赤ちゃんを短時間で寝かしつけできる9つの方法とは?
赤ちゃんの寝かしつけの方法を色々と知っていると、育児は心強いものになります。ママやパパにとって寝かしつけは妊娠中の想像以上に大変な大仕事。思い通りに寝てくれないとイライラしたり、自分が先に眠て化粧も落とさず朝を迎えたり…なんてこと。
赤ちゃんの寝かしつけにかかる時間は赤ちゃんの気質だけでなく、ママやパパが上手く寝かせる方法を知っているか否かも影響するので、裏ワザを色々と試して赤ちゃんに合う方法を見つけてあげましょう。
なかなか寝てくれない赤ちゃんに追い詰められた気持ちがフッと楽になる、永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画もお楽しみに。
1添い寝をする
赤ちゃんの寝かしつけを時短できママやパパが楽になるのが、昔から行われてきた添い寝です。誰かが隣でトントンしながら寝てくれると、その温もりを感じた赤ちゃんは安心して眠りにつけます。
赤ちゃんによっては、優しく頭を撫でられたり、眉毛を撫でられたり、耳タブを触られたり、ママの手を赤ちゃんの頬に置くと安心する子もいます。これは保育園でも行われている寝かしつけの方法。
また、逆に赤ちゃんがママの耳に触れたり指をつかんだり、ママの手の匂いを嗅いだりすることで、心地よい眠気が襲ってくる場合もあります。
2毎日同じCDや子守唄などの音楽を聴かせる
赤ちゃんはママが大好き!ママが優しい声で毎日同じ子守唄を歌ってくれたり、赤ちゃんのお気に入りの曲をCDで流してくれると、条件反射のように気分が落ち着いて眠りに入りやすくなります。
また、クルクル回るベッドメリーを見つめながら音楽を聞けば、さらに眠気を誘います。
ただし10ヶ月頃になり乗り物に興味を持つようになったからとノリノリの乗り物ミュージックなどをかけると、逆に興奮して眠れなくなります。
赤ちゃんが寝る音楽の体験談などを参考に、クラシックやオルゴールCDなどのリラックスできる曲をセレクトしましょう。
3抱っこして歩く
赤ちゃんを抱っこしながら歩いてみましょう。泣いている赤ちゃんでも、暫くすると大人しくなり、そのまま眠ってしまいます。
これは 新生児や生後3ヶ月/5ヶ月の頃までの赤ちゃんに、抱っこされた状態で歩くと大人しく寝てしまう輸送反応という本能が備わっているからだと言われています。
輸送本能とは、抱っこして運ばれると赤ちゃんが大人しくなるというもので、親が危険から助け出す手助けになる本能だと考えられています。
敵に追われているときに赤ちゃんが泣いたり暴れたりすると親子共々危険なので、抱っこしたまま歩くと心拍数が下がって気持ちがリラックスし、動きも大人しくなり、いつの間にか眠ってしまうのです。
抱っこしないと寝ない、あるいは抱っこでも寝ない赤ちゃんへのササッと寝かしつける方法として、上手な抱き方や置き方と共に知っておきましょう。
4足ツボマッサージ
赤ちゃんをベッドで横にさせたら、足の裏のツボをマッサージしてあげましょう。
足のかかとには「失眠」という眠くなるツボがあり、マッサージされることで徐々に足が温まり、いつの間にか寝てしまいます。
ひんやりした手でマッサージすると、赤ちゃんがビックリして興奮してしまいますので、マッサージする前には、お湯で手を温めておきましょう。
5お話しをする
赤ちゃんはお腹の中にいる時からママの声を聞いていました。ですから、その声を聞くととっても安心出来るのです。
ママが幸せを感じる話しを、穏やかな口調で話して聞かせてあげましょう。
「赤ちゃんだから分からないでしょ!」と思わずに、その日の楽しかったことや、子供の頃に読んでもらった絵本のお話、パパとの出会い、学生時代の楽しかった思い出など、ママが穏やかな気持ちで話すことで、赤ちゃんもだんだんと深い呼吸になって眠りに入っていきます。
6寝たフリ
8ヶ月頃になると赤ちゃんもしっかり知恵がつき、構って欲しくて寝ずに遊び出すことがあります。ママが絵本を読んでも、パパが抱っこしても、子守唄を歌っても全然効果ナシ…そんな時は思い切って、夫婦で寝たふりをしてみましょう。
部屋を真っ暗にして、添い寝で寝たふりをすることで、初めは上に乗っかってきたり、叩いたりすることもありますが、次第に諦めて寝てくれます。
夜泣きしない子が育つと言われるフランスの子育てでも、簡単に赤ちゃんを抱き上げずに声をかけたりトントンしたりするだけで、早い時期から自分で寝ることを覚えさせます。
7お気に入りの入眠グッズを与える
赤ちゃんの寝かしつけに効果を発揮するのが入眠グッズ。子供によって効果を発揮するものは違いますが、自分にぴったりのグッズを見つけた子は、それさえあれば機嫌よく寝てくれるようになります。
赤ちゃんに人気の入眠グッズ
- タオル
- ガーゼ
- 毛布
- タグ
- オムツ
- おしゃぶり
赤ちゃんが眠くなってきたら、ササッとタグのついたハンドタオルやオムツを渡すと、タグやテープの部分をテロテロと指でいじりだし、そのうち勝手に寝てしまうので試してみましょう。
またママの匂いを嗅ぐと赤ちゃんが安心するので、毛布を洗濯する時に、ママのリンスを一滴入れる人もいます。
8眉間を上から下に優しくでる
保育園の先生の中にも赤ちゃんの寝かしつけにこの方法を使う人がいますが、眉毛と眉毛の間の眉間を上から下に優しく何度も撫でると、赤ちゃんだんだん目が重くなってきて目をつぶります。
ペットの犬や猫もこの方法で目をつぶり、開けてはつぶりでいつの間にかウトウトし始めますが、赤ちゃんの寝かしつけの方法としても効果的なのでお試しあれ。
9抱っこのまま目を合わせずに何かをする
赤ちゃんを刺激せずに寝かしつけると、穏やかな気持ちで眠むりやすくなります。一番の刺激はママやパパの目線なので、赤ちゃんの寝かしつけの際は目を合わせないようにしましょう。
赤ちゃんを抱っこたままパパとお話している間に、いつの間にか寝ていたなんてこともよくあります。
子育て4コマ漫画:意外!?赤ちゃんを早く寝かしつける方法
赤ちゃんの寝かしつけに一番役立つ方法は、安心してリラックスできる状態を作ることです。
赤ちゃんが夜寝てくれない原因を日常からチェックし、「朝起きて夜には寝る」という理想的な生活リズムで成長させてあげることはとても大切です。
赤ちゃんが安心してぐっすり寝られるように、またママもパパもそのまま寝てしまってもいいように、入浴や食事、歯磨きなどは先に済ませて、慌てず焦らずゆったりとした気持ちで寝かしつけをしてみましょう。