すれちがいは当たり前?共働き夫婦が夫婦円満でいるためのコツ
生活の多様化により女性の社会進出が進み、結婚後も結婚前と同様の生活スタイルで過ごす女性が増えています。それとともに深刻な社会問題となっているのが、夫婦の離婚。
現在日本の離婚率は30%代をキープしており、結婚したカップルの3組に1組が離婚をするという計算になります。
この急激な離婚増に拍車をかける原因の一つが、夫婦共働き世帯の増加と言われています。
そこでこちらでは、夫婦円満のために心掛けてもらいたい共働き夫婦のハッピー心得術をご紹介いたします。
目指せ夫婦円満!共働き夫婦仲良しテクニック7つ
従来の女性が家事育児全般を行い、男性が収入全般を担うという考え方のまま共働き夫婦になると、男性より女性の方が先に参ってしまい「離婚」という決断をせざるを得ない状況に陥ります。
若いうちは情熱だけで乗り切れた女性も、子供を出産し育児という仕事がプラスされ、知らぬ間に体力が衰えてくる中年期に差し掛かるとさすがに耐えられなくなってきますので、お互い考え方に柔軟性がある若いうちにしっかりと話し合い、共働き夫婦でも楽しく生活できるスタイルを身につけておきましょう。
1相手の仕事をお互いに理解し合う
共働きの夫婦には、お互いが働く理由を納得し、相手の価値観を尊重することが大事です。そのためには自分ひとりが頑張るのではなく、十分な話し合いが必要です。
- 豊かな生活をしたい
- キャリアを積んで自立した女性でいたい
- 将来生まれてくる子供に、働くことの尊さを教えたい
上記のような理由をはじめ、様々な理由で女性は共働きを選びます。
経済的理由であっても、夫が家計の状況をきちんと把握していないために、納得してもらえない場合もあるでしょう。
また、ライフスタイルとして働くことを望んだ場合、「経済的に働く必要がないのだから、家事と子育てをして家庭を守って欲しい」という男性もまだまだ沢山います。
仕事と家庭を両立するためには、きちんと話合うことが大切
夫から仕事をすることを納得してもらえずに諦めてしまったり、夫に不満をぶつけてしまったりしては、夫婦円満でいることは難しくなります。
結婚の本質は、共同で生活をすることによって自分にないものを補い合い、より良い生活を送ろうというもの。
結婚したことで自分ばかりに負担がかかったり、生活に不満が募ってしまったりするのでは、結婚した意味がない!と感じるようになってしまう可能性があります。
自分の気持ちを夫にも理解してもらい、妻が働くことをなぜ夫が嫌がっているか、夫の気持ちを理解することが、お互い安心できる家庭を築く一歩に繋がるでしょう。
何を話し合う?穏やかに話し合うには?
自分から夫の意思を理解し、尊重した上で話し合うことが大切です。
毎日仕事をして、疲れて帰ってきているのですから、「帰った時くらいゆっくりしたい・安らぎたい」という気持ちは、多くの男性が持っています。
そのことをしっかり理解して労う気持ちを持っていれば、自然と言葉や態度が柔らかくなるでしょう。
すると夫も、素直に話し合いをする気持ちを持ち、妻を理解し、尊重しようと努力しやすくなるはずです。
もちろん、話し合いはあらかじめ「大事な話があるんだけどいつがいい?」などとアポをとっておくことをおすすめします。
男性は急に「話がある」と言っても、TVを見ていたりすると話し合いに応じない傾向があるのです。
夫婦円満でいるために話し合いたいこと
- それぞれの得る収入額とマネープラン
- 家事の分担
- 将来的な育児やワークプラン
2仕事する自分に誇りを持つ
仕事をしている自分に誇りをもつことで、女性はもっともっと輝きます。
自信を持つことで、パートナーを思いやる余裕も生まれるでしょうし、イキイキと働いているあなたにさらなる魅力を感じるでしょう。
「私が仕事を辞めて家事をすれば、もっと生活が楽になるのかな…。」なんて、ネガティブな考え方をする必要はありません。
共働きであるマイナス面ではなく、良い面に目を向けてみましょう。
自分を褒めてあげよう!
「男子厨房に入らず」という意識は大分薄れてきましたが、まだまだ日本の社会の中で女性が家事労働を負担する割合は大きいです。
「自分ばかり」と不満を持つのではなく、仕事と家事を両立している自分を褒めてあげることも大切でしょう。
不満を持ってばかりいると、相手に素直に頼れなかったり、相手にグチや嫌味を言ってしまったりすることもあり、夫婦の関係に悪影響を及ぼします。
自分に誇りを持つとどう変わる?
- 自分に自信がもて、前向きになれる
- 生活にハリがでる
- 夫を思いやる余裕が生まれる
- ストレスが減り、アンチエイジング効果が期待できる
3夫婦で家事や育児を楽しむ
共働き夫婦がすれ違わないためには、夫婦がバランスよく家事を分担することが大切!
「相手が楽ばっかりしている…」
こういった家事の不満、パートナーへの不満が蓄積すると、深刻な危機をまねきかねません。
どうせこなさなくてはいけない家事なのですから、夫婦で家事を楽しみましょう。
例えば…
- 創作料理を作って互いに品評会をする
- 短時間で掃除を済ませる記録を競い合う
- 効率のよい家事のアイディアを出し合い、よいアイディアを出した場合はプレゼントをもらえるイベントにする など
このように家事に前向きに取り組メル工夫をすることで夫婦ともに生活が楽しくなり、夫婦のすれ違いもなくなっていきます。
上手な家事負担のバランス作り
- 家事を完全に分担せず、必要に応じて相手を手伝う柔軟性をもたせる
- お互いに得意な家事を負担しあう
- 手抜きをしても気にしない♪ゆる家事を心掛ける
- 夫のした家事について、不平・不満は言わない
- 夫が家事をしている時は、自分も一緒に家事をする
- 感謝の気持ちは、その都度言葉に出して伝える
4「ありがとう」の気持ちを大切に
忙しい共働き世帯が失いがちなのは心の余裕。生活に追われず心に余裕を持たせる秘訣は、喜びの心を大事にすることです。
夫への感謝の気持ちを、積極的に言葉に出して伝えることで、良い効果が得られるでしょう。
夫に何かをやってもらったら、素直に「ありがとう」「嬉しい」「美味しい」などの言葉を返しましょう。
きちんと言葉にして伝えることで、不思議とお互いの気持ちが穏やかになっていきます。
「おはよう」「おかえり」など挨拶も必ず!
夫婦間の挨拶はとても大切なコミュニケーションです。「おはよう」「お帰りなさい」などの日常の挨拶に手を抜かず、共働き夫婦の良い関係を維持するように心掛けましょう。
「挨拶くらいちゃんとしてる」と思っている夫婦が多いですが、できていない夫婦が意外に多いようです。
夫がちっとも挨拶や感謝の気持ちを言わない場合は、あなたから先に言うようにしましょう。
人間は相手の行動を自然と真似したくなると、脳科学でも言われています。
以前CMでも金子みすゞさんのこんな詩が話題になりましたよね。
「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと 「馬鹿」っていう。
「もう遊ばない」っていうと 「遊ばない」っていう。
そうして、あとで さみしくなって、
「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、 いいえ、誰でも。
引用先:金子みすず記念館
5相手に依存しない
「親しき仲にも礼儀あり」というように、たとえ夫婦であっても越えてはいけない一線というものは必ずあります。
お互いの協力が不可欠な共働き夫婦であることを選ぶのなら、相手に甘えすぎず、自分の足でシッカリと立つ、自分の自立する姿をイメージしましょう。
夫婦生活にとって怖いのは、相手への慣れと倦怠感
恋人同士だった頃は、お互いに遠慮して譲り合ったり、許し合えたりしていたのに…
結婚して夫婦となった途端、「関係が変わってしまった」「ケンカが多くなった」という夫婦も少なくないようです。
これは、「この人だったら、ここまでしても関係が修復できる」という安心感からくる甘え以外の何物でもないでしょう。
話し合って、譲り合える関係が理想的ですし、たまには恋人同士の頃のようにお互いの気持ちをリフレッシュさせることで、仕事をしながらも夫との良い関係を維持することができるでしょう。
気持ちをリフレッシュさせる方法
- 休日は一緒に外出してデートを楽しむ
- 結婚記念日などの二人の記念日やイベントを大切にする
- たまにメールや手紙などでやり取りをする
6夫婦で食卓を囲むことを習慣にしましょう
共働き夫婦は、それぞれ仕事の拘束時間が違うので、食卓を一緒に囲む機会が減ってしまう場合もあります。
食事は食べるだけでなく、会話を楽しむ家庭のコミュニケーションの要ともいえる場です。会話をしながら楽しく食べることで、食事も美味しくなります。
共働き夫婦だからこそ、一緒に食卓を囲んでコミュニケーションを積極的に取ることで、夫婦のすれちがいを格段に減らすことができるでしょう。
相手の帰りが遅かったら!?
もちろん、夫の仕事が遅いこともあるでしょう。食事の時間が合わないなら、先に食事を済ませても仕方ないでしょう。
ただし、夫が帰宅をして食事をするときには、自分も一緒に食卓に着くことが大事です。そして、夫へご飯をよそってあげたり、お茶を入れてあげたり、「お疲れ様今日はどうだった?」と夫のその日の様子聞いたり…そんな優しい気遣いをアピールしてみましょう。
自分は先に済ませたからと、夫が一人きりで食べることにはならないようにしましょう。
7完璧を追求しないようにしましょう
もしあなたが基本的にマジメで、自分を頑張り屋さんだと思ったり、人からそのように言われることがあったら、自分にも夫にも完璧を求めすぎないことが大切です。
頑張り屋さんの女性の多くは、能力も高く、なんでもそつなくこなせますが、ストレスも溜めてしまいがちです。また、たとえストレスを感じても、なかなか相手に協力や助けを求められずに、一人で抱えてしまうことが多いようです。
その結果、体調を崩しってしまったり、溜まったストレスを夫にぶつけて、夫婦関係の悪化も招きかねません。
完璧を求めない家事の仕方
- 買い出しは週末に、夫婦そろってまとめ買いをする
- 夫婦で週末に調理をし、料理のストックをする
- 多少のホコリには目をつぶり、掃除機かけは週末だけにする など