色紙で印象に残る寄せ書きを作ろう!感動する飾り方アイディア4
子どもを保育園や幼稚園、小学校などに通わせているママが意外と作る機会が多いのが、色紙を使った寄せ書き。
それほどの作成費用がかからないので、ちょっとした感謝の気持ちなどを表現するのにおすすめなのですが、ただ色紙にメッセージを書き込むだけでは、なんとなくもったいない。特に少人数だとスペースが余って困ることも。
そこで今回は、子育て中のパパ・ママが寄せ書きをする機会が多いシチュエーション、ウェディング・栄転や退職・引っ越し・卒園や進級にぴったりの色紙への寄せ書きアレンジのアイディアを4つご紹介していきます。もらった人の笑顔で贈る側も思わずホッコリする、そんな素敵な色紙を作っていきましょう。
ウェディング用色紙の寄せ書きアレンジ
冠婚葬祭は避けて通れないお付き合い。職場の人や同級生と集まって結婚するお友達に寄せ書きを贈る際、きれいで見栄えがする色紙であれば新居を飾るインテリアにもなります。
少人数で贈る場合もふっくらとしたウェディングドレスが色紙を立体的に仕上げ、お祝いにふさわしい華やかなイメージに仕上がるのでおすすめです。
ウェディング用色紙の材料
- 色紙
- フラワーペーパー
- 折り紙・色画用紙
- 手芸用のプチフラワー
- ノリ・ボンド
- ミシン糸
- サインペン
- ハサミ
- お祝いの言葉が描けるよう、メッセージカードは画用紙を切り出してハート形に作りましょう。最低でも2色以上の色を使うと、より華やかさが演出できます。
- ティッシュのように薄く、フンワリとした花飾りを作るフラワーペーパーは、四つ切りにして使います。メッセージカードと同色系の色と白い色の紙を3枚重ねてジャバラに折り、中央をミシン糸できつく結んでとめたら、両端にV字の切込みを入れます。こうすると開いた花の花弁がギザギザになり、ボリューム感が出ます。
- 色紙にお祝いのタイトルを書き、折り紙をウェディングドレスやタキシードをイメージして切り出して貼ります。ドレス用のフラワーペーパーを数枚、段を違えてジャバラ織りにし、ボンドでドレスにとめつけます。ボンド跡は手芸用フラワーを貼って隠し、最後にメッセージカード・プチフラワー・フラワーペーパーの花などをバランスよく色紙に飾れば完成♪
お祝いごとなのでカラフルなのほうがいいのですが、寒色・暖色が混ざると全体のまとまりが悪くなることも。テーマとなる色を一つ決め、同系色でまとめるとバランスが良くなります。
ウェディングの場合、人気が高いのは優しい風合いのパステルカラー。色紙に入れるウェディングドレスも、事前にどんなドレスを着るのか聞いて似せて作ると、よりプレミア感が出て喜ばれます。
披露宴などで渡す場合には、パーティーに来た人が後からでも一言記入して参加できるよう、メッセージカードを小さめにたくさん作っておくといいでしょう。立体的にデコる色紙は立てて飾ったほうが見栄えがするので、100均などでも購入できるプラスティック製の色紙立てを一緒に贈るのがおすすめです。
退職など職場用色紙の寄せ書きアレンジ
仕事をしていると定期の異動や定年退職などで、お世話になった先輩や同僚とのお別れがやってきます。記念品やお餞別では感謝の心、はなむけの気持ちが伝わらないので、メッセージを寄せ書きした色紙を送るのは職場の定番。ありふれたものだからこそ、ちょっと目を引く色紙を送りたいものです。
ただし職場で用意をする場合は、メッセージカードを手間暇かけて作っている時間が取れなかったり、こっそり寄せ書きを集めているつもりだったのに本人にばれてしまったりというリスクもあるので、気を遣うのは確かなこと。そのてん市販のスタンプを使えば、より簡単で見栄えがする、こんなデザインの色紙も作ることができます。
職場用の寄せ書きの色紙の材料
- 色紙
- 筆ペン
- 水性スタンプ
- 色紙に、はなむけの言葉と木の絵を筆ペンで書きます。
- 職場で色紙とスタンプを回し、葉っぱのように指でスタンプを押してもらいましょう。
- 自分で押したスタンプの部分に、贈る相手へのメッセージを記入してもらいます。贈る相手の今後が大樹の葉のように豊かに栄えることを願って、大きな木をスタンプで作れば、同僚向けの色紙のできあがり♪
職場で色紙に寄せ書きをすると、どうしても直接的に関わりのなかった人にまで声をかけてしまい、大きなメッセージカードでは書く言葉が思いつかずに空白が多くなって、色紙全体が寂しくなることがよくあります。その点スタンプツリーであれば「ありがとう」なりの一言で充分空白が埋まりますし、人数が増えても減ってもサマになるので便利。
転勤や退職の際に贈る場合は派手目なものを避け、タイトルやメッセージで使うペンに黒色を選ぶのがおすすめ。カラフルな色のスタンプを使っても、全体をモノトーン基調で整えておけば、落ち着いた無難な雰囲気にまとめることができます。
また栄転の場合は緑などを使って若々しく、定年退職の場合は人生の円熟を象徴する黄金色を使うなど、色味も考えて選んでみてください。
引越するママ友用色紙の寄せ書きアレンジ
子育てをしていると、専業主婦のママであっても子どもを経由した交友関係が結構広がり、家族とも仲のいいお友達はできるものです。そういったお友達が転勤などで引越しをしてしまう場合にも、色紙を使った寄せがちは大活躍。
記念品を贈ると大袈裟になってしまうような場合でも、色紙なら先方がお返しなどを考える必要はありません。贈る側も贈られる側も気兼ねなくやり取りでき、ストレートに気持ちを伝えることができるのが、色紙の良いところなのです。
子どもを含めてママ友に贈るのであれば、ちょっとかわいくしても大丈夫。絵本などのイラストやデザインも参考にして、色紙の寄せ書きを作っていきましょう。
ママ友用色紙の材料
- 色紙
- 折り紙・画用紙
- マスキングテープ
- ドットシール
- サインペン
- ノリ・ハサミ
- 折り紙や画用紙を使って、風船の形になるようにメッセージカードを作ります。メッセージを書く方向を間違えると色紙に貼るときに苦労してしまうので、あらかじめ風船のデザインであることを相手に説明して、上下を間違えずに記入するようにお願いしておきましょう。
- 色紙の四辺にマスキングテープを貼ります。色紙の縁の金色は慶事のつきものなので隠さないよう気をつけましょう。
- サインペンを使ってメッセージのタイトルを書き、折り紙などを切り出して色紙に貼り付けて、イラストを添えます。集めたメッセージカードをバランスよく貼り付け、風船の紐を書き足すことで動きを出せば、ママ友用色紙の完成♪
子供の社会体育や習い事、趣味のサークル活動などで知り合った仲間に色紙を贈る場合、少人数だと色紙の空白部分が多くなって見栄えが悪くなることも。
そんなときはマスキングテープやシールを使うと、簡単に見栄えが良く仕上がります。特に失敗しても張り直せるマスキングテープは、色紙作りのマストアイテム。
今回のデザインのように四隅を埋めるだけでなくチェックにしたり、斜め線を入れたりすると、白くて味気ない色紙が賑やかになり、グッと見た目が良くなります。
卒園進級!先生用色紙の寄せ書きアレンジ
保育園や幼稚園、小学校などでは卒業だけでなく、担任がかわったり進級したりするたびに、担任の先生に色紙を贈るところが多いです。最近はPTAや生徒からお別れの際に記念品を受け取らない取り決めをしている学校も増えているのですが、色紙であればローコストで作れますし、詰まっているのは感謝の気持ちだけなので、先生方も受け取りやすいのです。
とはいえ先生に色紙を贈る場合に困るのが、人数の多さ。特に小学校の場合は1クラスで30~40人前後の子供がメッセージを持ち寄りますので、普通の色紙ではスペースが足りなくなって苦労をすることも。そんな場合は2ツ折りの色紙が便利。
今回はさらにメッセージを貼るスペースを広げることができる、ポップアップの色紙の作り方をご紹介していきます。
先生用色紙の材料
- 2ツ折り色紙
- 画用紙・折り紙
- ボンド
- ハサミ
- ノリ
- 色紙の中でポップアップを仕込むため、中紙を作ります。2ツ折りの色紙より若干小さい位に色画用紙を切り、はがれ防止のために四隅を丸く切ります。中紙は半分におり、ジャバラに4つに折っておきましょう。
- 色紙の大きさをみながら、ポップアップで飾る花やメッセージカードのモチーフを作ります。まず折り紙を三角形に8ツに折り、桜の花びらを作ります。花弁の1辺は切り取とり、1辺はのりしろとなって、6枚花弁の立体的な花になります。
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色紙の大きさと人数のバランスを取りながら、花と同じように折り紙を使ってシンメトリーにメッセージカードのモチーフを作ります。写真の①はポップアップの花、②は飾り用の花弁、③はメッセージカード用の花弁、④はメッセージカード用の葉です。
型紙のPDF(印刷用)をダウンロード - 不要な紙にモチーフを書き写し、画用紙を切断する型紙を作ります。
- 型紙を切り出し、色画用紙を重ねてホッチキスで一部をとめ、ハサミでパーツを切り出します。厚口の画用紙でも、3枚くらいは充分重ねてきれいに切れます。
- 同様にメッセージカードも型紙を使って作ります。メッセージはそれぞれ子供達に入れてもらいましょう。
- ポップアップの花のパーツは、7枚の花を貼り合わせて1房の花になります。7枚のうち2~3枚色が違うものを混ぜておくと、より華やかな印象になるのでおすすめ。花の中心には、サインペンで花弁を書き入れておきましょう。
- ポップアップの花を立体的にするため、1つの花弁にボンドを貼って円錐形の花の形を作り、花弁にあわせて2つに畳んでおきます。
- 全ての花を2つに畳み終わったら、1房の花を作っていきます。7枚の花を写真のように並べて、数字の順番で貼り合わせて行きます。
- ①「1」と書かれた花弁の先にボンドを付け、その下の2枚の花を貼り合わせます。
- ②「2」と書かれた花弁の先にボンドを付け、その下の1枚の花を中央に貼り合わせます。
- ③「3」と書かれた花弁の先にボンドを付け、その下の2枚の花を貼り合わせます。
- ④「4」と書かれた花弁の先にボンドを付け、その下の1枚の花を貼り合わせます。
- これで一房の花の完成です。
- 花の先だけにボンドを付けて接着をすると、ポップアップできれいに花が開きます。ボンドが乾くまで少し時間がかかりますので、途中でずれないようにクリップなどを使って仮止めをしておきましょう。
- 花が乾いたら写真の「●」印と真ん中の花の中央の花弁にボンドを付け、中紙の折りたたみ部分に沿って貼り付けます。
- 畳んで反対側の「●」印にもボンドを付け、中紙を折りたたんで接着します。厚みが重ならないように花の場所をずらして、もう一つの1房も中紙に貼っていきます。
- 2ツ折りの色紙の場合、台紙の両面も飾り付けることができます。先生やクラスの名前を書いた宛名カードや好みの飾りつけをしましょう。
- 中紙を色紙にボンドで貼り付けます。色紙を完全に開いても中紙がポップアップになることで、色紙半面分余分のスペースが確保できます。クラスの人数分のメッセージカードを貼り付けていけば、先生用色紙の完成♪
クラスの人数が多いほどメッセージカードを集めるのに時間がかかって今いますから、終業式や卒業式までに渡せるよう、計画的に制作を進めていきましょう。
メッセージカードはきちんと名前を書くことと、鉛筆ではなくサインペンなどを使って見やすく書くこともあらかじめ子どもに指導をしておくと、わかりやすく見栄えの良い寄せ書きができあがります。
先生用に渡す感謝の気持ちの色紙は本来子供達が作って贈るものですが、子どもが小さいうちはPTAが手伝ってお膳立てをする必要があります。面倒ではありますが、これも子ども達がお世話になった相手に感謝を伝える社会性を学ぶ良い機会でもありますので、前向きに協力していきましょう。