【共働き子育て成功術】激務ママのための時間管理・家事時短戦略と子どもの自己肯定感を高める教育法
共働きで子育てしているママは、時間管理の難しさや子どもの寂しさへの心配を抱えながら、毎日奮闘されているのではないでしょうか。
確かに、共働きは「とにかく時間がない」という大きな課題を伴います。しかし、経済的な余裕ができたり、仕事のやりがいから精神面でも張りのある生活が送れたりというメリットがあるのも事実です。共働きを成功させるには、家事・育児の「効率化」と「非効率化(子どもとの密な時間)」の両立が鍵となります。
世の中の共働き夫婦が実際に行っている、子どもと過ごすための時間を上手に作る「時短戦略」と、共働きの子育てだからこそできる「非認知能力を育む教育法」について、具体的に覗いてみましょう。
猫の手も借りる!家事の「外部化」と「効率化」戦略
共働きで子育てもしているママの多くは、「1日25時間あればいいのに」と何度も思ったことでしょう。子どもに与えるべき健全な環境を整えつつ、子どもと過ごす時間を捻出するのは、フルタイム勤務のママには特に至難の業です。
しかし、「すべての家事を完璧にこなさなければならない」という固定観念を打破し、割り切ってしまうことで、家事の時間は意外と節約できます。目的達成へのアプローチ方法は色々あるのですから、今手に入れるべき「子どもとの時間」や「自分の休息時間」という結果に着目し、アプローチへのこだわりから解放されましょう。
ネットスーパー・ミールキット活用!買い物と献立作成の時短
保育園への子どもの送り迎えや仕事で、とにかく買い物に行く時間がない。そんなママは迷わずネットスーパーや食材宅配サービスを活用しましょう。注文が混み合っていなければ、注文したその日の配達が可能になることもあります。
お水やお米など重たいものも玄関まで持って来てくれるというメリットは非常に大きいです。また、ミールキットやカット済み野菜の利用、無洗米を頼むことで、献立を考える時間や食材の下ごしらえの時間を大幅に節約でき、疲れた日には手抜きができちゃいます。
高機能家電活用!寝てる間・留守中に家事を終わらせる
高額で贅沢に思える高機能家電ですが、活躍年数(例えば5〜7年)を考えると、一日に負担する額はわずかな投資です。これで「ゆとり時間」が買えるなら、むしろ「時間投資」であり、高い買い物とは言えないかもしれません。共働き世帯にとって、時間と心の余裕は最も価値のあるものです。
- 自動掃除機(ロボット掃除機):ボタン操作で部屋中お掃除しておいてくれます。終われば勝手に充電しに戻るスグレモノ。留守中や就寝中に稼働させましょう。
- 食洗機:汚れた食器を入れておくだけで、スイッチひとつでピカピカに仕上げてくれます。朝食後、夕食後に自由な時間が増えます。手荒れ防止にもなります。
- 洗濯乾燥機(ドラム式):洗濯物を外に干す手間いらずです。完全に乾かせばそのまま収納もOKとなり、天候に左右されないため、家事のストレスが大幅に軽減します。
- 自動調理鍋(電気圧力鍋、ホットクックなど):食材と調味料をセットするだけで、煮込み料理などが自動で完成します。調理中は火加減を見る必要がないため、「ながら家事」や「育児」に時間を使えます。
簡単レシピ活用で調理時間も短縮!
時間がないゆえに料理も適当、メニューもワンパターンになりがちです。そんな時はネットの検索ワードに「炊飯器 簡単レシピ」など「簡単」「時短」の一言を付け加えてみましょう。
「簡単」を加えて検索できる時短調理法
- ご飯を炊くついでに炊飯器に入れておくだけでもう一品完成する同時調理
- 圧力鍋や自動調理鍋で放って置くだけの煮込み料理
- 電子レンジを活用した楽々蒸し料理や下ごしらえ
- 休日にまとめて食材をカット・下味をつけて、平日焼くだけの作り置き(下ごしらえ)
- フライパン一つで出来る同時調理やワンプレートメニュー
また、1分前後で見られるレシピアプリの「DELISH KITCHEN(デリッシュキッチン)」「クラシル」などを使用するのもおすすめです。簡単なのに豪華なアイデアレシピや冷蔵庫にあるもので作れるレシピを短時間にたくさん見つけられ、面倒なご飯支度のモチベーションアップにも役立ちますので、パパにも積極的に教えてあげましょう。
共働きだからこそできる!子どもの「非認知能力」を育む教育法
共働きで子どもの側にいる時間が短いことに罪悪感を感じる必要はありません。共働き世帯の増加により、仕事と家庭生活の両立は現代の社会構造の変化とともに当たり前の時代になっています。共働きのパパママは、将来、労働力が不足し多様な生き方が求められる時代を生きていく子どもたちのロールモデルとなれるのです。
共働きに欠かせない基本といえば、何と言ってもパパとママの協力体制です。夫婦で家事や育児のタスクを話し合い、負担の偏りをなくすことはできます。そこからさらにちょこっと工夫すれば、いつだって子どもとの時間は作れます。パパママが仕事をもっていても、子どもとたくさん遊ぶことはできるのです。
両親が一生懸命働く背中を見せられることは、子どもに「生きるためには働くことの意味」や「家族や社会のために、ママやパパが毎日頑張っている」ということを、言葉ではなく肌で感じさせられる理想的な環境です。これは、学力(認知能力)だけでなく、自立心や協調性(非認知能力)を育む上で非常に重要です。
子どもに積極的にお手伝いしてもらいましょう
子どもが小さいうちから、なんでもいいのでお手伝いさせましょう。小さなことで構いません。また自分のことも積極的にさせましょう。そして必ず「助かるわ」「ありがとう」「○○ちゃんのお蔭で早く終わったよ」などと、感謝の言葉を伝えましょう。
子どもが自立するために一番大切とも言える「自己肯定感」は、勉強やスポーツができることを褒められるよりも、努力を認められ、社会や家族の役に立つ喜びを感じられた時により育ちます。共働きで時間がないからこそ、子どもが家事の一部を担うことで、家族の一員としての役割と責任感を自然と学べるのです。
初めは上手くできなかったり、時間がかかったりしますが、大切なのは完璧な成功ではありません。それは保育園や学校で教えますので、どんなに失敗してもママはやる気を感謝し、褒めましょう。
甘えたら「最優先」で手伝ってあげましょう
幼児期や入学当初は精神的に不安定になると、ママに甘えて自分のことを手伝わせようとします。それこそ子どもと密な時間を作るチャンスと捉えましょう。手伝ってあげましょう。そして忙しいときには引きつると思いますが、頑張って笑顔を見せましょう。ただし、動きはセカセカと効率を意識してください。
「えっ余計忙しくなる」と思うママ、ここで甘えさせることで、逆に「ママが忙しくても自分を大切にしてくれた」と安心感を持ち、結果的に自立が早くなります。これは愛着形成において非常に重要な要素です。
子どもはママが大切という思いと、自分の欲求の間で揺れ動いて成長していきます。その中でママが、どんなに忙しくても「あなたが一番大切よ!」というメッセージを送ることで、「ぼく(わたし)も、ママのような優しい立派な社会人になりたい」と心に刻んで成長していきます。
周囲に「助けを求められる力」も大切な教育です
困った時は助けを求めましょう。パパや実家、ファミリーサポートセンターや家事代行サービスなどに助けを求めることは、共働きママの余裕と笑顔を増やします。周囲に助けられ、感謝を伝え、一人ではなくみんなのお蔭で生きていける姿を見せることは、子育てにもとても大切です。
近年、周囲との関わりを避け、困っていても助けを求められない若者が増えているという社会的な課題があります。親が、「困った時は適切な相手に助けを求め、感謝を伝える」という社会人としての振る舞いを見せることは、子どもに協調性や問題解決能力といった非認知能力を育む上で重要な教育になります。
親の教育は、手をかけ時間をかけることだけではありません。家庭人、社会人として立派な姿をみせることも、大切な教育なのです。胸を張って、仕事と家事・子育ての両立を成功させましょう。








