男の子の育て方20!赤ちゃん~小学生/反抗期までの親の接し方
男の子を育てるママ達からは「男の子の子育ては、予測不能でとっても大変!」なんて愚痴をよく聞きますが、男の子の一体どこがそう思わせているのでしょうか?落ち着かないところ?乱暴に見えるところ?いえいえ、それはママ自身が女性として育ってきた経験や感覚とのギャップによるものなのです。
大変だと言われる男の子の育児も、男の子ならではの心の成長の仕方や特徴を理解することで、異性であるママでもわかりやすく対処することが可能です。今回は、男の子の赤ちゃん期から反抗期まで、年齢ごとに違う子育てのポイントと親の接し方についてご紹介していきます。
赤ちゃん~5歳児までの男の子の育て方
一言に男の子の育児と言っても、それぞれの月齢や年齢に応じてベストな対処法は違います。男の子にとっての赤ちゃん期から5歳前後までの時期は、自分の存在の基盤(心の安全基地)を作り上げていく最も大事な時期です。この時期はメンタル的にパパよりもママに強く依存をしていることが多いので、ママと子供の揺るぎない信頼関係をしっかり築くことを心掛けましょう。
1子供を思い切り甘えさせてスキンシップを取りましょう
0~5歳頃の男の子は、お世話をしてくれるママに強い愛情と執着心を持っていて、ちょっと姿が見えなくなるだけで泣き出し、ママの関心を引くために大声で泣きわめくなどの行動が見られます。時にはパパに嫉妬して、パパを排除しようとする程のストレートな愛情を求めていますので、この時期はママに甘えるだけ甘えさせて、抱っこやハグなどたくさんのスキンシップをとって愛情を全身で示してあげましょう。
「こんなに甘やかしてマザコンになったら困るから…」なんて心配をする人もいますが、幼児期に愛情で心を満たしておくことが、将来外の世界へ飛び出す自立心の土台になります。問題はありません。
男の子はとても甘えん坊ですが、ちょっと大きくなると周りの目が気になって、素直にママに甘えることができなくなってしまいます。この貴重な時期はできるだけ「あなたが大好き!」と愛情を言葉と態度で伝えて、子供の精神的なベースを作るようにして下さいね。
2積極的に話しかけましょう
赤ちゃん期はもちろんのことですが、男の子は女の子に比べて言語機能の発達がスローペースな傾向があり、5歳前後になっても自分の気持ちをうまく言葉にできないことがあります。ただし、これは思いを言葉に出して表現するスキルが未熟なだけで、男の子は周りの大人の言うことをしっかりと聞いて吸収しています。「まだ上手にしゃべらないから話しかけても無駄」と考えず、積極的に話しかけていきましょう。
一番身近なパパやママが「お花が綺麗だね」「ブーブー走ってるね」と積極的に話しかけることは、男の子の脳を程よく刺激し、言語機能の発達を促す効果があります。しゃべることは周りの人とコミュニケーションをとるための大事な一歩です。社交的で人と上手に会話ができるように、この時期にしっかりとベースを作ってあげましょう。
3遊びを通して体を充分に動かしましょう
男の子は、本来活発に動くことが大好きですが、手足や筋肉の発達には個人差が大きく、0~5歳児前後はどんどん体を動かして運動機能を伸ばしていく時期です。お風呂の後に手足を優しく伸ばすスキンシップをしたり、公園で思い切り走らせたりして、男の子が自分で好きに動けるように、身体の発達を促していきましょう。
高い高いやダイナミックなボール遊びなど、身体を大きく使う力遊びはパパの方が向いているかもしれませんね。男の子は言葉での表現が苦手な分、体を思い切り動かすことでエネルギーを発散させますので、昼間はタップリと遊ばせてあげましょう。日中しっかり体を動かすと、夜もぐっすり気持ちよく眠ってくれるというママにも嬉しい効果がありますよ。
小学生の男の子の育て方
「一般的に男の子は、精神的な発達がスローペース」と言われますが、小学校に入る頃にはしっかりと自我が芽生え、大人に対する自己主張が始まってきます。なんでも「自分で!」とやりたがり、失敗しては悔しくて泣く、さらには小学校3~4年生になると中間反抗期も始まって、ママにとってちょっと厄介な時期でもあります。
徐々に骨格がしっかりしてきて、女の子との違いや「男らしさ」を意識してくるので、同じ男性であるパパの方が心を通わせやすいかもしれませんね。子供の個性や自主性が形成されていく時期なので、子供が問題を起こしても頭ごなしに否定をせず、愛情を示して親子のつながりを深く維持していきましょう。
1ガミガミ・頭ごなしに怒るのはやめましょう
小学校に入り、時間割などの決められたルールをこなすようになってくると、男の子はなかなか予定通りに行動できず、マイペースな行動をしがちになります。ついイライラと「早くしなさい!」「宿題もやってないの!?」と子供を急かしてしまいがちですが、これは男の子の脳が複数のことを同時に並行して進めていく(マルチタスク)のが苦手という特徴からくるものです。
決して子供の怠慢や欠点ではありませんので、頭からガミガミと怒鳴りつけるのはやめましょう。大好きなパパやママから常に否定されることや急かされることは、子供にとってつらい経験です。男の子は自分の思いを順序立てて説明するのが下手で内に閉じこもりやすく、エスカレートすると「ボクはどうせダメなんだ」という自己否定につながってしまいます。子供の自信を失わせないよう、指示を出す時は「まずは手を洗おうね」と一つずつ明確に伝える工夫が必要です。
2良い所は言葉に出してたくさん褒めましょう
小学生期の男の子は「自分」というものを強く意識し、周りから愛されること、評価されることで自分に自信をつけていきます。頑張ったこと、少しでも上手にできたことは、どんどん言葉にして褒めてあげましょう。褒められることで子供は愛されていることを実感し、「パパやママの喜ぶ顔を見たい!」とやる気を養って、自分の能力を大きく広げていくことができるようになります。
男の子は難しい言葉のニュアンスや曖昧な態度からパパやママの気持ちを察することが苦手なので、褒める時は「すごいね!」「かっこいい!」とわかりやすい言葉で、素直に感情を大げさに表現することが大事です。たとえ結果が失敗してしまっても、「最後まで諦めずに頑張ったね」と取り組んだ過程を褒めることで、子供の挑戦する心を育んであげましょう。
3社会のルールを守ることを教えましょう
小学生期の男の子は身体能力が発達して力が強くなってくるため、感情のままに衝動的に思わぬ乱暴な行動をしてしまいがちです。何度も繰り返していると、周りから「乱暴な子」というレッテルを貼られて、集団生活で協調していくことに支障が出てくるケースもありますので、この時期にしっかり「してはいけないこと(人を傷つけること等)」や社会のルールを教え込みましょう。
家庭での約束事(躾)は、社会適応性のベースとなる大事なものです。まずは、ゲームの時間や生活のリズムなどの家庭で作ったルールをしっかり守らせて、してはいけないことと良いことをしっかり見分ける判断力を養っていきましょう。パパやママも「約束を守る」という良いお手本を示していけるといいですね。
4子供自身に考えさせ、選ばせましょう
小学生期は子供の自主性を育てるのに最も適した時期で、なんでもパパやママの指示通りに動いていた幼少期からは卒業する時期です。男の子がなんにでも好奇心をもって、自分からいろいろなことをやりたがるのは子供の自主性が順調に育ってきた証拠ですから、できるだけ子供のやりたいことをやらせてあげましょう。
もちろん、小学生の男の子に最初から完璧にできることは多くなく、失敗することも多いでしょう。でも失敗から立ち直る経験こそが子供の大事な成長の糧であり、パパやママが失敗を恐れて先回りして何でもやってあげる「過干渉」になっては、子供は指示待ちの大人になってしまいます。子供から相談を持ち掛けられた時は親がすぐに答えを出すのではなく、「あなたはどうしたいの?」と聞き返して、子供自身に考えさせて、自ら選ぶ力を身につけさせることが大切です。
5親の態度をコロコロ変えることはやめましょう
男の子は周りの大人の空気を読むのが苦手で、環境の変化や理不尽な対応に弱い傾向があります。そのためパパやママの躾に対する考え方が一致していない場合や、昨日は厳しく「ダメ」と言ったことを、今日は時間がないからと「いいよ」と言ってしまうなど対応が一貫していないと、男の子は混乱してしまい、いつまでたってもルールを覚えることができません。
男の子に対する重要なポイント
躾のルールはパパとママで一致させ、一貫して同じ態度を取り続けて、根気よく繰り返し教え込むのがベストです。親の気分でコロコロと態度を変えていると、次第に親に対する不信感が募り、強い反抗心となって爆発することがあるので気を付けて下さいね。
6子供への過度な期待(プレッシャー)はやめましょう
「良い学校に入ってほしい」「立派な職業について欲しい」と親なら誰しも期待してしまうものですが、過剰な親の期待は、子供の心に強い重圧(ストレス)を与えてしまいます。
小学生期の男の子はまだまだ自分の感情を言葉にするのが下手で、親からのプレッシャーに対して「嫌だ!」と上手く言えずにモヤモヤを抱え込んでしまいがちです。親の理想を子供の人生に押し付けることはやめましょう。
小学生になると勉強やスポーツなど、子供本来の得意・不得意が見えるようになります。他の誰でもない、目の前の子供の好き嫌いや適性を見極めることが大事です。子供の好きなことを見つけ出して、良い所をぐんぐん伸ばしていくように心がけたいですね。
7子供を他の子と比較することはやめましょう
小学生の時期は、お友達とのコミュニケーションが活発になる一方、集団の中での自分の位置や評価がわかってくる時期です。男としてのプライドも目覚めて、お友達との競争心が芽生えてくる時期でもありますので、親が「〇〇君はテストで100点だったのに」と他の子供とむやみに比較することや、やたらと他の子ばかりを褒めることは絶対に控えましょう。
子供は大好きなパパやママにとって、一番認められる存在でいたいと願っています。親が奮起させるつもりで比較対象を出しても、男の子は「自分の頑張りを認めてくれないんだ」と深く傷つき、失望感や無気力に繋がってしまいます。他人と比べるのではなく、「昨日の我が子」と比べて成長した部分を評価してあげるといいですね。
8家族で過ごす時間を大事にしましょう
小学生期の男の子は、だんだんと社会性を身につけ、男女の違いや家族それぞれの役割を理解し始める時期です。そのぶん一番身近な異性であるママに対して少し羞恥心を覚えて反発したり、好きな女の子にわざと意地悪をしてからかったりといった行動に走りがちです。
一番身近な大人であるパパが、ママや女性を大切に労わる態度を示すことで、子供の中に「優しくて頼りになる男性」の理想の姿を印象付けていきましょう。
幼少期の温かい家族の思い出は、男の子にとって一生の人間関係や結婚観の土台になります。パパやママがいつも喧嘩ばかりしている家庭環境では、将来的に家族を持つことに前向きになれなくなってしまう可能性もあります。できるだけ休日は家族で過ごす時間を重視して、笑顔で安心できる家庭生活を送ることを心掛けましょう。
中学生からの反抗期(思春期)の男の子の育て方
小学校を卒業し中学生になると、いよいよ自分で努力して高校受験に向かい、自分の将来を切り開くためのスタートラインに立つ時期です。さまざまな困難にぶつかり、身近な親への反発心(反抗期)も最も強くなる時期ですが、実は心の中では親からの適切な距離での助言を必要としていることも多いのです。
この時期に親子で必要な相談ができ、パパやママがそっとサポートに回れる体制を作るためには、赤ちゃん期から小学生期にかけて、親子で強い信頼の絆を培っておくことが何より大事になります。
1思春期の男の子を「完全放置」するのはやめましょう
思春期の男の子は、大人になりたい背伸びの心と子ども特有の危うさが混在する、一番危なっかしい時期です。この時期の男の子は部屋にこもって口数が少なくなり、反抗的な態度もひどくて「もう勝手にしなさい!」と見放したくなることもあります。しかし、彼らは自分自身の感情の波にどう対処していいかわからず戸惑っているからこそ反抗しているのです。過干渉はNGですが、完全に突き放すのではなく「いつでも見守っているよ」という安心感を与え続けましょう。
2子供が熱中すること(部活や趣味)を応援しましょう
中学生の男の子は体力・筋力ともに急激に成長し、エネルギーにあふれています。有り余ったエネルギーの正しいはけ口がないと、危険な遊びやトラブルに走るリスクが高まります。スポーツや部活、音楽など、本人が心から熱中できるものを見つけさせて、上手にエネルギーを発散させていきましょう。親は結果を急かさず、子供の情熱を注げるものを全力で応援してあげるといいですね。
3親は「口を出す」のではなく「見守り役」に徹しましょう
中学生になると、子供の個性や目的意識はしっかりと確定され、将来のビジョンを自分なりに描くようになります。親から見れば「そんなの無理だ」と思うような無謀なことにチャレンジしようとすることもありますが、この先は成功も失敗も、子供自身が選んで責任を取っていくことです。命に関わる危険なことや法律・ルールを犯すことでなければ、親は過剰に口を出さず、子供の選択を信じて見守ることに徹しましょう。
4家庭は「いつでも帰れる安全基地」でありましょう
思春期を迎えると、男の子はわけもなく親に反抗し、理屈っぽくイライラとした態度を取りますが、これは決してパパやママが嫌いになったわけではありません。心と体が急速に大人へ向かって成長する過程で、自分でもコントロールできないもどかしさを抱えているからです。
本人が一番自分の心の変化に当惑し、不安を感じているものなので、外の世界で傷ついたり失敗したりした時にはいつでも無防備な自分に戻れるよう、日頃から温かくて居心地の良い家庭環境を整えておきましょう。
5子供の交友関係を尊重しましょう
中学生になると、男の子の世界は急速に広がり、パパやママの意見よりも友人や先輩、部活の先生などを強く求めるようになります。親の知らない交友関係が広がり、家族以外の大人に信頼を置くようになりますが、これは親から精神的に自立し、社会性を身につけるための正しいプロセスの一つです。
親が子どもの友達を頭ごなしに否定することは、子供自身の人格を否定することに繋がってしまいかねません。明らかな非行等の問題がない限り、パパやママは子供の出会いを認め、新しい交友関係を少し離れたところから大事に見守ってあげましょう。
6子供を信じる強い心を持ちましょう
男の子は中学生になると、家族行事よりも友人関係を最優先するようになり、親と過ごす時間が激減していきます。部屋のドアを閉め切り、親の知らない行動が増えるため、小さな頃と違って子供の全てをパパやママが把握することは不可能になります。寂しいですが、そこで無理に詮索せず、子供を信じる気持ちは忘れないでくださいね。
「スマホで誰と連絡してるの?」「どこへ行くの?」と過剰に疑うのではなく、「夕飯までには帰っておいでね」「何か困ったことがあったらいつでも相談に乗るよ」と、一人の大人として行動を尊重する態度を見せてあげるといいですね。
7子供が巣立つことを受け入れましょう
パパやママがどんなに子供を手元に置いておきたいと願っていても、子供の成長をとめることはできません。男の子は声変りが済む頃から、あっという間に精神的に自立していくので、親としての淋しさもひとしおです。ですが、巣立とうとする子供を親の都合で引き留めれば、窮屈さからこれまで築いた親子の信頼関係を完全に壊しかねません。パパやママも趣味を見つけるなどして、徐々に「子離れ」の準備を始めていきましょう。
8育児は最後まで夫婦で協力して勤めあげましょう
子供が中学生になると物理的なお世話の手間は減り、夫婦で育児について協力し合う機会も少なくなってきます。しかし男の子の反抗期は時に激しく、パパはママに、ママはパパに難しい息子の対応を押し付けてしまいがちですが、精神的なサポートを含めた育児の責任は最後まで夫婦二人にあります。
将来子供が自分の家庭を作った時の良いお手本になれるように、パパもママも対話を怠らず、良い夫婦関係を維持していけるとステキですね。
将来も安心!自己肯定感の高い男の子の育て方
将来、社会に出て自立した大人に求められるのは、単なる学歴やペーパーテストの頭の良さではなく、自発的に考えて行動し、困難にぶつかっても折れない心、すなわち「自己肯定感の高さ(自分には価値があると思える心)」です。自分に自信を持ち、他人も思いやれる懐の深い大人になるためには、0~6歳までの幼少期の過ごし方や親の無条件の受容が何よりも大事です。
自己肯定感は、幼少期に子供が「そのままの自分で愛されている」という実感を持つことで養われていきます。男の子は女の子と違ってコミュニケーション能力の発展がゆっくりな傾向があり、親が心の中で思っているだけでは愛情は伝わりにくいものです。パパやママは「あなたが生まれてきてくれて嬉しい」という一番大事な気持ちを、わかりやすいスキンシップとストレートな言葉で、どんどん伝えていきましょう。
自己肯定感の高い男の子を育てるポイント
- どんな時でも親は自分の最大の味方であることを態度で示す
- ハグなどのスキンシップをたっぷりとる
- 結果ではなく、頑張った「過程」を認めて褒める
- 失敗しても頭ごなしに否定せず、「どうすればよかったか」を一緒に考える
- 親が失敗を先回りして防がず、危険でないものはどんどんチャレンジさせる
- 子供の話は途中で遮らず、最後まで相槌を打ちながら聞く
- 親が答えを出さず、子供に考えて選ばせる
- スマホなどを見「ながら」で子供と会話をするのはやめる
- 多少面倒でも、お手伝いをしたいという気持ちを尊重しトライさせる
- 子供には日常的に「ありがとう」と感謝の言葉を伝える
男の子の心を理解する!おすすめの育児本
ママにとって「宇宙人」のように理解不能な男の子の行動も、そのメカニズムを知れば思わず笑って許せるようになります。今回ご紹介する本は、男の子育児に奮闘するママの気持ちを代弁し、肩の力を抜かせてくれるおすすめの書籍です。ぜひ図書館などで手に取ってみてください。
かあちゃん取扱説明書
著者:いとう みく 絵:佐藤 真紀子
童心社
1,200円 + 税
タイトルを見て吹き出さずにいられず、読書嫌いの男の子でも興味を引きやすい児童書です。内容は、いつも怒ってばかりのママの取り扱いに悩む男の子が、独自に「母ちゃん取り扱い説明書」を作り始めるといったストーリー。すべてが的を射ていて笑っちゃう、小学校3・4年生の男の子と一緒に楽しめる本です。
願いがかなうふしぎな日記
著者:本田有明
PHP研究所
1,300円 + 税
小学3年生の光平が亡くなったお祖母ちゃんを思って、さまざまな願い事を日記に書き、成長していく物語です。男の子ならではの不器用で優しい気持ちや、自分自身に対するジレンマをリアルに感じ取れるお話で、ホロリとさせてくれます。小学生の男の子の心の中を覗き見ることができる、ママにもおすすめの一冊です。
小学生男子(ダンスィ)のトリセツ
著者:まきりえこ
扶桑社
560円 + 税
「男の子が理解できない…。うちの息子は変なの?」と不安を抱え、笑顔で男の子を育てられなくなっているママに絶対おすすめの1冊です。「棒を見つけると必ず振り回す」などの男の子あるあるがコミカルに描かれていて、どれほど女の子の脳の作りと違うのかが良くわかります。安心して笑えて、肩の荷が下りる本ですよ。
男の子を追いつめるお母さんの口ぐせ
著者:金盛 浦子
扶桑社
600円 + 税
幼児~高校生までの男の子のママが、良かれと思って一度は口にしているであろう「早くしなさい」「喧嘩しちゃダメ!仲良くしなさい」などの言葉。それを男の子がどのようなプレッシャーとして受け止め、どのような悪影響を与えているかが分かり、思わずハッとさせられます。男の子の繊細さと母親の言葉の重要性が理解でき、今日から子どもへの接し方が優しく変わる一冊です。
先輩ママの体験談:男の子の育児は「笑って見守る」ゆとりが大切!
女の子と男の子では、体の作りだけではなく、個性を形作る脳の構造自体が違います。そのため異性であるママは男の子ならではの突拍子もない言動を理解できず、「男の子ってホントに大変!」と怒ってばかりになりがちですが、それも息子の愛すべき個性です。男の子の特色を頭ごなしに否定するのではなく、ユーモアを持って上手に折り合いをつけながら我が子の成長を見守っていきましょう。
男の子ママが実感する男の子の特徴(あるある)
- とにかくマイペースで話を聞いていない
- 落ち着きがなく、じっとしていない
- 動くものや棒状のものに異常な興味を示す
- 自分の好きなことには周りが見えなくなるほどまっしぐら
- お小言を聞いても響いておらず、すぐに忘れる
- 外では強がるのに、本当はとっても甘えん坊で寂しがり屋
落ち着いていて周りの空気を読める女の子と比べると、どうしてもお世話や声かけの手間がかかってしまいますが、逆にいえば男の子は物おじせず、大胆でエネルギッシュなのが最大の長所です。
男の子は幼少期ほどママへの依存度が高く、0~3歳ごろまでの間に親からの愛情をベースに基本的な個性が作られていきますから、男の子の「やってみたい!」という好奇心の特性を潰さずに活かしていけるように導いていけるといいですね。
悲鳴をこらえました…
10歳と8歳のやんちゃ坊主のママです。毎日大変です!私は大の虫嫌いなのですが、長男が小さな頃にクモを見つけて大騒ぎをしてしまい、それ以降長男が虫嫌いになってしまったので、次男の時は同じ轍を踏むまいと誓っていました。次男は順調に虫に対する嫌悪感を持たずに育ってくれたのですが、5歳になったとき保育園からニコニコして帰ってきて、「これママに!お土産だよ!」と出してくれたお弁当の中にはびっしりと、セミの抜け殻が詰まっていました…。
保育園の植木にくっ付いている抜け殻を、一生懸命集めてきたんでしょうねぇ。私としては悲鳴をあげたいトコロでしたが、一生懸命堪えました。その後ビビる長男を尻目に、次男がリビングのカーテンにセミの抜け殻を一個一個ひっかけていってコレクションを作るのを、心を無にして乗り切り、一夏の間、セミの抜け殻付きカーテンに頑張って耐えました。私の努力のおかげで、次男は物おじしなく虫に触れる、ワイルドな男の子に成長中です。
好奇心は怒ること?
息子が幼稚園の時、園から電話がかかってきました。「お子さんから聞きましたか?」と言われ、「何のことですか?」と聞き返すと、「実は、お弁当に入っていたバナナの皮と黒くて食べられず取った部分を、お子さんが袋に入れてず~っと揉み続けて、黒い液体を作っていたんです。食事のマナーとしても、食べ物を大切にするという教育の点でも問題があり、注意したのでお知らせしておきます」とのことでした。
親としては、「あらあら。実験君なのね」となぜ園長室にまで呼び出されて怒られるかが理解できませんでしたが、息子も理解できなかったらしく、その後もスライムで玄関がツルツルになっていたり、蟻を水やお湯に入れる実験をしたり、洗面所でおしっこまでしていて、「多分バナナの皮は氷山の一角で、園で色々やっていたんだな」と思いました。好奇心がとにかく旺盛で、今は私立中学校に合格し、勉強を頑張っています。
大胆さは幼児期から…
先日、主人の実家に行った時に、近所の人がお茶しにきました。私も一緒に混ざって話しを聞いていたのですが、話が息子の幼稚園時代の話や主人の子供時代の話になりました。息子は隣の田んぼで虫捕りをして遊んでいたのですが、通りかかった人の所にヒョコヒョコ近よって言って、いきなりその人の首からぶら下げていたタオルで、自分の顔の汗を拭きとって、何食わぬ顔でまた虫捕りに言ったそうです。わたしは自分のしつけが至らなかったと思い、恥ずかしくなって赤面したのですが、田舎ということもあり、笑い話で済みました。私の住んでいる辺りでは、笑い話では済まないのでホッとしました。
その後、主人はもっと面白かったという話になり、車のフロントガラス一面にアマガエルを張り付けたとか、隣の家の水道栓をしめてしまい、その家では3日間水が使えなかったとかそんな話を聞き、主人の親もご迷惑をお掛けしたご近所さんと一緒に楽しそうに笑っていて、物おじしない主人や息子の姿からも、男の子は大らかに育つと器が大きくなるんだなぁと感じました。
ママにとって男の子は「未知の生き物」。行動は理解できないし、何度言っても同じことを繰り返すし、体力は使うし…毎日ドタバタの育児期間ですが、大きくなっても男の子は心の底でママを一番大事に思ってくれる、可愛くて頼れる味方です。男の子がママの腕の中にいてくれる期間はあっという間に過ぎてしまうので、そのぶんたっぷりと愛情を注いで、良い親子関係の土台を築きましょう。
男の子の子育てで一番大事なのは、ママ自身が適度に力を抜いて心にゆとりを作ることです。男の子育児は体力勝負ですから、ママ自身の休息にもしっかり気を配って下さいね。育児に行き詰ったら、パパに任せて自分だけの時間を作ったり、誰かに愚痴をこぼしたりしてストレスを発散することも親の立派な仕事です。ママが笑顔でどっしり構えていれば、男の子は安心してのびのびと育ちます。「ま、いっか」と肩の力を抜いて、おおらかな気持ちで我が子との毎日を楽しんでいきましょう!




