二人目育児の不安解消!イライラや負担を楽しいに変える10のコツ
「子供が一人でも大変なのに、もう一人産まれたらやっていけるのか不安」「二人目育児に疲れた」と困っているママ、上の子の赤ちゃん返りやお風呂などのチョットしたコツを身に着けることで、育児が楽になり楽しむ余裕が生まれますよ。不安がらず前向きに楽しめるように準備しましょう。
今回は、二人目育児を楽しむコツ、お助け用品や本、先輩ママの体験談をご紹介します。一人目より大変なことも増えますが、楽になったことや楽しいことが増えるのも二人目育児。「親がなくても子は育つ」なんてことわざを実感して涙がポロリとこぼれる体験ができるのも、二人目育児ならではの醍醐味ですよ。
脱イライラ!二人目育児を楽しむコツ10
二人目育児中のママはあまりに忙しいため余裕をなくしてイライラしがちになりますが、ひょんなきっかけで二人目育児のコツを知ると、気持ちが楽になりイライラが軽減して子供と楽しく過ごす時間を増やすことができますよ。
こちらでは、寝かしつけやお風呂などの二人目育児が楽になるコツや赤ちゃんが返りなどへのイライラが楽になる受け止め方をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
1上の子の赤ちゃん返りは長い目で!
二人目育児でママ達を一番悩ませるのが上の子の赤ちゃん返り。これまで可愛がって育ててきた上の子の変化に「何とかしなければ!」と焦ってしまったり、「いい加減にしなさい」とイライラしたりとママは大変。でも、赤ちゃん返りはそう簡単に治るものではないのです。
下の子がいる環境に慣れて来たら徐々に治まってきますので、それまでは上の子を信じて長い目で見てあげましょう。「甘えてくるのもあと少し」「思春期にはヒゲが生えてこんなに可愛い姿は見られなくなる」と発想を転換すると、上の子の甘えも可愛く思えるようになりますよ。
2お風呂はグッズと準備を忘れずに!
ママが一人で二人の乳幼児を同時にお風呂に入れるのは本当に大変。特に寒い季節は湯冷めが心配ですね。年子など上の子が一人で着替えが出来ない場合はさらに大変。ですから二人目育児で乳幼児を同時にお風呂に入れる時は、赤ちゃんを寝かせておけるベビーラックや座布団などを脱衣所に置くようにしましょう。冬場は脱衣所を入浴前に温めておくと湯冷めの心配もありません。
お風呂タイムを少しでも楽しく過ごすためには、赤ちゃんの機嫌のよい時間帯を選んで入浴するのがコツ。夕食後だと疲れて機嫌が悪くなってしまいやすいので、夕方に入れてしまうなど時間を早めるのがおすすめです。早めにお風呂を済ませてしまえば夕食後は歯を磨いて寝るだけですので、ママの気持ちにも余裕ができて楽しく過ごしやすくなりますよ。
二人目育児で乳幼児を同時にお風呂に入れる方法
<事前準備>
- 赤ちゃん、上の子、ママの着替えを脱衣所に準備しておく
- 赤ちゃんを寝かせる座布団やチェアなどを準備し、バスタオルを敷いておく
- 冬場であれば脱衣所を暖めておく
<お風呂の入れ方>
- 赤ちゃんをチェアに寝かせる(寝返りをする場合には、ベルトをきちんと閉める)
- 上の子とママの体洗いとシャンプーをする(赤ちゃんが不安がるようならお風呂の扉を開けて赤ちゃんから見えるようにする)
- 上の子を湯船に浸からせておく
- 赤ちゃんの体洗いとシャンプーを行い、ママと一緒に湯船に浸かる
- 赤ちゃんを湯船から上げてチェアに寝かせ、上からバスタオルをかける
- 上の子を湯船から上げて着替えさせる(着替えを自分でできるようならしてもらう)
- 赤ちゃんの洋服を着させる
- ママがパジャマを着る
3寝かしつけのタイミングは上の子優先
赤ちゃんはまだ生活リズムが不規則ですが上の子はある程度生活リズムが出来ていますので、上の子の生活リズムを崩さないように上の子のタイミング優先で寝かしつけを行うようにしましょう。上の子の生活リズムが整っていると寝起きや朝のルーティーンがスムーズになります。
上の子への読み聞かせを終えたら寝室の電気を消し、下の子を授乳しながら上の子をトントンして寝かせてあげるのも一つの方法です。
上の子がまだママと一緒にお布団に入らないと眠れない場合には、下の子を早めに寝かしつけて上の子を時間通りに寝かしつける方が、途中で下の子に泣かれにくくなるため上の子の寝かしつけがスムーズに済みますよ。
4二人一緒にお昼寝させる
朝から晩まで二人の子のお世話に追われているとママは大変。昼間は少しでも休憩できる時間があると楽ですので、二人の子供ができるだけ同じタイミングでお昼寝するような工夫をしましょう。
例えば、天気の良い日は昼ご飯を食べた後に下の子は抱っこ、上の子はベビーカーで近所を散歩し、帰ってから二人を寝かせると疲れてお昼寝をしてくれやすくなりますよ。
ただし、二人を近くで寝かせる場合は上の子が下の子を踏んでしまわないように対策を施し、目の届くところで休憩しましょうね。
5二人目は一人目のようには出来ない!
二人目の子供の子育ては、一人目のように育児書通りには行きません。予防接種・授乳・離乳食など、重要ポイントだけ押さえておけば、あとは「1人目と同じようにはできない!」と割り切ることで気持ちが楽になります。
ミルクやレトルト離乳食の手を借りて、楽できるところは楽をしましょう。ただし、愛情だけは二人目にも同じように注いでくださいね。
6育児日記から写真日記に変える
二人の乳幼児を育てながら上の子の時のように毎日育児日記をつけるのは大変。「日記をつけなければ」と頑張り過ぎると逆にそれがママのストレスになってしまうこともありますので、二人目の育児では育児日記から写真日記に変えるのがおすすめです。スマホアプリで沢山写真を撮って思い出を写真で残してあげましょう。
上の子と一緒の写真だと二人の成長がよくわかりますよ。パパやおじいちゃん・おばあちゃんとも写真をシェアして家族みんなで子供たちの成長を楽しみましょう。
7パパや祖父母に相談しよう!
ママが二人目育児に疲れて「限界だ」と感じた時は、遠慮なくパパや祖父母に相談して子育てや家事を一緒に行ってもらったり、サポートしてくれる人を手配したりしましょう。ファミリーサポートでは子供一人一時間600円~800円(二人目以降割引あり)という手頃な価格で兄弟一緒に預かってもらうこともできますよ。週に1~2回数時間頼むだけでもかなり楽になります。
また、パパの中には「手伝いたいけど、何をすればいいか分からない」という人もいますので、具体的に「〇〇をしてほしい」と伝える方がお互いに気持ちよく協力し合えますよ。
8近所のママ友と協力し合おう
仕事で忙しいパパや遠方に住む祖父母より頼りになるのが近所のママ友。気軽に子供を預けあえる信頼できるママ友がいると、二人の子供の子育てがぐんと楽になりますよ。下の子が病気をした時の幼稚園への送迎などが協力しあえると助かります。子供達もお友達と遊ぶ機会が増えて喜びますよ。
9買い物は宅配やネットスーパーを活用
子供二人を連れての買い物は大変。買い物の回数を減らすためにまとめ買いをしたくても、子供を二人連れていたらゆっくり品物選びもできませんよね。ですから子供が小さいうちは生協やネットスーパーを利用すると、買い物に出る回数を減らせますので二人目育児がかなり楽になります。
生協やネットスーパーでは食品からオムツまで購入できます。買い物に費やす時間を減らして、その分上の子との時間を増やして親子で楽しく過ごしましょう。
10家事は必要最小限に
「子育ても家事も完璧にこなしたい!」と頑張り過ぎるとママは、疲れて産後クライシスや産後うつになりやすい傾向があります。毎日の掃除は子供達が使う部屋だけにして、他はパパのお休みの日にまとめてキレイにするなど、平日の家事を手抜きしちゃいましょう。
外で働いているワーママの場合は週末に家事をすると休む間がなくなってしまいますので、家事代行サービスを利用してみるのも一つの方法。週末の家事を減らせた分、家族と楽しく過ごす時間が増やせますよ。
二人目育児が大変な時のお助け用品や本
最近は便利な育児用品がどんどん登場しています。二人目を育児中のママも「上の子の時には無かったのに、こんな良いものがあるの?」と驚くことが多いのではないでしょうか。二人目育児で大変なお風呂なども、育児用品の手借りるとラクになりますよ。
ネムリラ AUTO SWING BEDi
コンビ
日中でも20ルクス以下の暗さになるため赤ちゃんが眠る安くなるスリープシェル搭載のスイングベッド&チェア。赤ちゃんのお昼寝からお風呂待ち・離乳食まで何通りにも活躍してくれます。上の子とママが食事中はママ達と同じ目線に上げて寝かせると赤ちゃんも安心するので、ゆっくり食事ができますよ。
はじめてのお風呂から使えるバスチェア
アップリカ
はじめてのお風呂から赤ちゃんを寝かせて体を洗ってあげることができるバスチェアです。まだ、赤ちゃんの体を抱っこしながら洗うのは結構難しいですが、バスチェアがあれば上の子の様子を見ながら安心して洗ってあげることができます。背もたれの角度は3段階に変えられるので成長に合わせて調節できますよ。
吸盤付きノンスリップバスマット フロッグ&ダッキー
パパジーノ
上の子を浴槽で待たせている間、浴槽の中で足を滑らせてしまっては大変!そこでおすすめしたいのがバスマット。バスマットのザラザラした感触が嫌いな子もいるのですが、このバスマットは柄が可愛いいので気に入ってもらいやすいですよ。子供が小さいうちは浴槽マットを敷いて事故対策しましょう。
二人目育児で大変なのは体力だけでなく心。でも、その大変さに追い詰められながら「どうすれば親子でもっと楽しく過ごせるようになるの?」と考えることで、ママは子供と同じように少しずつ心の器を広げ成長することができるのです。こちらでご紹介する本も、きっと二人目育児中のアナタの心の栄養になるはずですよ。
今日から怒らないママになれる本!
著者:川井 道子
学陽書房
赤ちゃんのお世話に追われていると、ついつい上の子に厳しく接してしまうことがありますね。「最近、上の子に怒り過ぎているな」と感じているママに読んでほしい一冊です。実際に育児を経験された著者の言葉なので、子育て中のママの心に響きます。
二人目育児はみんな大変!体験談
二人目育児中のママはみんなそれぞれ大変な毎日を過ごしています。また、世の中には、3人以上の子供を育てているママも沢山います。二人目育児にてんてこまいのママにとっては「3人なんて信じられない!」と思うでしょうが、実際はどうなのでしょう?
おばあちゃんのお陰
4歳差で二人目を出産しました。「幼稚園に入っているので赤ちゃん返りはしないかな」と思っていたのですが、いざ産まれてみると信じられないくらい私に甘えるようになりました。
これではダメだと思って週1日母に来てもらい、赤ちゃんを見てもらって上の子の習い事の時間を上の子との二人の時間にしました。上の子も満足しているようで、赤ちゃん返りも少しずつ落ち着いてきました。
自分のことは後回し
下の子が生まれた時、上の子はまだ2歳になったばっかり。まだまだオムツもとれていなので赤ちゃんが二人いるような感じでした。特に夕食→お風呂→寝かしつけの時間帯は、まるで戦場のよう。自分のことをする時間もないので、髪を思い切って短く切り、シャンプーやドライヤーの時間を短縮させたことで少し楽になりました。
二人目育児からはサポーターが増えた
上の子が2歳10ヶ月の時に下の子が生まれました。旦那は仕事が忙しく核家族のため、活発な上の子がストレスを溜めてはいけないと思い、ファミリーサポートの登録をして入園まで週2日、2時間預かって遊んでもらいました。お蔭で子育ての先輩である提供会員さんに子育てについて色々相談できて心強かったです。
今も私が風邪をひいた時や用事がある時に預かってもらっていますが、こんなことなら一人目の時からお願いしていればよかったと思い後悔しているくらいです。今二人目育児が限界な方や不安な方は、とりあえずファミリーサポートに登録することをおすすめします。精神的にも何かあったら助けてもらえるので心強いですよ。
3人目にしての楽しさ
5歳差・3歳差で3人を出産しました。一人目の時は慣れない子育てに疲れ、二人目の時は上の子の世話をしながらの赤ちゃんのお世話で休む暇もない子育てという感じでした。3人目の時は上の子がおつかいに行ってくれたり、赤ちゃんのお世話を手伝ってくれたりしたので意外と楽でした。
私自身も年をとったせいか精神的に余裕があり、3人目にして初めて子育てを楽しんでいる気がします。
二人目育児は大変だけど楽しい♪
二人目育児に追われているママは「トレスが溜まって爆発しそう」なんてこともあるほど大変なものですが、やはり家族が増えることは素晴らしいこと。子供が二人になることで一人っ子だったら子供の悩みにどっぷりつかる状況になっても、二人いるので一人のことに集中できず悩みが軽減するなど個人差はあるものの楽になる面もたくさんあります。
数年後「あの頃は大変すぎて記憶にない」と新米二人目ママの時代を振り返ることができるのも、二人の子供に恵まれたからこそ。
ですから、疲れMAXの日々にイライラしながら部屋を片付けるくらいなら、汚い部屋でも二人の子供達と過ごせる時間をもっと楽しみ、子供達も自分自身もたくさんの笑顔で過ごしていけるように割り切ることが大切。こだわりを捨て、借りられる人手もグッズも大いに利用し「将来使うお金は、将来働いて貯めよう」くらいの気持ちで今を楽しめるようにしましょう。
ママが楽しく過ごすことで子供も情緒が安定して機嫌よく過ごしやすくなるため、煩わされにくくなり親子で穏やかな時間を持ちやすくなります。二人目育児を精神的に楽にするコツは親子で共に笑うことに重きを置いて生活すること。ぜひ実践してみてくださいね。