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優しい子の育て方~遺伝?思いやりを育む秘訣や名前の漢字

優しい子の育て方~遺伝?思いやりを育む秘訣や名前の漢字

優しい子供の性格って、親の態度で育つもの?それとも遺伝なの?子供の性格や性質は千差万別ですが、我が子は誰からも愛される、優しい子に育って欲しいですよね。優しい子を育てるコツや注意点を、詳しくご紹介していきます。

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優しい子に育てる5つの秘訣~思いやりに大切なのは共感力!?

妊婦のお腹にキスする優しい男の子

「子供が優しい子に育ってくれるように」と願う親は多く、優しい子をイメージした名前をつけてもらう赤ちゃんは少なくありません。ところが成長と共に反抗的な態度が表に出てくると、自分の育て方に自信を失ってしまうママもいます。

そこでこちらでは、子育て中に親が望む優しい子の特徴、親からの遺伝いやがらせを受けやすいか、優しい子を育てる秘訣など、優しい子の育て方について解説していきます。

最後に優しさを連想させる名前の漢字もご紹介しますので、これから赤ちゃんの誕生を待つママも参考にしてみてください。

優しい子の特徴~親は子供に何を望む?

転んだ子に声をかける優しい女の子

子供は自分と愛する人との分身ですから、幸せな人生を歩んでもらいたいと願うのが親心。平成7年に総務省が日本、アメリカ、韓国の0歳~15歳までの子供を持つ親に行った子供に望む性格や特性に関する調査でも、日本のパパやママの過半数以上は子供に「他人を思いやる心」や「規則を守り,人に迷惑をかけない公共心」、すなわち優しい心をもって欲しいと願っている結果が明らかになりました。

アメリカのパパやママの場合は「責任感」や「公正さや正義感」を子供に願うものにあげていますので、子供に人生に何を願うのかは国や時代、文化で大きく違います。(注1)

ですが周りを思いやり、誰にでも公平に接することができる優しい子は、周りから受け入れられて愛されやすく、互いに協力し合える幸せな人間関係を築きやすいことは明らか。なにをもって「優しさ」とするか、これはなかなか難しい問題なのですが、パパやママが子供に求める優しさの具体的なイメージは、おおむね次のようなものです。

こういった行動がとれる子供の優しい気持ちは、相手を理解して思いやる気持ち、すなわち共感力から生み出されます。

優しい子の思いやりは親からの遺伝?

おじいちゃんの方を揉む優しい女の子

「この親にして、この子あり」ということわざは、「Like father, like son」などとお国が変わっても言われていて、子供の性格は親によるところが大きいという感覚は海外でも同じ。子供の性格や行動は確かに親からの遺伝も関係していますが、必ずしも遺伝だけとは言えず、環境的要因や脳の発達段階によっても影響を受けます

前頭前野と偏桃体

人間の感情は脳内の「偏桃体(へんとうたい)」と呼ばれる部分の興奮などによって形成されます。この偏桃体をコントロールして理性的に物事を判断する役割を担うのが「前頭前野(ぜんとうぜんや)」と呼ばれる部分。この前頭前野は成長と共に環境的な要因の影響を大きく受けて成長します。

ママが子供の「イヤイヤ」に手を焼く3歳前後の頃は、まだ幼児の前頭前野は十分に発達していません。そのため優しい子であってもそうでなくても感情のコントロールは困難。親の気持ちを思いやることはできません。

けれど成長の過程でその子が優しい親の姿や言葉を繰り返し目や耳にし、「自分もママ(パパ)のようにしたい」と思って行動することで、前頭前野は活性化します。そして自分の優しい言動を褒められることで喜びを感じ、再びやる気になるという好循環が生まれれば、前頭前野はさらに鍛えられ、思いやりのある言動はどんどん身についていくのです。(注2)

優しい子の育て方~思いやりを育む秘訣5

パパに駆け寄る女の子

乱暴に扱われ、しいたげられた子供達が暴力に走りやすいように、パパやママから沢山の愛情を注がれ、優しい態度で育てられた子供は、それを糧にして心の中に優しい気持ちを育て、他人を思いやる言動がとれるようになっていきます。子供を優しい性格に育てるのはパパやママ次第。そう考えるとチャレンジしがいがありませんか?

子供を受け止めて理解する

優しい子がもつ共感力は、自分自身が受け入れられて育つことで養われます。子供の態度を改めさせたい場合も「こんなことをしちゃダメ!」と頭から否定するのではなく、まずはしっかりと向き合って話を聞きましょう。

「どうして叩いたの?」「そう。〇〇で悔しかったんだね。」などと、まずは子供を理解する態度を示しましょう。子供を受け止めてから「△△君はどう思ったかなぁ?あなたならどう思う?他に方法はなかったのかなぁ?」とすぐ親が答えを出して教え込むのではなく、子供の気持ちを思いやった上で、子供に考えさせ、答えを出させるのが理想です。

言葉・態度で愛情を伝える

揺るがずに落ち着いて周りに優しくできる子は、性格が安定しています。たくさんの愛情を受け取っているからこそ相手を信用し、思いやる気持ちを持つことができるようになりますので、スキンシップや会話などを通じて積極的に子供と向き合い、たくさんの愛情を示してあげましょう。

もちろん、子供にたいして乱暴な態度をとったり、ギスギスした言葉をかけたりはNGです。

日頃から優しい行動の手本を示す

優しい気持ちや態度は子供が学習することで体得するもの。ですからパパやママが小さなころから具体的に優しい行動をとるように努めることが大切です。子育て中は心に余裕を持ち、大人が周りに優しく接しましょう。

「余裕なんて作れない!」と思う場合は、まず自分自身に優しさを示し、子供を預けてリフレッシュすることが大切です。それも子供が将来必要となるストレスの発散方法を学ぶ上で、よい手本となります。

小さい頃から親の優しい行動を目にすることで、「パパやママがやっていることが正しい」と考えられるようになり、自然と優しい態度が身につきます。

しっかりと褒める

パパやママの褒め言葉は、子供がやる気を出す原動力になり、前頭前野を活性化させるのに役立ちます。子供が小さな子に優しくできた時、忙しいママのお手伝いを積極的にしてくれた時など、優しい態度をとった場合は少し大げさなくらい褒めてあげましょう。

その際は「お友だちにおもちゃを貸してあげたんだね。優しいね。」など、具体的に褒めるのがポイント。子供にとっても何がパパやママを喜ばせるのかがわかりやすくなり、自分なりに優しい行動がどんなものなのかをとらえやすくなります。

上手くいかなくても諦めない

優しい子を育てるためには、できるだけ子供と向き合うことが大切です。そのため子供に話しかけられた際は邪険にせず、きちんと受け答えをしてあげる方が良いのですが、仕事や家事などで忙しいママにとっては難しい時も。

もし少しイラっとしていて「後で!」と言ってしまっても、落ち込まないでください。子育ては、諦めずに良いことを繰り返すことが大切なのです。失敗したからといってあきらめず、できるだけたくさんの愛情を子供に示していきましょう。

優しい子は嫌がらせを受けやすい?

落ち込む子供と心配する親

性格が優しい子は得てしておっとりとしていて大人しく、幼稚園や保育園などの集団の場では元気な子に押されてしまいがち。そのため小さなうちは乱暴な子や意地悪な子からの嫌がらせを受けやすい傾向があります。

成長してからも相手に対する共感力が高いだけに気を遣うあまりにお友達に強く出られず、やられっぱなしに見えて親がヤキモキしてしまうことがありますが、相手を受け入れるだけが優しさではないことを子供が学んでいけば、お友達とのトラブルにもきちんと対処できるようになります。

パパやママは優しい子に育って欲しいからと子供に強要しすぎることなく、子供が自分で考えて自ら優しい態度をとれるように自我を育てていきましょう

例えば、子供がおもちゃをお友達に貸してあげることができない場合、子供の中に何らかの思いがあるはず。このときに「お友達には優しくしないさい」と大人がおもちゃを貸すのを強要してしまえば、子供は周りから嫌がらせをされた時に対応する能力が身につかなくなってしまいます。

これに対して「どうして貸してあげたくないの?」「どうすれば仲良く遊べるかな?」と、大人がしっかり子供を理解し、子供自身に行動を考えさせるように指導していけば、子供が集団の中で理不尽な嫌がらせを受けた際、身を守れる強さが次第に身についていきます。

大人でも難しいことなのですが、相手の言いなりになることは優しさではありません。子供に優しさを教えることは大切ですが、それが強要にならないように心掛けていきましょう。

厳しいしつけでは優しい子に育たない?

泣いている子供

平成25年に内閣府が小中学生の親に行った調査結果では、「子供をより良く育てるために、厳しいしつけや訓練は必要だと思う」と答えた家庭が55%で、平成18年に行われた調査結果52.7%を上回りました。

ただしきっぱり「そう思う」と答えた家庭は約2%減っていて、逆に「どちらかといえばそう思う」と答えた家庭が増えていました。(注3)
この結果からも子育てにしつけは必要ですが、厳しさにはバランスが重要だということがわかります。

親がどんなに愛情を持っていようとも、体罰や暴言は子供の人格や身体を傷つける単なる暴力!甘やかしも真の優しさではなく、親の自己満足です。

本当に優しい子に育てるためには、子供への厳しいしつけの前に、親が子供を一人の人格として尊重し、子供自身の今現在や未来の幸せを考え、まずは自分の感情や行動をコントロールしようと努めることが重要です。

どんなに根が優しい子でも、不適切な養育・虐待・学習困難・成績不振・不適切な指導などの影響で自尊心が低下したり、不遇感や敵対心、対人不信感を抱いたりしてしまうと、ひきこもりや非行に走りやすくなってしまいます。

日本では昔から父親は厳しい役、母親は優しい役と言われてきたこともあって、男性の中には子供を必要以上に厳しくしつけ、信頼関係を築く役割を全て母親に任せきりにして疎かにしまう人もいます。けれど父親と母親は別個の存在。父親の厳し過ぎるしつけによって子供がマイナスの感情を抱いてしまえば、父親の愛情は伝わりにくくなり、自分にも他人にも優しくできない子供に成長してしまいかねません。

子供の気持ちを考えずに厳しいしつけをするのではなく、親は子供が心から尊敬し、お手本として自然に真似てしまう存在になろうと努めることが大切です。大好きなパパから受ける厳しい注意であれば、子供は悲しくてもその意味を子供なりに真剣に考えようとします。

優しい子をイメージした名前になる漢字

最後に、これから赤ちゃんが産まれる、あるいは生まれたばかりのパパやママに、優しい子をイメージした名前に使われることが多い漢字をご紹介します。

子供の名前はパパやママが初めて子供に贈る一生の宝物。「子供の人生がこうあって欲しい」とか、「こんな人物になってほしい」という愛情をこめて漢字や音を組み合わせて名前を付けるわけですが、「優しい子」をイメージした場合には、次のような漢字が好まれます。

優しい子をイメージした漢字と名前

  • 「優」
    優しさをそのまま表現した、優秀で優しいというイメージの漢字
  • 「結」
    人と人とを結びつける、絆をイメージさせる漢字
  • 「温」
    穏やかに周りを暖かくすることを表現した漢字
  • 「寛」
    ゆとりや心の広さをあらわす漢字
  • 「悠」
    広く大きな心や無限の優しさをイメージさせる漢字
  • 「朋」
    友達や仲間を意味する、多くの人から愛されるイメージの漢字

子供の名づけはパパやママだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんの意向も絡んできますので簡単にはいきませんが、こういった漢字を使うだけで印象が柔らかくなります。周りが受けるイメージも変わってきますので、願いを込めて名前を付けてあげましょう。

この記事を書いたライター
波多野愛子

波多野愛子

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!