子供の運動神経は親の努力で伸びる!年齢別トレーニング方法4つ
「子供は運動神経抜群に育てたい!でも私、運動音痴だから…」と遺伝を気にしているママは諦めないで!運動神経を鍛えるトレーニングを実践することで、子供の運動能力を向上させ、スポーツ万能な子に伸ばすことは可能なのです。
そのためには、ママとパパが運動神経発達のメカニズムとタイムリミットを把握し、年齢別の効果的なトレーニングをコツコツ地道に続けることが大切!小さいうちはママやパパが子供と一緒に汗を流し、年齢と共に子供が運動できる環境を準備してあげるようにしましょう。
タイムリミットは12歳!?
12歳までの神経系統の発達に応じた、適切なトレーニングを日々積み重ねると、運動神経のいい子に育てられると言われています。また、脳の発達に重要な「楽しさ」と「好奇心」を感じさせることも子供の運動神経を良くするのに必須の要素です。
「何歳までに運動神経が決まってしまうの?」という母親・父親が多いようですが、脳の神経系統の発達は、3歳頃に80%、6歳頃に90%、12歳頃までには100%に達し、それ以降は伸ばすことが難しいと言われています。
運動神経のよい子は、頭で想像した通りに、自分の体を動かすことが出来ますが、そうなるためには適切な時期に、一つのスポーツに偏ることなく、様々な体を動かす体験をさせることが大切です。
12歳までに親が心がけること
怒って教え込んだり、スポーツを強制したりせず、運動が好きになる工夫をしましょう!また繰り返す、努力を褒めるなどで、体に色々な動き方を覚えさせるようにしましょう
年齢別0歳~12歳の運動神経の育て方
楽しいと脳が活性化する乳幼児には、年齢に応じた運動神経の育て方をすることが大切です。年齢に見合わないレベルの高いことをさせると、逆に運動嫌いになって運動神経の発達を阻害してしまうことがありますので注意しましょう。
0~1歳児は五感を刺激する
五感が未発達なこの時期の乳幼児には、できるだけスキンシップなどの楽しい、気持ちいいという体験をたくさんさせましょう。さらに毎日ワンパターンではなく、月齢に応じ色々な新しい刺激をプラスしていきましょう。
新生児の時期からベビーマッサージや赤ちゃん体操などもできますし、首が座ればおんぶすることも五感の刺激になります。お座りするようになったら、絵本の読み聞かせや指先を使うおもちゃなど、スポーツに偏らない様々な体験をさせることが大切です。
また1歳を過ぎたら、午前中はできるだけ外遊びや散歩をさせましょう。夜の寝つきもよくなりますよ。
子供の運動神経を良くするには必須!
両親が笑顔で楽しそうに、一緒に取り組んでくれることや、褒めてくれることも脳の発達には欠かせません!子供と接するときには笑顔を心がけましょう
2~4歳児は色々な運動を体験させる
心身共に発達し、自分の動きをコントロールできるようになるこの時期の子供の運動神経を良くするには、日々の遊びの中で体を動かす機会をつくることが大切です。
なるべく毎日たっぷりと外遊びをさせましょう。飛んだり、跳ねたり、走ったり、踊ったり…と、本人が楽しいと思える多種多様な遊びで、たくさんの体を動かす体験をさせることが大切です。
砂場で遊ぶ、ブランコをこぐ、鉄棒、トランポリン、ボール遊び、木登りなどを頻繁に行う子供は、何か特別なスポーツだけをさせている子供よりも、運動能力が高くなるという研究結果もあるそうです。
ママやパパの中には、早期教育で能力を発揮する幼いキッズ達の活躍を目にすることで、焦ってわざわざ特定のスポーツの特訓をする人もいます。
けれど「天才も二十歳過ぎればただの人」という言葉もあるように、本人が楽しいと思わなければ、いずれは伸び悩み、才能があっても辞めてしまう子供も少なくありません。
室内ではパパに協力してもらおう
室内ではパパの体をよじ登ったり、お相撲ごっこをしたり、布団で前転など、親子で楽しみながら、なるべく多岐にわたる動きができるようにしましょう
5~8歳は道具やルールを使った運動をさせる
この頃も、一つのスポーツの動きばかりを反復させるより、なるべく色々な動きができるように体に覚えさせることが大切です。また、体も大きくなり集団生活にも慣れてきますので、ルールのある遊びやボールや縄跳び、自転車などの道具を操作する遊びを経験させることが望ましいでしょう。
この時期は多種多様な体の動きを覚え、集団活動によって、友達と協力・工夫しながら遊べるようになります。
どんなスポーツにも対応できる素晴らしい運動神経が著しく発達しますので、今後の運動神経に関係する基礎的な動きを習得できるラストチャンス!
休日は家族で遊ぼう
休日には家族で鬼ごっこをしたり、自転車の練習をしたり、キャッチボールなどをして、楽しく道具を使い、ルールを守る遊びをしましょう!また、この時期に料理や食器洗いなどの手伝いをさせることも、運動神経の発達に役立ちます
9~12歳はいろいろなスポーツを体験させる
この頃の子供の運動神経を向上させるには、1つのスポーツ一筋にやらせるのではなく、色々な種類のスポーツに関わらせることが、運動神経を伸ばすためには大切です。少年団などで好きなスポーツがある子にも、時間をみつけてプールやアスレチックに連れていくなど、様々な運動ができる環境を作ってあげましょう。
この時期は神経系統の発達がほぼ完成し安定するため、一度見た動きを即座に習得でき、応用すれば色々なスポーツをこなすことができるという素晴らしい時期です。
この時期を生かすも殺すも、今までお伝えしてきた8歳までの「遊びの中で様々な体の動きを覚える」ことをいかにやってきたかが重要になります。