毛糸のポンポンの簡単な作り方!フォーク・手作りメーカーを使った応用とアレンジ
お子さんに何か作ってあげたいママや、手軽な趣味を探している方におすすめなのが、毛糸のポンポン作りです。ポンポンは毛糸などで作る玉房状の飾りのことですが、作り方がとても簡単なので、お子さんと一緒に作って楽しむこともできます。
今回は初めての方にもわかりやすいように、基本の毛糸のポンポンの作り方や、フォークを使った小さなポンポンの作り方、より簡単に作れる段ボールを使った手作りポンポンメーカーの作り方をご紹介します。
さらに、ポンポンツリー、ヘアアクセサリー、3種類の動物(犬・ヒヨコ・トラ)のキーホルダーへのアレンジの仕方も写真付きで詳しく解説していきますので、ぜひチャレンジしてみてください。
基本の毛糸のポンポンの作り方
毛糸の帽子やセーターなどのアクセントにも使われる、フワフワでとてもかわいい毛糸のポンポン。
実は自宅にある毛糸を使えば10分ほどで簡単に作ることができます。小学校低学年頃には作ることができるようになるため、お子さんの冬の自由研究にもおすすめです。
まずは基本となる、毛糸とハサミだけしか使わない作り方を見ていきましょう。
基本の毛糸のポンポンの材料
- 毛糸
- ハサミ
-
手の指を伸ばして毛糸をクルクルと巻きつけていきましょう。毛糸が太ければ30巻き、細い場合は50巻きを目安にしてください。巻き数が多いほど、密度が高く丸いポンポンになります。 -
巻き終わったら糸を切り、形を崩さないように注意しながら指からそっと外します。毛糸を15cm程度切りとって結びヒモを作り、中央部分をギュッときつく縛ってから玉結びをして止めましょう。 -
毛糸の両端の輪を、ハサミで切り開きます。 -
結びヒモを手に持ち、ハサミでチョキチョキと球形に刈りこんでいきます。 -
きれいな球形になったら、基本のポンポンの完成です。
きれいな毛糸のポンポンを作るコツは?
毛糸を巻く際は、できるだけ同じ長さになるように意識して巻くことが大切です。巻き初めはゆったりと余裕を持たせて巻き、次第に強く巻いていくと失敗しにくいです。ただし、あまり強く巻き付け過ぎると指から外しにくくなり、糸で結ぶ前に形が崩れてしまうので気をつけましょう。
フォークで代用!小さなポンポンの作り方
先程作った大きめのポンポンより、写真のような小さなポンポンが作りたい場合は、フォークを代用して作るのがおすすめです。細い毛糸を使うと、より小さなポンポンが作れます。
完成する毛糸のポンポンの大きさは、毛糸を巻く指の本数やフォークの幅、毛糸の太さで調整できます。毛糸をたくさん巻くほど、刈り込みにくい反面、形がしっかりとしたポンポンができあがります。
華やかなポンポンにしたい場合は、いくつかの色で染色されているグラデーションの毛糸を使うのもおすすめです。
-
フォークにクルクルと、細い毛糸を30~50回程度巻いていきます。 -
巻き終わったら糸を切り、フォークの溝を利用して中央付近をギュッと縛り、フォークから毛糸を外します。 -
後は基本の作り方と同様に毛糸の両端の輪をハサミで切り開き、球状になるまで刈りこんでいきます。 -
きれいな球になれば完成です。
ポンポン作りで失敗する主な原因
- 巻きつけた毛糸を外すときに形が崩れる
- 糸で縛るときに中心がずれる
- しっかりと中央部分を縛れていない
これらの失敗があると、左右の毛糸の量が均一にならず、きれいな球形になりません。また刈りこんでいくときに糸が抜けて、全体の形も崩れてしまいます。
手芸に不慣れな人は、100円ショップの手芸コーナーなどにある「ポンポンメーカー」を使うのもおすすめです。
手作りポンポンメーカーの作り方と使い方
市販のポンポンメーカーがなくても、自宅にある段ボールを代用すれば簡単に手作りできます。
材料は段ボールとハサミのみです。ポンポンメーカーの大きさは、使う毛糸の太さによって調整しましょう。今回は並太の毛糸用の作り方です。
まず段ボールを7cm×6cm程度の長方形に切り出します。次に中央部分を4cm×1cm程度切り取ってコの字型を作ります。たったこれだけで、ポンポンメーカーは完成です。
手作りポンポンメーカーを使ってみよう!
-
ポンポンメーカーに30~50回程度、毛糸を巻いていきます。 -
巻き終わったら糸を切り、そのまま中央の切込みに糸を通して固めに縛ります。これで中心がずれることなくしっかりと縛ることができます。 -
ポンポンメーカーから毛糸を外し、両端を切り開いてからハサミで球形に刈りこんでいけば完成です。
ポンポンに色の変化をつけたい場合は、2色の毛糸を一緒に巻き付けて使うのもおすすめです。色に変化が出ることで、アレンジの幅が広がります。
このようにマーブル模様の2色ポンポンができあがります。こちらの完成したポンポンは、後程ご紹介するポンポンツリーやトラのキーホルダーへのアレンジに使います。
ただし、2本取りで作る場合は巻く回数を半分に調整してください。
基本のポンポンを使ったアレンジ方法3選
それでは作った基本のポンポンを使って、さっそくアレンジをしていきましょう。
- 毛糸のポンポンツリー(ルームフレグランス風)
- 毛糸のポンポンヘアアクセサリー(ヘアゴム・ヘアピン)
- 動物(犬・ヒヨコ・トラ)のキーホルダー
毛糸のポンポンツリー
最初は竹串にポンポンを刺すだけの、超簡単なポンポンツリーです。瓶の中にエッセンシャルオイルを垂らしておけば、スティック状のルームフレグランスとしても使えます。
ポンポンツリーの材料
- ポンポン
- 瓶
- 竹串
- 好みのエッセンシャルオイル(任意)
作り方は、結びヒモを切ったポンポンを竹串に刺してポンポンスティックを作り、瓶に水と好みのエッセンシャルオイルを垂らしてポンポンスティックを刺すだけと超簡単です。
竹串は長さを切って調整し、ポンポンの高さに高低差をつけると動きが出て、見栄えが良くなります。
ポンポンは暖かい雰囲気があるので冬のお部屋のインテリアにもなりますし、エッセンシャルオイルを使えば竹串を伝わってほのかな香りが立ち上ります。
毛糸のポンポンヘアアクセサリー
できあがった毛糸のポンポンを使って、女の子の必需品であるヘアアクセサリーを作っていきましょう。ブルーやグリーンなどの寒色系の毛糸を使えば、夏でも違和感なく使える可愛いアクセサリーに仕上がります。
ポンポンヘアアクセの材料
- ポンポン
- ヘアゴム
- 台座付きのヘアピン
- グルーガン(または手芸用ボンド)
- リボン(任意)
【ヘアゴムの作り方】
ヘアゴムにポンポンの結びヒモを使って糸がゆるまないように2重の片結びにし、余った糸を切ってしまえば完成です。
毛糸が太いと結び目がほつれやすいので、心配な場合は手芸用ボンドで軽く結び目を止めておくと安心です。髪の毛を結ぶだけでなく、シュシュのように手首につけておくのもおすすめです。
【ヘアピンの作り方】
グルーガン(または強力な手芸用ボンド)を使って台座にポンポンを接着するだけです。台座付きのヘアピンは、ヘアアクセサリーコーナーではなく手芸品売り場で売られていることが多いので確認しましょう。リボンなどを間に挟むと、より可愛らしく仕上がります。
動物(犬・ひよこ・トラ)のキーホルダー
ポンポンはまん丸い形だけでなくハート形などにも刈りこむことができ、最近はポンポンを使って動物を表現するアレンジも人気です。
変形に刈り込むのは難易度が高いので、今回は初心者向けにポンポンの丸形を生かし、足りない部分はフェルトなどを使って作る、犬・ヒヨコ・トラの顔をモチーフにした動物キーホルダーをご紹介します。
動物キーホルダーの材料
- ポンポン(各動物に必要な色と個数)
- フェルト(目や耳、鼻のパーツ用)
- 手芸用ボンド
- キーホルダーのストラップ
- 鈴(任意)
- テグス・針
-
【ヒヨコ・トラ用ポンポン】ヒヨコは黄色の毛糸1色で、トラは2色の毛糸でそれぞれ1つずつ作っておきます。
【犬用ポンポン(ハスキー犬を想定)】白と茶の毛糸で、以下のように5つの毛糸玉(縛る前)を作ります。- 50巻き:白1個(顔のベース)
- 30巻き:白2個(目の周りなど)
- 30巻き:茶色2個(耳の部分など)
-
できた毛糸玉を、犬の顔になるように上段の左右に茶色、中段に30巻き白、下段に50巻き白を組み合わせ、中央部分をきつく縛ってまとめます。後は基本のポンポンの作り方のように両端を切り開き、丸く刈り込めば、犬の顔のポンポンの原型が完成します。 -
それぞれハスキー犬、ヒヨコ、トラをイメージして、フェルトで耳や目鼻のパーツを作ります。 -
手芸用ボンドでポンポンにパーツを貼り付けましょう。針にテグスを通してストラップや鈴を結び付ければ、動物キーホルダーの完成です。カバンなどに結び付けて飾ってください。
ポンポンの丸みを生かすと、何とも愛らしい動物の表情ができあがります。お子さんの方が発想は豊かなので、いろいろな色を変えたポンポンを作ってみて、「コレ、どんな動物ができるかな?」と親子で考えてみると楽しめます。
子供が喜ぶチアポンポンやリリアン編みにも挑戦!
ポンポンと言えば、毛糸のポンポンでなくチアガールが使うチアポンポンを思い浮かべる方も多いでしょう。チアポンポンも毛糸のポンポン同様に作り方はとっても簡単ですし、100円ショップの材料でリーズナブルに作れます!
また、手軽な趣味を探しているママや、お子さんに何か手作りしてあげたいママには、リリアン編みもおすすめです。リリアン編み機はダンボールなど家にある物で手作りでき、手軽にマフラーや帽子が作れます。
今回ご紹介した方法で毛糸のポンポンを作り、リリアン編みで作った帽子やマフラーにつければ、仕上がりが一段と可愛くなります。ポンポン作りに飽きてきたら、ステップアップとしてぜひリリアン編みにもトライしてみてください。





