赤ちゃん/新生児の寝かしつけに関する記事

【赤ちゃん寝かしつけ】いつまで続くの?背中スイッチ対策とぐっすり眠るコツ

【赤ちゃん寝かしつけ】いつまで続くの?背中スイッチ対策とぐっすり眠るコツ

赤ちゃんがすんなり眠りにつくための「入眠儀式」の作り方や、オルゴール・おしゃぶりなどの便利アイテムの賢い活用法を解説。睡眠サイクルの違いなど、発達の観点から赤ちゃんの睡眠のメカニズムを紐解きます。

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【赤ちゃん寝かしつけ】いつまで?コツや便利アイテムとは

赤ちゃんは眠っているときが一番かわいいと思うママも多いのではないでしょうか。スヤスヤと眠る赤ちゃんの寝顔には癒されますし、寝ている間はママが家事を進めたり、ホッと一息つける貴重な時間でもあります。ですが、そんな思いとは裏腹に、赤ちゃんはなかなか思い通りに寝てくれないのが現実です。毎晩の長時間の抱っこや寝ぐずりに、疲労困憊しているママも多いことでしょう。

そこで今回は、毎日寝かしつけに悪戦苦闘するママの負担を少しでも軽くできるよう、赤ちゃんの睡眠のメカニズムと具体的な寝かしつけのコツについて詳しくご紹介します。

赤ちゃんがなかなか寝ないのはどうして?

大人でも「疲れているのになぜか寝つけない」という日がありますよね。赤ちゃんも同じで、なかなか寝ないのには必ず理由があります。お腹のすき具合や肌の不快感、あるいは寝室の環境など、何らかのサインを発信していることが多いのです。

赤ちゃんが寝ない理由はさまざまですが、主に以下のような原因が考えられます。「どうしても赤ちゃんが寝てくれない!」というときは、これらの原因を一つひとつ確認し、取り除いてあげることで、安心してぐっすり眠ってくれるかもしれません。

  1. お腹が空いている。
  2. おむつが濡れていて気持ち悪い。
  3. 肌に不快感(オムツまわりのムレや汗のべたつきなど)がある。
  4. 日中ずっとお留守番などで、ママとのスキンシップが不足している。
  5. 日中の活動量(外の空気や遊び)が足りず、体力が余っている。
  6. 生活リズムが不規則(朝起きる時間が遅いなど)。
  7. 寝室の温度や湿度が適切でない(夏は26~28度、冬は18~23度、湿度は40~60%が目安)。
  8. 寝室が明るい(テレビの光やスマホのブルーライトも含む)。

また、単純に「眠たくないから寝ない!」という場合もあります。お昼寝が夕方までずれ込んでいなかったか、寝る直前までパパと激しく遊んで興奮していなかったかなど、直前の過ごし方を振り返ってみましょう。赤ちゃんも大人と同じように、直前に神経が興奮している状態ではスムーズに眠りにつくことができません。

発達の背景:赤ちゃんと大人の「睡眠サイクル」の違い

大人の睡眠は、深い眠り(ノンレム睡眠)が大部分を占めますが、赤ちゃんは脳を発達させるために、浅い眠り(レム睡眠)の割合が大人よりもずっと多くなっています。そのため、ちょっとした物音や不快感で簡単に目を覚ましてしまうのは、脳が順調に成長している証拠でもあるのです。

どうしたらすぐに寝てくれる?赤ちゃんの寝かしつけのコツ

不快感を取り除いたり、室内の環境を整えたりしても、やはり思うように寝てくれないことがあります。そこで、赤ちゃんが自然と眠りに落ちるような「寝かしつけのコツ」を知って取り入れることが大切です。まずは基本的なステップとして、赤ちゃんの生活リズムを整えることから始めてみましょう。

規則正しい生活を心がける

赤ちゃんがいると、夜中の授乳や夜泣き対応によって、どうしても朝起きるのが遅くなる家庭も多いのではないでしょうか。しかし、朝すっきり起きられないのであれば、夜も早く寝てくれなくて当たり前です。

赤ちゃんにとっても規則正しい生活は成長の土台となりますが、それはママにとっても同じです。寝不足のママも、朝にだらだらと寝るよりは、夜赤ちゃんを早く寝かせていっしょに寝てしまう方が、結果的に疲労が回復しやすくなります。

規則正しい生活に切り替える方法
朝日の射す部屋で背伸びする女性

朝起きたら、まずはカーテンを開け、部屋のなかに太陽の光を入れましょう。朝日を浴びることは体内時計をリセットし、「今は朝だ」と体に教えるためにとても重要です。

また、食事の時間やお風呂の時間をなるべく毎日同じタイミングにすることで、赤ちゃんも「次は何をする時間か」が予測できるようになり、夜の睡眠へと向かう生活リズムが自然と整っていきます。

入眠パターン(ルーティン)をつくる

大人でも、あたたかい飲み物を飲む、読書をするなど、「これをすると眠くなる」という寝る前の習慣がある人は多いですよね。赤ちゃんにも同様で、寝る前に特定の行動を繰り返す「入眠儀式(ルーティン)」を作ることで、脳がスムーズにおやすみモードに切り替わります。

「お風呂に入る→部屋を暗くする→絵本を1冊読む→おやすみのハグをする」など、毎日同じ順番で続けることで、「これをしたらもう寝る時間だ」と赤ちゃんがインプットしてくれます。入眠パターンができあがると、ママの寝かしつけが格段に楽になりますよ。

赤ちゃんが眠い時を見計らう!眠くなったサインとは?
眠たげな赤ちゃん

赤ちゃんが眠くてウトウトしている「ベストなタイミング」を見計らって寝かしつけを始めることが、ママの負担軽減の大きなカギです。

こうなったら寝かしつけよう!赤ちゃんが眠いときのサインとは?

  • 目をつむったままぐずぐず泣く。
  • ママの服や布団に顔をこすりつける。
  • 目をこすったり、目がトロンとしてきたりする。
  • 手や足がポカポカとあたたかくなる。
  • あくびを連発する。

赤ちゃんの寝かしつけ時間を短縮できる記事

寝かしつけに役立つアイテムも取り入れよう!

ママが生活リズムを整え、寝かしつけのコツを実践しても、まだまだ手ごわい赤ちゃんもいます。「もう無理!」と限界を迎える前に、便利アイテム(文明の利器)に頼るのも立派な育児スキルです。ママが少しでもラクになるのなら、上手に取り入れていきましょう。

オルゴール音や胎内音CD

何をやっても寝ないときは、寝室を静かに暗くして、オルゴール音や「ホワイトノイズ(テレビの砂嵐のような音)」、胎内音のCDやスマホアプリの音を流してみましょう。お腹の中で聞いていた音に似ているため、安心感に包まれていつの間にかスヤスヤ…という赤ちゃんも多いです。

ゆったりとしたオルゴール音はママ自身のリラックス効果も高めるため、寝ぐずりする赤ちゃんにイライラしそうになったときのクールダウン用としてもおすすめです。

おしゃぶり

生後間もない赤ちゃんは「吸う」という行為(吸啜反射)そのものに安心感を覚えます。そのため、おしゃぶりをくわえさせているうちにスヤスヤと寝入る子もいます。

母乳で育てているママには、いわゆる「添い乳」で寝かせる方も多いですが、おしゃぶりを活用することで「ママのおっぱいがないと絶対に寝られない」という状況を防ぎやすくなり、パパや他の人に寝かしつけをバトンタッチしやすくなるというメリットもあります。長時間の使用には注意しつつ、入眠時のサポートアイテムとして上手に活用しましょう。

お人形やぬいぐるみ(移行対象)

赤ちゃんが日頃から愛用しているタオルやお気に入りのぬいぐるみを持たせて寝かせるのも良いでしょう。心理学ではこれを「移行対象(ブランケット症候群などとも呼ばれます)」といい、ママがいなくても、自分の匂いが染みついた柔らかいアイテムを握りしめることで、ママと一緒にいるような安心感を得て自力で眠りにつくための大切なサポート役になってくれます。

寝かしつけに時間がかかり過ぎ?みんなの寝かしつけにかかる時間

赤ちゃんを寝かしつけるのに毎日30分もかかる」と悩んでいるあなた!

実は、1時間以上抱っこして歩き回っているママも決して珍しくありません。「自分だけ寝かしつけが下手なのでは」と落ち込んでいる人も少なくありませんが、どこの家庭のママも寝かしつけには相当な時間を奪われ、苦労しているのです。

マリー
26歳

A長期戦を覚悟して挑む毎日

眠そうにぐずぐずし始めてから、抱っこしてもなかなか寝ない毎日。一時間ずっと抱っこしっぱなしなんてことも当たり前。最初は「なんで寝てくれないの?」とイライラしていましたが、今ではそんな状態にも慣れてきて、今夜も抱っこの長期戦を覚悟で挑む次第です。なかなか寝ないのも、この子の個性かなって思います。

ママのイライラは逆効果!焦りは赤ちゃんに伝播します

寝かしつけに1時間以上もかかってしまうと、「いい加減にして!早く寝てよ!」と限界を感じますよね。でも、ママのイライラしたり焦ったりする気持ちや体の緊張は、抱っこしている腕を通して赤ちゃんにダイレクトに伝わります。すると赤ちゃんも不安になり、ますます神経が高ぶって寝てくれないという悪循環になりかねません。

「すぐに寝てくれないのは仕方がないこと」「いつかは絶対に寝る」と腹をくくり、深呼吸をして大らかな気持ちで構えることが、実は一番の近道だったりします。

色々なコツを日替わりで実験的に試しながら、「今日はこのオルゴール作戦を試すぞ!」とゲーム感覚で寝かしつけを行うことで、前向きに寝ぐずりと向き合えるようになりますよ。

抱っこで寝かしても置くと起きてしまう「背中スイッチ」の悩み

一時間近くゆらゆら抱っこしてやっと寝てくれたのに、布団に置いた途端に「パチッ!」と目を開けて「えーん!」。この絶望感、ママなら一度は味わったことがあるはずです。

いわゆる「背中スイッチ」と呼ばれるこの現象に悩むママのために、起こさないようにして赤ちゃんを布団に置くコツなどを紹介します。

抱っこで寝かしつけはいつまで続くの?

ママに抱っこされて眠る赤ちゃん

もちろん個人差はありますが、抱っこでの寝かしつけがメインなのは、生後10カ月くらいまでというママが多いようです。生後10ヵ月を超えると体重も8〜10kg前後と重くなってきますから、長く抱っこしていること自体が物理的に辛くなるため、自然とトントンや添い寝での寝かしつけへと移行していくご家庭が増えます。

赤ちゃんの方も寝返りやハイハイができるようになり、自分の体を自由に動かせる時期が来ると、「抱っこで固定されるより、自分の好きな体勢(うつ伏せや大の字など)で自由に寝たい」と思うようになってきます。

置くと起きてしまうのはなぜ?(背中スイッチの正体)

ママの胸の中は、あたたかくて柔らかく、赤ちゃんにとって何よりの安定剤です。

そのため、布団に置かれる瞬間に「体が離れる温度差」「背中が平らになる姿勢の変化」を察知し、強い違和感を持って起きてしまうのです。また、赤ちゃんには体がビクッと反応する「モロー反射」という生まれつきの反射があるため、体が宙に浮く感覚(落下感)を感じると驚いて目を覚ましてしまいます。

起こさずに置くコツとは?

赤ちゃんを起こさずに布団に置くには、抱っこの状態と布団の状態の「ギャップ(温度差・姿勢差)」を極力なくすことが必要です。次のようなことを取り入れることで、背中スイッチの発動を防ぎやすくなります。

  • お尻からそっと着地させる:頭から下ろすと落下感を感じやすいため、必ず「お尻→背中→頭」の順番でゆっくり下ろします。
  • ママのぬくもりを残す:布団に置いた後も、すぐに手を離さず、赤ちゃんの胸やお腹にママの両手をピタッと数分間密着させ、安心感を持続させます。
  • おくるみを活用する:あらかじめおくるみ(スワドル)などで少しきつめにくるんだ状態で抱っこし、そのまま布団に置くと、モロー反射を防ぎ姿勢の変化を感じにくくなります。
「寝た!」と思っても、すぐに布団に置かない!!

赤ちゃんが目を閉じた瞬間に布団に置いてしまうと、まだ眠りが浅いため確実に起きてしまいます。腕や腰が痛くて焦ってしまうところではありますが、「急がば回れ」の精神で、完全に熟睡するのを待ってから布団に下ろしてあげましょう。

赤ちゃんが熟睡している状態(下ろしてOKのサイン)

  • 抱っこしている腕から、手足がダランと完全に脱力して落ちている。
  • まぶたの下の眼球がキョロキョロ動いていない。
  • 呼吸が規則的で、深く一定のリズムになっている。
  • 軽く腕を持ち上げてパッと離しても、ビクッとせずダランと落ちる。

目安として、目を閉じてから15〜20分程度待つと、深い眠りに到達しやすいと言われています。

よくある質問(FAQ)

よくある質問 考え方と対応のヒント
パパが抱っこすると大泣きして絶対に寝てくれません パパはママと匂いや抱っこの密着感が違うため、最初は赤ちゃんも戸惑います。まずはママの匂いがついたタオルをパパの肩にかけて抱っこしてみたり、休日のお昼寝などママの心に余裕がある時間帯から少しずつパパの寝かしつけに慣らしていくのがコツです。
入眠儀式(ルーティン)はいつ頃から始めればいいですか? 昼夜の区別がつき始める「生後3〜4ヶ月頃」から始めるのがおすすめです。最初は「部屋を暗くしてトントンする」など簡単なことからで構いません。毎日同じ時間に繰り返すことが何より重要です。