愛情不足のサインと対処法に関する記事

子供の愛情不足7つのサイン&子供を救う大人の接し方

子供の愛情不足7つのサイン&子供を救う大人の接し方

愛情不足かもしれない子供に、正しく愛情を伝える方法や子供が愛情不足に不安を感じているときのサインについて解説します。

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子供の愛情不足サイン7つ 将来へのデメリットと大人の接し方

愛情というものは、親子がお互いにいつも感じていたいものですが、パパやママがたっぷり愛情を注いでいるつもりでも、子供には伝わっていなかったり受け止め方が違ったりと一方通行になることがあります。

ところが発達の過程で重要な親や周囲の人への愛着を形成中の小さな子供にとって、愛情不足はとても深刻な問題。そのため親が気づかない間にストレスや不安を抱え、無意識にあるいは意識的に言葉の代わりとなる何らかのサインを発することがよくあるのです。

ですから子供が愛情不足を感じているときに発するサインや子供に愛情が伝わりやすくなる接し方などを知ることで、愛情のすれ違いを解消していきましょう。

子供の愛情不足のサイン7つ

親の愛情不足を感じて布団で悲しい顔をする子供

愛情不足のサインは、怒られた後、かんしゃくの後、暇な時、ママが電話中や立ち話中などによく見られ、イヤイヤ期のママのほとんどが思い当たるでしょう。
ですがこうしたサインが見られたことを目安に「◯◯したかったんだよね」といった共感の言葉がけや、「待ってくれてありがとう」といった感謝を伝える声がけなど、子供の気持ちに寄り添うプラスワンの対応をすることで愛情は伝わりやすくなりますし、愛情注入のチャンスと捉えて接すればよりよい母子関係づくりにも役立ちます。

指しゃぶりや爪噛みなど

子供は、強く不安を感じているときやストレスを感じるときに、手を口の方へ持って行きやすくなるようです。指しゃぶりや爪噛みは、不安やストレスの表れであり、それを解消してくれる愛情が不足していると考えられます。

人の物を隠す

おしゃべりが上手な子でも、やるせない、寂しい、哀しい気持ちを言葉で表現することは、子供にとっては難しいことです。ダメなことだとわかってはいながら人の物を隠すという行動で、「こっちを見てほしい」という気持ちを表現しようとする子もいます。パパやママに構ってほしい、自分を見て欲しい気持ちの裏返しとも言えます。

何でも自分でしようとする

子供は甘えることで親の愛情を確認しようとすることも多くあります。善し悪しは置いておき、自分にできることでも「ママ、やって」と甘えるのもそのひとつです。一概には言えませんが、自分のことは自分でという意識が強くびっくりするくらいしっかりしている子は、甘えるのがあまりうまくない傾向があるのかもしれません。

パパやママ以外の大人に甘える

そして子供はいくつになっても甘えたいものです。訳あってパパやママに甘えられない子は、別の大人を身代わりにして甘えようとします。甘えに応えてもらうことで許容や愛情を確認している部分もあるので、他の人に甘えることでパパやママからの愛情不足を補っているとも考えられます。

無表情になる

子供は、笑ったり泣いたり怒ったりをパパやママと共有しようとします。テレビで面白い場面があったときにパパやママに「みてみて!」と言うのも、一緒に笑ってほしいからです。そのとき、一緒に笑ったり泣いたり怒ったりする相手がいないと、次第に表情も乏しくなってしまうでしょう。

嘘をつく

誰かに構ってほしくて、周囲が興味を惹きそうな話をでっちあげて話してしまう子もいます。一度周囲の注目を集めると快感を覚え、嘘に嘘を重ねていく子も…。嘘に対しての感覚が麻痺して、自分自身、嘘をついているのかどうかもわからなくなってしまうこともあります。

色のない黒い絵を描く

子供に絵を描かせてみると、そのときの精神状態が明確に現れるといいます。子供は本来ならそこにあるたくさんの色を使って人物や物、景色を描こうとするのですが、心に不安を抱えている子は他に色の選択肢があっても色を使わないことがあります。色のあるものでも黒色で塗りつぶすようなことがあれば、愛情不足による不安やストレスを抱えている可能性があるのです。

愛情不足の子供に待ち受ける弊害

愛情不足で育ったため表情が乏しい子供

育児放棄などの虐待過干渉親の依存や共依存などにより、子供が親から必要な愛情を得られず深刻な愛情不足状態となった場合、心や体に悪影響が及ぶことがあります。

愛情遮断症候群

乳児期に充分な愛情を感じられないまま育った子供には、身体や知能、精神や性格面に何らかの障害が出ることがあり、「愛情遮断症候群」と呼ばれます。

「愛情遮断症候群」は心身両面で症状が見られますが、幼児期に親からの愛情がないストレスから、安心して眠ることもできないと睡眠中に分泌されるはずの成長ホルモンの分泌が足りず、また、ネグレクト(育児放棄)により適切な食事などを受けていない等の理由で身体的症状として成長・発達の遅れや停滞が見られると考えられています。

かつて愛情遮断症候群だった子供が大人になり自身が養育者になったときに「子供への接し方が分からない」など、子育てに影響する「世代間伝達」も指摘されています。

いい子症候群

「いい子症候群」は、親から愛情ではなく過剰な期待を受けていると感じながらも、親からの愛情を受けたいがために親の期待に応えるべく「いい子」に振る舞おうとしてしまうことです。
自分の気持ちを親のために抑制し、親に対して自分の意見を言えないだけでなく、「家でだけいい子」になり外では…と二つの顔をもつケースも少なくありません。また、新型うつとの因果関係も指摘されています。

愛情不足の子供のその後

コミュニケーションが苦手な男性

子供の頃の過度なストレスや精神が不安定な状態は、成長して大人になってからもさまざまな悪影響を及ぼします。
愛情不足と本人が長期間感じる状況で育った子供は精神的に安定しないことが多く、大人になってからも人間関係にさまざまな障害や困難を感じることが多いと言われています。

アダルトチルドレン

「アダルトチルドレン」は、家庭環境に問題のある中で育った幼少期の心の傷(トラウマ)を成人しても抱えている人のことをいいます。アダルトチルドレンには5つのタイプがありますが、周囲の期待どおりに振る舞ったり、自分自身の感情を抑えたりなど生活や人間関係の構築に何らかの障害をきたしていることが多いとされています。

恋愛が困難になることも…?

子供の頃に充分な愛情を得られていない分、大人になってから人とのコミュニケーションに苦手意識があったりや恋愛に対しても一般的な感覚とは少しずれてしまっている人も少なくありません。愛情を得られる機会があると過剰なまでに固執し、愛情を求め過ぎたり、愛情の求め方が歪んでしまったりすることもあるようです。

愛情不足を感じさせない大人の接し方3つ

寂しくて泣く子供をあやす優しい母親

パパやママが子供に対して愛情を持って接しているつもりでも、その接し方によっては、受け手である子供にとって愛情不足にうけとってしまうこともあります。では、子供に愛情不足を感じさせないためには、どのように接すれば良いのでしょうか?また、子供が愛情不足を感じるのはどのようなときなのでしょうか?

子供が欲する愛情を与える

子供が欲する愛情とは、自分の存在を肯定してくれているということをいつも感じて安心することです。そのために、子供の気持ちに寄り添い、理解を示す接し方を心がけるべきなのです。それを伝えるためにはコミュニケーションやスキンシップが大切ですが、具体的には次のようにすると良いでしょう。

●大袈裟なくらい褒めてあげる(頭をよしよししてあげる)
●抱っこや手をつなぐなどのスキンシップ
●甘えるときはとことん甘えさせてあげる
●子供が挑戦するときは黙って見守る(先回りして口出ししない)

過干渉・過保護にならないように

子供のわがまますらもすべて受け入れる過保護や子供が望んでもいないことをやり過ぎてしまう過干渉。過干渉も過保護も、一見どちらも愛情を持ったゆえの行動であるように思いますが、子供にとっては良い影響にはなりません。これこそが親が思う愛情と子供が思う愛情が食い違っている状態ともいえます。

子供が親の過保護や過干渉に慣れてしまうと、自立心が育たず、自発的な行動ではなく褒められるための「偽りの行動」ばかりするようになります。自発的に行動して失敗したときに親の愛情を失うことを恐れているためとも言える行動で、そこには親子の信頼関係は存在せず、親は愛情の名のもとに子を支配しているだけに過ぎないのです。

ゲームやテレビは子供に愛情不足と感じさせる

ゲームやテレビなどの非現実的映像に過剰に接することは、親と子供が直接顔を合わせて現実体験を共有する時間を減らしてしまいます。そのためゲームやテレビに任せる育児では、親子でお互いの気持ちを伝えたり感じたりすることができないので、親からの愛情も子供に伝わりにくいのです。

発達障害や場面緘黙(かんもく)症と愛情不足

絵本を読みながら幼稚園で親の向かえを待つ子供

発達障害とは

発達障害とは生まれつきの特性で、脳の機能の違いが発達に影響し、集団の中で生きにくくなったり等の弊害を伴っている状態のことです。他人との関わり方も独特であり、まれに愛情不足の子供のようなしぐさや行動をすることもありますが、発達障害はあくまで生まれつきであり愛情不足が原因ではありません

場面緘黙症とは

場面緘黙(かんもく)症とは、言葉を話したり理解したりする能力があるにもかかわらず、園や学校などある特定の状況やで話すことができなくなる現象を言います。幼児期に見られ、ひどくなると身体を動かすことさえできない状態(緘動)になることもあります。しかし、場面緘黙症は小児期の不安障害であり、自分が話すところを人に見られたり聞かれたりすることに極度に反応してしまっていると考えられています。

場面緘黙症は、一見愛情不足が原因のように思われていますが、実際はネグレクト(育児放棄)や愛情不足が原因とは限りません。もともと不安を感じやすい傾向があるなど、内向的な気質であることが原因となっているようですよ。

子供の愛情不足と共働き

パパとママが共働きだと、忙しくて子供に接する時間がなく、愛情不足になるのでは…と心配になってしまうひともいるでしょう。しかし、必ずしも時間と愛情は比例するものではなく、たとえば小さい頃から保育園に預けていることが悪影響になるわけではありません。実際に、幼少期の愛情不足が原因とされる不登校を見てみると、保育園に通っていた子の方がなりにくいのです。

保育園に通うことで、小さい頃から早寝早起きの習慣や決まった時間に食事をするという規則正しい生活ができているからであり、この規則正しい生活をすることこそ、パパやママの頑張りであり愛情であると言えるのではないでしょうか?その愛情は子供にもきちんと伝わるものですよ。

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この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪