仮面夫婦とは?恐ろしい特徴に関する記事

仮面夫婦とは?6つの特徴と離婚/修復なしの恐ろしい実態

仮面夫婦とは?6つの特徴と離婚/修復なしの恐ろしい実態

仮面夫婦とは、あなたの未来もしくは今の姿かも!?自分達が真の仮面夫婦になってしまう前に、仮面夫婦とはどんな特徴を持ち、どんなきっかけでなってしまうのか、回避するための対策などをチェックしましょう。永岡さくらさんの4コマ漫画もお見逃しなく。

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仮面夫婦とは?芸能人だけじゃない!離婚も修復もしない妻と夫の関係

仮面夫婦とは、読んで字のごとく冷たい表情の上に笑顔の仮面をかぶっているかのような、他人に冷え切った夫婦関係を隠している夫婦のことを指しています。

仮面夫婦は決して珍しい夫婦関係ではありません。おしどり夫婦だと思われていた芸能人が突然離婚し、実は長い間仮面夫婦だったなんてことは少なくありませんが、芸能人に限らず周囲に仲が良いと思われている夫婦が、実は仮面夫婦だったということも稀ではないのです。

夫婦は1日にして成らず、仮面夫婦も1日にして成らず。毎日の生活の中で、仮面夫婦という関係はいつの間にか築き上げられます。

もちろん妻と夫の両者が仮面のケースも恐ろしいのですが、特に恐ろしいのはどちらか一方だけが仮面妻・仮面夫というケース。

夫婦そろって仮面夫婦のケース!互いに愛情がなく必要以上の会話もない

夫婦揃って親指を突き出して「演じてます」

夫婦そろって仮面夫婦の場合、本音ではお互い夫婦生活にうんざりしているのに、周囲に対しては何の問題も無い夫婦に見えるように演じ続けています。

ただし周囲からどんなに仲の良い夫婦に見えていても、恋愛感情はもちろんのこと家族としての愛情も無く、夫婦関係は完全に冷え切っていますので、ひとたび家に帰れば必要事項以外の言葉を交わしません。

夫(又は妻)が冷たい原因が分からず、初めのうちは努力するものの、一人の努力ではどうにもならないと苦慮し、次第に情熱を失ってしまうのです。

家庭崩壊を修復できた人達ももちろんいますが、互いに相当な努力が必要となりますし、修復が叶わないことで子供の将来に大きな影を落としてしまうこともあります。

どちらか一方が仮面夫婦のケース!片方が心を閉ざすためすれ違いばかり

一人満足げに佇む女性

どちらか一方だけが仮面をかぶっている場合も悲惨!子供を味方につけ、気づかない相手を自分に都合よく利用し、内心さげすんだり嫌悪したりしています。

また夫(あるいは妻)が気づいてどんなに関係の修復を望んでも、仮面をかぶっているので修復作業がいっこうに進まず、すれ違いが生まれるばかりとなってしまいます。

仮面夫婦にみられる6つの特徴!修復しない実態や離婚しない原因

仮面夫婦について、ふと疑問に思うのが「仮面をかぶるほどイヤな相手とどうして離婚しないの?」ということでしょう。

仮面夫婦とは単に愛情の無い夫婦ではなく、愛情が無いのに何らかの事情を抱えて離婚が出来ず、不仲を他人に知られたくない夫婦。

そのため次のような特徴があり、そこには離婚しない原因や修復しない実態も見え隠れしています。あなた達夫婦についてもチェックしてみましょう。

子煩悩or離婚による経済難を回避したい

夫婦のどちらかあるいは両者ともに子煩悩な仮面夫婦の場合、「子供と離れたくない」「子供のためには両親揃っている方が良いだろうから」などと子供を理由に離婚せず、関係修復がままならないため仮面夫婦を続けてしまう実態があります。

また離婚する際の弁護士費用や離婚後の生活費を考えると経済難におちいってしまい生活が厳しくなる立場の人は、相手に不満があっても離婚を切り出せず、嫌々でも仮面夫婦を続けるという選択をしがちです。

これは決して妻側に限った話ではなく、夫側も妻の稼ぎがないと住宅ローンなどを払いきれないという場合もあります。

極力面倒なことはしたくない

「離婚は結婚の3倍のエネルギーが必要」とよく言われます。仕事や子育てに忙しい中で、離婚を選択して生活をリセットするには、かなりのエネルギーを使います。

夫や妻に叩かれる、モラハラされるなどといった危害が無い場合は、そういったリセット作業を面倒だと感じ、とりあえず目の前の平穏な毎日を繰り返せればいいという妥協から、仮面夫婦という選択をするという実態があるのです。

相手に関心が無い

お互いに背を向け合うカップル

「愛情の反対は嫌いではなく無関心である」とよく言われますが、一緒にいない時間の過ごし方やその日の出来事など、相手のことに興味が無くなるのが、仮面夫婦の入口です。

仮面夫婦化がどんどん進行すると、相手が何時に帰ってこようとおかまいなし、出掛けてくれたら気が楽!となってしまうのです。

このようにして相手に無関心な仮面夫婦になる原因の一つに、就労によるワーク・ライフ・バランスの達成の困難さが挙げられます。

会話は必要事項のみ

椅子に座って夕飯の有無を聞く女性

親密なコミュニケーションには雑談が必要不可欠です。ところが子供のお迎え当番や家事に関する連絡事項など、事務的な会話ばかりになってしまっているのが、仮面夫婦の大きな特徴です。

そもそもお互いに興味が無い者同士ですので、話が盛り上がらなくて当然ですよね。第三者を交えて話しをする時は、両者とも巧みに仮面をかぶり、そうしてまた周囲には仲の良い夫婦だと思われ続けるのです。

社会的地位が高い

学校の先生や公務員、また医者や弁護士など社会的地位が高い夫婦には、その聖職的なイメージから極力離婚を避けるべきだと強く思っている人が多くいます。

離婚によってマイナスイメージが付いてしまうくらいなら、誰かが見ている時だけうまくやり過ごせればいいと考え、仮面夫婦を演じるのです。

また、もともと周囲に良く思われたいという気持ちが強い人も同様に、仮面夫婦でいることを選ぶ傾向が強いです。

恋愛感情は外で満たすという考え方

妻や夫に対して「もっとキレイでいて欲しい」「もっとかっこよくいて欲しい」と思っていられるうちはセーフです。

男女共に、人間はいくつになっても恋をしていたいと願うもの。相手に対して女磨きや男磨きを要求せず、「恋愛感情やときめきは家の外で満たせばいい」という考え方は、仮面夫婦の大きな特徴です。

しかし、長年連れ添った関係はある意味では楽なため、恋愛だけを切り離して、生活は仮面夫婦でやり過ごそうとするそうです。あなたは夫に恋愛感情を抱いていますか?

仮面夫婦になるきっかけは?離婚の原因と大差なし

ノートパソコンに向かいながら頭を抱える男性

自由恋愛の現代では、ほとんどの人が自分で選んだ相手と結婚します。ですから結婚を決めた当初は、互いに仮面夫婦になることなど望んでいません。

愛情があって結婚した夫婦なのに、なぜ仮面夫婦となってしまうのでしょう?そこには次のようなきっかけがあるのです。

  • 相手の浮気
  • 家庭を大切にしてくれない
  • 金銭的なトラブル
  • 価値観の不一致
  • 子供の教育問題
  • 相手の暴力や暴言
  • 嫁姑問題 など

仮面夫婦になるきっかけは、基本的に離婚理由のランキングに挙げられる原因と同じです。そもそも仮面夫婦とは、離婚したいけれどできないだけで、心の中では既に離婚している夫婦なのですから。

仮面夫婦の割合はわずか3%?妻の本音は「認めたくない」「考えたくない」

独立行政法人 労働製作研究・研究機構『ビジネス・レーバー・トレンド2007年5月号』に掲載された『「団塊の世代」もいろいろ』という記事の中に、仮面夫婦の割合に関する面白い情報があります。

記事内では団塊の世代の妻を対象とした調査の結果を紹介していますが、この調査結果によると関係が冷え切った仮面夫婦の割合は3%でした。

3%という割合に「低い」と不安を感じた人も多いでしょうが、この調査結果で見落とせない点は「なんともいえない」と回答した妻の割合が10.7%と高いこと。つまり「認めたくない」「考えたくない」という妻が多いのです。

自分達夫婦を「仮面夫婦」あるいは「なんともいえない」と規定した妻は、他の回答をした妻に比べて夫との同居を望まない割合が高いことも見逃せません。

仮面夫婦だけじゃない!おしどり夫婦も4.3%は老後に同居したくない

さらに興味深いのは、一緒に行動することが多い「おしどり夫婦」は2割弱で、4.3%は老後の夫との同居を望んでいません。たとえおしどり夫婦でも、仲良く暮らすためにはそれなりの秘訣があり、努力が必要なのです。

またその他6割の妻は、夫婦別々に楽しむ「独立独歩夫婦」、互いの存在をあまり意識しない「空気のような存在夫婦」、一緒に余暇を楽しむ「友達夫婦」、苦難を共に乗り越えてきた「戦友夫婦」と答えていて、いずれも5%前後は老後の夫との同居を望んでいません。

仮面夫婦でも老後は仲良く暮らせる?

仮面夫婦と答えた妻の割合が低いのは、長い夫婦関係を経て夫や夫婦に求めること、あるいは捉え方に変化が生じ、妻が夫と自分の間に適度な距離を作れるようになるためです。仮面夫婦が老後に仲良く暮らせるか否かは、妻側の考え方や生き方への変化にもかかっているのです。

仮面夫婦を修復する方法!相手に求めず自分で人生を輝かせて

「仮面夫婦になった原因は相手にある」と思う人が多いのですが、人の心は移ろいやすく、今でこそ「女心と秋の空」と言われていますが、昔は男性の気持ちの移ろいやすさを「男心と秋の空」と表現していたように、相手から見れば男女ともに気持ちは変化しやすいものです。

気持ちの変化は人間のさがなのですから、相手を責め続けても仮面夫婦という関係の修復がますます悪循環になるばかり。人の本質は相手にも自分自身にもそうたやすく変えられるものではないのですから。

パートナーは仮面を被らないと暮らせないほど悪い人?捉え方を変えよう

考える主婦

DVやモラハラなどがない普通のパートナーであれば、どのような欠点があるにせよ、どのようなきっかけがあったにせよ、相手は離婚せずに家族でいてくれる人です。

自分が倒れた時には救急車を呼んでくれる人であり、入院手続きをしてくれる人であり、あなたの大切な人達を自分の離婚で悲しませないために欠かせない、あなたにとって必要な人。だからこそ仮面夫婦になることを選択しているのです。

どうせならパートナーの捉え方や夫婦へのイメージを変えることで、仮面夫婦の関係修復につなげませんか?

「いてくれるだけでありがとう」と感謝すべき点はどこかにあるはず。それ以上を相手に求めるよりは、自分の人生の一部を輝かせるのに必要な存在と割り切って感謝したほうが清々しく生活できます。

パートナーに少しでも感謝の気持ちをいだけるようになったら、たまには感謝の気持ちを伝えることも大切です。イソップ童話「北風と太陽」を思い出し、関係修復に役立てましょう。

パートナーに頼りすぎてない?自分の幸せは自分の力で築こう

パートナーと自分の関係を一度切り離して見つめ直し、自分が主役の人生を旦那(あるいは妻)に依存せず、自分だけの力でどう輝かせるのかを考えた方が建設的です。

例えば仕事や趣味、友達関係など、パートナーとは別の世界を持つことで、今よりもっと自分の人生を輝かせるのです。

いつも一緒に行動するおしどり夫婦だけが、本当に仲の良い夫婦の姿ではありません。先程の統計でも「独立独歩夫婦」の割合は34.5%と非常に高く、次いで「空気のような存在夫婦」が12.1%。合わせておよそ5割の妻が、自分の幸せと夫を区別して考えていることが分かります。

高熱の時や体に痛みがある時、体を触られ苦痛が落ち着く人ばかりではなく、中には誰にも触られずそっとしておいて欲しい人もいます。

夫婦であれそれぞれに違う感覚や価値観を持つことは、人としての当然の権利です。仮面夫婦を修復して良い婦関係を築くには、相手が変わることに期待せず、自分の欲求を叶える別の方法を探すことが大切です。

趣味や友人関係、あるいは仕事などで毎日を楽しく生活していると、自然に笑顔があふれてきますし、そのような人には他人も幸福も向こうから寄ってきますので、仮面夫婦の関係修復にも役立ちます。

腹を割った話し合いが困難な場合は?第三者の仲介も選択肢の一つ

仮面風になったきっかけによっては、腹を割った話し合いができず関係修復が困難なケースもあるでしょう。

そのような場合は、夫婦両者にとって公平な第三者に仲介を頼み、冷静な話し合いの場を持つのも仮面夫婦の修復のきっかけとして有効です

適当な第三者がいない場合は、裁判所の夫婦関係調整調停(円満)を利用するとよいでしょう。一度最寄りの裁判所に相談してみましょう。

さくさんの4コマ漫画:仮面夫婦をなぜやめられない?その理由とは

仮面夫婦とはどのような夫婦かの子育て4コマ漫画

仮面夫婦とは、問題があることを認識しつつ、何らかの理由から解決することを諦めてしまった妻と夫のことです。

日頃から問題解決能力の高い人からすると、問題を認識して分析し、解決策を考えて実際の行動に移すことで、問題を早く解決すればいいのでは?と思うでしょう。

けれど全ての人に高い問題解決能力があるわけではありません。外では優れた問題解決能力を発揮している人でも、夫婦の距離の近さゆえに甘えが生じて問題をこじらせやすい!仮面夫婦とは、そういった複雑な事情を抱えた夫婦なのです。

ただし何らかの方法で解決の糸口を掴もうとしない限り、さくさんの4コマ漫画のように仮面が外せない生き方か離婚かの究極の選択を、中高年や老後になってから迫られることになります。

旦那さんが喋らない、すぐ逆切れするなど問題があっても、妻が鬼嫁であっても、夫婦仲良く暮らすためにできることはありますので、相手の人格を否定する前に自分のパートナーへの対応や依存度、自分自身の人生への向き合い方を見直し、仮面夫婦修復への第一歩を歩み出してみましょう。

この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。