アンパンマンとリズムランドのゴールを目指します。「すすめ!アンパンマン号」や「勇気りんりん」など、人気のテーマ曲が使われているので、子供もすぐに興味を持ち、歌ったり踊ったりできますよ。

https://www.amazon.co.jp

この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!