子供の足が速くなる方法!靴選びのコツは?足の速さと遺伝の関係
運動会が近くなると、子供と一緒に走る練習をされるパパやママも多いでしょうね。「速く走るためには、とりあえず腕を思いきり振る、地面を思いきり蹴る…」など頭ではわかっていても、上手に教えることができません。
そこで、すぐに実践できる足が速くなる方法をレクチャーしていきます!早く走るためには靴選びにもポイントがありますよ!そして、足の速さは遺伝するのかどうか?…同時に興味深いところも探っていきましょう。
足が速くなるポイント6つ
足が速くなるためにはコツコツ練習することが大切です。しかし、運動会前などにはすぐ実践できる手軽な方法を知りたいですよね。そこで、数日の練習だけで効果のあるトレーニング方法をご紹介します!
1競歩で速く走る練習
速く走るには股関節が重要であると言われています。お尻の筋肉や太ももの裏の筋肉を使うことで、股関節がうまく働くのだそうです。その練習として競歩は最適なのだとか。
競歩選手を見ると、膝を曲げずに足を一直線のようにしてスタスタと歩いていますよね。ガニ股やX脚で走ると速く走れないので、まっすぐ地面を蹴ることが前提。競歩のコツは膝をなるべく曲げずに速く歩くことです。
2モモ上げ練習
腕を振って、股関節を交差させるようにしっかりとモモをあげます。コツは、片足で地面を踏みつけると同時に、反対の足をポンっと上に上げること。つま先立ちにならないように注意してくださいね。
3腕を前後に大きく振る
腕の振りを変えるだけでかなり速さが違ってくると思います。サッカーの試合を見ていると、選手が全速力するときがありますよね。そのときの腕の振り方がかなり大きいのでチェックしてみてください。腕と足の動きは連動しているので、速く走るために腕の振りはとても重要なのです。
腕の振り方のコツ
- 脇をしめて手はグーにする
- 腕は前後に振り、左右に振らないようにする
4ゴールを見て走り最後まで気を抜かない
子供の徒競走を見ていると、足が速い子はひたすら前を見て走っています。しかし、子供は走っている途中で周りが気になって隣を見たり、下向き加減になったりすることも。
また、よく見る光景なのですが、ゴール直前で「ふ~」という感じで気を抜いてしまう子も多いのです。わずかな距離だけど、そこで順位が変わってしまうのはもったいないです。ゴールよりちょっと先をめざして走ってみるといいでしょう。
5スタートダッシュに遅れない
スタートダッシュをわずかに遅れるだけでも、速さにかなりの差が出てしまうことがあります。スタートダッシュは少しの時間に何度でも練習できますね。スタートの音を聞くと同時に勢いよく蹴りだす練習を繰り返しやりましょう。
6輪ゴムを足にかける
「輪ゴムを足にかけるってどういうこと?速く走るツボを刺激するってこと?」
いえ、違います。しかし、この方法は速く走るための奥の手と言われています。
輪ゴムのかけ方
- 両足に輪ゴムを1本かけます。
- 足にかけた輪ゴムをひっぱって、1回ねじり8の字にします。
- 8の字になった輪ゴムを足の親指にかけます。
これをすると、足の拇指球(ぼしきゅう)で地面を蹴ることができるので速く走れるというわけです。
拇指球とは、親指の下~土踏まずの間のふくらんだ部分のこと。
100mを走りきる体力作りも大切!
小学生になると走る距離が長くなります。実は、全速力が続かなくて最後のほうで急にスピードダウンする子供が多いのです!最初のスピードを維持するためには体力も重要です。普段から外でよく遊び、運動して体力をつけておきましょう。速く走るための靴選びのポイント3つ
今は速く走るために開発された靴がたくさん販売されていますが、その中でも押さえておきたい靴選びのコツをご紹介します!
1サイズが合っていて足にフィットする
子供の足はすぐ大きくなるので、大きめを買うことが多いですね。しかし、速く走るためには足にフィットするサイズの合った靴を選ぶことが大切です。
2かかとはしっかり&足の前部分がよく曲がる
かかとを踏んでしまうとフニャフニャして足が固定されません。一方、足前方の部分は固いと走りにくいので、よく曲がる靴を選びましょう。
3軽量で走りやすい
靴を履いて走るより裸足のほうが速く走れるというデータがあります。つまり、少しでも足が軽いほうが速く走れるということでしょう。そのため、できるだけ軽くて走りやすい靴がおすすめです。
足の速さは遺伝するの?
足の速さや運動能力はある程度遺伝することがわかっています。しかし、研究結果では、短距離走において遺伝の影響はそれほどないそうなのです。
例えば、瞬発力が得意な遺伝子を持つ子供と、苦手な遺伝子を持つ子供がいるとします。両者が同じトレーニングを行えば、もちろん前者の子供のほうが速く走るでしょう。つまり、子供それぞれに合わせたトレーニング法を行うことで効果が得られるということ。足の速さは遺伝よりもトレーニングが重要なのですね。
徒競走と同じく運動家のメインと言えばリレーですよね!リレーになると足の速さはもちろん、バトンの渡し方や受け方なども練習しなければいけません。才能は少なからずありますが、オリンピックで個人タイムだと負けていた日本人選手が、リレーで銅メダルと取ったように、何事も練習が大事ということを、子供に教えてあげたいですね。
子供のがんばりを褒めてあげる・応援することも大切
子供が速く走れなくても「練習しないから遅いのよ。」などという発言は絶対にいけません。
それから、「小さい頃は足が速かったのに、小学生になると遅くなったね…。」「去年は1位だったのに今年は5位だったじゃない」など、パパやママが一喜一憂しないことも大切です。
小学生になると体格や筋力が発達してきますが、そのスピードは子供それぞれです。以前よりも順位が下がったとしても我が子が遅くなったわけではありません。きっと、周りの子の筋力や瞬発力が成長とともに発達して、速くなっただけでしょう。子供自身が悔しさを知ることも重要です。
「次はもっと速く走るようにがんばる!」と子供自身が努力していたら、その頑張りを褒めてあげてください。たとえ結果は上位じゃなくても、それまでの過程を親が認めてあげれば、子供も「もっと早く走るためにはどうすればいいか」を自分から進んで考えるようになり、次はもっといいタイムが出るようになるでしょう。