フェイクスイーツの作り方の前に!メイン材料100均粘土の種類を知ろう
フェイクスイーツの作り方はとっても簡単!小学校の工作や手芸クラブの一環で活動に取り入れている小学校も多く、インスタ映えするため、今密かなブームとなっています。もちろん女の子の夏休みの自由研究工作にもおすすめ。
フェイクスイーツの土台の材料は主に紙粘土です。一昔前の紙粘土は重量があってそれほど質感が良くなかったのですが、最近は100均ショップでもリーズナブルにさまざまな種類の工作用粘土を購入することができます。
粘土の種類によって特徴や扱い方、乾いたときの質感が変わりますので、フェイクスイーツの作り方の前にまずどのフェイクスイーツにどの粘土が適しているかを知っておきましょう。
1軽量紙粘土!フェイクスイーツ作りで一番オーソドックス
フェイクスイーツの材料の中で一番オーソドックスなのが、軽量紙粘土。写真の軽量紙粘土は、ダイソーで購入した「ふわっと軽いねんど」です。
最近の紙粘土は発泡スチロールのような軽さあり、成形も型取りも簡単。オールマイティーにフェイクスイーツに使えます。
軽量紙粘土は仕上がりの見た目にもフワフワッとした軽さがあるので、小麦粉を使った焼き菓子系やアイスなどのフェイクスイーツ作りにおすすめです。
軽量紙粘土におすすめのフェイクスイーツ
- クッキー
- ケーキのスポンジ
- ドーナツ
- マカロン
- アイスクリーム
同じ軽量紙粘土でも100均ショップによって性質が違い、ダイソーの軽量紙粘土は若干臭いがあって、水を足すとドロドロになりがちでした。
一方、セリアの軽量紙粘土は臭いがなく、水を足しても溶けずに柔らかくなってよく伸びるという特徴がありましたので、実際に一度使ってみて、使いやすいものを選ぶのがおすすめです。
2エンジェルクレイ!よく伸びてムニュムニュとした手触りが楽しめる
エンジェルクレイは、制作中にはしなやかに伸び、完成するとちょっと硬めの弾力が楽しめる粘土で、水に溶かして使うこともでき、スクイーズの材料としてもよく知られています。
以前は専門の手芸店でしか売っていませんでしたが、今では100均ショップのセリアやキャンドゥでも購入できます。
樹脂粘土は軽量粘土のようなザラザラとした触感が出にくい傾向があり、表面がツルっとした感じになるので、次のようなフェイクスイーツに向いています。
エンジェルクレイにおすすめのフェイクスイーツ
- チョコレート
- アイスクリームのコーン
- 菓子パン類
3ホイップ粘土!ケーキのデコレーションなどに便利
ポイップ粘土は「液体紙粘土」としてボトル入りで売られていることもありますが、100均ショップなどでは写真のような絞り出し袋やチューブに入れて売っているのが一般的。
フワフワとろとろとしていて見た目もホイップクリームそのまま。乾燥すると普通の紙粘土のようにしっかりとした硬さに固まるため、絞り出してクリーム形状を作るか、そのまま塗り付けてケーキやアイスクリームなどのデコレーションに使います。
フェイクスイーツを少しだけ生クリーム風にデコりたい場合は、わざわざホイップ粘土を購入しなくても、紙粘土や樹脂粘土に水をたっぷり加えれば、ホイップ粘土と同じようにクリームらしく飾ることができます。
ただしダイソーの軽量紙粘土のように、水を足すとドロドロに溶けるものでは、水を足してもホイップ粘土の代用にはできません。
エンジェルクレイも水を足せばクリーム状になりますが、時間が経つと角が立たずにダレてしまいます。角を立たせたい場合はある程度乾いてから、つま楊枝や指で再成形するといいでしょう。
4プラスチック粘土や樹脂粘土!フェイクスイーツに透明感が出せる
フェイクスイーツにジャムやゼリーのような透明感やツヤを出せるのが、プラスチック粘土や樹脂粘土です。こちらの写真は100均ショップダイソーの「お湯でやわらかくして何度でも作れるねんど」です。
プラスチック粘土は紙ではなくエストラマー樹脂などを主材料とする透明の粘土。お湯で柔らかくしてから、成形します。
形を自由に変えることができ、一度固まっても再度温めれば柔らかくなるので、繰り返し工作に使えて便利です。
プラスチック粘土を柔らかくするお湯の温度は60~80℃と商品によって違いますが、子供が使う場合は火傷をしないように、パパやママがそばについてあげましょう。
プラスチック粘土や樹脂粘土におすすめのフェイクスイーツ
- グミ
- キャンディー
- ジャム
- ゼリー
- ソーダアイスクリームのコーン
- フルーツ
フェイクスイーツの作り方が楽になる!100均ショップの便利な道具
フェイクスイーツの作り方をより簡単にするための道具、色やツヤを出して飾る着色料には、家の中や100均ショップにある次のようなものを活用しましょう。
フェイクスイーツを成形するための道具
フェイクスイーツの形を作るには、次のような道具があると便利です。家庭に製菓用の道具があれば、フェイクスイーツ作りにそのまま使えます。気分はほとんどパティシエです。
- 抜き型
- 押し型
- 絞り出し袋・絞り出し口
- 伸ばし棒
- ヘラ
- 軽量スプーン
- カッター
- つま楊枝・竹串・割りばし
- 歯ブラシ
- ワックスペーパー
フェイクスイーツの成型に役立つ道具の大部分は、100均ショップの文房具売り場で購入できます。伸ばし棒やヘラなどは、小麦粘土遊びなどに使う幼児用のものでも充分です。
特にフェイクスイーツ作りに欠かせない道具は、古歯ブラシ。古歯ブラシで軽量紙粘土の表面をポンポンと叩くと、小麦粉を使った焼き菓子の持つ細かい気泡の風合いが生まれます。
同様につま楊枝やスプーンも、フェイクスイーツの成形だけでなく、表面を擦ってザラザラとした質感をかもし出すのにも活用します。
抜き型や押し型などのフェイクスイーツ作りに使う道具が自宅になくても、わざわざ購入する必要はありません。ヤクルトの空き容器の飲み口を切り取ったものやストローでも充分です。
フェイクスイーツ作りに繰り返し使うのには向いていませんが、厚紙や牛乳パックなどを折り曲げれば自由に型が作れますので、家庭の中で使えるものを探してみてください。
フェイクスイーツのツヤ出しや着色に使う道具
おいしそうなフェイクスイーツを作るには、色付けするための着色料や道具が必要です。全て100均ショップで購入できます。
- 絵具
- ガラス絵具
- 水性ニス
- 透明マニキュア
- クラフト用シュガーパウダー
- ボンド
- 絵筆
- スポンジ
アクリル絵の具のほうが時間経過による退色は少ないのですが、手に色がつくとなかなか取れません。家庭でフェイクスイーツを作るぶんには、子供が学校で使って余った水彩絵の具でも充分です。
100均ショップではさまざまなカラー付き粘土が売っていますが、白い粘土を自分で着色したほうが、リーズナブル。
紙粘土に色を付けるには粘土に絵具を混ぜてカラー粘土にするか、乾燥してから外側に色を塗るかの2つの方法があります。
カラー粘土の作り方は、簡単です。袋から出した白い粘土をこねて柔らかくしてから、絵の具をそのまま粘土に絞り出して、こねて混ぜ込んでいけばできあがり。
少しずつ色を足して、理想の色に近づけましょう。完全に絵の具を混ぜずに、マーブル模様を作るのもおすすめです。
粘土は乾燥すると、色が薄くなります。薄めに着色して形を作り、足りない色は外側から絵筆やスポンジで塗り足したほうが、より本物っぽい見た目を作ることができます。
ガラス絵具はとろりとした透明感のあるチョコソースに、ボンドはパーツの接着だけでなく、色を混ぜてアイシングの表現などにも使えます。
フェイクスイーツの作り方!人気の簡単クッキーやホールケーキなど全10種
フェイクスイーツの中でも人気のある10種、クッキーやドーナツ、チョコレートやアイスクリーム、キャンディー、グミ、マカロンや各種ケーキの作り方を、簡単に手掛けられるものから一つずつ見ていきましょう。
クッキーのフェイクスイーツの作り方!一番簡単なおすすめの一品
フェイクスイーツの作り方の中でも、一番簡単なのはクッキーです。作り方も本物のスイーツ作りのそのままで、着色した粘土をこねて、伸ばして、型抜きするだけ。
子供でも簡単に作ることができるフェイクスイーツの入門編。低年齢の子供や初心者ママにおすすめのフェイクスイーツ作り方です。
1軽量紙粘土を黄色い絵の具で着色したら型抜きをして乾燥
フェイククッキーの生地を作って型抜きします。白い軽量紙粘土に黄色い絵の具を混ぜ、薄いクリーム色の粘土を作ったら、ワックスペーパーで挟んでから、伸ばし棒で0.5cm程度の厚さに伸ばしてください。
抜き型を使って、好きな形に生地を型抜きします。表面や側面を古歯ブラシで軽く叩いて、生地らしさをつけておきましょう。
1日程度風通しの良い場所において、乾燥させます。ドライヤーをかけると早いのですが、反りやひび割れの原因になりますので、自然乾燥がベターです。
2乾いたフェイククッキーを色付け
フェイククッキーが乾燥したら、絵の具を使って焦げ目を着色します。最初は薄い色から始め、少しずつ色を足しながら、クッキーの端の部分に向けて色を濃くしていきましょう。
紙粘土は水分をどんどん吸い込みますので、色を乗せたらスポンジや綿棒などでふきとるようにすると、ナチュラルな焼き色が表現できます。
フェイククッキーを着色ができたら再度乾燥させ、ツヤ出しに水性ニスを塗って乾燥させればできあがりです。
自然乾燥でもすこし反りがでますが、これも本物のクッキーらしい雰囲気を作るポイントです。最初は丸い形やハート形など、単純な形から始めるといいでしょう。
ドーナツのフェイクスイーツの作り方!簡単なのに見栄えがする
フェイクスイーツの作り方の中でも、形が単純なのに見栄えがするのがドーナツです。数種類つくって箱に詰めると、かなり見ごたえのあるドーナツの詰め合わせになります。
本物らしさを見せる成形のポイントや、乾燥した後の着色やトッピングなどのデコレーション例などを、ドーナツの作り方を詳しくご紹介していきましょう。
1生地を黄色い絵の具で着色したらドーナツ型に成型して乾燥
薄いクリーム色に着色した軽量紙粘土を伸ばし、1.5cm程度の厚さにします。好みの大きさの丸い型で抜き、ストローなどを使って中央に穴をあけます。
このままだとふっくらとした感じがでないので、中央の穴や丸い形の縁に沿って指でなでつけて、斜めに角度をつけていきましょう。形が決まったら表面や側面を古歯ブラシで軽く叩いて、生地らしさをつけてから乾燥させます。
2フェイクドーナツに着色やトッピングをする
黄色や茶色の絵の具を使って、焦げ目をつけていきます。ガラス絵具やボンド、余った粘土でトッピング材を作ってデコレーションしましょう。
アイデア次第でいろいろなドーナツが作れますが、写真のドーナツの飾りつけ例を紹介していきましょう。
- 絵の具だけで着色したプレーンドーナツ
- 軽量紙粘土のあまりで作ったスプレーパーツを、ガラス絵の具で張り付けたドーナツ
- 茶色のガラス絵具を、チョコレートに見立ててかけたドーナツ
- ピンク色のガラス絵の具を、イチゴチョコレートに見立ててかけたドーナツ
- ボンドを塗って、ザラメ砂糖に見立てたクラフト用シュガーパウダーをつけたドーナツ
- 茶色い軽量粘土をちぎってナッツに見立てて、ガラス絵の具で張り付けたクランチドーナツ。
- ガラス絵の具のかけ方を変えた、チョコドーナツ。
- プラスチック粘土をちぎってゼリービーンズに見立てて、ガラス絵の具で張り付けたドーナツ
3仕上げにフェイクドーナツにニスを塗る
最後にツヤ出しのニスを塗り、テリテリとした油で揚げた感じを出すと、フェイクスイーツのドーナツの完成です。
焦げ目を演出する絵の具は1色だけでなく、2色以上の色を使うのが立体感を出すポイント。スポンジや綿棒などを使って擦るように少しずつ色を付けていくと、失敗がありません。
マカロンのフェイクスイーツの作り方!難しそうで意外と簡単
不思議な食感とかわいい見た目でフェイクスイーツの作り方の中でも大人気のマカロン。軽量紙粘土を土台にして作ることができます。難しそうに見えますが、作り方は意外と簡単!
1生地を好みの絵の具で着色したら計量スプーンで半球型にして潰す
マカロンのフェイクスイーツを作るのに、まずは赤色の絵の具を混ぜて、軽量紙粘土をピンク色の淡いパステル調の色に着色して使います。
紫色など2色以上の絵の具で着色する場合は、最初にパレットなどで絵の具を混ぜて色を決めてから紙粘土につけてこねると、色ムラになりません。
紙粘土を3cm程度の厚みに均一に伸ばして、丸形などで抜いて同じ分量を2つ取り分けます。計量スプーンに押し付けて、半球型を作ります。
これを上から手の平で押して、上を平らに潰しましょう。表面は古歯ブラシで叩いてマカロンの質感を出しておきます。
2マカロンにピエをつけたら白い粘土を丸く型抜きしてクリームも作る
つま楊枝を使って縁の周り2mmぐらいに筋をつけ、つま楊枝をプスプスと刺して、マカロンの特徴であるフリル、「ピエ」を作っていきます。
白い軽量紙粘土を0.5cm程度の厚さに伸ばしたら、ピンク色のパーツにあわせて丸形で型抜きし、マカロンの中に挟むクリームを作ります。
3生乾きのときにボンドで貼り合わせてからしっかり乾燥
それぞれのパーツを半日程度乾かし表面が固まったら、生乾きの状態の各パーツをボンドで貼り合わせましょう。
パーツを完全に乾かしてしまうと、それぞれ反りが出てきれいに貼りつかなくなります。1日程度しっかり乾燥させたら、できあがりです。
フェイクスイーツのマカロンの作り方のポイント
材料をきちんと等分に取り分け、上下のパーツが同じ厚みにならないと本物っぽく見えないので、型抜きなどを使ってキッチリ量をはかりましょう。
フェイクスイーツのマカロンはツヤをつけない作り方の方が、本物っぽい見た目になります。人形遊びなどに使うため頻繁に手で触る場合やストラップをつけて使うときは、水分や汚れから守るために「ツヤ無し」のニスを塗るといいでしょう。
アイスクリームのフェイクスイーツの作り方!エンジェルクレイを活用
フェイクスイーツの作り方の中でもバリエーションが豊富なアイスクリーム。軽量紙粘土の擦れた質感を上手に使い、エンジェルクレイやホイップ粘土も使うと美味しそうに作ることができます。
フェイクスイーツのアイスクリームを立たせて飾りたい場合は、コーンカップの形に合わせて100均ショップの針金でホルダーを作ると、より本物っぽくなります。
1軽量紙粘土でアイスクリームを作る
軽量紙粘土をイチゴやチョコ、ミントなどの好みのアイスクリームのイメージ色に着色し、計量スプーンにギュギュっと押し付けます。
スプーン面にこすり付けるようにねじって外すと、アイスクリームができあがります。ちょっとはみ出す部分を残しておくのが、本物っぽく見せるポイントです。
擦れた感じが足りない場合は、つま楊枝の側面で優しく擦ると、掬い取ったアイスクリームの質感がでます。
2エンジェルクレイでアイスを入れるコーンカップを作る
エンジェルクレイに茶色い絵の具を混ぜて着色し、コーンカップを作ります。0.5cm程度の厚さに丸く伸ばし、割りばしの先をポンポンと並べて押してワッフル上のくぼみをつけます。
規則正しく、斜めに模様をつけていくのが本物らしく見せるポイントです。模様をつけたらそのまま2~3時間程度、表面を軽く乾かします。
曲げても模様が伸びて崩れなくなったら、ワックスペーパーを外して三角形のコルネ型に作った厚紙に円すい型に巻きつけ、そのまま1日程度乾燥させればコーンカップのできあがりです。
乾燥しているうちにワッフルの凸凹模様が薄くなってしまった場合は、上からもう一度割りばしで模様をつけておくと模様が鮮明になります。
3コーンカップとアイスクリームのパーツを貼り付けてからトッピング
フェイクスイーツのコーンカップにアイスクリームのパーツを乗せて、ボンドで貼り付けましょう。写真のアイスクリームの飾りつけ例は、次の通りです。
- スプーンですくったアイスをボンドで止めつけて、茶色のガラス絵具をチョコソースのようにまわしかけたもの
- ホイップ粘土を絞り出してソフトクリームを作り、アイスクリームやウエハースを加えたもの
- 軽量粘土でフルーツやスプレーパーツを作り、絞り出したホイップクリームの上にトッピングしたもの
チョコレートのフェイクスイーツの作り方!難易度は中級
チョコレートのフェイクスイーツの作り方となると、ちょっと難しくなります。チョコレートは樹脂粘土を使って、押し型で作っていきましょう。
1エンジェルクレイを着色する
エンジェルクレイに茶色い絵の具を混ぜて、チョコレート色に着色します。チョコレートらしい濃い色は、かなり絵具を混ぜ込まないと作れません。
一度に絵の具を混ぜると水分が多すぎて緩くなってしまうので、絵の具は少しずつ加えて、根気よく手で伸ばして粘土が柔らかくなりすぎるのを防ぎましょう。
色が決まったら、水分の含み具合を確認してください。手に持った時にベタッとくっつく場合は水分が多く、押し型に入れるとくっついてきれいに外れません。
水分が多い場合は、平らに伸ばして1時間程度乾燥させてください。水分が程よく抜けたらよく練って柔らかくして、調整して使いましょう。
2型を使って様々なチョコレートの形を作りニスで仕上げ
粘土を好みの押し型に入れて、上からギュギュっと押し付けます。すぐに型から外すと、粘土が型に張り付いて形が崩れます。
1日程度風通しの良い場所において、しっかり乾燥させましょう。乾燥して型の隅に隙間があいてきたら、様子を見ながらゆっくり型から外します。粘土が型に張り付いている場合は、戻して再度乾燥させてください。
型から外して乾燥させ、ツヤ出しにニスを塗ればフェイクスイーツのチョコレートの完成です。
エンジェルクレイを型から外す時に形が崩れてしまったら、思い切って爪で切り取ってしまいましょう。チョコをかじったような仕上がりになり、これも面白いですよ。
グミやキャンディーのフェイクスイーツの作り方!プラスチック粘土を使おう
フェイクスイーツのグミやキャンディーの作り方も、押し型を使います。透明感のあるプラスチック粘土を使いましょう。
プラスチック粘土はパッケージの表示に従って、60~80℃の熱湯に3分程度つけておきます。柔らかくなったら取り出してキッチンペーパーで水分を拭き取り、ハサミで必要な大きさにカットします。
好みの押し型に入れて、ギュッギュッと指で押し込んで型取りをします。冷えるとすぐに固まりますので、ねじって外せばグミの完成!まん丸いキャンディーは半円状に型抜きをして、ボンドで張り付ければ完成です。
プラスチック粘土のフェイクスイーツの作り方のポイント
ポイントはスピーディーに行うことです。あっという間に冷めて固まってしまうので、すぐに次の工程に移れるよう、必要な道具はあらかじめ手元に用意しておきましょう。
固まりかけたプラスチック粘土を無理やり押し固めても、筋が入って透明感が失われます。冷えてしまったら再度お湯につけて、温めてやり直してください。
ロールケーキのフェイクスイーツの作り方!一番簡単な初心者向け
フェイクスイーツの作り方の中で、最も楽しめるのがケーキです。まずは、一番簡単なロールケーキから始めましょう。
工程も多く作ったパーツを乾燥させながら作っていくので時間がかかりますが、できあがりをイメージして作っていきましょう。
12色の軽量紙粘土を伸ばして重ねてロールケーキのように巻く
黄色く着色した軽量紙粘土と白いままの粘土を、それぞれ0.5cm程度の厚さに広げて伸ばしたら、定規を使って黄色い粘土は3cm×5cm程度に、白い粘土は3cm×4cm程度にカットします。
カットしたスポンジ生地になる黄色い紙粘土とクリームになる白い紙粘土を重ねます。このとき白い粘土は黄色い粘土の端から0.5cm程度ずらし、端を手で丸めておきましょう。
2色の粘土を合わせたまま、クルッと本物のロールケーキのように丸めます。巻いた端は押し付けて、しっかり止めてください。
2ヘラや古歯ブラシを使ってロールケーキのリアルな質感を出して乾燥
断面の2色の粘土をヘラの先を使って撫でてなじませ、表面は古歯ブラシで叩いて質感を出します。断面の切り口部分は、爪楊枝などを作って大きめの気泡を作るとよりリアルに仕上がります。
形ができたら1日程度風通しの良い場所において、しっかり乾燥させれば完成です。薄切りしたロールケーキは長い1本のロールケーキを作ってから、カッターで半分に切ってくっつけましょう。
紙粘土を巻くとどうしても表面が割れ、あわててしまいますが、これも本物のスポンジらしく見えます。そのまま残しておきましょう。
ホールケーキのフェイクスイーツの作り方!デコはケーキ屋さんを真似て
次はフェイクスイーツの作り方の中でも大人気のホールケーキです。ケーキ屋さんのチラシなど見て、実際のケーキを参考にして作るときれいにデザインが決まります。
1デコレーション用フルーツなどのパーツを作る
最初に絵の具で紙粘土を着色してイチゴやブルーベリーなどのフルーツパーツを作り、乾燥させておきます。果物によりリアルな透明感を出したい場合は、プラスチック粘土でもOK。
イチゴムースをイメージしたピンク色の紙粘土を作り、3cm程度に広げて平らにしてから、丸い形で型抜きをします。
茶色い紙粘土を薄く伸ばして乾燥させ、爪でちぎりとってホールケーキの側面にデコレートするクランチのパーツを作ります。
2各パーツが乾燥したらホイップ粘土やボンドで接着しニスで仕上げ
それぞれのパーツが乾燥したら、ホイップ粘土をケーキの側面に塗ってその上にクランチパーツ貼り付けます。
ホールケーキの表面にはボンドでフルーツパーツを表面に貼り付け、最後にジャムの模様を油性ペンで書き、ゼリー掛けをイメージしてツヤ出しにニスを塗れば、完成です。
ショートケーキのフェイクスイーツの作り方!驚くほどリアルな出来栄え
最後はケーキの定番、イチゴのショートケーキ。フェイクスイーツの作り方の中では一番時間がかかりますが、丁寧に作ると驚くほどリアルに仕上がりますので、ぜひトライしてください。
1トッピングとスポンジや生クリームを作る
最初に軽量紙粘土を着色し、ショートケーキのトッピングとなるイチゴとイチゴの葉のパーツを作っておきます。
スポンジの土台となる黄色い軽量粘土と生クリームとなる白いままの粘土を用意し、黄色2枚、白1枚をそれぞれ1.5cm程度の厚みに伸ばします。
2ショートケーキのスポンジ部分を作る
黄色い紙粘土で白い紙粘土をはさみ、重なった3つの紙粘土を軽く押しつけてから丸い型で抜き、カッターで三角形のショートケーキのケーキの土台の形に切り取ります。
ケーキの断面の黄色い粘土部分は、歯ブラシや爪楊枝を使って気泡の質感を作ります。白いクリーム部分はヘラで撫でて滑らかにし、1日程度風通しの良い場所において乾燥させておきましょう。
3ショートケーキをデコレートする
茶色い絵の具をぼかしながら断面の上下や縁に焼き色を付け、再度乾燥させてから表面にホイップ粘土を2mm程度の厚みで塗りましょう。
断面の縁が綺麗なほうが、ショートケーキのリアルさがでます。最初に縁にホイップ粘土を擦りつけ、ヘラで表面を平らに伸ばすとうまくいきます。
再度乾燥させてからホイップ粘土を絞り出してクリーム飾りをつけ、ボンドでフルーツパーツを飾り、乾燥したらイチゴや葉っぱの部分にだけニスを塗って、ツヤを出したら完成です。
ホイップクリームの飾りは直接ケーキの土台に絞り出してもよいのですが、側面は形が崩れやすく難しいかもしれません。その場合はワックスペーパーの上に個別で絞り出し、乾燥させて固まってから張り付けるといいでしょう。
フェイクスイーツのアレンジ方法!100均のカップや小物を使おう
作ったフェイクスイーツは小さな取り皿やアルミホイルなどをプラスして飾ると、素敵なディスプレイになります。女の子のおままごと遊びも、本物っぽくなって盛り上がります。
100均ショップの手芸品コーナーで売っているプラスチック製のデコカップや、ミニサイズの調理用具をプラスするのもおすすめです。
作ったアイスクリームやホイップ粘土などを飾ると、アイスフラッペやパフェ、クリームソーダなどのフェイクスイーツが簡単に作れます。子供でも完成度の高い仕上がりになりますので、自由にデコって楽しみましょう。
フェイクスイーツのストラップの作り方!100均のアクセサリーパーツを利用
紙粘土製のフェイクスイーツは油性のニスを塗っても耐水性がなく、筆箱やスマホなど室内用となりますが、100均ショップのアクセサリーパーツを取り付ければ、ストラップなどのアクセサリーにすることができます。
フェイクスイーツストラップの作り方は、形ができた段階でアクセサリーパーツを埋め込み、しっかり乾燥させて着色するだけ。
乾いたアクセサリーパーツがグラグラする場合は、木工用ボンドで回りを固めておくと安心です。これにストラップやボールチェーンをつければ、あっという間にキーホルダーのできあがり!
100均のストラップなどのアクセサリーパーツは、毛糸のポンポンで作れる動物など様々なハンドメイドチャームに取り付けて使えますが、品切れになることもあるので見つけた時に購入しておくのがおすすめです。