習い事人気上位!幼児のサッカーに関する記事

幼児がサッカーを習える場所や道具など親必読の8つの知識

幼児がサッカーを習える場所や道具など親必読の8つの知識

幼児にサッカーを悩ませようと思っているパパママに、幼児がサッカーを始める時期や習わせる場所、メリットとデメリット、ボールやシューズのサイズ、自宅でのボールを使わない練習メニューや教え方のコツの計8つ知識を、4コマ漫画と共にご紹介します。

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幼児にサッカーを習わせるならどこ?スクール選びや自宅での練習

男女を問わず幼児期の習い事として、サッカーを選ぶご家庭が増えています。FIFAワールドカップは、テレビ視聴者数がオリンピックをはるかに凌ぐ世界で最も注目を集めるイベント。そのため「子供が生まれたらプロサッカー選手にしたい」という夢を持つ日本人サポーターも少なくありません。

けれどいざ幼児にサッカーを習わせるとなると、まずは本人がサッカーを好きになる環境を整えることが必要です。環境が合わずにサッカー嫌いになってしまっては元も子もありません。

また習い事は多かれ少なかれ親に負担がかかりますので、自分達がどこまで子供の習い事を応援できるか夫婦で相談し、無理のない環境を選ぶことも大切です。幼児にサッカーを習わせる前に親が知っておくべき8つの情報を押さえて、子供と親の両方にマッチした環境を整えましょう。

子育て4コマ漫画:幼児のうちから習わせたい!サッカーの魅力

幼児のうちから習わせたいサッカーついての子育て4コマ漫画

幼児にサッカーを習わせるのはいつから?多くは4~5歳からが対象

ベビーゴールキーパー

幼児にサッカーを教える団体の多くは、4~5歳以上が対象です。教室によっては3歳から参加できるサッカー教室もありますが、早く習わせればその分だけ上達するとは言えません。

4~5歳になると練習に参加するための基礎体力や友達と一緒に行う協調性、人の話を聞く力が身に付き始める幼児が増えます。これらの能力はこの時期の発達課題でもあるため、幼児園や保育園でもサッカーを行ったり、サッカー教室を誘致したりする傾向があります。

ちなみに2018年ワールドカップに出場した日本代表選手は、幼稚園や小学校低学年からサッカーを習い始めています。

キャプテン力が凄すぎる!長谷部 誠選手

2018年7月現在、ドイツのブンデスリーガ・アイントラハト・フランクフルト所属している日本代表のキャプテン長谷部誠選手。ワールドカップではなんと3大会連続でキャプテンを務めました。

サッカーを始めたきっかけについては、テレビ番組で「2歳の時、おじいさんにボールを買ってもらったことがきっかけ」と語っていたと、「サッカー日本代表の少年時代」という本に記されています。地元の静岡県藤枝市にあるランカーFCというサッカークラブに3歳で入団し、小学校3年生で青島東サッカースポーツ少年団に入団しています。

ライバルが「半端ない」と褒め称える!大迫 勇也選手

2018年7月現在、ドイツのブンデスリーガ・ヴェルダー・ブレーメン所属で日本のFWの顔、大迫裕也選手。「大迫半端ない」のフレーズが印象に残っている人も少なくないでしょう。

そんな大迫選手は地元鹿児島の加世田市でスポーツ少年団に3歳で加入してサッカーを始め、小学生の頃からプロになるという目標を持っていました。

2018年の推定年俸国内NO1!香川 真司選手

2018年7月現在、ドイツのブンデスリーガ・ボルシア・ドルトムント所属で、推定年俸が日本人選手の中で最も高額の約6億5000万円と言われている日本のエース香川真司選手。

香川選手が4歳の時にJリーグが開幕し、以来家の近くの公園で友達とストリートサッカーに明け暮れ、マリノFCという地元のクラブチームに小学校1年生から入団しました。

「アモーレ」発言で、にわかファンにも愛される!長友 佑都選手

2018年7月現在、トルコのスュペル・リグ・ガラタサライ所属の長友佑都選手。「サッカーが一番女の子にモテると思って」と、サッカーを始めたきっかけについてインタビューで答えています。

長友選手は小学校1年生からサッカースクールに入会してサッカーを始めました。小学校6年生の時「愛媛FCジュニアユース」のレセプションを受けるも不合格。中学になり走り込みなどにより、現在の豊富な運動量が築かれたとのエピソードがあります。

数々の名言でも注目を集めたプロフェッショナル!本田 圭佑選手

2018年7月現在、メキシコのリーガMX・CFパチューカ所属の本田圭佑選手。社会貢献活動を行う教育者としてもよく知られていて、米公共慈善団体の国連財団からユース担当のグローバル・アドボケートに任命され、様々な国で子供達と触れ合う活動も行ってきました。

摂津FCという地元のサッカークラブに小学校2年生から入団してサッカーを始め、その後ガンバ大阪ジュニアユースへと移籍しました。

幼児がサッカーを習える場所は主に3種類!費用や指導者の違いを知ろう

サッカー幼児期からサッカーを習わせようと思っている場合、主に次の3種類から選ぶことになります。指導者や方針、費用や親の係わり方などが異なりますので、ご家庭の都合とお子さんの性格や考えに合うところを選ぶことが大切です。

プロのサッカー指導者が所属する「クラブチーム」

クラブチームとは、JリーグやJFL(日本フットボールリーグ)に属するサッカーチームのことです。ジュニアユースやユースチームを持っている所が多いのが特徴。将来子供をプロサッカー選手にしたいパパママにおすすめです。

指導者は経験豊かなプロがほとんどで指導スキルや技術は高く、子供にも高い身体能力や意欲を求められます。また保護者の関与はほとんどない代わりに月謝が高めです。

地域に根付いた「サッカー少年団」

サッカーを習わせる理想と現実の4コマ漫画

サッカー少年団とは、地域密着型の自主団体です。親の負担が大きいため、「サッカーの楽しさを感じながら安く習い事をさせたい」「幼児の習い事のお手伝いに親が積極的に参加することを苦に感じない」というご家庭におすすめです。

指導者はボランティアのことが多く、スキルも元指導者から指導経験がない○○君のパパ的な指導者まで、サッカー少年団にレベル差はあります。そのため勝敗にこだわるチームもあれば、全員参加にこだわるチームもあり指導者の色が出やすく運動能力や子供の意欲にばらつきもあります。

また保護者の関わりが強く、役職やお当番があるところがほとんど。お茶出しや試合会場への車で送迎などチームにより多少違いはありますが、親の介入が必須です。

別途ガソリン代やユニホーム代がかかるものの、親が関わることが多いため人件費や施設費が安く、費用はおよそ月1,000~3,000円で習える少年団が多いです。

チームとしての活動がない「サッカー教室やスクール」

サッカー教室に集まる幼児や小学生

サッカー教室やスクールとは、クラブチームや企業が運営しているチームとしての活動がない技術習得のための教室です。「サッカー少年団より費用が高くてもいいから、技術力を高めたい」という方針のご家庭の幼児におすすめです。

指導者はプロもいればアルバイトもいます。教室やスクール、教える人により異なることが多いので、事前に体験レッスンを受けるなどのリサーチが必要。また親の関与が必要ないかわりに、費用はクラブチームと同じか少し安いぐらいです。

幼児にサッカーを習わせると賢くなる!?4つのメリット

幼児が習える色々なスポーツがある中で、なぜサッカーが人気なのでしょう。サッカーをする幼児にはどんなメリットがあるのかを知ることで、目先の結果ではなく大らかな目線で納得して習わせることができますので、ぜひ知っておきましょう。

「IQ」よりも重要視される「HQ」を高めるのに役立つ

HQとは、人間的知性と呼ばれる能力を示す指数のことです。
「ホンマでっか!?TV」でお馴染みの脳科学者澤口俊之氏によると、これまでの研究で分かっているHQを効果的に高められる3つの習い事のうち、1つがサッカー。

脳が急送に成長する幼児期にサッカーを習わせることで、高い知性をコントロールするHQ(ハイパー知性)が高まり、社会生活において活躍しやすいというメリットが期待できるとのことです。

基礎体力や運動神経を向上させるのに役立つ

サッカーの練習をする女の子の幼児

サッカーは持久力や筋力、スピード、柔軟性など全身を鍛えることができるスポーツで、サッカーを習い始めたことで足が速くなる幼児は多いです。

幼児は様々な動きを経験することで運動神経を効果的に高めることができますが、広いサッカーコートで走る動きのみならず、ドリブルやシュートといった日常しない動きを全身の筋肉を動かして経験できるサッカーは、運動神経を向上させるのにもってこい。

また4~5歳になると適度な運動量を確保することが運動能力と基礎体力の向上に必要不可欠ですので、幼児にサッカーを習わせることで、降園後の運動量を確保できるというメリットもあります。

精神面子鍛えるのに役立つ

サッカーを習わせることで幼児期から精神を鍛えることができます。幼児は何かに負けるとかんしゃくを起して泣くこともしばしばあります。

しかしサッカーを習うことでゲームの勝ち負けに触れ、徐々に我慢する気持ちやもっと頑張ろうとする向上心、失敗に負けない強い心を育てることができるのです。

コミュニケーション能力の向上に役立つ

サッカーを通じて子供が成長する4コマ漫画

サッカーはチームプレーです。そのためコミュニケーションを取ることが必須。幼児の頃はクラブチームでもまだそれほど本格的には練習しませんが、ミニゲームなどを通して協調性や思いやりなどは学んでいきます。

こうした活動によってチームメイト(友達)との絆が徐々に強くなるにつれて、無意識に幼児のコミュニケーション能力も向上しやすいのです。

幼児にサッカーを習わせたことを後悔!?4つのデメリット

目をつぶり手を頭に当てて後悔する主婦

幼児にサッカーを習わせたからといって、すぐに上達するわけではありません。幼児は集中できる時間が短いため、どの習い事でも気がそぞろの場合が多いのですが、それはサッカーでも同じ。子供の能力に夢を抱いているパパやママは特に、デメリットがあることも知っておきましょう。

落ち着きのない子は、きちんと取り組めずに迷惑をかける

幼児は落ち着きがないものですが、コーチの話を聞かない、友達にちょっかいを出す、ボールを手で持つ、遊びだすなど目に余るような行為を繰り返す場合は、トラブルになって親も子も周囲も嫌な思いをすることがあります。

親側が「幼児だし仕方がない」という気持ちで放っておくと、子供が周りに迷惑をかけるだけでなく、本人も集中して練習しようという気持ちになれません。結果的にコーチに怒られ友達に嫌がられてとなり、自信や他者への信頼を失ってしまいかねません。親も「費用が無駄だ」と感じてがっかりするでしょう。

そのような場合は、習い事をさせる年齢が早すぎなかったか、子供に合う団体だったか、子供はサッカーを好きかなど、子供がサッカーを集中して練習できる対策を親が考え、サッカーを好きにさせてあげることが大切です。

指導者選びを失敗すると、期待通りのスキルアップが見込めない

幼児にプロサッカー選手を目指させるか目指させないかに関わらず、ある程度の技術の向上や達成感を経験できないと、サッカーの楽しさは半減してしまいます。

プロを目指すのが親子の共通認識であれば、特にチーム選びは慎重に行う必要がありますし、良い指導者につけた方がいいでしょう。サッカーをより楽しむために、スキルアップできる指導者を選ぶことは大切なのです。

きちんとした指導のもとで体を動かさないとケガをする恐れがある

体の使い方が上手くできない幼児の場合、きちんとした指導を受けていない状態で無理をしたことでケガをし、最終的にスポーツを心置きなくできなくなるという恐れがあります。

例えば、少年サッカーに入って半年経ったころに右半月板を損傷し、その後リハビリをしても足が上手く動かなかったので、結局サッカーを辞めたというお子さんもいます。

どんなスポーツを習う場合も共通ですが、きちんとした指導のもとで体を動かさないと、変な癖をつけたまま体を動かし、その結果無理な負荷がかかって怪我に繋がることがありますので気を付けましょう。

子供の性格や意志を考慮しないと全く練習に参加してくれない

パパやママの中にはサッカーファンやサッカー経験者も多く、子供の意思とは無関係にサッカーを習わせるご家庭もありますが、そのような場合は親が費用を出し頑張って送迎をしても、子供が積極的に練習をしない可能性があります。

例えば、子供の体を鍛えたくて性格を考えずにサッカースクールに入れたご家庭では、3歳の息子さんが興味を示さず練習にも参加せず、端っこでボールの数を数えていたそうです。

このような状況にならないためにも、サッカーを習わせる前には必ず体験や見学を活用して、子供の意思や好み、その年齢では早すぎないかなどの適性を確認しましょう。

幼児用のサッカーボールは3号!サイズアップは小学校入学の時期

サッカーボール

何度も買い替えるのはもったいないからと幼児に4号のサッカーボールを与えても、幼児には重すぎるため足をひねってしまうなどケガに繋がる恐れがあります。幼児の体に合うサッカーボールのサイズは3号ですので、購入時は大きいボールを選ばないように注意しましょう。

3号のサッカーボールは小学校低学年でも使用できますが、小学生からは日本サッカー協会の規格が4号にサイズアップしますし、小学校でも4号を使用します。そのためサイズアップの目安は小学生。体も大きく成長しボールの使い方も向上した際に、サイズアップを検討してみましょう。

幼児のサッカーシューズは値段やデザインより、足を傷めないチョイスが重要

幼児用のサッカーシューズ

幼児にサッカーを習わせるにあたり、シューズ選びはとても重要です。子供の成長の妨げにならない、足への負担が少ないサッカーシューズを選ぶようにしましょう。

幼児にはスパイクではなくトレーニングシューズを選ぶ

スパイクを幼児期から履くと、足への負担が大きく骨格変形などの障害の原因になりますので、早くてもスパイク使用は小学校3年生ぐらいからと覚えておくと良いでしょう。
因みにトレーニングシューズという名前の靴ですが、公式戦で使うことも可能です。

必ず試し履きをし、足にピッタリのサイズを選ぶ

幼児の足は大人の足と異なり幅広ですし、成長過程ですので必ず試し履きをし、足への負担の少ないサイズの合ったシューズを購入することが大切です。

幼児の足に合うサッカーシューズの選び方

  • ソックスを履き、午後に選びに行く
  • シューズが曲がる位置と、足が曲がる位置があっているかを確認する
  • 立った状態で足をシューズのかかとに合わせて履き、親指の足先に5~10mmの余裕(遊び)があり、かつ甲の高さが合っているものを選ぶ

大きめのサッカーシューズをわざと購入するご家庭もありますが、地面を蹴る自分の足と靴との感覚に差が出て不快に感じるだけでなく、悪い癖がついたりケガをしたりする羽目になることがあります。また曲がらない硬いソウルの靴を選ぶと、かかとが浮いて歩幅が狭くなり、つま先が上がらないすり足になってしまいがちです。

幼児のサッカーシューズを購入する際は足がむくみやすい午後に、サッカー用のソックスを履いて選びに行きましょう。幼児期は1年におよそ1cmも足が大きくなりますので、こまめにチェックして小さくなっていないか確認することも大切です。

靴紐が結べない幼児は、マジックテープのシューズを購入する

幼児の場合、サッカーシューズの靴紐が上手く結べない子も珍しくありません。蝶結びは5歳からできたとの声もあれば小学4年生でできるようになったという声もあります。

指先を器用に使えるようになる時期には個人差がありますので、焦らず子供と一緒に練習することが大切です。それまでは無理せず、自分で履けるマジックテープ式のサッカーシューズを購入しましょう。

自宅でできる!幼児が楽しめるサッカーの練習メニュー

幼児をサッカーに通わせるだけで上達させるのはなかなか難しく、家での練習が上達のカギとなります。とはいえ子供自身が「練習したい」と言わなければ練習することは難しいので、遊びの中にサッカーの練習要素を取り入れて楽しく練習させましょう。

柔軟性が鍛えられる!ボールを使わない動物ごっこ

動物ごっこをする親子

実際の幼児サッカーの教室でも、最初のウォーミングUPに使用されていて、柔軟性を鍛えるのに有効的です。
パパやママが「うさぎ」など動物の名前を言って、子供が真似しながら跳ねたり走ったりします。
動物によっては地面をはったりするため、子供も楽しみながら柔軟性を鍛えられますし、親子で問題を出し合うのも楽しいです。

ボールを使ってバランス感覚を養う!ボディでタッチ

ボールを実際に蹴るのではなく、指定した体の部位でボールに触れるだけ。これだけでボールの感覚や機敏な動きが鍛えられます。
例えば「おなか」と問題を出し、地面にサッカーボールを置いたまま手を使わずにお腹にボールに素早く触れさせます。色々な体の部位を繰り返し言い、瞬時に触れる訓練をすることで、瞬発力やボールを体に触れさせる感覚を養うのです。

ゲーム感覚でドリブルを強化!石や落ち葉集め

ドリブルの練習となると幼児にはハードルが高いのですが、石集めならば幼児は大好きです。
「動く時はドリブル。綺麗な石を探してママの所までドリブルで持ってきてね。」と伝えるだけでOKです。

石でも落ち葉でも何でも構いません。ただし両手にたくさん持ってくると、バランスを崩して転倒した際に手が出ないのでケガの原因になります。1つずつ拾うように約束してから行いましょう。

幼児のサッカーが上達する教え方の一番のコツは「楽しませる」

「サッカーは楽しい」と子供に感じさせるのが、一番の上達のコツです。そのために最初は上手に練習に参加できなくても、大人は温かく見守ることを忘れないようにしましょう。そして、少しでも上手にできたことは褒めましょう。

親が焦らなくてもサッカーが好き子なら、成長するにあたり「友達とサッカーすることが楽しい」「試合に勝つことが嬉しい」「負けたら悔しい」といった複雑な感情が自然に湧き上がります。

むしろ親やコーチに怒られたり練習を強要されたり、できないことを指摘されたりすると、サッカーを嫌いになってしまうことが多いです。ですから本人の心の準備が整うまでは、幼児がボールに親しみボールを使いながら楽しむことに重点を置いた教え方をすること大切です。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪