子供の音痴を直す方法に関する記事

音痴を直す方法10選!子供の歌がグングン上手くなる直し方

音痴を直す方法10選!子供の歌がグングン上手くなる直し方

子供の音痴を直す方法をご紹介します。かわいいわが子が音痴だったらカラオケ嫌いの大人になる前に直してあげたいですよね。音痴は簡単なトレーニングで直ります。ママと一緒に楽しみながら音感を鍛え、気になる音痴を直していきましょう。

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音痴を直す方法~子供の音感を良くするソルフェージュ

お遊戯会や発表会などで、子供たちが一生懸命歌う姿はとてもかわいらしいものです。言葉を話し始め、歌まで歌えるようになる我が子の成長に感動を覚える一方で、「あれ?うちの子、少し音程がずれているかも…」「他の子は上手に歌っているのに…もしかして音痴なの?」と不安を感じたことはありませんか。

子供だから多少音程が外れていても、元気に歌っていれば問題ありませんが、大人になってからも音程が不安定だと困ることがあります。小学校中学年くらいからは、自分でも音程が不安定だと認識できるようになるようです。できればコンプレックスにならないように、小さいうちに直してあげたいと思うママも多いでしょう。音感はトレーニングによって改善できるものですので、ママも一緒に楽しく練習を始めてみましょう。

音痴とは

楽譜と風船

一般的に音痴とは、音程やリズムを正確に把握したり表現したりすることが難しい状態を指します。大きく分けて、音程が合わない音程音痴、リズムが取れないリズム音痴などがあります。その原因は主に二つに分類されます。

  • 感覚性の問題(聴取能力): そもそも正しい音程やリズムを正確に聞き取れていない、または認識できていない場合。
  • 運動性の問題(発声能力): 正しい音程を聞き取れているのに、声帯や体の使い方(発声)が未熟なために、正しい音を発することができない場合。

特に運動性の問題による音痴は、発声や聴覚のトレーニングによって比較的改善しやすいとされています。

音痴は遺伝しない

かつては音痴が遺伝すると考えられていたこともありますが、現在では、音感の獲得には生育環境が大きく影響すると考えられています。普段から良質な音楽に触れている子供は、自然と音楽に興味を持つようになります。そしてたくさんの音楽を聴いたり、歌ったりしながら音感やリズム感を覚えていくのです。子供が歌うことを楽しいと思える環境づくりがとても大切になります。

小さいうちは音程が不安定で当たり前

上手に歌えないという子は、声をコントロールする声帯と自分の声を正確に聞き取る聴力(聴覚)が未発達であることが主な原因になっていることがほとんどです。聴覚は、幼児期にはまだ未完成な状態です。また、声帯も子供の成長の中でも比較的発達が遅く、個人差も大きい部分です。聴覚も声帯も未完成なのですから、小さいうちは上手に歌えなくて当たり前だと考えてよいでしょう。

音痴を直す方法10選

歌っている女の子

小さいうちは音程が不安定でも心配しすぎる必要はありませんが、そのままにしておくと改善の機会を逃してしまうかもしれません。人前で歌う機会がある時に困らないように、できるだけ子供のうちに音感を育ててあげたいと思うのが親心です。歌が上手になるための、特におすすめのトレーニング方法をご紹介します。簡単にできるので、ぜひチェックしてみてください。

1.「音痴だよ」と言ってはいけない

誰だって「音痴だね」と言われるといい気分はしませんよね。子供の場合は、コンプレックスになるほど傷つくこともあります。人に音痴と言われたことで、人前で歌うことが恥ずかしくなり、だんだん歌うこと自体が嫌いになり、音楽というもの自体が苦手になってしまうこともあります。音楽が苦手な子が急に歌が上手になるはずはありません。下手でもいいから音楽は楽しいものだと子供に分かってもらうためにも、決して「音痴だよ」と言ってはいけません。

2.良い音楽をたくさん聴く

とにかく良い音楽をたくさん聞かせてあげましょう。「良い歌」とは、クラシック音楽などに限定する必要はありません。子供が大好きな「おかあさんといっしょ」などでよく流れている曲や童謡など、楽しく歌える曲がおすすめです。たくさん聴いているうちに、音楽が好きになり、音楽を聴くことや歌うことが楽しくなってきます。これが音痴克服の第一歩です。

3.ママと一緒に歌う

ニワトリとヒヨコのイラスト

音痴克服には、音楽を楽しいと思えることが必要不可欠です。子供はママが大好きです。大好きなママと一緒なら、たとえ苦手な音楽でも楽しめちゃうものです。童謡など子供の好きな歌を中心に歌いましょう。教えるというよりは、遊びの延長のイメージで気楽に行いましょう。ママも楽しんでいることがとても大切です。

4.踊りながら歌う

踊りながら歌うなんて難易度が高すぎると感じるかもしれませんが、最初からうまくやろうとする必要はありません。とにかく楽しくやってみましょう。踊りも複雑なものではなく、最初は手拍子をポンポンとたたくような単調なものからでかまいません。踊りながら楽しく歌うことでリズム感が養われるので、テンポがうまく合わないという子供には特におすすめの方法です。

5.自分の歌声を注意して聴いてみる

たいていの人は、歌いながら自分の声の音程を無意識に調整しています。しかし、音程が不安定な人は、自分が発した音が正しい音程なのかどうかを自分で確認できていないことが多いのです。自分が発した音を意識して聴く練習をしましょう。耳を優しくふさいで歌ってみると、外部の音が遮断され、自分の歌がずれているということに気づきやすくなるので試してみてください。

6.自分の歌声を録音し聴いてみる

小さいうちは必要ないかもしれませんが、小学校中学年にもなると、自分でも音程が不安定なことに気が付き始めます。その頃までには一度、自分の声を客観的に聴かせてあげてもいいかもしれません。ただ、場合によってはがっかりしてコンプレックスになることもあるので、子供の様子をみながら試し、必ずフォローしながら進めていきましょう。

7.ハミングで歌う

ハミングが歌の練習に効果的な理由は、歌詞の事を考えず、音程とリズムに集中することができるからです。歌詞を考えなくていいというだけで負担がとても軽減されますので、ハミングだとうまく歌えるという子供もいます。うまくハミングできるようになると気持ちよくなり、つい知らない間にハミングしていた!ということもあります。歌うことが楽しくなってきた証拠ですね。

8.短い音で練習する

ギターを弾く親子

歌うことが楽しくなってきたところで、実際に音程を合わせる練習をしましょう。最初はなかなか難しいと思いますので、短い音のフレーズで練習しましょう。「ドレミ~」「ミレド~」「ドミソ~」など、最初は3音からスタートしましょう。慣れてきたら徐々に「ドレミファソ~」「ソファミレド~」「ドミドレド~」など音を増やしていきましょう。子供に合わせてゲーム感覚で行うと楽しめますよ。

9.合唱クラブに入る

思い切って合唱クラブに入るというのも良いかもしれません。プロの指導を受けた方が上達は早くなります。また、たくさんの人と一緒に歌うことは刺激にもなりますし、何より楽しいと思います。本人が人前で歌うことが嫌ではないのなら、音楽の幅が広がりますので、ぜひ検討してみてください。

10.楽器を始める

歌ではなく、ピアノやバイオリンなどの楽器を始めてみるのもおすすめです。楽器を演奏するということは、少なからず、テンポや音程を正確に認識するトレーニングになります。また、今まで聴いていた音楽を自分で演奏するという楽しさも深まります。

ソルフェージュを習ってみよう

ソルフェージュという言葉をご存じですか。なかなか耳慣れない言葉なので、いまいちピンとこない人も多いかもしれません。しかし、音楽に興味があるのなら、ソルフェージュは音楽の基礎力を養う上で非常に重要です。ピアノを習っていれば、音楽の知識や音感、リズム感などは勝手に身につくものだと思いがちですが、ソルフェージュの大切さについてみていきましょう。

ソルフェージュとは

ソルフェージュとは、音楽を勉強する上で欠かせない「楽譜の理解」を中心とした基礎訓練の総称です。どんなことでも基礎をおろそかにすると、なかなか上達しませんよね。日本ではソルフェージュは音楽の初歩として扱われることが多いですが、欧米ではとても重要視され、どんなレベルの人でもソルフェージュは大切な勉強として考えられています。

どんな勉強をするの

楽譜を勉強する女の子

ソルフェージュは、主に視唱(ししょう)聴音(ちょうおん)楽典(がくてん)、初見奏(しょけんそう)などに分かれています。音楽大学などでは幅広い内容を勉強しますが、お子様の場合、簡単にいうと楽譜を見てドレミで歌ったり(視唱)、聴いた音を楽譜に書いたり(聴音)、リズムを打ったりして、リズム感や音感を鍛えていきます。教室によってソルフェージュの勉強内容が異なる場合がありますので、興味がある場合は先生に尋ねてみましょう。

どんな力が身につくの

ソルフェージュができるようになると、具体的にはどんな力が身につくのでしょうか。まずは、楽譜を正確に理解できるようになります。他にも音楽的な表現豊かな演奏ができるようになったり、楽譜を読むのが早くなり、短時間で曲を弾けるようになったりとたくさんのメリットがあります。つまり、感じる力や聴く力、音感やリズム感、読譜など、音楽に関わる必要不可欠な基礎力が身につくのです。

子供を音痴にしないために

子供の音感を育てるために、一番大切なことはとにかく音楽が楽しいと思わせることです。そのためには、パパやママ、周りの人たちの環境づくりがとても重要になってきます。音楽は楽しい!もっと上手に歌いたい!と思うことができれば、子供は自分でどんどん練習するものです。最初の内は、ママと一緒にゲーム感覚で音楽を楽しみ、身近なものにしていきましょう。子供の可能性は無限大です。

この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!