キレやすい子供の原因と改善策に関する記事

キレやすい子供の原因とキレさせない8つの方法&発達障害

キレやすい子供の原因とキレさせない8つの方法&発達障害

子供がキレた!どうしたらいいの?子供のキレをおさえて心の負担を軽くする対処法や、子供の発達障害について解説します。

マーミーTOP  >  子育て  >  キレやすい子供の原因とキレさせない8つの方法&発達障害

キレやすい子供の11の原因とキレさせない8つの方法&発達障害

ニュースでも騒がれていますが、最近、ちょっと気に入らないことがあると暴力をふるってしまう、いわゆるキレやすい子供が増えています。特に小学生によるモンスターチルドレン問題など、ここ7年間で3倍にも増えていて、キレやすい子供の低年齢化が進んでいることも親として心配ですね。

いま、私たちの子供達は、生活は豊かであっても、常に勉強や競争、複雑化する人間関係に囲まれていて、とても多くのストレスを抱え込んでいます。今回は子供がキレる原因を解説しながら、子供をキレさせないための親の対処法についてご紹介していきます。あわせて子供の発達障害についてもご紹介していますので、育児の参考にしてみて下さいね。

子供が「キレる」とはどんな状態をいうの?

怒る子供

「キレる」という行動は、怒りや感情の高ぶりを抑えることができずに、乱暴な言動や行動をとってしまう衝動をいいます。これは子供に限った事ではなく、大人にも見られる行動ではありますが、自分自身を律することが難しい子供におきやすい衝動です。

一般的に子供がキレやすい時期は、第一次反抗期にあたる2~3歳前後、第二次反抗期にあたる中学~高校生までの時期が多かったのですが、最近増えているのが5歳頃~小学校低学年の子供の暴力的な行動で、このキレやすい時期を中間反抗期といわれることが多くなってきました。

中間反抗期の子供たちは、昔だったら「まだまだ小さいから」と守られていましたが、学校教育や社会情勢の変化により、今の子供達は多くの雑多な情報があふれていて、精神的に未熟ではあってもランクの高い教育や行動を要求される傾向があります。そのため感情のコントロールができなくなり、
・些細なことで相手に暴力をふるう
・親や先生に反抗する
・物を壊す
・過剰に興奮する
・不安でひきこもる
・気持ちが固まって動けなくなる
・トラブルを避けようとすべてを投げ出してしまう
など、一般的に「キレた」と言われる行動を起こすことが多くなっています。

子供がキレやすくなる原因は一体何?

子供がキレると、親としては周りにいるお友達や先生に迷惑をかけることばかりを気にしてしまいますが、感情のままにキレることは、当の本人である子供にも深刻な心の傷を与えます。子供は好きでキレているわけではなく、暴力をふるった罪悪感や、周りの人から嫌われるという不安を常に抱えているのです。

子供のキレ方には、腹を立てるといった軽いものから、人を傷付けてしまう重大なものまで程度はさまざまで、キレる原因もさまざまです。子供の心を不安から守るためにも、子供がキレやすい原因をよく理解して取り除き、子供がキレることを家庭から防いでいきましょう。

十分に食事をとっていない

お腹がすくと人はわけもなく攻撃的な衝動に駆られて、キレやすくなります。朝食を食べないなど食事の時間が守られていないと、活動量の多い日中にお腹がすいてしまい、学校の授業に集中できず些細なことでキレるなど、問題行動が増えてしまいますので、食事は決まった時間に必要な量を摂取するように、子供をサポートしてあげましょう。

カルシウムが不足している

食事で好き嫌いする子供

子供の成長に欠かせないカルシウムは、神経の興奮を抑える作用があり、カルシウムを充分に取っていないことでイライラとしやすくなって、子供がキレやすくなってしまいます。カルシウムを満足に摂取していないと骨からカルシウムが溶けだして成長にも悪影響を与えてしまうので、牛乳や乳製品、小魚などの食品は日常的に食生活に取り入れるように工夫をしましょう。
また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む、魚やキノコ類なども一緒に摂るようにしましょう。

ジャンクフードを好んで食べている

塾や習い事などで夕食が遅くなる時の補食として、カップヌードルなどのインスタント食品を日常的に摂取していませんか?これらのジャンクフードには、カルシウムの吸収を抑えるリン酸が多く含まれていて、ジャンクフードの摂り過ぎは、子供のキレやすさの原因であることが指摘されています。加工食品やファーストフードにもリン酸が多く含まれていますので、ファーストフードの健康への影響を考え、子供の食事の内容にも目を配ってあげましょう。

甘いものの食べ過ぎ

チョコレートやソーダなどの糖分の高いお菓子は、体や脳を動かす大事なエネルギー源ではありますが、甘いものを摂り過ぎると、急激な血糖の上昇からインシュリンの過剰分泌が起こり、低血糖を招いて精神的に不安定になってしまいます。子供は甘いものが大好きですが、糖分の摂り過ぎはキレやすい下地を作ってしまうので、ママがおやつの量を上手にコントロールしてあげましょう。

生活習慣の乱れ

ベットで寝ながらスマホを操作する子供

「早寝早起きは三文の徳」と言われますが、生活のリズムが乱れると子供の精神も不安定になりやすく、些細なことでキレやすい状態になりやすいです。日の光を浴びると、攻撃的な衝動を抑えるセロトニンの分泌を促すことができますが、夜更かしをすればそのぶん太陽を浴びることができませんし、疲労からストレスがたまって常にイライラするようになってしまいますので、子供の生活のリズムを見直して、心の安定を図っていきましょう。

ゲームやスマホへの依存

テレビやスマホ、ゲーム機やパソコンなどの情報ツールの画面を眺め続けると目を酷使し、疲労が深くなることで理性のストッパーが外れやすくなり、キレやすくなります。ゲームをすると、脳内に快楽ホルモンとも呼ばれるドーパミンが大量に分泌されて、高揚感や興奮を引き起こしますが、過剰な興奮は感情をコントロールしようとする理性を取り外してキレやすくなってしまうので、ゲームは決められた時間を守らせ、適度に休憩をはさみながら遊ぶように子供を指導していきましょう。

親の過剰な期待

「もっと良い成績が出せるハズ」「勉強を頑張って」と過剰な期待を受けることは、子供の精神を常に緊張させて過剰なストレスを抱え込む原因になってしまいます。期待に応えたい気持ちとうまくいかない状況がかさなると感情のコントロールができなくなり、ストレスのはけ口を求めて衝動的にキレやすくなりますので、子供に親の考えを押しつけず、伸び伸びと子供自身の成長する姿を見守るように心掛けましょう。

勉強量の多さからくる運動不足

親のスタンスが勉強最優先だと、当然子供の遊びの時間が減ってしまい、子供は運動不足になります。体を動かすことはストレス発散に効果的なのですが、遊ぶ時間が減ることでストレスが過剰に蓄積されてしまい、はけ口を求めて乱暴な行動を起こすことが多くなってしまいます。遊びは子供の成長を促し、精神を安定させる効果の高い大事なことですので、むやみに子供の遊ぶ時間を制限せず、充分に体を動かす機会を作ってあげましょう。

家族との不和や暴力、育児放棄など

家族の不和や子供への暴力、育児放棄などの家庭の問題は、子供の頃に深刻なダメージとストレスを与えます。子供にとって一番身近な存在である家族の信頼が崩れると、子供は自分の居場所を見失い、怒りにかられてキレることが多くなりますので、家庭内の問題がある場合には改善に向けて大人が努力をしましょう。場合によっては保健所や児童相談所などの専門機関の力を借りることも必要です。

10交友関係のつまずきやイジメ

ランドセルを置いたまま膝車する子供

今の子供の交友関係は、昔とは比べ物にならないほど複雑で、お友達との関係のつまずきに悩む子供は多いです。トラブルをなかなか親や先生に相談できず、イジメにあっているなどのトラブルに陥ると、子供が精神的に不安定になり、突然大声を出して切れるなどの問題を起こしやすくなります。これは、子供の「助けて!」のサインであることもあります。学校の先生などとも連絡を取り合って、子供の抱えるストレスを減らしていくように働きかけていきましょう。

11反抗期のため

子供がキレやすい一番の要因は、子供が反抗期に差し掛かっていることです。反抗期の子供は、感情を抑えるストレス耐性が身についておらず、感情の起伏が激しくなって、ストレスのはけ口として身近な人にキレて感情をぶつけてしまいがちです。何をしてもムッとしてしまう反抗期は、子供の心が成長していく中で必要不可欠で、どんな子にも起きることですが、少しでも子供の心の負担が減るように、ママも感情をぶつけずに、穏やかに応対をするよう心掛けていきましょう。

キレやすい子供をキレさせない8つの方法

子供がキレる程度には、腹を立ててすねてしまうといった軽いものから、人に怪我をさせるような重大なものまでさまざまです。こういった攻撃的な衝動には、脳内のセロトニン神経が密接にかかわっていることがわかっています。

子供の脳はまだまだ発達段階にありますし、セトロニン神経はとても繊細で、ストレスなどの影響ですぐに弱まって、キレやすくなってしまいます。ストレスを減らすことで、子供のキレやすさはある程度改善することができますので、子供の心の負担が軽くなるようにママやパパの態度から見直していきましょう。

日頃から子供との距離に気をつける

子供は未熟とはいっても、立派な人間です。子供だから親は何を言ってもいい、何をしてもいいという態度で接していると、子供はプライドを傷付けられて、ストレスを抱え込みキレやすくなってしまいます。子供を「自分のモノ」だと考えず、一線を引いて一人の人間として扱うように心がけましょう。

中間反抗期の子供は、自我が確立されてきて、親が過度に観賞することに強い反抗心を持ってしまいます。親だからといってズケズケと子供の領域に入り込むのではなくて、「教えて」「お話聞きたいな」など、子供が自発的に親との距離を縮めてくれるよう、ママの方から上手に働きかけていきましょう

子供の自肯定感を高める接し方を心掛ける

鼻の下に鉛筆をはさんでふてくされる子供

子供は、自分を受け入れてもらえないと自信を無くしてしまい、劣等感から孤独に追い込まれてキレてしまいやすくなります。子供の面倒を見ていると、親は人よりも劣った点や直したほうがいい点などを、ついつい厳しく追い詰めてしまいがちですが、気に入らない部分があってもありのままの子供を受け入れてあげましょう

いつでもママが自分を受け入れてくれるという安心感は、子供の自己肯定感を育てます。自分を肯定することで周りのお友達との関係にも目がむき、対人関係も良い方向に改善されますので、子供のキレた行動を拒否するのではなく、子供のキレてしまう気持ちを受け入れましょう

子供の心をギリギリまで抑圧しない

「子供が小さいうちは、親の言うことを聞いていればいい」という考えの人もいますが、小さくても子供には自我や意思があります。誰だって、自分のやりたいことを無理やり制限されるのはイヤなことですよね。親は子供の心配をするあまり、子供を監視したりコントロールをしようとしたりしてしまいがちですが、これは子供から見ると「自分を否定された」と感じやすいので、気を付けた方が良い親の行動です。

自分のやりたいことを制限され続けていると、自我が抑圧され、親への拒否感から子供がキレやすくなってしまいますので、子供の意思や希望はできるだけ尊重し、ある程度の自由は認めてあげましょう

子供の話は根気よく聞きく

子供はコミュニケーション能力が未発達ですので、自分の心の内を周りにわかってもらえないと、自尊心が低くなり、キレることでしか自分の感情を表現できなくなってしまうことがあります。忙しい時に子供のたどたどしい話を聞くことは大変なことでもあるのですが、根気よく子供の話を聞いて、キレてしまう子供の心理の理解に努めましょう

ママが根気よく子供の話を聞いてあげると、だんだんと子供に自信がついてきて、キレなくても堂々と自分の考えを周りに言えるようになり、問題行動も治まってきますよ。

トラブルは話し合いで解決する姿勢を見せる

子供と話をしていて聞き分けがないと、「もういいよ!」なんて突き放してしまうことはありませんか?子供はこういった親の態度をよく見ていて、逆の立場になった時に相手を突き放してキレることが多くなってしまいます。

家族の間だとつい理性が緩んで、ママも感情的になりがちですが、人と話すときやトラブルが起きた時には、あきらめず話し合う態度を子供に見せてあげましょう。

親が辛抱するお手本を子供に見せる

「子は親の鏡」とはよく言ったもので、親が感情をコントロールできずにキレやすいと、子供も親の姿をみて、「どうしようもない時はキレてしまえばいいんだ」という間違った認識を持っています。もちろん、親が乱暴な振る舞いや暴力を振るうなんてことは、子供の悪い見本になってしまいますから厳禁です

大人であってもイライラしたり困ったりした時は、ついつい周りに当たり散らしてしまうものですが、子供の前では感情を出来るだけコントロールし、理性的なお手本を示しましょう。

小さな爆発は許してあげる

宿題を途中で投げ出しそうな子供を見守る母親

理性のコントロールがうまくできずに、感情的な行動をしてしまうことは、子供の特徴の一つです。自分の意見が通らずに騒ぎ出したり、かんしゃくを起してひっくり返してしまったりすることは否定せずに、ママは子供の気持ちを理解する努力をしましょう。

子供の心は適度にガス抜きをしないと、怒りを溜め込んで暴力をふるうなどの大きなキレを招きやすくなってしまいます。子供が思うようにならずにちょっとイライラとしたり、感情的になって泣き出してしまったりした時は、強く叱りつけて突き放すようなことはしないように心がけましょう。

心を安定に効果的な栄養素を日常的に摂らせる

脳の働きが鈍くなってくると、子供は感情をコントローする気力を失いキレやすくなります。子供が悪いことをすると「罰として夕飯抜き!」なんて厳しいお沙汰を下すママもいますが、子供の精神を安定させてキレやすい状態を防ぐためには逆効果!成長に必要な十分な量の食事をとらせることが第一です。

脳の活動を維持し、攻撃的な衝動を防ぐためにも、普段からイライラを鎮めるカルシウムやマグネシウム、ビタミンDなどの心を安定させる栄養を子供に摂取させるように努めて、子供がキレることを防いでいきましょう。セロトニンの原料となるトリプトファンが豊富な大豆製品やナッツ類を積極的に摂らせることもおススメです。

キレやすい子供と発達障害/ADHDとの関係は?

子供が学校で突然暴れてしまった、じっとしていられずに授業を妨害して同級生に迷惑をかけていると聞くと、「うちの子って、発達に障害があるの?」と考えてしまいがちですが、「キレやすい=発達障害」とは言い切れません。子供がキレやすい原因は、子供の反抗期によるごく自然な子供の成長のステップであることも多く、過剰な心配がマイナスに働くこともあります。

ADHDやアスペルガー症候群などの発達障害の特徴

・落ち着いて座っていることが困難
・長時間しゃべり続ける
・人のすることを邪魔する
・人の話を落ち着いて聞けず、空気も読めない
・気持ちの切り替えが困難
・繰り返し作業が苦手
・テストなどでケアレスミスが多い

ADHDなどの発達障害の場合、いわゆる多動・衝動的・不注意な行動のいくつかが、家庭だけでなくどこででも頻繁に見られ、それによって本人や周囲が困ってしまうという特徴があります。ですから、「学校でキレやすいけれど、家では穏やか」「習い事の友達と上手くいっていないけれど学校では楽しく過ごしている」「塾に行くようになってからキレやすくなった」「キレやすいけれどお友達も多く、子供を受け入れてくれている」などの場合は、本人の発達障害を疑う前に、環境や親の接し方に問題がないかを考えることも大切です。

ADHD以外にも、反抗挑戦性障害という発達障害があり、親や学校の先生の言うことを聞かず、反抗的で決まり事を守らないなどが特徴的な障害もあります。ADHDと併発している子供も多く、早めの療養により障害を理解することで、子供への接し方が分かるので、一度は診察を受けた方が良い場合もあります。

子供の発達障害に気づかず、子供が適切なサポートが受けられない状況で、親や学校の先生などが責めたり強く叱りつけたりすることを繰り返すと、成長に伴い小児うつ病、心身症、非行、不登校、引きこもりなどの二次障害を起こす恐れもあります。
「普通に育てているのに、なんでこの子を育てるのはこんなに大変なの?」と感じて困っている場合は、専門的な療育や環境改善などのサポートが必要な可能性もありますので、一度専門機関に相談してみましょう。

大人も子供と一緒に感情のコントロールをしましょう

親にとって子どもがキレやすいことはとても心配で、将来を不安に思ってしまうものですが、親が不安に囚われていたら、子供はさらに混乱し、抜け出そうと焦るあまりに感情のコントロールが効かなくなってしまう恐れもあります。子供がキレても、ママ達は焦らず、子供の気持ちを受け止めながら冷静に対処していきましょう。

子供がキレている時にママが怒鳴って指導をしても、子供は「自分を守ろう」とさらに感情的になってしまいます。子供の態度にやりきれなくなった場合は、深呼吸をしたり、一旦その場を離れたりして、子育てのイライラ解消法で感情のコントロールをしてみて下さいね。ママの態度をお手本に、キレやすい子供も次第に感情のコントロール法を覚えていけるといいですね。

スポンサーリンク

おすすめコンテンツ

この記事を書いたライター
波多野愛子

波多野愛子

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!